
大乱闘スマッシュブラザーズDX/GC
どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回は2001年11月に発売されたGC「大乱闘スマッシュブラザーズDX」のレビューをしていきます。
本作は任天堂の人気キャラクターが集結した対戦アクションゲームの2作目ですが、前作から驚くほどの進化を遂げた傑作でした!
まずは良いと思った点から書いていきます。
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- 場外に相手をリングアウトさせるのが目的の対戦アクションゲーム。
- 攻撃を当てることで吹っ飛び率が蓄積されてふっ飛ばしやすくなる。
- プレイアブルの任天堂キャラクターは前作から倍増して大幅にボリュームアップ。
初リリース日 | 2001年11月21日 |
対応ハード | GC |
ジャンル | 対戦アクション |
推定クリア時間 | 1プレイ30分 |
売上 | 初週35.7万本/累計122.0万本 |
発売元 | 任天堂 |
目次
良いところ
ボリュームが大幅に増量
1999年に発売されたN64「ニンテンドウオールスター 大乱闘スマッシュブラザーズ」。
シンプルなルールや操作性とは裏腹に非常に奥深く、当時のぼくは本作の虜になりました。
1人プレイはもちろん、友達や兄弟との対戦も大盛り上がり!
気が付けば1年、2年とプレイを続け、プレイタイムは何百時間にも達しました。
スマブラは楽しい!楽しいんですが、いかんせんボリュームが少なすぎる!!!
その欲はプレイすればするほど増していき、次第にぼくは妄想をするようになったのです。
そんなアフターストーリーを頭の中で描きまくっていました。
前置きが長くなってしまいましたが、今回レビューするGC「大乱闘スマッシュブラザーズDX」はそんなぼくの欲を叶えてくれたんです!
タイトルに「DX」と付いているように、本作は前作を大幅にボリュームアップさせた作品になります。
それも「バージョン1.5」とか「2.0」のレベルではないんです。
「バージョン2.5」。いや、「3.0」「4.0」にしても良いくらい。
それだけボリュームアップしていました。
以下、本作の主なパワーアップポイントを箇条書きでまとめていきます。
- プレイアブルキャラクターが倍増。
- 各キャラクターの必殺技が3種類から4種類に増加。
- ステージ数は3倍増。
- 対戦ルールは倍増。
- 1人用にアドベンチャーモードが追加。
- 50種類以上のイベント戦が追加。
- ミニゲームの種類が倍増。
どうでしょうか?
あらゆる要素が前作から倍増しているのが分かりますよね?
凄いのが、既存の素材を含めてグラフィックが全面的に刷新されていること。
この手のゲームって前作から引き継いだ要素はプログラムを流用するものなんですが、本作の場合はほとんどイチから作り直しています。
それでここまでのボリューム感を出せるとは凄すぎる!
スピーディになったバトル展開
うわ!?なんだこのスピード感は!?
前作に慣れていたのもあって初めて今作をプレイした時はそのスピード感に驚かされました。
前作が全体的にフワフワした挙動だったのもあるんですが、とにかく速い速い!
正直なところ、当初は前作の浮遊感に慣れていたので微妙でした。
しかし、慣れてくるとスピーディな格闘バトルの虜になり、「これはこれで面白い」と感じるようになったんですね。
そんなぼくの印象をさらに決定付けたのがスペシャル乱闘の「クイック乱闘」。
「クイック乱闘」ではゲームスピードが1.2倍速となり、さらにスピーディなバトルが楽しめるんです!
慣れてくるとこのスピード感が病み付きになり、友達と激しいバトルを繰り広げていました。
当時は思春期だったのもありますが、速いものに憧れを抱いていたんです。
より細かいテクニックが追加
前作の時点で相当な奥深さがあった「大乱闘スマッシュブラザーズ」シリーズ。
今作ではさらに細かいテクニックが追加された関係で底が見えないほど奥深くなりました!
以下、本作で追加された主なテクニックです。
- スマッシュ攻撃のパワーを溜められる「スマッシュホールド」
- その場から動かず緊急回避ができる「その場緊急回避」
- 空中で攻撃を交わす「空中緊急回避」
- 空中でアイテムを掴む「空中アイテムキャッチ」
それ以外にも様々なテクニックが追加され、その数は10以上に及びます。
頂点を目指すにはこれらのテクニックを覚えなければならず、非常に玄人向けの作りになりました。
当時のぼくはガチでプレイしていたので、テクニックが追加されたのは単純に嬉しかったのを覚えています。
アンロック要素が大幅に増加
スマブラは1人だと物足りない。
そんなイメージを払拭させるかのように本作はアンロック要素も大幅に増加されました。
隠しキャラクター、隠しステージ、隠しモードはもちろん、ほかにも非常に大きなアンロック要素が追加されたんです!
それがフィギュア集め!
今作ではお金の概念が追加され、ガチャガチャを楽しめるようになりました。
ガチャガチャで入手できるのは任天堂のゲームキャラクターをモチーフにしたフィギュアで、それぞれに数百文字の解説文が付いてきます。
しかも様々な角度から眺めたり、集めたフィギュアをズラーッと並べることもできるのだから溜まりません!
収録されているフィギュアの数は250種類以上!
中には難しい条件を満たさないと入手できないフィギュアもあるので、コンプリートは極めて困難です。
サービス精神旺盛
ここまで読んでいただければ分かるように本作は前作から大幅にボリュームがアップしています。
これだけでも十分凄いんですが、まだまだサービス要素はあります!
