【レビュー】オーバーライド 巨大メカ大乱闘 [評価・感想] ドタバタ感溢れる低価格で良質なブラジル製パーティゲーム!


オーバーライド 巨大メカ大乱闘 スーパーチャージエディション/PS4

どうも!KENT(@kentworld2 )です!

今回は2019年4月に発売されたPS4「オーバーライド 巨大メカ大乱闘」のレビューをしていきます。

本作は巨大ロボットが大乱闘を繰り広げる対戦アクションゲームですが、ドタバタ感溢れる低価格で良質なパーティゲームでした!

まさか、PS4でこんなに盛り上がる対戦ゲームが存在したなんて!?

正直、あまり目立っていなかったので対戦ゲームとしてここまで楽しめるとは思いませんでした。

それだけ本作は対戦アクションゲームとしてのハードルが低く、誰でも気軽に楽しむことが出来ます。

定価も5,000円以下とPS4のパッケージタイトルとしては安くて手を出しやすいので、PS4用パーティゲームとして真っ先におすすめしたい作品です。

そんなPS4「オーバーライド 巨大メカ大乱闘」の良いと思った点からまずは書いていきます。

累計1,000記事突破!KENTがプレイしたゲームのレビュー記事一覧へ

このゲームを3行で説明すると?
  • 巨大ロボットが大乱闘を繰り広げる対戦アクションゲーム。
  • 個性豊かな12種類のロボットを操作できる。
  • フィールドにはアイテムが落ちているので拾って使うことができる。
初リリース日 2019年4月18日
対応ハード PS4/Switch
ジャンル 対戦アクション
推定クリア時間 4~5時間
売上 初週0.1万本
発売元 3goo

スポンサーリンク

良いところ

架空のアニメみたいな作風

現代を舞台にしたアニメの多くは作中で架空のアニメを楽しむシーンが挿入されます。

代表的なのが「クレヨンしんちゃん」の「アクション仮面/カンタムロボ/エンピツしんちゃん」。

これらのアニメでありがちなのが、ぶっ飛んだ作風です。

本編ではできないことを架空のアニメでやりたい放題やって作者の創作意欲を満たすケースは何度も見てきました。

今回レビューするPS4「オーバーライド 巨大メカ大乱闘」はオリジナル作品ですが、どこか架空のアニメっぽい作風なんですw

まずは登場キャラクターの立ち絵をご覧ください。

どうでしょうか?

ヒロインのハズがオバサンっぽかったり、それらしく見せるためキャスターがろくろ回しポーズをしていますよね?

このような作風はメジャー系のアニメでは見られないので逆に新鮮でした!w

随所で感じられるバカゲー臭

キャラクターデザインを見て分かるように、本作はバカゲーの色が強く感じます。

例えば巨大ロボットのアクションシーン。

アクションシーンでは左右の手足を使って相手を殴ることが出来ますが、走りながらパンチを放つことができるんです。

その際に足腰を曲げることはないので実にシュールw

ですが、前述の立ち絵を踏まえて考えるとこれが本作の作風なのかなと。

こちらはステージ選択後のロード画面(読み込み時間はあっと言う間です)。

どデカく日本と表記されていますが、このセンスからして狙っているんじゃないかと思いましたw

それ以外にも本作は以下のようなバカゲー要素が存在します。

  • タイトルロゴの表記がデカデカとしたカタカナw
  • 鹿の角、口ヒゲなどヘンテコなアクセサリーを装着できる。
  • 日本ステージの看板が「Sushi love」などなんちゃってジャパンw

こういうセンス、好きだなぁ。

全体的にサンドロットのゲームに通ずるユーモアが詰まっています。

スタミナゲージを管理しての戦闘が面白い

戦闘時に重要なのがスタミナゲージ!

攻撃や回避などを行う際はスタミナゲージを消費し、満タンになるとオーバーヒートしてしばらく使えなくなります。

「モンスターハンター」シリーズのようにオーバーヒートしても硬直時間は発生しませんが、的確に攻撃するにはスタミナゲージの管理は必要不可欠です。

個人的にはそこが大きな”駆け引き“に繋がっていると思いました!

攻めの姿勢も良いですが、あえて相手がオーバーヒートしてから反撃する待ちの戦法を取ることも出来ますからね。

対戦アクションゲーム初心者でも楽しめるシンプルな操作性

スタミナゲージ?難しいゲームなのかな?

そう思われる方も居そうですが、操作自体はシンプルでした!

メインとなる攻撃は左右の手足を使って行います。

R1で右パンチ。L1で左パンチ。R2で右キック。L2で左キック(それぞれチャージして発動することもできる)。

さらに□ボタンを押しながらそれぞれのボタンを押すと4種類の必殺技を放つことが出来ます。

加えてガードやカウンター、回避、ブースト、ホバリング、超必殺技(アルティメット)も使えるので、対戦アクションゲームらしく様々な駆け引きが詰まっていると思いました。

素晴らしいのが、いずれも1つか2つのボタンを押すだけで発動すること。

チュートリアルモードも用意されていますし、対戦アクションゲームが苦手な人でも気軽に楽しむことが出来ます。

重量感と浮遊感が融合した挙動

アクション部分の挙動ですが、重量感と浮遊感が融合した癖のあるものでした。

巨大ロボットが大乱闘を繰り広げるという設定なので、基本的には重量感があります。

移動することでカメラが細かく揺れ動き、足音も鳴り響きますからね。

しかもステージ上のオブジェクトはほとんど破壊できるので、巨大ロボットを操作している感覚はバッチリです!

