スターフォックス ゼロ・スターフォックス ガード ダブルパック/Wii U
どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回は2016年4月に配信されたWii U「スターフォックス ガード」のレビューをしていきます。
本作は「スターフォックス」を題材にしたタワーディフェンスゲームですが、Wii Uならではのゲームデザインでした!
利便性の向上ばかりに力を入れていたWii Uゲームパッドをここまで遊びに活かしてくれるなんて!?
本作を初めてプレイした時はそんな嬉しさがこみ上げてきました。
中毒性は低めですが、こういうゲームをWii Uではもっとプレイしたかった!
そんなWii U「スターフォックス ガード」の良いと思った点からまずは書いていきます。
※本作は約1,600円のダウンロード専売タイトルになります。
※「スターフォックス ゼロ ダブルパック」にもパッケージケース付きで同梱されています。
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- レアメタル発掘基地を防衛するタワーディフェンスゲーム。
- レーザー砲付きカメラを操作して敵を倒していく。
- コア部分を攻撃されたらゲームオーバー。
初リリース日 | 2016年4月21日 |
対応ハード | Wii U |
ジャンル | タワーディフェンス |
推定クリア時間 | 4~6時間 |
価格 | 1650円 |
発売元 | 任天堂 |
目次
良いところ
Wii Uならではのゲームデザイン
本作の目的は、レアメタル発掘基地を守ること!
特定の敵が1体でもコア部分に近づいて攻撃されたらゲームオーバーになってしまいます。
言ってしまえばタワーディフェンスゲームですが、この手のゲームはスマートフォンでも腐るほど出ているので珍しくもなんともありませんよね?
本作の場合、Wii Uゲームパッドのタッチスクリーンと2画面が良い塩梅になっていました!
テレビ画面には12個の監視カメラによるスクリーンが。
ゲームパッドの画面には全体マップが表示されています。
しかし、どちらの画面も以下のように一長一短あるんです。
- 監視カメラ → いずれも視界が狭く、瞬時に敵の位置を把握できない。
- 全体マップ → 基地の外までは表示してくれないので敵が遠くに居る場合は把握できない。
このように本作は2つの画面を交互に見る必要があり、Wii Uならではのタワーディフェンスゲームに感じました。
操作するカメラを切り替えることで生まれる忙しさ
12個ある監視カメラですが、一度にすべてを操作することは出来ません。
Wii Uゲームパッドの全体マップに表示されたカメラアイコンをタッチすることでそのカメラのみを操作できるんです。
カメラは視点を動かせるほか、レーザー砲を放つことも可能。
狙いを定めてレーザー砲を放つ感覚は本編に近いので、この辺りで「スターフォックス」らしさを感じました。
というか、2つの画面を交互に見て操作するカメラを切り替えるのが忙しくて楽しい!
基本はタワーディフェンスですが、Wii Uならではの忙しくて楽しい体験を味わうことが出来ます。
多彩な敵&ギミック
本作には全部で100ものステージが存在します。
これだけあると差別化を持たせにくく感じますが、そこはギミックに定評のある任天堂ゲーム。
25種類以上の敵、ステージによって異なるギミック&ルールによって上手く差別化していました!
25種類以上の敵といいますが、単に見た目を変えただけじゃないんですよ。
例えば以下のようなタイプの敵が存在するんです。
- カメラを妨害する。
- 移動スピードが速い。
- 盾を持ちながら接近してくる。
- タワーに近づくと爆発。
- 倒すと数秒後に煙を噴き出す。
他にも様々なタイプの敵が存在してゲームプレイに変化をもたらせてくれます。
さらにステージの差別化を図ってくれるのがギミック。
実質バリケードになるトンネルなど、カメラが視点しか移動できないからこそ嫌らしさが増すギミックが満載でした。
それ以外にも耐久力の高いボスキャラクター、踏むと敵が有利になるスイッチ、弾薬の制限が存在するステージなどゲームプレイに変化をもたらす要素が満載です。
この辺りは任天堂の強みを活かしているなと思いました。
任天堂のゲームはステージクリア型が多いんですが、アイデアが豊富で先のステージに進んでもマンネリ化しないんですよ。
ステージをクリエイトできる!
本作はオンライン上に自作ステージを公開することも出来ます。
作り方は簡単!
どのタイミングで、どのカメラの位置に、どんな敵を配置するか?
