ドラゴンズドグマ/PS3 / Xbox 360
ドラゴンズドグマ ダークアリズン/PS4 / Switch
どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回は2012年5月に発売されたPS3/Xbox 360「ドラゴンズドグマ」のレビューをしていきます。
本作はカプコンが贈る新規のアクションアドベンチャーゲームになりますが、手軽な広さのファンタジー世界で楽しめる本格派アクションゲームでした!
フォトリアル×ファンタジー×オープンワールドということで何かと「ジ・エルダー・スクロールズV スカイリム」などと比較される本作。
実際にプレイしてみると癖は強いもののこれはこれで独自の良さがある作品でした。
そんなPS3/Xbox 360「ドラゴンズドグマ」の良いと思った点からまずは書いていきます。
※2013年4月にはバージョンアップ版の「~ダークアリズン」がPS3/Xbox 360向けに発売。
※2017年10月にはPS4版が発売。
※2019年4月にはSwitch版が発売。
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- ファンタジー世界を舞台にしたオープンワールドアクションゲーム。
- 剣や魔法を駆使して世界を冒険して敵を倒していく。
- 城下町「領都グラン・ソレン」を拠点にしてストーリーを進めていく。
初リリース日 | 2012年5月24日 |
対応ハード | PS3/Xbox 360/PS4/Switch |
ジャンル | アクションアドベンチャー |
推定クリア時間 | 30~40時間 |
売上 | 初週33.1万本(PS3/Xbox 360) |
発売元 | カプコン |
目次
良いところ
冒険している感をしっかり味わえる
剣と魔法の正統派ハイ・ファンタジーの世界を描きたい!
本作をプレイしているとそんな開発者の気概を感じられます。
特筆したいのが、繋ぎ目がないフィールド。
本作では街やダンジョンに入らない限りロード時間なしで移動することができるんです!
それでいて草や木の描写が細かく、魔法、モンスター、宝箱も描きこまれています。
ここまで描き込まれたファンタジー世界を読み込み無しで冒険できるなんて!?
まるでファミコンやスーパーファミコン時代に思い描いていた3DのリアルRPGが具体化したかのようです。
戦闘が面白い
とは言え本作が発売されたのは2012年5月。
この頃には「ジ・エルダー・スクロールズV スカイリム」などのファンタジー系のオープンワールドゲームがPS3/Xbox 360向けにも発売されていました。
それを踏まえて本作で特筆したいのが、戦闘の面白さです。
さすがアクションゲームに定評のあるカプコンが制作しているだけあって戦闘部分は良く出来ています。
単純に爽快感がありますし、敵に対してできることが多いんですよ。
例えばしがみついて攻撃したり、敵や物を持ち上げて投げたり。
どの敵も複雑なプログラムで構成されているので戦っていて飽きません!
そのうえ敵のモーションも作り込まれており、その辺りで同系統のゲームを凌駕しています。
ちょっと違いますが、草原で巨大なモンスターと戦っている時は次世代の「モンスターハンター」を想像しました。
仲間システムが面白い
本作ではポーンという仲間を3人まで連れて行くことが出来ます。
そのうち2人は自由に雇えるんですが、フレンドの仲間キャラを連れていけるんですよ!
仲間キャラはAIで動くんですが、教育次第で効率良く敵を倒したり、アドバイスをしてくれるようになります。
なので、かなり先まで進めたフレンドの仲間キャラを雇うと冒険を有利に進めることができるんです(その分だけ専用のポイントを消費してしまいますが)。
今となってはスマホゲームでよく見られるシステムですが、このようなシステムを2012年当時に搭載したのは驚きました。
2012年と言えば「パズル&ドラゴンズ」のサービスが開始されたばかりの時期ですからね。
自由度が高い
オープンワールドを謳っているだけあって本作の自由度は高く感じられました。
この手のゲームでは常識ですが、メインクエストの他にもサブクエストが用意されているんです。
感心したのが、サブクエストでしか訪れることのないエリアも存在すること。
サブクエストってメインクエストのエリアを流用するケースが多いだけにこれは嬉しい!
本作のマップを隅々まで探索したい方にとって寄り道は欠かせません。
惜しいところ
全体的に不便で重苦しい
初めて本作をプレイした時は重苦しい感じがしました。
見た目が重厚だからなのも一理はありますが、何よりも大きかったのが全体的に不便な仕様だからです。
以下、本作で気になった仕様になります。
- ワープ機能が制限されているため移動が億劫。
- セーブファイルを1つしか作れない。
- オートセーブの頻度が低い。
- メッセージウインドウの文字がとても小さくて読みにくい。
それでいてカプコンのゲームでよく見られる冗長なボス戦が用意されているので胃もたれを起こしてしまいました。
しかし、この話はあくまでも2012年5月に発売された無印版での話。
2013年4月に発売されたPS3/Xbox 360「ドラゴンズドグマ ダークアリズン」になってからは少しは改善されました。
具体的に言うと以下のような改善が見られたんです。
- 機能の拡張やバランス調整によってワープ機能が使いやすくなった。
- 日本語ボイスが追加されて情報を把握しやすくなった。
特に大きいのが、ワープ機能が使いやすくなったこと。
それまでの作品では拠点からダンジョンまでトコトコ徒歩で進まないといけなかっただけにこれは大きな改善点です!
