ANUBIS ZONE OF THE ENDERS/PS2 / PS3 / PS4 / Xbox 360
2003年2月に発売されたPS2「ANUBIS ZONE OF THE ENDERS(アヌビス ゾーン オブ エンダーズ)」を今回はレビューします。
PS2「ANUBIS ZONE OF THE ENDERS(アヌビス ゾーン オブ エンダーズ)」はハイスピードで走行できるロボットを題材にしたアクションゲームです。
2012年10月にはリマスター化されたPS3/Xbox 360「ZONE OF THE ENDERS HD EDITIONゾーン オブ エンダーズ HD エディション)」が発売。
2018年9月には4K/PSVRに対応したPS4「ANUBIS ZONE OF THE ENDERS : M∀RS(アヌビス ゾーン オブ エンダーズ マーズ)」が発売。
累計1,000記事突破!KENTがプレイしたゲームのレビュー記事一覧へ
目次
良いところ
ロボットアニメ顔負けのストーリー
本作は原作なしのロボットアクションゲームですが、そのままアニメ化しても耐えられるほどのストーリー展開となっています。
主人公は採掘工を営んでいたディンゴ・イーグリット。
ひょんなことからロボットの「ジェフティ」に乗り込んで敵軍と戦うことになりますが、敗れてしまい、重症を負ってしまうことになるんです。
物語はこのように波乱万丈なので、最後まで退屈せず楽しめました。設定も細かく、ロボットアニメ顔負けだと思います。
惜しいのが、前作(ZONE OF THE ENDERS)の主人公となる少年:レオ・ステンバックの影が薄かったこと。成長した彼の姿をもっと見たかった。
簡単操作で迫力のロボットバトルが楽しめる
ロボットアクションゲーム?難しそう…
そう感じられた方も多いと思います。
本作の場合、ハイスピードで空中を飛び回れるだけに尚更。
しかし、実際にプレイしてみると予想以上に簡単でした!
なぜ簡単に操作できるのか?
それは、少ないボタンで移動や攻撃が可能なのに加え、敵をロックオンするとカメラが自動で敵の方向を向いてくれるからです!
そのため敵に攻撃を当てるのが非常に簡単なうえ、ターゲットを見失うこともなくなりました。
見た目はコアユーザー向けのゲームに見えますが、実際には意外とガチではありません。
それでいてハイスピードで空を飛び回れるうえ前作以上にエフェクトが派手になっているので、多くの方が自分のプレイに酔いしれることが出来ます。
僕は今までに色んなタイプのロボットアクションゲームを見てきましたが、本作は操作性・爽快感・カッコ良さのどれもがトップクラスのクオリティに感じました。
さすが「メタルギアソリッド」の小島秀夫氏がプロデュースをしているだけのことはあります。
PS2の限界に挑戦した圧倒的な迫力
え?これがPS2ソフト!?
本作はPS2ソフトですが、マシンパワーの限界に挑戦しているんじゃないかと思うほど迫力が凄いです!
特に印象的なのが、素早く飛んでいく何百ものホーミングミサイル。
まるで花火のように派手で、何発放っても気持ち良いです♪
そしてダッシュ移動や攻撃時に発生するエフェクト!
ダッシュ移動や攻撃時にはスピード感や爽快感を持たせるため集中線などが効果的に使われており、その一つ一つの積み重ねによってロボットをハイスピードで動かしている感じを味わえるようになっています。
シームレスを追求した濃密なゲーム体験
PS2時代には付き物だったロード時間。
しかし、本作の場合は驚くほどありません!
イベントシーンは多いですが、ゲームシーンからの切り替えはシームレスなのでぶつ切り感がなく、常にゲームへ没頭出来ます。
ゲームクリアまでは6~7時間程度と短めですが、その間に様々なシチュエーションのロボットバトルやミッションを楽しめるうえほぼシームレスなのでとても濃い時間を味わうことが出来ました。
感覚的にはPS3/Xbox 360のゲームをプレイしているかのよう。
充実のサブモード
1周クリアだけだとすぐに終わってしまうので、物足りない印象を持たれる方も多いと思います。
しかし、ゲームをクリアすると前作にも収録されていた対戦モードがアンロックされるほか、様々なミッションに挑戦できるモードが追加されるんです!