たったこれだけの手順で出来てしまいます。
さらに他のプレイヤーが作ったステージを連続でクリアしていくモードも用意しており、気軽にオンラインを楽しむことが出来ます。
ちょっとだけ存在するスターフォックスネタ
本作は「スターフォックス」のスピンオフということで、同シリーズのネタも少しだけ存在します。
例えば舞台となる惑星はシリーズではお馴染みのところなんですよ。
また、Wii U「スターフォックス ゼロ」に登場するスリッピーがフルボイスで色々喋る要素も存在します。
実は本作、当初は完全オリジナル作品でした。
そのため「スターフォックス」の要素は後付けなんですが、その割にはスピンオフタイトルとして成立している印象です。
ちなみにWii U「スターフォックス ゼロ」のメニュー画面から本作の体験版をダウンロードすることも出来ます。
ダブルパックではなくソフト単品を購入された方は試しにプレイすると良いかも!?
惜しいところ
成長要素が弱く、中毒性が低め
面白い試みが満載の「スターフォックス ガード」ですが、中毒性は低く感じました。
ぼくは面白いゲームだとぶっ続けでプレイします。それはもう、5時間、10時間は当然のように。
しかし、本作は長くても1時間程度で止めてしまいました。
確かに1ステージプレイする分には面白いんですが、10ステージ連続でプレイしたら「もういいか」となってしまう。
そう感じてしまう要因としては、成長要素の弱さがあります。
一応、レベルアップによってエクストラステージがアンロックされるシステムはあるんですよ。
ですが、最初の方は特に意識することはなく適当にプレイして行けば良いので、中毒性を高めるシステムとしては弱く感じました。
あまり好きなやり方ではありませんが、カメラに成長要素や装備の概念(※)を加えたり、ハック&スラッシュ要素を加えた方が中毒性は高まったような?
※装備の概念は存在するものの、超シンプルで味付けとしては弱い。
全体のまとめ
Wii Uのデバイスを有効に活用したシステムは感心してしまいました。
まだゲームパッドにこんな使い方があったとは!?
本作はテレビ画面とゲームパッドの画面が離れているからこそ実現出来た面白さを持っていると思います。
しかし、この手のジャンルでは重要な成長要素が弱く、どこか古臭さを感じてしまいました。
本作の開発は任天堂+プラチナゲームズになりますが、両社はアクションゲームメーカーです。
RPG的な成長要素を盛り込むのはあまり得意ではない印象で、本作の場合その辺りが仇になった感じがします。
プラチナゲームズではなく、モノリスソフト辺りとタッグを組んで作った方が面白いゲームになったかも?
中毒性が控えめなWii Uならではのタワーディフェンスゲーム!
こんな人には特におススメ。
・Wii Uならではのゲームを求めている人。
こんな人にはおススメできない。
・凝ったタワーディフェンスを求める人。
スターフォックス ガード/お気に入り度【60/100%】
プレイした時間・・・約5時間
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Nintendo | PlayStation |
Xbox | etc |
スタフォガードといえば、宮本茂さんがWiiU末期に発表した「スタフォ零」、「ニンラボ ロボットキット(Switch向けになっちゃいましたね)」と連なる男子の浪漫三部作ですねwww
ですが僕はあの当時は彼女がいたし、コンシュマー市場も氷河期な印象の年に配信されたものなのでまったくスルーしてましたよ(^_^;)
まぁ主人公がスリッピーという点もあまり購買意欲が湧かなかった原因でもあるんですがwww
スタフォガードのゲームスタイルはファーストである任天堂さえ持て余していたWiiUならではのゲームの一つの正解でしたね。
今、思えばSteamで配信されている「Five nights at Freddy」というホラーゲームは監視カメラを使いこなして呪われているアニマトロニクス人形を撃退するゲームなのでWiiUに移植したら相性良かったのかもね。
2014年のE3ではWii U向けの意欲作が色々と発表されて嬉しかったです♪
監視カメラのゲームはまさかスターフォックスになるとはなぁ。その2年後にはジャイアントロボがロボットキットとして出たので感慨深かった。
フフフッ・・・当時はトモフミさんにとってはリア充でしたかw ぼくも・・・いや、なんでもないですw
>Five nights at Freddy
こういうのを見るとWii Uはまだ化けたんじゃないかと思ってしまいますね・・・発売時期が悪かったorz