星のカービィ/GB
どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回は「星のカービィ」シリーズの1作目をレビューしていきます。
今や知らない人はいないであろう「星のカービィ」。
まんまるピンクなカービィが主人公の2Dアクションゲームで、ホバリングやコピー能力が大きな特徴となっています。
そんな「星のカービィ」ですが、1作目にはコピー能力が存在しませんでした。
できることはホバリングアクションと吸い込み、吐き出しが中心で、敵の能力をコピーすることはできません。
昨今のシリーズ作品に慣れていると物足りなく感じそうですが、アクションに制限があるからこその面白さがあるのも確かで、「星のカービィ」シリーズの本質を知ることができました。
ここからはそんなGB「星のカービィ」の良いと思った点から語っていきます。
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- カービィが主人公の2Dアクションゲーム。
- ホバリングアクションでフワフワ飛んだり敵を吸い込んだり吐き出すことができる。
- クリア後には高難易度モードが出現。
初リリース日 | 1992年4月27日 |
対応ハード | GB |
ジャンル | 2Dアクション |
推定クリア時間 | 30分 |
売上 | 累計172万本 |
発売元 | 任天堂 |
目次
良いところ
ゲーム初心者も安心の難易度
本作で特徴的なのが、ゲーム初心者向けに作られていることです。
1992年当時の2Dアクションは高難易度なタイトルばかりだったので、
なんて感じていた人は山ほどいたと思います。
今では考えられない話なんですが、1992年当時の2Dアクションはアーケードゲーム的な作り方をする作品がまだ目立っていて、何度もミスをして再挑戦すること前提の難易度だったんですね。
そんな中で発売されたGB「星のカービィ」は2Dアクションゲームでありながらも誰でもクリアできるように設計されています。
特筆したいのが、ホバリングアクションです!
主人公のカービィは空を飛ぶことができるので、「スーパーマリオ」とは違って大きな穴や山を簡単に飛び越えることができます。
多くの2Dアクションゲームではジャンプをして次の足場に飛び移って行きますが、それには助走をしてタイミング良くボタンを押さなければならず、初心者には厳しいものでした。
本作ではそういったゲーム初心者でもクリアできるよう、十字キー上を押し続けることで空を飛べるようにしたんですね。
感心したのが、ゲームを始めてから10秒もしないうちに高い山を設置していることです。
高い山はホバリングをアクションを駆使しないと飛び越えられないので、ゲーム初心者でも自然に覚えられるようになっています。
同じようなことは「スーパーマリオブラザーズ」の1-1でも感じましたが、チュートリアルビデオを見せるのではなく、実際に触って覚えてもらうようにしているのは好感が持てます。
絶妙な難易度調整
ここまでの話を聞かれた方の中には
なんて感じられそうですが、実際にはそうはいきません。
空を飛んでいると数多くの敵が邪魔をしきます。
回避をしたら良さそうですが、敵の動きが素早く、画面も狭いので、吸い込みや吐き出しアクションを駆使して戦わなければなりません。
このように本作はイージーモードとノーマルモードの中間的なバランス調整となっていて、幅広い層が楽しめるように調整されています。
難しくはありませんが、油断しているとゲームオーバーになってしまうかも!?
シンプルだけどよくできたアクション
「カービィと言えばコピー能力!」
近年の作品に慣れているとそう感じてしまう人も多いと思いますが、本作にはコピー能力はありません。
使用できるアクションは「ホバリング」「吸い込み」「吐き出し」くらいしかないので、今プレイすると非常にシンプルです。
とプレイする前は思っていたんですが、意外とそうは感じませんでした。
というのもコピー能力がないことによってゴリ押しプレイができず、ヒット&アウェイ戦法(回避と攻撃の繰り返し)がわかりやすくなっていて、その手のアクションが好きなぼくは気に入りました。
また、
- 無敵になってダッシュして行くエリア
- 炎攻撃で無双して行くエリア
- シューティングゲーム形式のボス戦
など、単に飛んで敵を倒して行くだけではなく、ステージやボス戦に趣向を凝らしているので、最後まで退屈せずに楽しめました。
上級者も手応えを感じるエキストラモード
ゲームをクリアするとエキストラモードに行ける裏技を教えてもらえます。
このエキストラモードなんですが、めちゃくちゃ難しい!
