逆転裁判3/GBA / DS /3DS / PS4 / Switch
どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回は2004年1月に発売されたGBA「逆転裁判3」のレビューをしていきます。
本作は裁判を題材にしたアドベンチャーゲームですが、シリーズ3部作を綺麗に締めくくって来ました!
あまりにも綺麗に締めくくってくるので、特に過去2作をプレイされた方は相当な衝撃を味わうことが出来ます。
本作を最後までプレイすれば何故「逆転裁判123 成歩堂セレクション」というパッケージが出ているのか納得出来ますよ~!
そんなGBA「逆転裁判3」の良いと思った点からまずは書いていきます。
※2007年8月にはDS版が発売。
※2014年4月には本作を収録した3DS版が発売。
※2019年2月には本作を収録したPS4/Xbox One/Switch版が発売。
※本記事では3DS版のレビューをしていきます。
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- 弁護士となって被告人の無罪を証明していくアドベンチャーゲーム。
- 捜索パートと裁判パートを交互に進めて事件を解決していく。
- バラエティ豊かな全5話を収録。
初リリース日 | 2004年1月23日 |
対応ハード | GBA/DS/3DS/PS4/Xbox One/Switch |
ジャンル | アドベンチャー |
推定クリア時間 | 20~30時間 |
売上 | 初週7.7万本/累計16.2万本 |
発売元 | カプコン |
目次
良いところ
最終話の伏線回収が素晴らしすぎる!
裁判を題材にした「逆転裁判」シリーズ。
シリーズ3作目となる今作はこれまで以上にストーリーが素晴らしかったです!
まず触れたいのが、最終話での伏線回収。
最終話では1話~4話に残ったほんの少しの伏線を一気に回収してきます。
これだけでも凄いんですが、過去2作の伏線まで回収してくるからさらに驚きました!
あまりにも綺麗に回収してくるので、「逆転裁判」シリーズは最初から3部作で展開する構想があったのかと錯覚してしまうくらい。
しかもあのゲームボーイアドバンスという制約の多いハードでそれをやってしまうんですからね。
ゲームボーイアドバンスのゲーム?w
なんて舐めてかかると痛い目に遭います。
読み手にかけるフックが秀逸すぎる!
興味がない人を振り向かせるには何かしらのフックが必要です。
本作の場合、その辺りも秀逸でした!
具体的に言うと以下のようなフックを盛り込んでいます。
- 弁護士であるハズの主人公が容疑者として捕まる。
- 主人公のニセモノが現れる。
- 過去の物語に登場した人物のそっくりさんが現れる。
どうでしょうか?
特に過去2作をプレイされていたら結末が気になって仕方が無くなったのではないでしょうか?
過去2作をプレイしたぼくの場合、こんな感じで衝撃を受けました。
もちろん出落ちなんてことはなく、しっかりと謎を解決させてきます。
起承転結の「起」と「結」の両方がしっかりした作品って意外とないので本作のストーリーは理想的です。
バラエティに富んだ全5話を収録!
今作にはバラエティに富んだ全5話を収録しています。
これまでの作品は4話しか収録されていなかったので1話追加されているんですね。
ここからはそれぞれの物語についての感想を書いて行きます。
第1話
⇒主人公となるナルホド君の大学生時代が舞台の物語。
時系列的には1作目や2作目よりも前なので登場キャラがみんな若い!w
ナルホド君も20歳になったばかりということで考え方が幼くて可愛いです。
シリーズではお馴染みのチュートリアル的な物語で「法廷パート」のみのプレイになりますが、本作のキーパーソンが早くも登場したりします。
綺麗なバラにはトゲがある~♪
第2話
⇒怪盗をテーマにした物語。
前半は「逆転裁判」らしからぬ窃盗による裁判が行われますが、後半からはいつもの流れになって行きました。
ただ、キャラクターの入れ替わりによるトリックがややこしくてプレイして途中で混乱してしまった。
第3話
⇒ナルホド君のニセモノが登場する物語。
シリーズでは初となるオカマキャラが登場したことも印象的。
良い意味で面白いキャラクターが多い物語でかなり気に入りました。
第4話
⇒またしても過去の物語。
今度は1話よりも前の話で、いつも助けられている”あの人”が主人公の物語でした。
「法廷パート」のみの短い物語ですが、1話、そして5話に続く非常に重要な物語だったりします。
第5話
⇒「逆転裁判3」の評価を大きく上げた史上最高の物語。
例(霊)によってかなり長い物語なんですが、プレイヤーを退屈させないフックや意外性が沢山盛り込まれています。
凄いのが、本作の1話と4話。さらには1作目、2作目の伏線を回収してくること。
最終的には欠けたピースがすべて集まって巨大なジグソーパズルが完成しました。
ただ、心霊・オカルトネタを完全に事件のトリックと融合させてしまっているのは個人的には合いません。
全体的に非・現実的な話になっているので推理モノらしくないんですよ。
でも、その点を踏まえても素晴らしい物語だったと思います。
キャラクターが最高!