一方、ふっ飛ばされた時やホバリング時の挙動は浮遊感が強めで不思議な感じがしました。

ですが、慣れてくるとこれが妙にハマるんです!w

特にハマったのが、ホバリングからのダイブキック。

ホバリング時にキック攻撃をするとダイブしてのキックを放つことができるんですが、これを決めると相手が吹っ飛ぶので癖になるんですよ。

なので、戦闘時はついついホバリングからのダイブキック攻撃をしたくなります。

アイテムを使った駆け引き

ステージには様々なアイテムが出現します。

近接武器からシールド系、さらには銃まで出現するんです!

しかもフライパンやハンマーなど場違いなアイテムも存在しますw

これらのアイテムによってハチャメチャ感が増していると思いました。

特に印象的だったのが、銃を使っての攻撃。

銃を持つことで肩越し視点になるので、格闘ゲームがTPSに様変わりしてしまいますw

超盛り上がる4人乱闘

そして本作最大の魅力は4人での乱闘!

なんと、本作はオンライン・オフライン問わず4人での乱闘ができるんです!

しかもチームバトルだけではなくバトルロイヤルも用意されています。

試しにバトルロイヤルをやってみたところ、これがめちゃくちゃ面白い!

全員が敵であるため入り乱れて戦ってしまいがちで、前述のアイテム要素と相まってまさに大乱闘と言えるような戦いを楽しめます。

素晴らしいのが、オンラインだけではなくオフラインでの4人対戦にも対応していること。

どうしてもPS4は1人用ゲームのイメージが先行してしまいがちなので、本作の4人対戦は重宝します。

超カオスな協力プレイ

協力プレイはチームバトルだけではありません。

なんと、1台のロボットを複数人で操作することもできるんです!

例えば2人協力プレイの場合、1人が上半身の操作を。もう1人が下半身の操作を分担して行うことになります。

4人協力プレイに至っては下半身、ヘッド、右アーム、左アームの操作を分担して行うことになるのだから何がなんだかw

前述の通り、本作ではスタミナゲージを管理して攻撃や回避を行わなければなりません。

協力プレイではそんなスタミナゲージの重要性がさらに増すのでパートナーとの結束力が求められます。

ハードルは高めですが、複数人でロボットを協力して動かしている感じはしました。

スポンサーリンク

目次へ戻る

惜しいところ

もう少し楽しみたかったアーケードモード

本作にはアーケードモードという1人でストーリーを進めていくモードが存在します。

が、全体的に淡々としていて短めだったのでもう少し楽しみたかった。

格闘ゲームのアーケードモード的な位置付けだとは思いますが、RPG的なカスタマイズやストーリー要素もあるので中途半端な感じがします。

個人的にはもう少しステージ数を増やしてストーリー要素を強化し、主題歌を加えたらさらに魅力的な内容になったんじゃないかと思いました。

キャラクター毎にストーリーが変わったり、ある程度は好きなミッションを選択して進められるなどリプレイ性はありますけどね。

ボイスが欲しかった

日本のロボットアニメに大きく影響を受けている「オーバーライド 巨大メカ大乱闘」。

しかし、ボイスは一切収録されていません。

登場するキャラクターや機体が特徴的なだけに、人気声優による暑苦しいボイスが収録されていたらさらに盛り上がっていたと思うので惜しく感じます。

価格が5,000円以下と安いのはこの辺りが影響しているのでしょうね。

目次へ戻る

全体のまとめ

ハチャメチャな対戦プレイが最高の作品。

オンライン対戦もできるので1人でも楽しめますが、それ以上にローカルでの4人同時プレイに魅力を感じました。

パロディ感溢れる作風やドタバタ感がパーティゲームの良い塩梅となっていて、家に友達が集まったら真っ先にプレイしたい作品。

余談ですが、本作を手掛けたのはブラジルのデベロッパーであるThe Balanceだったりします。

日本から遠く離れたブラジルでこんなゲームが作られていたとは驚きました。

海外のゲームと言えば欧米製ばかりがもてはやされますが、それ以外の国でも目を見張る作品が色々出ているんですね。

ドタバタ感溢れる低価格で良質なブラジル製パーティゲーム!

こんな人には特におススメ。
・パーティゲーム好き。
・バカゲー好き。

こんな人にはおススメできない。
・1人で重厚なストーリーを楽しみたい人。

オーバーライド 巨大メカ大乱闘/お気に入り度【80/100%】
プレイした時間・・・約10時間

累計1,000記事突破!KENTがプレイしたゲームのレビュー記事一覧へ

ハードメーカー別レビュー記事リスト
Nintendo PlayStation
Xbox etc




6件のコメント

Override: Mech City Brawl!これのレビューはありがたいです(o^-‘)b
今、XboxOneで50%オフのセールをしていますので購入を検討していた
ところでした。Oneでは今のところ海外のみ販売ですがローカライズも
されているみたいなので、ここはメガエディション買っちゃおうかな。

おお!海外ストアではXboxOneでも発売されていましたか。まあ、海外のゲームですからねw

50%OFFはお買い得だと思います。複数人でプレイしたいのであれば特におすすめですよー

お疲れ様です。気になっていた
作品なんですよ。ケントさん、
買っちゃいましたね。レビューを拝読すると4人の共同プレイが、
正に戦隊、スパロボ作品をゲームで、体験出来る。是非スイッチに欲しい作品ですよ。

このゲームも気になっていましたか!?

確かにコンセプト的にはSwitchとの相性が良いと思います。

環境破壊が派手なのでSwitchで動くのかは気になるところですが、出来るなら実現してほしいですね~!

私もあの重量感と浮遊感好きです!
特撮とかで重量感を出すためにスローにするという感じでしょうか
つい当てた瞬間のガチンと鈍い音とぶっ飛びが見たくて空中タメキックなどのダウン攻撃を多用してしまいます…

おお!このゲームで共感コメントをいただけるとは!?

そうなんですよ、空中溜めキックが妙にツボで・・・w