ステージの構造こそは通常モードと同じなんですが、
- ダメージ数の倍増
- 敵の高速化
- ボスの攻撃パターン増加
- 新しい敵の追加
によって難易度が跳ね上がっています。
なんて通常モードをクリアできたゲーム上級者はぜひ、エキストラモードに触れてみてください!
通常モードとは比較にならないほど難しくなっていますから。
ぼくの場合、クリアまでに20回はゲームオーバーになってしまいましたw
ゲームオーバーになっても各ステージのスタート地点に戻されるだけですが、回復アイテムや1UPの有り難みを感じましたね。
通常モードでは当たり前に感じていたアイテムがこんなにも有り難いものになるとは・・・。
ちなみにエキストラモードをクリアするとさらなるご褒美が待っているので、やり込む価値は十分にあります。
名曲が満載!
「星のカービィ」シリーズと言えばBGMの良さにも定評ありますが、1作目の時点で名曲のオンパレードとなっています。
ワクワクするタイトル画面、カービィの代表曲となったグリーングリーンズ、思わず踊りたくなってしまうボス戦のBGMなどなど。
ぼくが特に好きなのは、ステージ 3の「フロートアイランズ」です。
この曲は海辺のステージで流れるんですが、メロディが涼しげなので暑い日にピッタリなんですよね。
また、終盤のメロディは「大乱闘スマッシュブラザーズDX」のオールスター戦でも使われている「休憩所」と共通しているので、どこか切なくなってきます。
「休憩所」のメロディ、凄く癒やされるんですが、誰かと別れてしまうような切なさも感じるんですよね。
このように「フロートアイランズ」は色んな魅力が詰まっているので、そんな名曲をあの小さな容量(2メガビット)の中に収めていることに驚きました。
惜しいところ
ステージ数が少ない
本作に収録されているステージは、たったの5つしかありません。
1ステージクリアまでにかかる時間は5分程度。
ということは5×5で25分になるので、30分程度でクリアできてしまいます。
しかも最終ステージの前半はそれまでに戦ったボスとの再戦で占められているので、重複している部分も多いんですよね。
いくらエキストラモードが用意されているとは言え、素材が少なく感じました。
こんなことを言うと
と突っ込まれそうですが、1992年のゲーム(スーパーマリオランド2など)を基準にしてもコンパクトに感じます。
ただ、コンパクトかつやさしめの難易度調整だからこそクリアをしやすくなっているのも確かで、誰でもエンディングが見られる入門用アクションゲームとしてみると、この点は長所になるかもしれません。
星のカービィ (GB)のレビューまとめ
非常に丁寧な作りで、アクションゲームのお手本とも言える作品。
今となっては驚くほどコンパクトな内容でコピー能力もありませんが、誰でもクリアできるよう徹底的な配慮がなされています。
クリア後は上級者も苦戦する高難易度モードが用意されているので、当時のゲームボーイ市場のニーズを満たした作品だと思いました。
誰でもクリアできるよう徹底して作られた入門用2Dアクションゲーム!
こんな人には特におススメ。
・アクションゲーム初心者。
・カービィの原点が知りたい人。
こんな人にはおススメできない。
・コストパフォーマンスを重視する人。
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Nintendo | PlayStation |
Xbox | etc |
このカービィは、何回もプレイしましたね(^^)
というより、このカービィ以外は、クリアしたことありません。
ボリュームそんな少なかったかな?
当時は子供だったから、あまり感じなかったですね。
デデデ大王の音楽が、大好きでした☆
このカービィが唯一クリアされた作品ですか!?
