

DARKSIDERS(ダークサイダーズ)~審判の時~PS3 / Xbox 360
どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回は2010年3月に発売されたPS3/Xbox 360「ダークサイダーズ~審判の時~」のレビューをしていきます。
本作は四騎士の一人となって終末戦争に挑むアクションアドベンチャーですが、個人的に好きなゲームを融合させたような作品でした!
ゼルダの伝説、ポータル、ゴッド・オブ・ウォー。
なんと、これらのゲームで見られる要素をミックスさせているんです!
見た目は没個性的な洋ゲーに見えるかも知れませんが、ぼくのような趣向の人は大注目の作品ですよ~!
そんなPS3/Xbox 360「ダークサイダーズ~審判の時~」の良いと思った点からまずは書いていきます。
※2016年11月にはPS4/Xbox One版が配信。
※2019年4月にはSwitch版が配信。
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- 広大なフィールドを探索してストーリーを進めていくアクションアドベンチャーゲーム。
- アイテムを切り替えて仕掛けを解いていく。
- 戦闘では様々な武器やスタイルを使い分けてコンボを繋げていく。
初リリース日 | 2010年3月18日 |
対応ハード | PS3/Xbox 360/PS4/Xbox One/Switch |
ジャンル | アクションアドベンチャー |
推定クリア時間 | 15~20時間 |
売上 | 不明 |
発売元 | コナミデジタルエンタテインメント |
目次
良いところ
アイテムを切り替えて楽しむ謎解き
3人称視点のアクションアドベンチャーである「ダークサイダーズ~審判の時~」。
個人的に本作で一番面白いと思ったのが、アイテムを切り替えて楽しむ謎解きです。
ゲームを進めていくことで新たなアイテムが手に入るのですが、ダンジョンの奥へ進むには入手したアイテムを使って謎を解かなければいけません。
ポイントなのが、「ゼルダの伝説」シリーズで見られたアイテムばかりであること。
爆弾、ブーメラン、フックショット。
なんと、これらのアイテムを使った謎解きが用意されているんです!
爆弾で壁を爆破する。
ブーメラン(クロスブレード)で複数のターゲットを攻撃する。
フックショット(アビスチェーン)でオブジェクトを引っ掛ける。
どうでしょう?ゼルダの伝説っぽいですよね?
ポータルを彷彿とさせる仕掛け
さらに本作はかの有名な「ポータル」を彷彿とさせる仕掛けも用意されているんです!
「ポータル」と言えば空間が繋がった2つのポータルを作って移動するアクションパズルゲームになります。
本作の場合では「ヴォイドウォーカー」というアイテムを使えば似たようなことができるようになるんです!
オリジナリティは低いですが、個人的には「ポータル」も好きなゲームなのでニヤリとしましたw
良いアクセントになっている戦闘
アクションアドベンチャーゲームと言えば戦闘!