それでも他のゲームと比べたら徒歩での移動時間は長くなると思いますけどねw
街が少ない
ここまで読んでいると本作は相当な大作に見えるかも知れません。
しかし、実際にはそこまで大規模な作品とは言えない部分があります。
例えば街の数は細かいものを含めて3つしかありません。
しかもメインの拠点となるのは城下町だけなので、実際には1つしかないような気がしました。
ファンタジー系のオープンワールドゲームと謳っているからにはもっと街があっても良かったと思うのですが・・・。
この辺りはHD機で本格的な冒険活劇のゲームを作るハードルの高さ故なのかも知れませんね。
敵がどこに居るのか分かり難い
ミニマップ画面には敵の位置が表示されません。
そのためどこから敵が現れたのか分からない時があって困りました。
さらに困ったのが、夜のフィールドや洞窟、ダンジョン内はめちゃくちゃ暗いこと。
どのくらい暗いのかと言うと、カンテラを照らさないと全く見えないと言っても良いくらい。
カンテラを照らしてほしいからこそここまで暗くしたんでしょうけどね(本作ではカンテラの使用は手動になります)。
全体のまとめ
アクション部分に力を入れたファンタジー系のオープンワールドゲーム。
発売当時は本作のような規模のファンタジー世界で本格的なアクションを楽しめるゲームは少なかったので重宝しました!
惜しいのが、開発者の強いコダワリがストレスに繋がっているようにも見えるところ。
今はバージョンアップ版によるブラッシュアップである程度は改善されているとは言え発売当時プレイした時は重苦しかったw
この感覚はPS2/GC時代に感じた重苦しさに通ずるものだったので、まさか次世代でもこんな体験を味わうことになるとは思いませんでした。
その辺りは気になりましたが、ツボにハマる人はハマる作品なんじゃないかと思います。
オープンワールドとは言っても同系統のゲームの中では特別広い訳ではないので、手頃な広さのファンタジー世界でアクションを楽しみたい方は選択肢の一つとしてどうぞ!
手軽な広さのファンタジー世界で楽しめる本格派アクションゲーム!
こんな人には特におススメ。
・冒険をしたい人。
・3Dアクションゲーム好き。
こんな人にはおススメできない。
・すぐに投げ出す人。
・アクションゲームが苦手な人。
ドラゴンズドグマ/お気に入り度【65/100%】
プレイした時間・・・約35時間
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僕はドグマは大好きですよ、FO3も大好きですけど同じオープンワールドでもドグマはアクション部分が面白くて他の洋ゲーのオープンワールドとは差別化できていましたね。
マップが狭かったり、ファストトラベルが敷居が高かったり不満もありますが、それを度外視しての面白さがありました。
kiyoppyさんのお気に入りゲームですね♪
この時代のファンタジー系オープンワールドゲームってアクション部分はシンプルでしたので、目の付け所は良かったと思います。
プレイ動画が主流の今の時代に出した方がウケは良かったかも。
実は結構気になっているゲームです!
戦闘システムの評価が高いのも気になるポイントですが、キャラメイクの自由度がかなり高いところにも魅力を感じました!
スカイリムよりも僕好みのキャラを作れそうです♪
ダークアリズンだと無印版の問題点がいくつか改善されているんですね。
ドラゴンズドグマはオープンワールドとしては小規模という意見も見かけますが、それでもやりこみがいがありそうなゲームに見えます!
余裕ができたらSwitch版を購入したいと思ってます!
確かブログで書かれていましたね~!
オープンワールドゲームとしては小規模ですが、ボリューム的には十分に感じました(クリアだけでも30時間は掛かるので)。
ダークアリズンでの改善点はなんと言ってもファストトラベルの使い勝手向上が大きいです♪
こんなクオリティのゲームが携帯モードでも楽しめるって凄い時代になりました。
文字の小ささは気になるところですが、Switchはアップデートで拡大モードが追加されたのでなんとかなりそうです。
ドラゴンズドグマはCAPCOM製ってとこもあって、今見ると結構モンハンワールドっぽいですよね。
先に出たのは本作ですが…。
でも戦闘の楽しさとかはモンハンシリーズの開発ノウハウがあると思いますよね(°▽°)
当時は半分モンハンの新作気分で楽しんでいました!無印版が発売週に30万本も売れたのはモンハンっぽい見た目も大きいかなと思っています。