さすがゲームボーイ好きだけあって、当時発売された作品を色々網羅していますね~
デデデ大王はお馴染みのキャラクターですが、1作目から活躍していました。
懐かしいなぁ。それこそ幼稚園とかのレベルだったかな。クラッコに勝てなくて飽きたとか本当下手だった笑
Wiiのコレクションでしたらこんなに簡単だったんだと逆に驚きました。
幼稚園の頃にプレイされていたんですね~。
Wiiのコレクションでリベンジした時はゲームの腕が大幅に上がっていたようで、成長を実感できた作品になるのかな?
星のカービィは大好きですね。
子供の頃プレイしたアクションゲームは高難易度のものばかりでほとんどクリアできない中、このソフトは低難易度でクリアまでいけるのでお気に入りでした。
考えてみると、マリオランド2とか、アクションゲームはそこまで難易度が高くない方が自分は好きなのかもしれません。
同時期に出たソニック・ザ・ヘッジホッグやスーパーマリオUSAは激ムズでしたもんね~。
そんな中で発売された本作は比較的簡単にクリア出来ますので、重宝されたと思います。サクサククリア出来ることの気持ち良さってありますよね。
カービィ1といえば、あの桜井さんの記念すべきデビュー作ですね!
一作目ということもあって、まだ世界観もなんでもありだし、ボリュームも今やると当時の価格だと非常にボリューム不足ですが、その分キャラクターはみんな印象に残りやすいキャラが多く、コピー能力がないからこそのシンプルさが本作にはありますね(^^)
今だと去年でた「すいこみ大作戦」が本作の面白さを味わえますね!
僕もオススメ度は3DSのVC版(¥400)を考慮しても☆4ぐらいです。
申し訳ありませんが、僕はその次回作の「夢の泉の物語」派です(^^;;
はい!シンプルだからこそ本質をつかみやすく、実際、本作でカービィのアクション性の良さを実感することが出来ました!
1作目って今となってはシンプルで物足りないことが多いけど、ルーツを知るには良いと思いますね~。
今度レビューする予定ですが、次回作では大幅にパワーアップしていて驚かされますw
任天堂の看板作品の一つカービィシリーズの第一作ですね
初作ながらバランス調整は丁寧で遊びやすかったです
ちょっと短いのが難点ですけどバリエーション自体は
そこそこあるのでそんなに単調さは感じられなかったですね
あとステージ開始前のデモムービーが地味に好きだったりします
本作のポップな世界観をよく表現してますしね
シンプルでステージ数は少ないですが、それぞれの差別化はしっかりと図られていて無駄を極力注ぎ落とした作品に感じました。
ステージ開始前のデモムービーといい、この頃から桜井さんの遊心が作品内に詰まっていますよね!
同い年のゲーム故発売当時の感覚はわかりませんが、クリアできるところまでがその人にとってのゲームのボリューム。それが当たり前だったと思われる時代にこれだけヒットしたわけですから、画期的な作品、及び考えだったのでしょうね。DS・wii時代を先取りしてたとも言えるでしょうか?
コピー能力こそありませんがアクションやUIは勿論、クリア後のお楽しみである二周目要素やアレ♪、カタチこそ違えどボスラッシュもありますし、シリーズの基礎が既にここまで出来ていたのかとプレーして関心しましたね。
後のシリーズでは二本に増えたり走ったり飛んだりしてるウイスピーですが、個人的にはこの初代のEX版が最強ですw スターアライズでもまたなにかやってくれないか楽しみですね。
>クリアできるところまでがその人にとってのゲームのボリューム
本当に1992年当時の2Dアクションゲームはそんな感じでした。
同時期に発売されたソニック・ザ・ヘッジホッグやスーパーマリオUSAはゲームオーバーのコンテニューがなくなったら最初からやり直しでしたからw
ある意味、DS/Wii時代を先取りした作品ともいえますね。
シンプルでステージ数は少ないですが、今の作品に繋がる基礎は言われてみるとこの頃から含められていて、実は凄い作品なんだなぁと思います。
ウイスピーはステージ1のボスとしておなじみですが、毎回、趣向を凝らした攻撃をしてきますよね。スターアライズでは何を企んでいるのでしょうか?笑
カービィの初代はゲームボーイ版でまだ所持してますぞ~。まだ起動できます。
すっごい遊んだナァ・・・エクストラモードで体力を1にしたり、死なずにどこまで行けるかとか。
スタートのポーズで放置してるとカービィが動くって有名ですかね?