という訳で本作にも戦闘の要素は存在しますが、こちらは「ゴッド・オブ・ウォー」ライクでしたw
重厚な見た目のキャラクターが武器を使ってコンボを繋げていくところなんかはまんまそれw
しかも強化要素や複数のスタイルを切り替える要素まで存在します。


「ゴッド・オブ・ウォー」自体も「デビル メイ クライ」の流れから生まれたので、こうしてゲームの仕組みは引き継がれていくのかと思いました。
それと、世界観や環境破壊描写も「ゴッド・オブ・ウォー」シリーズを彷彿しますね。
様々なゲームの要素が詰まった「ダークサイダーズ」ですが、「ゴッド・オブ・ウォー」に一番影響を受けているかも。
バラエティに富んだボス戦
ボス戦では単に攻撃しても勝てません。
時にはアイテムを使わないと倒せない場合があり、ボス戦自体が謎解きになっていたりします。
どのボスもシチュエーションは全く異なるので、バラエティに富んだ戦いを楽しめました。
先ほど本作は「ゼルダの伝説」「ポータル」「ゴッド・オブ・ウォー」のエッセンスをミックスしていると書きましたが、ボス戦ではそれらが見事に融合しているんですね。
このような組み合わせのゲームは意外と無いので、その辺りで目新しさを感じられました。
オープンワールドアクションゲーム的な楽しさ
本作はある程度自由にフィールドを行き来することが出来ます。
各エリアには隠し部屋のようなものがあり、収集アイテムもあるので、オープンワールドアクションゲームに近い感覚で楽しめました。
そんな寄り道要素をさらに楽しくしてくれるのがお金の概念。
お金があればお店でアイテムを購入することが出来ますが、敵を倒したり探索をしなければ集まりません。
今となっては当たり前の要素ではありますが、お金を集めての買い物は楽しいです♪
そう感じるのも、本作の難易度がやや高めだからこそだと思います。
これが簡単なゲームだったらわざわざお金を集めて買い物をする気にはなりにくいですからね。
色んなゲームの要素が詰まっている
ここまで読んでみると分かるように、本作には色んなゲームの要素が詰まっています。
ゼルダの伝説、ポータル、ゴッド・オブ・ウォー。
それに加えてTPS的なシチュエーションもあるので、一粒で4度美味しいゲームに感じました。
特筆したいのが、いずれも一定水準を満たしていることです。
例えばパフォーマンス。
グラフィックは2010年のゲームとしてみたら高水準ですし、フレームレートは可変60(つまり滑らかに動く)。
ロード時間も比較的早く、高いパフォーマンスを維持しています。
個々の要素にしても一定の水準は越えているので、B級ゲームには感じませんでした。
色んなゲームの要素が詰まっているおかげで単調さも感じられませんし、何だかプレイしていると贅沢な感じがします。
個人的に合わない&気になったところ
全体的に突き抜け切れていない
様々なゲームのエッセンスを詰め込んだ「ダークサイダーズ」。
確かにどの要素も高水準で悪くはないのですが、さすがに本家は越えられていません。
以下、本家と比べて劣っている点になります。
- ゼルダの伝説要素
⇒本家よりも一本道。アイテムを入手することで徐々に行動範囲が広がっていく楽しさも弱め。 - ポータル要素
⇒本家よりもポータルを設置できる場所が限定されているため攻略の自由度が低い。 - ゴッド・オブ・ウォー要素
⇒本家よりもアクションの繋がりがイマイチで少しぎこちない。
本家が100だとしたら本作は75~80くらい。そのくらいの差はあります。
それでも高水準ではありますが、本家に慣れていると微妙に感じる人は居るでしょうね。
やや移動が面倒
キャラクターの移動速度はやや遅く、もう少し早く動いてほしいと思いました。
ゲームを進めることで馬に乗れますが、乗れる場所は限定されているので完全には改善されません。
ファストトラベル(ワープ)要素も存在しますが、使用時は細い道を通らないといけないんですよ。
おそらく処理の問題だと思いますが、多少の手間がかかってしまいます。
ゲーム終盤には一度訪れた場所に戻ってアイテム探しする工程を挟むので、移動の面倒さは気になりました。
全体のまとめ
色んなアクションゲームの要素が詰まったバラエティパック。
実際には本家ほどの完成度ではないので割り算しないといけない部分はありますが、ある程度のクオリティは維持していました。
個人的には「ゼルダの伝説」「ポータル」「ゴッド・オブ・ウォー」のすべてが好きなので、ゲームデザイン的にはドツボな作品。
あとは世界観がもう少しカラフルで全体のクオリティをさらに上げてくれたら最高の作品になるところでした!
ゼルダ+ポータル+GoW+TPSで構成されたバラエティパック。
こんな人には特におススメ。
・謎解きアクション好き。
こんな人にはおススメできない。
・新鮮味を求める人。
ダークサイダーズ~審判の時~/お気に入り度【70/100%】
プレイした時間・・・約20時間
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