2000年3月に発売されたPS2「ファンタビジョン」を今回はレビューします。
PS2「ファンタビジョン」は花火を使ったパズルアクションゲームです。
2002年7月には2人で遊べる事をウリにしたPS2「2人のファンタビジョン」が発売。
花火を繋げていく中毒性
このゲームは花火を繋げて爆発させていくゲームです。
花火は同じ色を3つ以上繋げないと爆発させる事はできないんですが、
その間にキラキラ光る花火を繋げると別の色へ繋げる事が可能になり、
上手く行けば何十もの花火を繋げることができます。
さらに花火の爆風に同じ色の花火が当たると誘爆するようになっており、
花火の中には分裂して爆発する物もあるので、
これらを上手く組み合わせれば物凄い数のコンボを生み出す事が可能です。
大量のコンボが決まった時のコンボは気持ち良いですよ~。
しかし、爆発する前の花火は時間が経つと消えて
体力ゲージが減ってしまうため手際良く花火を爆発させてコンボを繋げなければならず、
先のステージに進む度に忙しくなっていきます。この花火を繋げていく感覚と忙しさが斬新で、
慣れて来ると次から次へと花火を爆発させていく中毒性を味わえる事でしょう!
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PS2のマシンパワーを活かした派手な花火
PSよりも遥かに高スペックなPS2で発売されただけあって、花火のグラフィックは派手に感じました。
前述の通り大量のコンボが繋がった時は物凄い沢山の花火が爆発していくので、
PS2のマシンパワーを存分に堪能することができます。リプレイをセーブする機能もあるので、
上手く行った時のデータを残して観賞用として楽しむのもアリだと思います。
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親切なチュートリアル
このゲームはあまりにも斬新なシステムで、しかも細かいルールが存在するので、
いきなりプレイしたら訳が分からなくなると思います。
そんな人に嬉しいのが親切なチュートリアルビデオ!
女性のガイドさんが日本語音声で基本ルールから応用ルールまで詳しく紹介してくれるので、
まずゲームを始めたらこのビデオを見るようにしましょう!
![140721-2323-40](https://kentworld-blog.com/wp-content/uploads/livedoor.blogimg.jp/kentworld/imgs/8/2/82a5a725.jpg)
ファミコンゲームのようなストイックさ
このゲームはステージクリア制で、一定時間体力ゲージが減らなければクリアとなります。
どんなにミスをしても体力ゲージが残っていれば問題はないんですが、
ゼロになるとゲームオーバーになって名前入力画面になり、
ステージ1からやり直しになってしまいます。このストイックさはファミコン時代を思わせる作りで、
終盤のステージではゲームオーバーになる事の緊張感が生み出されていました。
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大人も楽しめるスタイリッシュさ
どうしてもゲームって子供の遊びと思われがちですが、
このゲームは全体から漂うスタイリッシュさによって大人も楽しめるようになっています。
まるでリゾートに行ったかのようなゴージャスなBGM、
何故か挿入される綺麗な外人さんのムービーも大人向けの色をより強めていますね。
このゲームだけを見てもPS2は同世代のライバルである
ゲームキューブ、ドリームキャスト、Xboxにはないスタイリッシュさを感じます。
シンプル過ぎるゲーム内容
ゲームをクリアするまでまともに遊べるゲームモードはたったの1つだけだったりします。
ストイックさを含めてまるでファミコン時代のゲームのよう。
ゲームをクリアする事で難易度が上がったモードやコンボを競うモード、
ステージ選択モードなどが現れますが、いずれもノーマルモードに味を付けたようなもので、
根本的な解決には至っていません。2000年のゲームという事を考慮に入れてもシンプル過ぎます。
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忙し過ぎて目が疲れる
後半のステージになると、花火が色んなところから出現するようになります。
下から上だけではなく、右から左とか、上から下とか。
また、花火の出現数も増えて来るため、かなり忙しくなって目が疲れて来ます。
ゲームデザイン的に仕方が無いんですが、このゲームは長時間プレイするのは難しいです。
ゲームの構造はファミコン時代を思わせますが、
パズルゲームらしく中毒性は高く、PS2のロンチタイトルに相応しい作品。
最初のステージから最後のステージまで辿り着くのに1時間もかからないので、
仕事から帰った後にちょっとおしゃれなゲームをプレイしたい時に最適な作品です!
こんな人には特におススメ。
・緊張感を味わいたい人。
・花火で夏を満喫したい人。
こんな人にはおススメできない。
・頭の回転が遅い人。
ファンタビジョン/お気に入り度【70/100%】
プレイした時間・・・約5時間
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どの画像も綺麗ですねー*
花火…というか、バックの夜景だけでも眺めていられそうです^^*
部屋を暗くして遊ぶと、より綺麗に見えそうですね。
花火そのものが好きなので、
さらに気になるソフトになってきました。
『蚊』もそうでしたが、季節感溢れるソフトばかりで、
今こそ遊びたくなりますね!
>わにやまさん
はい!今は各地で花火大会をやっておりますので、
このゲームも夏のうちにプレイ&レビューしたいと思っていました。
部屋を暗くして遊びたいゲーム。たまにありますよね!
このゲームはまさにそんな感じのタイトルだと思います。
パッケージタイトルですが、
今の時代だとダウンロードタイトルのような
規模のゲームに感じました。1,000円以下で販売されている場合、
気軽な気持ちで購入しても良いと思います。
「蚊」と「ファンタビジョン」は、夏にプレイしてこそのタイトルです♪
PS2のスペックを見せつけるにはもってこいのソフトではないかとわしは思います!映像の美しさにひかれて中古で買いました!でも未プレイのままです・・・。