どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回は「超おどるメイドインワリオ」のレビューをしていきますが、まずはひとこと言わせてください。
いやぁなんて変なゲームなんでしょうかw
もう遊んでいる時、自分は何をやっているのかと突っ込みたくなってしまいましたw
そのくらいこのゲーム、変なことをやらしてきますw
まあ正直言うと最初は操作がよくわからなくて「これ、微妙じゃね?」って思ったんですけど、慣れてからはハマってしまいましたw
もうおかげで今は筋肉痛で大変なことになっていますw
ここからはそんな「超おどるメイドインワリオ」の良い点や惜しい点を語っていきますので、ぜひ最後までご覧ください。
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- 5秒で終わるプチゲームを連続でクリアしていく瞬間アクションゲーム。
- Joy-Conの機能を活かした体感操作で遊べる。
- 最大4人で遊べるパーティモードも収録。
初リリース日 | 2023年11月3日 |
対応ハード | Switch |
ジャンル | 瞬間アクション |
推定クリア時間 | 2~3時間(ストーリークリア) |
発売元 | 任天堂 |
目次
超おどるメイドインワリオとは?
まずは「超おどるメイドインワリオ」の概要を簡単に紹介します。
本作は5秒で終わるプチゲームを連続でこなしていく瞬間アクションゲーム。
ミミズをついばんだり、縄で羊を捕まえたり。用意されたノルマを連続でクリアしていきます。
今作で特徴的なのが、全身を使った操作形式です。
Joy-Conを天に向かって掲げたり、お尻とお口に近づけたり。
色んなカマエを取りながらプチゲームをクリアしていくことになります。
同じようなコンセプトのゲームはWiiでも発売されましたが、今作では全てをリニューアル。
完全新規のプチゲームやストーリーを楽しむことが出来ます。
そんな「超おどるメイドインワリオ」ですが、色んなところがぶっ飛んでいるんですよねw
ここからはプレイして感じたことを語っていきます。
良いところ
Joy-Conの機能を活かしたプチゲーム
本作をプレイして特に良いと思ったのが、Joy-Conの機能を活かしまくっていることです。
Joy-Conには様々な機能が搭載されています。
加速度センサーやジャイロセンサー、モーションIRカメラなどなど。
色々と搭載されていますが、最近はあまり活かされていませんでした。
本作ではそんなJoy-Conを久しぶりに活かしまくっていまして、Switchならではの体験を提供しています。
Joy-Conを両手で振って移動したり、膝に付けて四股踏みをするといった体感操作はもちろん、モーションIRカメラを使ったプチゲームも挿入されます。
右のJoy-Conに付いている黒いパーツ。
実はこれ、内部にモーションIRカメラが搭載されていまして、カメラが捉えた「動き」をゲームの中に伝えることができるんですよ。
例えばパクパク動く口の動きとか。
そんな情報を判別できるんですが、対応しているゲームはごく僅かでした。
そんな中で本作ではモーションIRカメラを使ったプチゲームが10種類以上も収録されています。
何名様なのか指を使って伝えたり、手を使ってピントを合わせたり。
他のプチゲームとはまた違った体験を味わうことが出来ます。
ぼく、こういう本体の機能を活かした遊びが大好きなので、遊んでいる時は興奮しました!
