【レビュー】スライムもりもりドラゴンクエスト3 大海賊としっぽ団 [評価・感想] 面白いけど思っていたのとは違った

スライムもりもりドラゴンクエスト3 大海賊としっぽ団/3DS

3DS「スライムもりもりドラゴンクエスト3 大海賊としっぽ団」は「ドラゴンクエスト」シリーズでお馴染みのスライムが主人公のアクションゲームです。

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良いところ

スライムのアクションが面白い

「ドラゴンクエスト」シリーズ本編ではザコ敵のスライム。

彼はビヨーンと伸び縮みができるのですが、本作ではその特技を活かしたアクションが色々とあり、他のアクションゲームでは味わえない操作感覚を楽しめました。

ビヨーンと伸び縮みしてのダッシュ移動は癖になりますね。

ボス戦が立体感ある作り

アクションステージの奥に潜むボス。

どのボスもフルポリゴンで作られており、立体的な動きをするため平面的な動きの多い本作では際立ってニンテンドー3DSの3D機能をONにするとより迫力が増しました。

ボス戦時はぜひ3D機能を常に使いたい所ですね。

船バトルが面白い

ゲームを進めると船に乗って敵の船を破壊するのが目的の船バトルに何度か挑戦する事になります。

この船バトル、勝つためにはユニークなスライムのアクションを上手く活用するだけではなく、船の強化、大砲の弾の選択。そして状況に合わせた攻撃手段が求められ、戦略性が凄く高いんです。

あまりにも戦略性が高いので、ミニゲームと油断していたらやけどするレベル。

正直アクションステージよりも、こっちをプレイしている時の方が面白かった。ただ・・・（悪い所に続く）。

海での探索要素が強い

本作は船に乗って海を探索することができるんですが、こちらも面白かった！

海には敵船がウロついているだけではなく、ゲームクリアとは直接関係の無い島や素材を回収できるポイント、洞窟など秘密が沢山隠されていて、それらを探す楽しみもあります。

まるで「ドラゴンクエスト」シリーズで船に乗って各地を冒険しているかのよう。

ドラクエのBGM・効果音を使用

「ドラゴンクエスト」シリーズの関連作だけあってBGM・効果音は同シリーズのものを流用しており、馴染み易かったです。

もちろんシリーズではお馴染みのメインテーマも収録。ここぞ！という時に流れるので、初めて聴いた時は「おおお～！」って思った。

丁寧な作り

全体的に任天堂ゲームのような丁寧さを感じられました。

さすが国民的RPG「ドラゴンクエスト」シリーズの関連作。

ガイド機能が充実しており、プレイヤーの誘導方法も上手く、多くの方が楽しめるように作られています。

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惜しいところ

船バトル戦が多い

船バトル戦は船に乗って島から島へ移動する時に見かける敵船にぶつかると発生します。

RPGでいうシンボルエンカウント的なものなので任意で戦闘を行う事になるのですが、それでもゲームクリアまでには何十回も行う事があって「こっちが本編なの？」といいたくなるくらい戦う事になりました。

アクションステージ目当てにプレイしていると、邪魔に感じてしまうくらい。

もうちょっとダンジョンに手ごたえが欲しかった

奥にボスが潜むダンジョンでは仕掛けもあって「ゼルダの伝説」的な楽しさがあるんですが、大した仕掛けは無いので難易度は低く、こちらをメインにプレイしていた者としてはもう少し手ごたえが欲しかった。

作業的に感じる

船の強化、大砲の弾。これらはいずれも、ダンジョンなどで手に入る素材が必要で、船バトルに勝つにはよりレアな素材を集める事になります。

そうなると最終的には同じ所に何度も繰り返し潜って素材を集める事になって、作業的に感じることもありました。

もちろん素材をコツコツ集めて船を強くしていくのが楽しいと思う時もあるのですが、アクションゲーム的な楽しさを求めていた者としては、コレジャナイ感があった。

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全体のまとめ

一見するとスライムの独特なアクションがウリな「ゼルダの伝説」タイプのゲームに見えますが、メインとなるのは船バトル・素材集めといっても過言ではありません。

複数のゲームを融合させたかのような内容ですが、個人的にはもう少しアクションステージを強化してほしかった。

こんな人には特におススメ。
・作業ゲー好き。
・スライム好き。
・戦略要素が強いゲームが好きな人。

こんな人にはおススメできない。
・作業ゲーが苦手な人。

スライムもりもりドラゴンクエスト3 大海賊としっぽ団/お気に入り度【70/100%】
プレイした時間・・・約14時間

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