
チャイルド オブ ライト/PS4/PS3 / PSVITA
どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回は2014年5月に発売されたPS4/PS3/Xbox 360/Wii U「チャイルド オブ ライト」のレビューをしていきます。
本作は不思議の国レムリアを舞台にしたファンタジーRPGですが、古き良きJRPGへのリスペクトが詰まったUBIの名作でした!
まずは良いと思った点から書いていきます。
※2014年7月にはPSVITA版が。2018年10月にはSwitch版が発売されています。
※Xbox 360/Wii U/Switch版はダウンロード専売です。
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- ターン制のコマンドバトルRPG。
- 移動画面は2Dアクションゲーム風。
- エンカウントはシンボルエンカウント式を採用。
初リリース日 | 2014年4月30日 |
対応ハード | PS4/PS3/Xbox 360/Wii U/PSVITA/Switch |
ジャンル | RPG |
推定クリア時間 | 8~12時間 |
売上 | 初週0.8万本(PS4) |
発売元 | ユービーアイソフト |
目次
良いところ
癒されるやわらかい世界観
世の中、辛いことでいっぱいです。
そんな時におすすめしたいのが本作!
全体的にいやし要素が強く、プレイしていると心が温まるからです。
そういう意味でまず挙げたいのがグラフィックと世界観。
グラフィックは絵本のように優しいタッチになっていて、世界観はファンタジー系ですからね。
光が差し込んだ暗い森。夕焼けによる逆光。さびれた荒地。
このようなファンタジー世界でありがちなロケーションを優しいタッチで描いています。
極めつけはいやし効果が強いBGM!
BGMではピアノ、バイオリン、オルゴールを使用しており、聴いているとうっとりしてしまうんです。
なので、辛いことがあったら本作をプレイしましょう!
きっと、心の闇が浄化されることでしょう。
懐かしのターン制バトルシステムを採用!
kentさんが世界観の魅力を先に語るってことは雰囲気ゲーなの?
そんな意見が飛び込んできそうですが、本作はゲームとしての出来もバッチリです!
特筆したいのが戦闘システム。
RPGで重要な戦闘システムは懐かしのターン制コマンドバトルを採用しています。
しかも単なるコマンドバトルではなく、「ファイナルファンタジー」シリーズのアクティブタイムバトルみたいなリアルタイム性があるんです!
戦闘画面の真下にはタイムラインというものが表示されています。
ここに表示されたキャラクターは左から右へ流れていき、右へ行ったら行動できるようになっているんですね。
が、以下のような特徴によってリアルタイム性が高まっていました!
- タイムライン内で左から右に流れる速度は攻撃の種類によって左右される。
- 能力値の「すばやさ」によっても左右される。
- 相手の攻撃を受けることで左へ吹き飛ばされてしまう場合がある。
簡単に言うと弱い技ほど素早く使用することが可能で、強い技ほど次ターンまでのラグが生まれるんですね。
チクチク攻撃してずっと自分のターンになるよう戦うのか?大技で一気に攻めるのか?
そんな戦略性が生まれているので、オーソドックスなコマンドバトルに見えて結構頭を使います。
属性の相性を考えるのが面白い!
RPGと言えば属性による相性!
本作でも属性や相性の概念はしっかり存在するので、相手の弱点を突いていく楽しさもあります。
こんな感じで属性を変えていけば戦闘を有利に進められるので、いかにもRPGだなぁと思いました。
簡略化されたカスタマイズシステム
え?戦う敵によって装備を変えるのがめんどくさいって?
いえいえ、全然面倒ではないんです!
本作の属性攻撃は武器に対応する宝石を付け替えれば良いだけなので、ワンタッチで出来ます。
なので
という考えが生まれやすく、めんどくさがり屋なぼくでもこまめに付け替えしていました。
そう、本作では武器や防具の切り替えは出来ず、宝石しか付け替えができないんですね。
しかもこの宝石、合成することができるんです!
