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王と魔王と7人の姫君たち ~新・王様物語~/PSV
2012年3月に発売されたPSV「王と魔王と7人の姫君たち ~新・王様物語~」を
今回はレビューします。PSV「王と魔王と7人の姫君たち ~新・王様物語~」は
2009年9月に発売された王国ワラワラRPG、
Wii「王様物語」をベースにリメイクした作品です。
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色んなジャンルの要素を凝縮したゲームシステム
ゲームの目的は兵士、アニマルハンター、農夫、
大工など様々なジョブに転職できる国民(部下)を引き連れ、
未知の大地を開拓をしながら7人の姫を救出し、国の奪還をする事なんですが、
本作はそれまでの過程を様々なジャンルの要素で楽しませてくれます。
ここからは各ジャンルの要素を紹介。
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RTS(リアルタイムストラテジー)・アクション要素
主人公は部下に突撃や退却などの命令を行い、敵を倒して行きます。
基本的には隙が出来た時に突撃。反撃が始まりそうだと思ったら退却。
これの繰り返し。そのためちょっとしたRTS要素が楽しめます。
ちなみに主人公も直接攻撃が可能だけど、大して威力はありません。
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シミュレーション要素
フィールドを探索していると見つかるお宝を集めて資金に変え、
その資金を使って王国に新たな建物を建てる事が可能だったりします。
だんだん王国を大きくしていくことができるのも本作の醍醐味。
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RPG要素
部下にはレベルが設定されており、一定の経験値を稼ぐと強くなっていきます。
また、いくつかのクラスが用意されており、クラスによって
穴が掘れたり、工事が出来たりと特技が異なるので、
どういうパーティを組んで冒険に出かけるのか考える必要があったりも。
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恋愛アドベンチャー要素
ゲームを進めていく毎にお姫様が仲間になりますが、
彼女たちはツンデレ、妹萌え、ロボ萌え、セーラー服、おネエキャラ。和服など
10代、20代の男性が惚れてしまう様々な属性を持っています。
そんな彼女たちとイチャイチャするようなシチュエーションが満載で、
恋愛アドベンチャーゲーム的な要素も見受けられました(選択肢もありますしね)。
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充実の収集・やり込み要素
7人の姫を救出し、国の奪還をする事以外にも、サブクエスト、お宝、 絵画、
素敵スポット探し、ミニゲームなど収集・やり込み要素も満載で、
すべてやり込もうとするとかなり長く遊べると思います。
PSVITA版はトロフィー機能があるので、
やり込みのモチベーションがより高くなっていますしね!
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バラエティに富んだ王ボス戦
ボス戦では単純に国民を突撃・退却させて挑むものだけではなく、
ピンボールやレースなど様々なシチュエーションで
戦いを楽しむ事が出来て、常に新鮮さを感じられました。
ボスキャラのプログラムデータを流用するのが
当たり前になってきた昨今のゲームも見習ってほしいくらい。
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救済措置を大幅に追加
・いつでもどこでもセーブができるように。
・主人公の体力がゼロになってもコンテニューが可能。
・仲間が死んでも病院ですぐに復帰させる事が可能。
・お姫様が仲間に。特殊能力で助けてくれる。
・アイテムの使用が可能に。アイテムで
回復したり、攻撃力を高めたりできる。
「王様物語」は可愛らしい見た目とは裏腹に難易度が非常に高く、
さらにセーブできるのは玉座(スタート地点)のみ。主人公の体力が無くなって
ゲームオーバーになったら最後にセーブしたポイントからやり直しと、
まるでファミコン時代のゲームを思わせるかのような鬼仕様でした。
しかし、今回のPSVITA版は基本難易度こそ相変わらず高いものの、
救済措置が大幅に増えて随分と遊びやすくなった印象です。
その分緊張感が薄れ、大雑把なプレイをする事が多くなりましたけどね。
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ごちゃごちゃ感
ゲームを進めていくと国民を大量に引き連れていくことができるようになって、
戦闘中は一人一人の国民の状態を把握するのが困難になってきます。
ピクミン系は画面に映るキャラが多いので仕方が無い面はありますが、
本作は「ピクミン」と違って国民一人一人に体力が設定されているので