その中には”あの”シューティングゲームをモチーフにしたパロディゲームも含まれており、コナミファンはニヤリとします。
惜しいところ
ややテンポを崩す一部のミッション
基本的には密度が濃く感じられましたが、一部でややテンポを崩すミッションあったので惜しいと思いました。
テンポを崩していると思ったのが、複数のコンテナからヒントを頼りにターゲットを探し出すミッションと地図を見ながら要塞都市の地下を目指すミッション。
間違えた場合は同じことを繰り返す必要になるので、展開の速さが特徴的な本作ではミスマッチに感じました。
スピード感が特徴的な作品なだけに、探索要素はバッサリ切り取って良かったかも!?
全体のまとめ
え?前作から進化しすぎじゃね?
本作はPS2初期に発売された前作「ZONE OF THE ENDERS」からの進化具合があまりにも凄く、驚かされました。
エフェクト周り、戦闘のシチュエーション、アクションのバリエーション、戦略性、スピード感、アニメシーンの改良など、前作とは比較にならないレベルです。
それでいてサアビス(サービス)満点で、ゲームとしての完成度はかなり高い作品だと思います。
一本のロボットアニメとしても楽しめるので、まさにロボットアニメを体感するゲームと言っても良いと思います。
前作から大幅に進化したサアビス満点のハイスピードロボットアクション!
こんな人には特におススメ。
・ロボットアニメ好き。
・濃い時間を味わいたい人。
こんな人にはおススメできない。
・ボリュームを重視する人。
アヌビス ゾーン オブ エンダーズ/お気に入り度【80/100%】
プレイした時間・・・約7時間
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どういう意味ですか?
今回のレビュー記事、自分もほぼ同じ意見の内容で読んでました。
まぁ、小島プロ作品の大半は
「映像を飛ばさずに観ながらゲームを進めて行くのが、物語を深く楽しむ本流」
なだけに、最初から映像を飛ばすせっかちな方には余りお薦め出来ないですね。
(^_^ゞ
ゲーム内のミッションで苦戦したのは、「ヴァイオラAI戦」と「アンヘルト戦」ですか。元々アクションゲームはそこそこ巧いと自負しますが、この二つはかなり苦戦を強いられてました。
それでも「ロボットを操作する爽快感」は、このゲームで完璧に味わう事が出来ます。
シリーズ最新作も水面下で開発されてますし、このシリーズ二作品を遊んで貰って、「小島プロはメタルギアだけじゃないんだ。」と思って貰いたいですね。
>名無しさん
特に意味は無いそうですw
>龍鬼さん
同意は嬉しいですねー。
もちろんイベントシーンはすべてしっかりと見て、
ストーリーの流れもある程度理解しています。
でも、やっぱり早く操作させろ!とは感じてしまいますね。
触って気持ちの良いゲームだから尚更。
僕もその2つの試合はかなり苦戦させられました。
何十回も死んで、パターンを覚えたなぁ。
あまり注目されていませんが、もっと評価されても良いですよね。
今回のは続編の移植なのか。
初代の主人公のストーリーは知らなくても楽しめると。
VRでの体感は中々良かった。
考え方によっては、前作をプレイしていなくても楽しめるゲームではありますね。
VRモードは体験されましたか!? あれ、コックピットに乗っている感じがしますよねw
このゲームずっと気になってて結局手をだしてませんでした
よくみたらロボはアヌビス神をモチーフにしてるんですね〜
今度でるやつVR対応してるようなので買ってみようと思いました
なかなか楽しめそうです
今回のVR対応版は良いチャンスだと思います。サクッと楽しめますし、むぐおさんに合っているんじゃないかと思いますね~!
ハイスピードなロボットアクションで簡単操作でライトユーザーで問題なくプレイできボリュームもそれなりだから気軽に楽しめそうですね。
ロボットアニメが好きだったんでリマスター版を購入したけどPS3が天寿を全うしたので新しいのを買うまでお預けです。
なんか最近のレビューはダジャレが多いですね。
これはシロマさんとかなり相性が良いゲームなんじゃないでしょうか?