任天堂ネタが満載
シリーズ恒例の任天堂ネタは今作でも健在です。
特にナインボルトのステージでは任天堂をテーマにしたプチゲームが挿入されますので、原作を知っていると嬉しくなってきます。
特に印象的だったのが、「スーパーマリオ64DS」のスライダーです。
このプチゲームはボス戦という扱いになっていまして、原作のスライダーコースを丸ごと滑ることができます。
これがめちゃくちゃ難しくて、体を傾けても思うように曲がってくれませんので、何度も奈落の底へ落ちてしまいましたw
用意されているコースは3種類。
「ピーチのかくしスライダー」のほかに「スーパースノースライダー」「マウンテンスライダー」も再現していますので、ここだけ気合いの入れようが異次元ですw
あと今作もインテリジェントシステムが開発を担当しているようで、同社が手掛けた作品のプチゲームが収録されています。
カミの手で仕掛けを作動させる「ペーパーマリオ オリガミキング」とか、モーションIRカメラの機能を使って指輪をはめていく「ファイアーエムブレム エンゲージ」とか。
記憶が新しいタイトルのプチゲームも収録されているのでビビりましたw
特に「ファイアーエムブレム エンゲージ」は今年発売されたばかりですからね。
そんな作品のプチゲームを早くも収録するとは、さすが自前のタイトルは違うなと思いました。
他にも突っ込んでくるワンワンから逃げる「ヨッシーアイランド」とか、コッコになって追いかけてくるリンクの手から逃げる「ゼルダの伝説 時のオカリナ 3D」とか。
任天堂ゲームのユニークなシーンを切り取ったプチゲームが20種類以上も収録されていますので、任天堂ファンとしてはこれだけで元が取れます。
初心者向けの配慮が素晴らしい
本作は慣れるまでのハードルが高めに設定されています。
5秒でプチゲームをクリアしていくのも大変ですし、色んなカマエを覚えないといけませんからね。
操作に慣れるまでは何度もミスをしてしまいます。
そのためかストーリーモードでは救済措置が用意されていまして、ゲームオーバーになってもとある方法で復活することができます。
それは、「聖なるポーズ」です。
これは一定時間内に指定されたポーズをとって復活する儀式で、成功するとゲームオーバーになったところから再開することができます。
この手の救済措置は過去作にもありましたが、今作では「聖なるポーズ」が成功すれば何度でも復活することができますので、さらに優しくなりました。
え?ゆとり仕様すぎるって?
確かに優しすぎるところはありますが、本作は全身を使って遊ぶ体感ゲームです。
遊んだ時の疲労感が大きいので、ゲームオーバーになって最初からやり直しになってしまった場合、そのまま辞めてしまうことが多く感じます。
それだったらその場で復帰できたほうが続けてプレイしやすくなるでしょうから、ぼくはこれで良いと思いました。
むしろ「聖なるポーズ」という恥ずかしい格好をさせられるのですから、色んなポーズで遊ぶ本作のコンセプトに合っているように感じます。
ストーリーモードクリア後の要素が熱い
このように本作はゲームオーバーになってもすぐに復活できる機能が搭載されていますので、ストーリーをクリアするだけならすぐ終わります。
遅くても3時間。早いと2時間以内にクリアできてしまいます。
こうして聞くとボリュームが少ないゲームに感じてしまいそうですが、安心してください。
今作もクリア後が本番で、追加モードがバンバン開放されます。
合計ポイントを競う「マッスルエクササイズ」、全てのプチゲームが登場する「ごちゃまぜ」などなど。
多くは過去作にも収録されていますが、今作はこれまで熱い仕上がりですので、夢中で遊んでしまいました。
理由は色々あるんですけど、一番大きいのが、目標スコアを超えたらさらなる隠しモードが開放されることです。
これがゲーマーにとっては魅力的で、目標スコアを目指して挑戦したくなるんですが、簡単には突破できないんですよ。
例えば「ごちゃまぜ」で30点以上を記録したら「げきむず」が開放されます。
しかし、4回ミスをしたら最初からやり直しになってしまうんですよね。
「聖なるポーズ」で復活できたら良かったんですが、それもできないですし、途中でボス戦が挿入されることもないので、残り人数を増やすこともできなかったりします。
前提として、本作は体感ゲームです。
プチゲームごとに色んなカマエを取らないといけないので、過去作よりも暗記するのが難しいんですよ。
「テンビン」のカマエを取ることになったと思ったら次のプチゲームでは「コケコッコ」のカマエを取らないといけなかったり。
次から次へと体制を変えないといけませんので、ボタン操作のゲームと比べてとっさの判断が難しくなっています。
でも慣れてくると高速で情報を処理していく快感を味わうことができるので、ゲームオーバーになってもすぐにリトライをしてしまいました。
マジでこのゲーム、ストーリーをクリアしてからが本番ですので、真の魅力を味わいたい方はぜひ続けてプレイしてみてください。
充実のマルチプレイ要素
本作にはみんなで遊べるモードが充実しています。
ハチャメチャなすごろくをしながら専用のプチゲームで対戦する「ギャラクシーすごろく」、プチゲームをクリアしながらメデューサに近づいていく「こっそりメデューサ」などなど。