毎回、個性的なキャラクターが登場する「逆転裁判」シリーズ。
今作で初登場したキャラクターはこれまで以上に気に入りました!
特に気に入ったのが検事となるゴドーさん!
彼はコーヒーを愛する男なんですが、裁判中にも飲んでいるんですw
しかも飲みながら渋い台詞を口にして独特の空気を作り出してきます。
それだけでも十分に良い味を出しているんですが、実は今作の物語に大きく関わっている人物でもあるんです。
そのため登場回数が多く、個性的なキャラクター性と相まって印象に残りました。
もう1人印象的だったのが矢張 政志(やはり まさし)。
彼は1作目で初登場しましたが、今作では覚醒します!
一体、どのようにして覚醒するのか?
その辺りも今作の見どころだと思います。
BGMが最高!
名曲が多い「逆転裁判」シリーズ。
今作はBGMにも磨きがかかっていました!
特に好きなのが、「裁判パート」で矛盾を暴きだして意外な事実が明らかになる時に挿入される「追求 ~とっつかまえて/バリエーション」。
良い意味でゲームボーイアドバンスらしいレトロ調のBGMで聴いていると気分が乗って来るんですよね。
あとは不味いフランス料理店「吐麗美庵(とれびあん)」で流れるBGMが可愛くてお気に入り♪
マイルドになった難易度
異様なくらい高難易度だったGBA「逆転裁判2」。
さすがに不評だったのか今作では一気に難易度が落ちていました!
例えば「サイコ・ロック」や「裁判パート」での選択ミスによるペナルティ。
今作でも選択ミスをすると体力ゲージが減ってしまうんですが、前作の半分程度しか減らないんです。
そのため10回連続でミスをしても体力ゲージが0にならない場合もあります。
また、推理の問題も前作と比べて甘く感じました。
そのため「捜査パート」「裁判パート」共にサクサク進められるようになり、テンポよく楽しめます。
推理モノとして期待すると肩透かしかもしれませんが、個人的にはストーリーをテンポよく楽しみたかったので難易度低下は歓迎です♪
惜しいところ
もう少しテンポよく楽しみたかった
前作と比べて難易度が低下してサクサク進められるようになったGBA「逆転裁判3」。
しかし、個人的にはまだテンポが悪く感じました。
そう感じてしまったのが以下の3点です。
- 総当たりになることもある「捜査パート」
- テンポを崩しているようにも感じる「サイコ・ロック」
- 体力ゲージが0になったら最悪1時間ほど前からやり直しになる「裁判パート」
3の5話は驚きの連続でした。被害者の正体や5話の重要人物と主要人物との繋がり。1作と2作目の伏線回収も見事過ぎて始めから3部構成だったのかなと思えてきます。皮肉な事に、今作のストーリーが良すぎて4や5のストーリーが霞んで見えてしまう事がありますが…。
ちなみに、ゴドー検事を見てブラックコーヒーを飲むようになりましたw
3の完成度が高すぎて。
作者が完全燃焼したから
4は、中途半端な出来になって残念。
今度の100年前の逆転裁判は
作者も、楽しく作ってるみたいだから
期待したいですね。
お、3が一番評価高いですね。安心しました。
逆転裁判シリーズは推理するのがメインなので、真剣に頭を使うためにペナルティがあった方がいいと思いますけどそれは人それぞれですね。
3の最終話のクオリティは素晴らしいですよね!御剣と冥の対決が一番テンション上がりました。
>通りすがりさん
本当に最初から3部作想定していたかのような終わり方でしたね。
後付けにしては非常にうまく行ったと思います。
確かにこんな上手くまとめた作品はなかなかありません。
間違いなく、その後の作品のハードルを高めてしまっています。
ブラックコーヒーは眠気覚ましに時々飲みますw
>ごりらさん
100年前にした事でそれまでの作品の
繋がりを気にせず描けると思うので、
最新作では好きなように物語を作って欲しいです。
ナンバリング出ないのは逆に期待かも!?
