1998年12月に発売されたN64「マリオパーティ」を今回はレビューします。
N64「マリオパーティ」はマリオファミリーが登場するパーティゲームです。
開発は「桃太郎電鉄」のハドソンが担当。
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- マリオファミリーが登場するパーティゲーム。
- ボードマップでコインやスターの数を競っていく。
- 50種類以上のミニゲームも収録。
初リリース日 | 1998年12月18日 |
対応ハード | N64 |
ジャンル | パーティ |
推定クリア時間 | 8~12時間 |
売上 | 初週15.4万本/累計71.4万本 |
発売元 | 任天堂 |
目次
良いところ
コインやスターを集めるのが楽しいボードゲーム
本作のメインとなるのがボードゲームです。
ルールは簡単で、サイコロを叩いてボードマップを進み、スターやコインを稼ぐだけ。
スターはコインと交換する事で入手が可能なので、まずはコインを集め、次にスターを集める感じですね。
ボードマップには様々なイベントが用意されており、分かれ道もあるので、すごろくをベースにしながらも賑やかで楽しいです!
用意されているボードマップは6種類以上。それぞれ世界観が異なり、マップも個性的なので全部プレイしたくなります。
50種類以上のミニゲームを収録!
本作にはなんと50種類以上のミニゲームを収録しています!
1998年当時にこれだけのミニゲームを収録するとは凄い!
ボードゲームではターン終了時に必ずプレイする事になるんですが、これだけ種類が多いと1ゲーム中に同じミニゲームをプレイする事はほとんどありません。
ミニゲーム自体のバリエーションも多彩で、バトルロイヤル形式から2 VS 2や1 VS 3のチームバトル形式まで用意されていて様々なシチュエーションで楽しめます。
個人的にお気に入りのミニゲームは、マリオボード。
川下りをしながらヘイホーのヤリを防いでいくミニゲームなんですが、冒険している感があってプレイしているとワクワクします。
あとはスライダーボブスレー!
N64「スーパーマリオ64」のスライダーが好きだったので、「マリオパーティ」でも似たような体験が味わえて嬉しかったです。
ミニゲームを掘り下げた専用モードを収録
50種類以上のミニゲームを収録しているN64「マリオパーティ」。
ミニゲームを様々な形で楽しめるよう専用のモードが複数用意されていました!
まず、紹介するのがミニゲームアイランド。
ボードマップを進んで順番にミニゲームをクリアしていくモードなんですが、マップが綺麗で1人用モードらしい冒険している感を味わえます。
残機制を採用していてセーブポイントが限定されているのも緊張感をもたらしていて良いですね。
続いて紹介するのはミニゲームスタジアム。
こちらはミニゲームの腕を競い合い、コインを稼ぐ事が目標のボードマップで楽しめるモードです。
メインのボードゲームを良い感じに簡略化しており、短時間で楽しめるのでよく友達と楽しんでおりました。
それ以外にもミニゲーム単独で楽しむ事も可能なので、メインのボードゲーム以外にも楽しめるモードが多い印象です。
作り込まれていてワクワクできるメニュー画面
メニュー画面って普通だったらテキストやアイコンを選択→決定する感じですよね?
本作の場合はキノコ村全体がメニュー画面となっていて、選択する楽しさがありました!
操作形式こそはカーソルを移動する感じですが、施設やオブジェクトを選択する事で視点が動いたり、オブジェクトが反応するから普通のメニュー画面とはワクワク感が違いすぎます!
1998年当時にここまでメニュー画面を作り込んだ作品は少なかっただけに尚更凄い!
全体的にパーティゲームの楽しげな雰囲気を崩さないよう徹底している印象です。
集めたコインでの買い物が楽しい
ボードゲームをクリアする度にお金が溜まりますが、それを使っての買い物が楽しいです!
お店に売られているアイテムはボードマップで使えるものから追加マップ、おまけモード、そして各ミニゲームの遊び放題権と超多彩。
買い物は言ってしまえば追加要素をアンロックするために存在するような感じなので、やりこみ要素になっていました。
この要素によって特に1人でプレイしているとミニゲームなどでコインを大量に稼ぐ目標が生まれてモチベーションが高まります。
惜しいところ
ミニゲームのクオリティがイマイチ
50種類以上もミニゲームが収録されている事から察せるように、1つ1つのクオリティは高くありません。
ほとんどのミニゲームが30秒未満で終了してアッサリしていますし、奥深さも感じられませんでした。
単独でプレイしたらほとんどが厳しいものに感じられます。
しかし、このアッサリ感はボードゲームで毎ターンプレイする時の味付けとしては最適に感じられるので、一概に悪いとは言えません。
腱鞘炎になる&3Dスティックが痛む
このゲーム最大の欠点。
それは、腱鞘炎になり、3Dスティックが痛む事です!
何故かと言うと3Dスティックをクルクル回すミニゲームが多いから。
「つなひきデンジャラス」では3Dスティックを回転させる事で綱を引っ張れるためみんなが熱くなってスティックを回しますし、「ぜんまいヘイホー」では10秒間にどれだけ3Dスティックを回転できるのか挑戦する事になるので記録更新に向けて必死でスティックを回してしまいます。
N64の3Dスティックは元々柱が細く、耐久性が低いので、このゲームのせいで性欲を失ったオスの股間に付いた息子スティックのようになった人も多いのではないでしょうか?
そして、自分自身の手のひらも腱鞘炎になるという・・・
※3Dスティックの回転は指よりも手のひらを使ったほうが速くなりやすいので、最終的に手のひらが腱鞘炎になりがち。
全体のまとめ
ボードゲームの開発に定評のあるハドソンが関わっているだけあって、1作目から完成度が高く感じられました。
メインとなるボードゲームはマリオの世界観を上手く活かしたルールになっていて安定した面白さがありますし、モード数も豊富で長く楽しめます。
パーティゲームなので1人でプレイすると楽しさが半減しますが、それでもストーリー要素や多彩なやりこみ要素によってそこそこ楽しめるから懐が深い作品です。
僕の場合、発売当時は家族や友達と楽しみましたし、1人でもミニゲームアイランドなどをやり込んだので思いっきり楽しむ事が出来ました!
シリーズ1作目にしてモード数が多彩な新定番パーティゲーム!
こんな人には特におススメ。
・パーティ好き。
こんな人にはおススメできない。
・対戦できる機会が少ない人。
マリオパーティ/お気に入り度【80/100%】
プレイした時間・・・約50時間
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マリオパーティ1作目はかなりプレイした作品ですねー。1作目らしく荒削りな所もあるけれど定番作品になっていくだけはある高い完成度でしたよね。パーティゲームだけれど一人でプレイしても楽しめる豊富なゲームモードややり込み要素で長く楽しめましたね。
ボードマップもマリオらしい世界観でどれも魅力的だし、それぞれのマップにストーリー性があるのでただのマップに収まらないのがマリオらしいです。個人的に光田康典さんが手がけたBGMも素晴らしかったと思います。光田さんはゼノブレイド2の作曲プロデューサーもやってますからある意味タイムリーですね笑
スティックの事には言及するだろうと思っていたら案の定のHENTAI要素が!スティックを破壊しながら手の平も破壊してしまうゲームって今考えると恐ろしい。これが原因なのか2作目以降はスティック回転ゲームはなくなっていった印象ですね。個人的にマリオパーティとみんなでたまごっちワールドが2大スティック破壊ゲームです笑