一見すると良くある2Dのアクションゲームに見える一枚のスクリーンショット。しかし、実は3Dポリゴンでマップは作られているんですよね。その証拠にボタンを押す事で・・・


視点が90度動き、はしごが繋がっているかのように見えるようになりました!
もちろん実際にはつながっていないので登れない・・・のかと思いきや、登れるんです!
今回レビューするXbox LIVE アーケード用ソフト「FEZ/フェズ」は、このように2Dゲームの錯覚を利用してアイテムを集める探索型アクションゲームだったりします。
ピンと来ない方は、あのWii「スーパーペーパーマリオ」のRPG要素を取り除き、探索要素を重視した内容であると思ってください。
ゲームの目的
ゲームの目的は、各地に散らばった32個の大きなキューブを集める事!
大きなキューブは黄色いキューブを8個集める毎に出来上がるので、実際には32×8。全256個の黄色いキューブを集める事がクリアまでの目的となっています!
錯覚を利用した様々な謎解きが!
視点を90度回転させながら、各地を探索して行く「FEZ/フェズ」。
もちろん単に視点を回転させて探索をするだけではなく、時には先程も少し触れたような2Dゲームの錯覚を利用した謎を解かなければ黄色いキューブが手に入らなかったりします。
例えば写真の部屋に黄色いキューブが1つあります。しかし、登れそうな足場が狭く、ジャンプで取るのは困難そうですよね?
そんな時は視点を変更!すると登れそうな足場が広くなっているように見えて、高い棚に設置されている黄色いキューブを楽に取れるようになりました!
こんな感じですね。でも、この程度の謎解きはまだまだ序の口で、ゲームを進めるとブロックを使ったパズル要素の強い謎解きが登場するなど思わず感心してしまうような仕掛けが続々と登場します。
演出が素敵♪
あれ?写真の画面、なんかバグってません?いえいえ、これは本作の演出だったりするんです。
音が飛んだり、画面が急に止まったりする演出も含まれているので、いきなりこのような演出が発生するとビックリします。
でも、こういう演出はレトロゲーマーにはたまりません。8ビット風のグラフィック・BGMといい、21世紀のゲームなのに、なんだかやっていると懐かしくなってきます。
謎が多いゲーム
各地には不思議なモニュメントが建っていたり、使いどころが分からないアイテムが手に入ったりも。
先程も書いたようにゲームの目的は32個の大きなキューブを集める事ですが、それ以外にもこれらの謎を解明する楽しみがあったりするんですよね。
ちなみにこの記事を書いている時点でも謎は解明できていません。不思議な世界観といい、何かと神秘的なイメージが強い作品ですね。
全体的に単調
クリアまでの目的がハッキリしているのは良いのですが、ボス戦などが存在せず、ストーリー性も低いので、全体的に淡々としていて単調である事は否めませんでした。
また、マップが入り込んでいる上に4つの角度を見渡さないと行けない事からすべての黄色いキューブを集めるのは想像以上に困難で、時には探索が苦痛になって来ることも。
ワープの使い勝手がイマイチですしね。マップ機能が付いているのは良いけど、もう少しメリハリを持たせて、もう少し控え目の構造にしてほしかった。
全体のまとめ
全体的には独特な世界観や演出にユニークなゲームシステムを融合させていて発想は良いんですが、同じく探索重視の内容である「メトロイド」シリーズと比較したら探索に苦痛を感じる事が多く、惜しい作品。
まあ、800MSポイントの価値はあると思うので、探索好き・レトロゲーマー好きはやってみても良いと思います。
こんな人には特におススメ。
・探索好き。
・レトロゲーム好き。
こんな人にはおススメできない。
・単調なのが苦手な人。
・探索が苦手な人。
FEZ/フェズ/お気に入り度【70/100%】
プレイした時間・・・約8時間
※当ブログでこれまでにレビューしたタイトルの一覧はこちら をご覧下さい。
最近こうゆうレトロ調のゲームやってないですねぇ(−_−;)
息抜きに丁度イイかもしれませんねぇ♪( ´▽`)