>町毛さん
はい、3作品連続でレビューしてこんな評価になりました。
個人的には最新作のペナルティが丁度良いくらいでした。
最新作のシステムを引き継いだ「3」が発売されたら、
評価がワンランク上がりそうです。
「1」にも「2」にも言える事ですが。
「3」の最終話はこのゲームの印象を大きく変えました。
逆転裁判連続レビュー、お疲れ様でした。
3はストーリーの完成度が半端なく、私の今までやったゲームの中でも最高のストーリーといっても過言ではないくらいです。
これに並ぶのは個人的にはダンガンロンパ2やシュタインズゲートあたりですかね(^o^)
最近はシリーズとしても息を吹き返しつつあるので、これからにも期待したいところです\(^o^)/
>伯爵さん
確かにこれほどのストーリーを持ったゲームってそんなにありませんよね。
個人的にも伯爵さんが挙げられた
作品と同じくらい最終話は素晴らしいと思いました。
大逆転裁判もぜひ購入したいと思います!
3の完成度はヤバいですね。
123という作品でプレイしたからこそ集大成感がハンパない。
難易度調整もテンポ感もベストだった気がします。
ゴドー検事はシリーズキャラで1番好き。
特に何と言っても5話のクオリティは舌巻きます。
ミステリはかなり読んでますがここまで高次元で纏める作品あんま見ない。
SFという設定を1つ加えたミステリってのは大好物なのでそこも文句無し。
後付けかもしれませんが1からのストーリー総回収したのは賞賛します。
はみちゃんまで事件の骨格に絡めてきたのも凄い。
酷評が目立つ4や賛否両論の5に進むのは若干怖くもありますが、
6出るまでにはやっときたいですねー
ここまでのもの作っちゃうと次困るのはある意味当然だと思うんで。
似た系統のダンガンロンパ?も少し間を空けてやってみたいですね。
評価も上々みたいなんで。
>ウユニさん
3の最終話をプレイしてみると、
123がセットになっていて良かったと思いますね。
3作品がセットになっていますが、
ある意味、壮大な1つの作品としてまとまっているようにも受け止められます。
ストーリーに関しては3の最終話は歴史的なクオリティですね。
ダンガンロンパも良いですよ。こちらもどんでん返しが凄いです。
逆転裁判はもともと1作で完結してる作品だったのですが、それを後からうまく三部作に昇華させたなと思いました。
そこは純粋にタクシューさんのシナリオが秀逸だなと感じますね。まぁ、3でも話によってはこれでハッピーエンドなの?とツッコミがある話も中にはあるのですが、ゲーム性のおもしろさと作品内リアリティのパワーで説得力を持たせてますね。
今作は例のお嬢を軸とした話で大半を占められているのですが、とんでも探偵の2話とニセナルホドくんが出る3話とどれもバラエティ豊かでプレイヤーを飽きさせませんね(^^)
今作もゴドーさんやアイガ、ちなみちゃんと個性派が揃ってますよねwww
ゴドーはアニメ版の影響で弟が気に入ってましたよ。僕にとっては歴代検事でどちらかというと好きな方って感じかな。
僕にとってはユガミ、ミツルギ、冥ちゃんあたりの魅力が高いんですよ。
僕は時間の都合でゲームは3の場合1話しかまともにできていないのですが、今やってるアニメのおかげでストーリーを正規の形で保管できているので助かってます。今週から3の最終回にあたる華麗なる逆転編が始まるので非常に楽しみですよ!
そうですね、タクシューさんもよく考えたもんだなぁと思いましたもん。
あのお嬢様は恐ろしいやつでしたよw
あんな彼女は要りません。ナルホドくん、女運が良いのか悪いのか(^_^;)
今作のキャラクターは前作と一転してよかったですね!
アニメ版でもゴトー検事は良い味を出していましたか。
ぼくはアニメ版をほとんど見ていませんが、気になってきましたよ♪
アニメでストーリーを補完するのも良いですよね。
原作ファンからしたら納得がいかないかもしれませんが。
そう言えばアニメ版も今も放映されているんですね。今回は据え置き機版に合わせて公開したんですが、タイミングが絶妙でした!