パーティゲームに特化したモードも収録されていますし、ストーリーモードを2人で協力して進めることも出来ます。
個人的に嬉しかったのが、「あつまれ!メイドインワリオ」の要素を輸入していることです。
同作は2003年にゲームキューブで発売された作品で、みんなで遊べるモードが充実していました。
今回の「超おどるメイドインワリオ」ではそんな「あつまれ!メイドインワリオ」で遊べたモードをいくつか輸入しています。
例えば出題されたお題に従いながらプチゲームを攻略していく「ドクターにきけ」とか。
みんなで遊んだら大爆笑まちがいなしのモードが復活を果たしています。
ぼくも試しに家族と遊んでみたんですが、ドクターの無茶振りが最高で懐かしくなってきました。
他にも「ギャラクシーすごろく」ではここだけで遊べる専用のプチゲームが挿入されたり、協力プレイモード専用のプチゲームが用意されていたり。
マルチプレイに特化した要素が満載ですので、一緒に遊べる人がいると楽しさが倍増します。
惜しいところ
Joy-Conの感度がイマイチ
一部のプチゲームではJoy-Conの感度がイマイチに感じました。
例えば「ぼうえんきょう」
「ナルホド」のカマエでぼうえんきょうを操作することになるんですが、なかなか反応してくれず、そうこうしているうちに時間切れになってしまうことが何度もありました。
もちろんぼくのカマエが間違っているとか、プレイヤー側に問題があるケースもあるんですけどね。
もうちょっと素直に動作してほしいと思うことが何度がありました。
あとIRモーションカメラの機能を使ったプチゲーム。
発想は面白いと思いましたけど、やっぱりカメラの認識がイマイチですね。
3本指を出しているのに2本指と間違って読み取るとか。そんなことが何度がありました。
まあ全体の9割くらいは思うように動作するのでゲームとして破綻しているとは言いませんが、人間というものは失敗した時の記憶の方が残るものです。
例え1割くらいでも印象に残ってしまいますから、もう少し精度を上げてほしかったですね。
特にマルチプレイですと、初めての方に遊んてもらうケースも多いでしょうから、感度の悪さでハードルを上げてしまうのは勿体ないです。
やりこみ要素が物足りない
今作もやりこみ要素が用意されていますが、過去作と比べて物足りなく感じました。
特に物足りなく感じたのが、収集要素です。
今作では「聖なるポーズ」が100種類以上用意されていまして、集めたポーズはミュージアムで閲覧することができます。
しかし、過去作の「ガチャコロン」「シャカポン」と比べたら魅力に欠ける印象で、わざわざ集める気にはなれませんでした。
せめて触って遊べるとかできたら良かったんですけどねぇ。
そういうのもないので、ホントただの図鑑なんですよ。
また、一度プレイしたプチゲームはミュージアムで練習できるのは良いんですが、過去作とは違って無限にプレイすることはできなかったりします。
設定できるのはスピードの調整のみで、プレイできるのは3レベルのみ。
目標スコアも設定されていませんので、1つのプチゲームだけをやり込むことはできません。
まあこの点はWiiの「おどるメイドインワリオ」も同様でしたので、体感操作のゲームであることが影響しているのかもしれませんね。
スピードを爆速にして最高レベルのプチゲームを無限にプレイしたら体がとんでもないことになるでしょうからねw
注意点
本作はJoy-Conの機能を活かしまくったゲームですので、他のゲームと比べてプレイスタイルの制限が多くあります。
まず、Joy-Conを使うゲームということでSwitch Liteには対応していません。
プレイできるのは通常のSwitch。もしくは有機ELモデルだけですので、そこは注意が必要です。
また、プレイする際にはJoy-Conストラップを装着する必要があります。
こちらは必須ではありませんが、Joy-Conから手を離したり、SL・SRボタンを押すプチゲームが挿入されますので、Joy-Conストラップがないと難易度が上がってしまいます。
購入される場合、その辺りは覚えておくと良いでしょうね。
超おどるメイドインワリオのレビューまとめ
ここまで「超おどるメイドインワリオ」の良い点や惜しい点を語っていきました。
簡単にまとめると
- Joy-Conの機能を活かしまくったバカゲー!
- 操作を覚えるまでが大変だが、慣れたらめちゃくちゃ熱い!
といった感じです。
ストーリーモードをクリアするまでの時間が短いこと、Joy-Conの感度がイマイチであること。
やりこみ要素が物足りないことなど、何かと人を選ぶ作品ではありますが、他にはない尖った魅力を持っています。
ですので、任天堂のバカゲーを遊びたい人。みんなで馬鹿騒ぎをしたい人は手にとって見てください。
任天堂ってこんなに狂ったゲームも出せるのかとビックリすると思いますよ。
こんな人には特におススメ。
・Joy-Conを活かしたゲームを遊びたい人。
・任天堂ファン。
こんな人にはおススメできない。
・体感ゲームが苦手な人。
・ボリュームを求める人。
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