今やると操作がかなりゆったりしてる上に判定が微妙に広い(特にエクストラモードのカブーラー戦はすごい苦戦)ですしw
確か開発に「ツインファミコン」を使ったみたいですね。
普通じゃあり得ないらしいです・・・マジかwww
物持ちが良いですね!と言うか、この作品もしっかり手を出しているとはさすがです!
エクストラモードはかなりやり込んでいそうですねw
スタートのポーズで放置してるとカービィが動く。それは知りませんでした!今度、試してみます!w
開発にツインファミコンとは凄い逸話だw
他にもHAL研究所の倒産危機を救ったとか本作のエピソードは色々ありますよね
3DSバーチャルコンソールで初プレイしました、一作目はコピー能力が無かったりステージも少なめでしたけど、ホバリングや吸い込みといった基礎的なものはこの頃からありました、当時シリーズ本編はスパデラしかプレイしたことがないのでシリーズの原点を知ることができました。
エクストラステージは記憶力と反射神経が物をいわすような感じでかなり歯ごたえがありました、ゲームオーバーになってもゲームオーバーになったステージの最初に戻されるくらいでしたのでリトライも容易でした。
本作とスパデラを比べると、どれだけ要素が追加されたのかよくわかりますよね~。
スパデラだけではシリーズの真骨頂が分かりにくいので、本作をプレイ出来たのは良かったと思います。
エクストラモードの難易度は高いことで有名ですよね!
この記事のコメント欄を見ても分かるようにゲーマーでも苦戦しているようで侮れない作品ですw
プレイ時間2時間ってことは、最近プレイされた感じですか?
エクストラステージは難しかったです。最終面で力尽きてしまいました。
ボリュームは少ないですが、アクションゲームとしての出来がしっかりしてるので夢中でプレイしましたね。
プレイしたのは5年ほど前になります。
エクストラモードはホロウダインさんも苦戦されたようですねw
ゲーマーにとってはエクストラモードからが本番と言っても過言ではありません。
いや初代カービィと夢の泉は両方で1つの本編だろう。
まあ大げさだがね。
初代カービィはキャラクターを操作する事に主眼を置いていると言う見方は同意だな。
クリアまで楽しめればそれなりに腕も身につく上に、面白いという印象を与えて残す。
その上で夢の泉においてトランスフォームを組み込むとどうなるか?と言う期待感から購入へのアプローチになる。
後はまあ夢の泉がファミコンでは上質なカラーだった事も魅力的ではあるな。
個人的にはどちらもカービィであり、どちらが欠けてもカービィでは無い。
夢の泉までのそれが1つの本編と言う印象。
それよりもカービィの顔が変わってしまっているのが一番気になるかね。
あまりにも短いので、次回作とセットで1つの作品が完結されている感はあります。
まあ、ゲームボーイとファミコンという組み合わせは当時としても不思議だったと思いますがw
次回作ではコピー能力など様々な要素が追加されるので、そのためのステップアップとして本作は存在するような気はします。
まあ、開発当時は次回作を出せるなんて保証は全く無かったと思いますが・・・
夢の泉の物語も近いうちにレビューする予定です。良い記事が書けそうなので、期待していてください!
第一作だからしょうがないかもしれないけど、デデデに攻撃するたびに、音楽が一瞬止まるというのもあるんだよなぁ
そういうところは昔のゲームっぽいですね。きっと、色々限界だったんだろうなぁ・・・