全シリーズ通しても3のストーリーは一番面白かったです
ここまで恋愛メインに持ってきた話も他にないんじゃないかな?
ここで終わっておけばーというのは当時よく言われましたが、以降のシリーズも何だかんだで面白いんですけどね
ただ3以降とかくストーリーが肥大化してしまったのは残念です
今作では恋愛が大きなテーマにいますもんね~!
そうそう、ストーリーの肥大化はしんどいです。
一度に表示される文字数の少なさなど、どことなく逆転裁判ってコンパクトな印象がありますし。
逆転裁判3は紛れもなく名作でしょう!
特にストーリー面は文句のつけようがないですね。バラエティに富んでいる上に過去作から今作までの伏線を完璧に回収してきたので面食らいましたよ。
元々予定していなかったはずの3部作でここまで世界観を纏め上げたのは本当に凄いと思います。
キャラクターは今作の新キャラは勿論過去作からの続投キャラの掘り下げも良かったですよね。特にゴドー検事は逆転裁判シリーズでは1,2を争うくらい好きなキャラクターです。
例の彼女を超える悪役キャラクターは今後シリーズが続いても中々現れないでしょうね。それだけ強烈なインパクトがありました。
今の基準だとシステム面がやや古いのが難点ですが、それを差し引いても素晴らしい作品なので、是非リマスター版で多くの人にプレイしてもらいたいですね。
本当にストーリーは文句のつけようがありません!
本来、最初からコンセプトを定めていないとチグハグになってくるものなに、本シリーズは上手くまとめているから凄いですね!
例の彼女ほどたちの悪い悪役も居ないと思いますw
こんなキャラクターを15年も前から生み出していたとは凄いですね・・・
リマスター版だと少しは改良されているようですし、そちらでプレイしたらもっと印象が良くなるかもしれません。
改めてクリアしましたが、はやり逆転裁判3がシリーズで一番好きですね。
特に最終話は1〜3までの伏線を回収してしっかり解決させたので成歩堂が主役のシリーズの集大成として素晴らしいストーリーだったと思います。
最終話以外のストーリーもしっかり面白かったですね。3話のニセモノはいくらなんでも気づかないのはおかしいだろうとは思いましたが、全体的には楽しめました。
そういえばプラチナトロフィーは123合わせて1つだけでした。3つ用意してくれたら美味しかったんですけどね。笑
おお!早いですね!まさか一週間で3作品ともクリア出来るとはw
2周目だからサクサク進むのとスキップ機能が優れているからかな?
最終話の伏線回収は素晴らしかったですよね!
ニセモノ系の話は大抵、登場人物が節穴な気がしますw
プラチナトロフィーは残念でしたね。カプコンはロックマンのコレクションパッケージでもプラチナ1つだったのでそんな気はしていましたが。
まるほどうコレクションをトロコンしたので、逆転裁判3のレビュー記事にコメントしに来ました。
自分が1~3までの中で一番好きな話が1の第4話なのですが、もう細かいところを全部忘れてしまっていた(貸しボートのおっさんとか存在自体覚えてなかった)ので、初プレイみたいな気分でプレイできて楽しかったです。
あとゴドー検事ですよねー!裁判でゴドーがぶほおぉぉッ!とコーヒーふくのホント好きでしたw
男が泣くのは……すべてを終えたときだけ、だぜ。
うーん、この渋さ、神宮寺と同じ匂いがして痺れますねぇ。
最後に、プラチナトロフィーが1つだけなところ。ここだけは……意義あり!
まあトロフィーアイコンが逆転裁判キャラでトロフィー収集が楽しかったので、訴訟はしませんw
ほかの逆転裁判シリーズも移植お願いします!ほかは未プレイなんで!
おお!古い記事にコメントをありがとうございます!
ぼくも再レビューしておきながら細かいところを忘れているんですよねw
なので今回の新パッケージも本音としては欲しかったりしますが、新作を優先してしまいましたw
最近、ブラックコーヒーにハマってきているので、ゴドー検事にはますます感情移入出来そう!
プラチナトロフィーが1個だけなのは惜しいw
3個あったらそれだけで売上が伸びそうですw
456もいずれは出てきそうですが、そちらはプラチナトロフィーが3個あると良いですよね。気の早い話ですが。