終盤の戦闘ではよく頭がパニックになりがちです。
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やや処理落ちする
最終的には100人以上が住む事になる王国内などでは処理が重くなり、
モッサリとした動きになります。それも極端に酷い訳では無く、ジワジワくる感じ。
ここが本作最大の難点ですね。個人的にはWii「王様物語」を
プレイしているためある程度攻略法を知っているから処理落ちによる
プレイの支障はそこまでありませんでしたが、慣れていないと
ボディーブローのようにストレスが蓄積されるかも。
その他気になった事
・部下が崖から落ちて引っ掛かる事がある。
・部下の編成周りをもう少し快適な作りにしてほしい。
・説明しきれていない点がある。
・見た目が悪い装備品が多過ぎる。
Wii版よりもやや処理落ちするものの、救済措置が大幅に増えて
遊びやすくなっており、それでいてWii版の良い所は
ほとんど失っておらず、良いリメイクでした。
色々と不安な作品でしたが、買って良かったと思っています。
こんな人には特におススメ。
・探索好き。
・萌え好き。
こんな人にはおススメできない。
・レスポンスを重視する人。
・萌え要素が苦手な人。
王と魔王と7人の姫君たち ~新・王様物語~/お気に入り度【80/100%】
プレイした時間・・・約20時間
※何か分からないゲーム用語を見かけたらこちら をご覧ください。
自分で点数を付けるなら、9点になるポテンシャルを秘めているけど、現時点では6点くらいのゲームですかね、、。
自分が一番気になったのは、ステータスがかなり簡略化されていて、RPGとしてみた場合レベルアップの必然性があまりないのと同時に、装備品もまたそれほど必要性を感じられなくなってしまっていること。
つまり、特定のキャラクター以外は名前と見た目がちょっと違うだけのモブになってしまっていて、住民にもPTのメンバーにも愛着を感じられない。
その辺は、やろうとして出来なかったのか、Wiiのユーザー層に合わせてシンプルにしたのかはわかりませんが、どっちにしてもちょっと勿体ないなぁと思いました。
売れなかったので厳しいとは思いますが、次も頑張って作って欲しいゲームです。
新王様物語は本当に面白かったです
ゲームシステムはもちろん、世界観が好みで音楽も良かったです
プラチナトロフィー目指そうと思ったのですがクリアファイルを上書きしてしまい一時中断してます
このまま埋もれてしまうのはもったいない素晴らしいゲームですね
続編ほしいなー
>kazuさん
あらら・・・どこまで進めたんでしょうか?
後半は結構手ごわい攻撃をしてくる敵も出てきますが・・・。
まあ、本作は沢山のキャラクターをつれて行ける関係上、
あんまりステータスを細かくすると
付いていけない人が増えていきますし、
RPG要素の他にも記事で挙げたような
他ジャンルの要素が色々と盛り込まれているので、
このバランスに落ち着いたんだと思っています。
RPGというよりも色んなジャンルの要素を取り込んだゲーム!と
思ってプレイすると良いですよー。
Wiiの時から気になってたタイトルですが、なかなか時間無く手を出せないでいます。でもレビュー観る限り面白そうだし安ければ買いたいですね。
ちなみに、突然ですが1日平均何時間ぐらいゲームに割いているんですか?
自分は、学生のころは時間あっても金が無く、社会人になったら金はあっても時間が無いという典型的なジレンマに陥ってるので参考にしたいんですけどどうでしょうか?
自分好みの要素が揃ってたので、不満や、物足りなさは感じつつも最後までクリアしましたよ!
やっぱり、ステータスがハート(HP)と攻撃力だけってのはちょっと物足りないし、個性(違い)がないとそのキャラに愛着がもてないくないですか?個性が何かって話ですが、ゲームだとやっぱりステータス、キャラの性格と見た目ですよね。
最終的に32人くらいでPTをくめるようになりますが、途中から違いのないモブを入れるのも面倒になったので、最初の方に作った15、6人のptだけで最後までやることに、、、。
シンプルで分かりやすくするのはいいんですが、面白さまでシンプルにして削ぎ落としてしまったような気がしました。
> さん
それは良かったー。
上書きの件は残念でしたね・・・。
それではやる気がしばらく起きません。
続編も出せたら出して欲しいんですが、どうなるだろうなー。
>eightさん
今の所はそれほど値崩れはしていませんが、
もう少し待てばもしかしたら・・・。
ちなみにWii版は安いですよw
1日の平均プレイ時間は・・・
週に大体20時間やるので、
そうなると3時間弱ですね。
実際には1日30分しかやらなかったり、
5時間やったりでまちまちですがw
長時間連続してはやれないので、
1日5時間の日でも休憩を挟んでやっています。
>kazuさん
そうでしたか。それは失礼しました。
一人一人への愛着を持つという点では確かに弱かったですね。
ただ、同系統のゲーム(ピクミンや地獄の軍団)よりは
ステータスがこれでも細かい方なので、
僕は気になりませんでした。
それよりもRTS要素、探索要素を重視していたもので。
この辺は求めていた要素の違いでしょうか。