むしろ、まだプレイされていないのが意外ですw
レビュー記事もユーモアを持たせようといろいろ試行錯誤しておりますw
このゲームは当初気にはなっていたのですけども結局手を出さなかった作品だったんですよね~、ps4版もどうかと思っていたのですが毎度のことながらケントさんのレビューは助かります!ロボット系は余りやらないんで今回は存分に楽しませてもらう所存です!
ありがとうございます!旧作のレビュー記事は移植作品が発売されるタイミングで行っているんですよー。
是非、この記事を参考にしてPS4版を購入してみてください♪
前作であるZ.O.E.はPS2初期ソフトとして
グラフィックやアクション性の高さが評価された一方
問題点も多かったゲームでしたが
本作は短所を解消しつつ長所を発展、強化し
ハイスピードロボットアクションの傑作として名を残す
ゲームになりましたね
操作自体は比較的簡単で派手で爽快な戦闘が楽しめて
高水準のグラフィックでありながら基本60fpsで
動作するのですから本作が相当なレベルの技術で
作られているのが分かりますね
ゲーム時間は短めですがステージのシチュエーションは
豊富で飽きさせない作りが良いです
まあレビューでも触れてますが一部面倒なステージもありますけどね
ホント、前作の不満点を解消・改善したら驚くほどの作品になりましたよね!
今、プレイしてもさほど古さを感じないって凄いことだと思います。
あと、PS2の3Dアクションゲームで60fpsって凄いですよね!さすが一流のスタッフが開発しているだけのことはあります。もっと売れても良いですよね。
PS2版はプレイしましたが爽快感のあるアクションゲームでしたね。
グラフィックも良くてロボットアニメを楽しんでいる感覚でした。
PS4版ではVRを使用してコックピットの中にいる気分で楽しむ予定です!
こんなに爽快感のあるロボットアクションゲームってなかなかないと思います。
PS4版は良いアレンジで、またプレイしたくなりますね。僕もVRモードはいずれ楽しみたいと思っています。
テレビのCMでもやっていたのですが、リメイク作品でしたか!?
パッと見た感じ、ガンダム?と思いましたがアニメーションがあってビックリしましたw
見た感じ爽快感があり、実際動かせたら面白そうだなーと思っていましたが、コアユーザー(もしくはガンダム好きの方?)向けっぽいと感じていましたが…
意外とライトユーザーでもプレイできそうというのは高評価ですねw
まあ、あとはストーリーが楽しめるかな…ぐらいでしょうかw
(こういうロボットアニメ系の設定はよくわからなくて…)
ANUBISのTVCMもご覧になりましたか!?TVには疎いので情報助かります♪
ロボットものってどうしてもガンダムのイメージが先行しますよねw
パッと見はめちゃくちゃ難しそうで敬遠していましたが、実際には簡単なんですよ~。そこは高評価ポイントです。
ストーリーは細かい設定が分からなくても楽しめました。知りたい人は知れば良い感じで、上手い調整です。
PS4版の体験版をプレイしただけですが、今でも楽しめるレベルのアクションゲームだと思いました。
VRモードも迫力があって面白かったので、9月の新作の中では優先的に購入したいと思ってます。
このゲームはサクッと楽しめるので、ジョエリーさんとの相性も良いと思います。
VRモードで初見プレイ出来るのは幸せ者ですよ~!笑
これも高い評価を気になっていました。ロボットもすきですし、レビューを見る感じでは、簡単操作があるなら僕でもなんとかクリア出来そうかと思いましたので、VRは持っていませんが、いつかプレイして見たい作品ですね。
難易度設定もありますし、意外と万人向けタイトルだったりします。
PS4版はVRモードが目玉ですが、他にも追加要素が多く、VRを持っていなくてもお買い得です♪
CMで一目惚れ&小島監督で即買いしたけど、自分が実際に操縦してるかのような操作性と爽快感だった!
荒野乱戦は度肝を抜かれた(笑)
何気にストーリーも面白かったからもっと売れて欲しかったなぁ。
この時代にこれだけスタイリッシュなロボットアクションを出したのって凄いことですよね!隠れた良作だと思います。