【レビュー】ロックマン8 メタルヒーローズ [評価・感想] 何もかもが本気で作られた次世代のロックマン!

1996年12月に発売されたPS「ロックマン8 メタルヒーローズ」を今回はレビューします。

PS「ロックマン8 メタルヒーローズ」は2Dアクションゲーム「ロックマン」シリーズのナンバリング8作目となる作品です。1997年1月にはセガサターン版も発売。

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このゲームを3行で説明すると?
  • 青いヘルメットを被った少年を操作してゴールを目指していく2Dアクションゲーム。
  • 8体のボスが潜むステージを好きな順番で倒していく。
  • 全員倒すとワイリーステージへ行ける。
初リリース日 1996年12月17日
対応ハード PS/SS
ジャンル 2Dアクション
推定クリア時間 8~12時間
売上 初週1.2万本/累計3.1万本(PS)
発売元 カプコン

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良いところ

超描き込まれたグラフィック

うぉぉぉぉ~!すげー!

これが次世代機の底力か!?

グラフィックの描き込みは前作からさらにパワーアップしました。

「6」から「7」の進化も凄かったけど、「7」から「8」の進化具合はさらに凄いです!

キャラクターがより細かく描かれているのはもちろん、色使いもより多彩になり、オブジェクトの表示数も増しました。

特に良い!と思ったのが、敵のロボットを破壊した時に飛んでいく破片やネジ、バネの描写。

まとめて倒すと物凄い数の破片やネジ、バネが吹っ飛ぶのでより派手さが増して爽快感に繋がっていると思いました。

キャラクターにもボイスが追加されるようになったので、子供でもスーパーファミコンからの進化を感じられるようになっていると思います。

派生作品として「ロックマンX」があったとは言え、1993年発売の「6」から僅か3年でここまで表現面で進化するとは・・・

改めてスクリーンショットを比較してみると、とても3年しか経ってないとは思えません。

もちろん、ファミコンからスーパーファミコンへの移行があまりにも遅く、逆にスーパーファミコンからプレイステーションへの移行が早すぎたからこそ生まれた現象なんですけどね。

後にカプコンはスーパーファミコンからプレイステーションへのあまりにも早過ぎる移行に対して反省をし、スーパーファミコンユーザーへ謝罪の気持ちを込めて「ロックマン&フォルテ」をリリースしました。

アニメーションムービー&主題歌を収録

なんと今作にはアニメーションムービーと主題歌が収録されています!

アニメーションムービーは「ロックマンがアニメ化した!?」と驚くほどバリバリのアニメで、しかもそこそこ長い!

さらにエンディングでは主題歌が流れるので、まるで「ロックマン」をプレイしながら一本のアニメを見終えているかのようでした。

ストーリー性も前作からさらにアップ。今作では宇宙から落ちてきた謎のロボットのデューオが大きなカギを握っていて、物語を盛り上げてくれます。

大幅にパワーアップしたステージのギミック

ステージのギミックも大幅にパワーアップしていました!

収録されているステージは相変わらず10+αで、1996年発売の2Dアクションゲームとして見ると少ないです。

しかし、その分だけステージのギミックが大幅にパワーアップして、どのステージも本気で作られています!

あるステージは2Dシューティングゲーム。またあるステージはランアクションゲーム

またあるステージは様々なウェポンを駆使して進む謎解きゲームと言った感じで。

ステージの全長も大幅に増して、前半と後半の二部構成になっていました。そのため1ステージをクリアするだけでお腹いっぱいになってしまいます。

悪くいうとクドさが増している感じですが、個人的にはバリエーションが増していると感じられて気に入りました。

探索が面白い

大ボリュームなステージには秘密がいっぱい!

一度クリアしたステージでも新しいウェポンを入手してから訪れるとそれまで行けなかったところへ行ける事もあって、便利なアイテムを入手出来ます。

難しいと思ったら過去のステージに戻って探索するのが良いでしょうね。

ちなみに今作ではシリーズでお馴染みの回復アイテム、E缶」は廃止されました。

その代わりチェックポイントに到達するとウェポンのエネルギーがフル補給されたり、大量のアイテムを落としてくるラッシュの能力を1回だけ使用する事が可能で難易度のバランスは上手く取っています。

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惜しいところ

トラウマなフロストマンステージ

「ロックマン」と言えば高難易度!