と言っても難しいものではありません。
基本的には「小+小+小=中」「中+中+中=大」といった感じで同じ宝石を3つ合成させるだけで良いですからね。
効果の弱い宝石ばかりだったとしても合成したら強くなるのでつい集めてしまいます。
程良いアクション要素
このように本作はいかにもRPGっぽいですが、移動画面はアクションゲームの色が強かったりします。
というのも移動画面では2Dアクションゲームのようにキャラクターを自由に操作して障害物を避けていくように作られているからです。
もちろん、トゲなどの罠に当たったらダメージを受けてしまうので、回避するにはアクションの腕が必要になってきます。
個人的にはアクションゲームからRPGに入った人間なので、アクション要素が強いのは嬉しかったです。
ユニークなホタルのアシスト操作
実は本作、同時に2人のキャラクターを操作することになるんです!
メインは少女オーロラですが、サブとしてホタルのイグニキュラスを操作することになるんですね。
イグニキュラスを操作することで以下のような恩恵を味わえるようになっています。
- 戦闘時に少し回復できる。
- 戦闘時に敵の妨害ができる。
- 移動時に暗い場所を照らせる。
ほかにも移動時はホタルの光を活用した謎解きも用意されていて、ゲームプレイのアクセントになっていると思いました。
ちなみにPSVITA版以外のバージョンでは2人協力プレイに対応しており、ホタルの操作を2P側にまわすことも出来ます。
程良い自由度
RPGと言えば自由度!
本作でも自由度はそれなりに高く、フィールドではいくつかの寄り道スポットが用意されています。
宝箱、収集アイテム、サブイベントはもちろん、クリアに関係のないミニダンジョンまであるのだから感心させられました。
思わず「こんなところも作りこまれているのか!?」と言いたくなりましたからw
とは言えゴールまでのルートは決まっているので、横に広いマップというのが適切な表現だと思いました。
快適性が抜群!
現代のゲームは快適性が命!
という訳で本作は極力ストレスを感じられないような気遣いを感じられます。
例えば戦闘で負けても体力が全回復した状態で直前からやり直せるんですよ。
おかげで何度でも気軽に再挑戦が出来ました。
戦闘時の逃走が必ず成功するのも有り難い。
それこそボス戦だって逃走が成功するので、間違えて戦闘を開始してしまった時も安心です。
それ以外にも以下のような気配りを感じられました。
- マップ画面からはいつでも好きなエリアへワープすることができる。
- ロード時間が非常に早い。
- 難易度カジュアルにすることでレベル上げにかかる時間が短縮される。
これらの要素によってサクサク楽しめるようになっているので、ぼくでも飽きずに最後まで楽しめました。
ここまで割り切って作られたRPGはそうありません。
惜しいところ
宿屋やお店がない
RPGと言えば宿屋やお店!
しかし、本作には存在しません。
回復できる手段はいくつかあるとはいえ冒険をするうえで宿屋やお店がないのは寂しいです。
集落では住人との会話やサブイベントの受注しか出来ませんでした。
この辺りは低価格のタイトルだから妥協したのかな?
全体のまとめ
とても丁寧に作られたRPG。
快適で遊びやすく、システムも綺麗にまとまっているので昔のRPGを思い出しました。
ただ、キャラクターが媚びておらず、ボイスが存在しないので現代のRPGに慣れていると物足りなく感じられるかもしれません。
どちらかというとスーパーファミコン時代のオールドRPGが好きな人向け。
ところで、本作の開発者はPS3/Xbox 360「ファークライ3」と同じ方なんですよね。
作風が180度違いすぎて信じられねぇ・・・w
古き良きJRPGへのリスペクトが詰まったUBIの名作!
こんな人には特におススメ。
・古き良きRPGが好きな人。
・サクサクRPGを楽しみたい人。
こんな人にはおススメできない。
・現代のRPG要素を求める人。
チャイルド オブ ライト/お気に入り度【80/100%】
プレイした時間・・・約10時間
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戦闘システムはグランディアに近いシステムなんですかね、グランディアの戦闘は大好きなので俄然やりたくなりました。グランディアとFF12のガンビットシステムはより進化したシステムでゲーム作って欲しいんですけどね~(^_^;)