なんと、海外版に変更することができるんです!
しかも言語が違うだけではなく一部の仕様が異なっているので、比較する楽しみもあるんですね。
それ以外にも以下のような要素が用意されています。
- 最大64人での大会楽しめる「トーナメントモード」
- バトル中の画面を撮影する機能。
- プレイタイムなど色々な記録が確認できる「カウント集」
- 隠し要素をいつ解禁したのか分かる「お知らせ」
- プレイヤーキャラの名前入力システム。
とにかく「あれもこれも!」と色んな要素を盛り込んでいて「どれだけ詰め込んでいるんだよ!w」って感じですw
スタイリッシュに進化!
個人的に本作のイメージを一言で表すと・・・
スタイリッシュ
になります。
「任天堂キャラクターの殴り合い」という先入観からしたら意外かもしれませんが、本当にスタイリッシュなんですよ!
まず、BGMが全体的にカッコイイ!
本作オリジナルのBGMはもちろん、「モンキーラップ」「ビッグブルー」辺りは原作以上にカッコ良くアレンジされています。
特に「モンキーラップ」はオリジナル版よりもスピード感があり、女性ボーカルも加えた豪華仕様なのでシビレましたw
そしてメニュー画面!
前作よりもデザインが洗練され、アートとしても絶えられるクオリティになりました。
当時のぼくは思春期で背伸びしたがる年頃だったので、スタイリッシュ路線の強化は嬉しかったです。
惜しいところ
初心者へのハードルが上がった
ここまで読んでいただければ分かるように、本作は前作から大幅に遊び応えが増しています。
しかし、一方では前作よりも初心者へのハードルが上がってしまいました。
続編の宿命ではありますが、スマブラのコンセプト(初心者から熟練者まで幅広く楽しめる)が崩壊しているのは否めません。
それでも一般的な格闘ゲームと比べたら操作が簡単なんですけどね。
前作よりもチュートリアルムービーが丁寧に作られていますし、これでもまだハードルは低いほうだと思います。
アドベンチャーモードがイマイチ
今作から新たに追加されたアドベンチャーモード。
「スーパーマリオブラザーズ」風のステージなどで雑魚を倒し、ギミックを避けて行くことになるんですが、2Dアクションゲームとしての面白さはイマイチです。
何故かと言うとスマブラはジャンプアクションゲームの挙動とは異なるから。
道中の雑魚にしても張り合いがありませんし、1周クリアまでの道のりもやや長いので、あまり繰り返しプレイをする気にはなれませんでした。
台を乗りついで行けが無くなった
前作に用意されていた競技モードの「台を乗りついで行け」は無くなりました。
あれ、地味に好きだったので残念です。
一方、「ターゲットをこわせ!」は健在なので嬉しかった!
しかも今作でも操作キャラクターによってステージ構成が変わるので、これだけでもかなりのボリューム感があるんですよ。
なので、もし「台を乗りついで行け」を収録していたらエライことになっていたでしょうねw
全体のまとめ
こんなにもボリュームあるゲームを出せるものなのか!?
当時のぼくは本作の圧倒的なボリューム感に驚かされました。
とにかく新要素を惜しみなく収録して「これが最後の作品なんだぞ!」という開発者の意気込みを強く感じたんです。
何度も言うように当時のぼくはボリュームアップしたスマブラが喉から手が出るほど欲しかったので本作のコンセプトは最高でした!
それでいて思春期の少年には溜まらない厨二テイストが前作以上に強化されていたのでもう大満足!
前作よりも玄人向けになっているのは否めませんが、当時のぼくには非常にマッチした作品です。
余談ですが、本作の開発期間は僅か13ヵ月だったりします。
その甲斐あって本作はゲームキューブ初期に発売することが出来ました。
本来ゲーム機の発売初期ってボリューム不足の新作ばかりになるんですが、本作は別格でしたね。
無理を押し通した末に生まれたゲームキューブの傑作!
こんな人には特におススメ。
・スピーディなバトルが楽しみたい人。
・長く遊べる対戦アクションが欲しい人。
こんな人にはおススメできない。
・前作のフワフワ感が好きな人。
大乱闘スマッシュブラザーズDX/お気に入り度【100/100%】
プレイした時間・・・約300時間
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Nintendo | PlayStation |
Xbox | etc |
あれ?悪いところにガノンドロフが剣じゃなくて素手なところがないw
カービィが弱くされたもないし、ピチューが可愛すぎてプレイヤーが集中できないもないw
まぁカービィは前作でチャンピオンがカービィを使用して勝ったので、その影響てDXでは明らかに弱くされたのが残念だったなぁ。
なのでマイキャラをピカチュウやマルスなど使ってました。まぁほとんどマルスですが。
ちなみにこの時はFEは一切知らずロイが出た事がきっかけで初めて封印からFEシリーズはやりましたね。
丁度ローソンのSFC書き換えもやってたので、過去作はそれでプレイしたり。
この時の桜井さんは週7で、朝から夜まで開発していたようですからね。
約一年で出たのも納得ですよ。
EVOでも選ばれるぐらいにゲーマーには好かれてますが、初心者は置いてきぼりでしたからね。
ちなみにEVOプレイヤーの動きなんてヤバいですよ