本作も難易度の高さは引き継がれていて歯ごたえがあって面白いんですが、個人的にフロストマンステージはトラウマです。

このステージではスノボ型のマシンに乗ってハイスピードで進んでいくんですが、ジャンプやスライディングを多用しなければクリアできない覚えゲーだったりします。

スピードが速いため「ジャンプ!ジャンプ!」「スライディング!スライディング!」と教えてくれるナビゲートがいるけど、終盤になるとその頻度が増して反射神経が求められて大変です!

さらにワイリーステージでは高難易度化したスノボエリアが存在するので、もう勘弁して!

個人的にはラスボス以上の難関ポイントに感じられました。一体、スノボエリアだけで何体のロックマンを犠牲にした事か・・・

嫌らしい事にPS4/Xbox One「ロックマン クラシックス コレクション 2」のチャレンジステージではちゃっかり登場するし。

少しテンポが悪くなった

プレイステーション時代になって演出過剰になった面も見受けられました。

特に不満なのが、ボスの登場シーン。それまでの作品よりも登場シーンが長くなって操作できない時間が増えているので、特に最後のボスラッシュでは「早くして!」と感じてしまいます。

特にPS4/Xbox One「ロックマン クラシックス コレクション 2」のボスラッシュモードでは強く感じました。

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全体のまとめ

ロックマンもここまで進化したのか・・・

ファミコン時代からシリーズを通してプレイすると感慨深くなる作品です。

ギミックの面でクドさが増しているのでそこで人を選びそうですが、カプコンの本気を感じられました。

何もかもが本気で作られた次世代のロックマン!

こんな人には特におススメ。
・2Dアクションゲーム好き。

こんな人にはおススメできない。
・覚えゲーが苦手な人。
・2Dアクションゲームが苦手な人。

ロックマン8 メタルヒーローズ/お気に入り度【75/100%】
プレイした時間・・・約10時間

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8件のコメント

ロックマンってステージ構成を頭に叩き込む事をある程度前提にしてるゲームなんですが、それとトロッコ系ステージとの相性最悪なのかなと…俺もこれとX4のバイクステージには苦しめられました。
レアドンキーのトロッコは、何とかアドリブでいけるバランスだから良かったのかな。

それを除けば大群を薙ぎ倒す爽快感や特殊武器の使いやすさなど、歴代でもお勧めしやすいタイトルですけどねぇ。

トロッコ系のステージは相当な記憶力がないと、何度もミスしますよw
最後の方はジャンプとスライディングしまくりで、覚えきれませんでした!
ドンキーの方はそこまでスピードがないので、なんとかなるんですけどね。

全体的には7程ではないものの遊びやすく感じました。

本作ではミスすると特殊武器エネルギーが全回復する仕様なので
特殊武器は割りと多用できるんですよね
アローショットなどの強パーツの存在もあってか
過去作に比べると幾分難易度は下がった感はあります
とはいえスノボなどの要所部分の難しさはあるので
決して簡単なゲームとはいえませんが

E缶がない代わりの救済措置でしたね!
特殊武器はステージでも使うことが多く、過去作品よりも使い分けていく感がありました。

難易度はスノボのせいで高い印象が強いw
と言うか、あそこは難関としてみなさんも印象に残ってるんだな~\(゜o゜;)/

ゲームはやったことないですが、本作のエレクトリックコミュニケーションはなかなかの名曲ですよね(^ ^)

たまに家事をしながら聞いてますよ!テンションアゲアゲ〜☆

あの曲は1990年代後半らしいテイストですよね。
僕も気に入っています♪

家事をしながら聴いていると捗りそう!?

この絵柄は一番好きです
なんというか、可愛らしいロックマンはちょっと良いですw
なぜ9と10の新展開はより古いにしたのか、不思議と思いました
でもそれが売りでしたよね

『ロックマン8』と『メタルスラッグ』はセガサターンにあったが、たしかに拡張メモリがないとプレイできないから、どっちもセガサターン版未プレイです

そうそう、セガサターンでもあったんですよね。
この絵柄が好きかぁ。
1990年代後半特有の絵柄ですじゃ♪

紅月ちゃんにとっても思い出の時期なんですな