どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回は2018年5月に配信されたPS4/PSVITA「Reverie(レヴェリー)」のレビューをしていきます。
本作はニュージーランドの架空の島を舞台にしたアクションアドベンチャーゲームですが、一言でまとめると・・・
「MOTHER」の世界観で2D版「ゼルダの伝説」を楽しむようなゲームでした!
2Dの「ゼルダの伝説」をリスペクトした作品は数あれど、「MOTHER」とミックスしてくるとはw
ゲームとしての完成度は両作品には及びませんが、古くからの任天堂ファンとしてはプレイしていると凄く心地が良いんですよ。
そんなPS4/PSVITA「Reverie(レヴェリー)」の良いと思った点からまずは書いていきます。
※本作は約1,500円のダウンロード専売タイトルになります。
※2019年3月にはSwitch版が配信。
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- フィールドを探索して物語を進めていくゲーム。
- 各地に点在するダンジョンを攻略してキーアイテムを集めるのが目的。
- ダンジョン内はバトルだけではなく謎解き要素も用意されている。
初リリース日 | 2018年5月18日 |
対応ハード | PS4/PSVITA/Switch |
ジャンル | アクションアドベンチャー |
推定クリア時間 | 5~6時間 |
価格 | 1507円(税込)(PS4) |
発売元 | Eastasiasoft Limited |
目次
良いところ
MOTHERのような世界観でゼルダの伝説を楽しめる!
まずはこちらのスクリーンショットをご覧ください。
かの有名なRPG「MOTHER(マザー)」シリーズを彷彿とさせるタッチですよね。
帽子を被ったほのぼの系主人公。
現代の田舎町をドット化したような世界観。
身近な生き物をモチーフにした敵キャラクター。
何もかもが「MOTHER」っぽく、独特の暖かさを感じられます。
そんな「Reverie(レヴェリー)」ですが、なんとゲームジャンルは・・・
「ゼルダの伝説」にインスパイアされたアクションアドベンチャーゲームなんです!
つまり、フィールドを探索してダンジョンを見つけ出し、複数のキーアイテムを集めて行くことになるんですね。
「ゼルダの伝説」をモチーフにしたゲームは数あれど、現代の田舎町をドット化したような世界観でプレイできる作品は珍しく、そこに本作の魅力を感じられました。
回復ハートがピザになり、弓矢がダーツに。剣がバットに置き換えられているって、面白いじゃないですか!w
程よく歯ごたえがある謎解き
「ゼルダの伝説」といえば謎解き!
という訳で各ダンジョンは謎解き要素が強く、ボス部屋まで辿り着くには隅々まで回らないといけません。
謎解きの内容も「ゼルダの伝説」にインスパイア。
その部屋に居る敵を全滅させることで鍵が降ってくることもあればブロックをスイッチのところまで運んで作動させないといけないこともあります。
なので、「ゼルダの伝説」シリーズ経験者だったら楽勝にクリアできる!
・・・と言いたいところですが、ゼルダの先入観を持っているからこそ詰まってしまうこともあるので油断出来ません。
実際、ぼくは「ゼルダの伝説」の先入観に囚われすぎて数10分間ダンジョンの同じところを彷徨ってしまいましたからw
個人的に本作のギミックで面白いと思ったのが、可愛い石(通称:スティーブ)を使った謎解き。
スティーブは重りになるので、乗っている間しか作動しないスイッチが設置されている部屋では役に立ちます。
しかも攻撃を与えるとカーリングのように滑っていくので、遠く離れた場所のスイッチを作動させる時にも活用できるんですね。
このようなアイテム&ギミックは本家には無かったので新鮮でした!
全体的な難易度は本家と比べて低め。
謎解きの歯ごたえはそれなりにありますが、戦闘の難易度は低めでボス戦は回復アイテムなしでも勝てました。
「ゼルダの伝説」シリーズとは違って蘇生アイテムは存在せず、体力の最大値も低めですが、それでも難易度は低めに感じます。
まあ、ゲームクリア後に挑戦できる隠しダンジョンは少し難しいんですけどね。
ほのぼのした世界観・ストーリー
本作はファンタジー世界ではなく、現代の田舎町を舞台にしています。
そのためか危機感は薄く、世界を救う旅に出掛けているというよりは島を探検している感じで全体的に緩いです。
が、この緩さがまた良いんですよ!
隠されたダンジョンに入るまでの道のりはちょっとしたクエスト形式になっていますが、どれも日常的な出来事をモチーフにしているので親近感が湧きます。
用意されているダンジョンは5個以上。
後半のダンジョンほど謎解きの難易度が高く、詰まりやすくなっていますが、謎が解けた時の開放感は溜まりません!
いくつか用意された寄り道要素
「ゼルダの伝説」といえば寄り道!
クリアまでの攻略ルートは一本道ですが、フィールドマップにはいくつかの寄り道要素が存在します。
寄り道要素で代表的なのが、収集アイテム集め。
フィールドの各地には「羽」が隠されていて、すべて集めると良いことが起きるんです。
ミニゲームもいくつか用意されています。代表的なのが、2Dシューティングゲーム。
10コイン支払うことで1プレイ可能になり、スコアアタックを楽しめます。
難易度は低めですが、敵を倒した時の効果音が爽快なのでプレイしていて気持ち良かった♪
ミニゲームは他にもいくつか用意されていて、息抜きにはなると思います。
個人的に合わない&気になったところ
本家には敵わない
全体的に2Dの「ゼルダの伝説」を上手くインスパイアしていますが、やはり、本家には劣ります。
BGMや効果音の主張が全体的に弱いですし、フィールドマップの深みも本家ほどは感じられませんでした。
また、「MOTHER」シリーズと比較したらテキストのセンスも劣っていると感じてしまいます。
比べなければ気にならない部分も多いけど、これだけゲームデザインが似ているとどうしても比べてしまう。
インスパイアゲームの宿命ですね。
もう少し起伏が欲しい
全体的にゲームとしての起伏が欠けていました。
とにかくストーリーの危機感が全く無いんですよ。
ボス戦後に発生するイベントは意味深で何か起こりそうですが、特に印象には残りませんでした。
この緩さもまた良いもんですが、最後くらいはカタルシスのようなものがほしかった。
どうやら本作、ニュージーランドで伝わる「マオリの伝説」をモチーフにしているようなので、その辺りの知識があったら見方が変わってくるかも!?
全体のまとめ
「MOTHER」+「ゼルダの伝説」=「MOTHERの伝説」という表現が相応しい作品。
本家ほど完成度が高いとは言えず、ストーリーも起伏に欠けて物足りないですが、表面的な楽しさは再現していると思いました。
なので、現代を舞台にした「ゼルダの伝説」をプレイしたい人は手にとっても良いと思います。
特にSFC「ゼルダの伝説 神々のトライフォース」好きは懐かしさを感じられるかも!?
ボリュームは価格相応なので、サクッと「MOTHER」のような世界観で「ゼルダの伝説」を楽しみたい場合はどうぞ!
現代風の世界観で2Dゼルダを楽しめるMOTHERの伝説!
こんな人には特におススメ。
・2Dのゼルダの伝説好き。
・MOTHER好き。
こんな人にはおススメできない。
・レトロゲームに興味ない人。
Reverie(レヴェリー)/お気に入り度【60/100%】
プレイした時間・・・約6時間
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