どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回は2019年3月に配信されたSwitch「Blossom Tales(ブロッサム テイルズ)」のレビューをしてきます。
本作は呪いにかけられた王様を救う2Dアクションアドベンチャーゲームですが、2D版「ゼルダの伝説」のアクションを軽快にしたような正統派フォロワーでした!
2D版「ゼルダの伝説」好きが本作をプレイした場合、
「あ・・・これ、2Dのゼルダじゃん!」
なんて口を揃えて言うと思います。
ゼルダ研究家(?)であるぼくもその1人。
あらゆる部分が2D版「ゼルダの伝説」にインスパイアされているので、プレイしているとニヤニヤが止まりませんw
でも、まんま同じという訳ではなく微妙に違うところもあるので、その違いを研究することに楽しさを見出していました。
ここからはその辺りも踏まえてSwitch「Blossom Tales(ブロッサム テイルズ)」の良いと思った点からまずは書いていきます。
累計1,000記事突破!KENTがプレイしたゲームのレビュー記事一覧へ
- 広大な世界を冒険するアクションアドベンチャーゲーム。
- フィールドには複数のダンジョンが存在する。
- ダンジョン内ではパズルや謎解き要素が存在する。
初リリース日 | 2019年3月7日 |
対応ハード | Switch |
ジャンル | アクションアドベンチャー |
推定クリア時間 | 5~6時間 |
価格 | 1500円 |
発売元 | FDG Entertainment |
目次
良いところ
2D版「ゼルダの伝説」のあらゆる部分をオマージュ&インスパイア
1986年に発売されたFCD「ゼルダの伝説」。
広大な世界を冒険できるアクションアドベンチャーゲームとして大ヒットを記録します。
その後はFCD「リンクの冒険」を経てSFC「ゼルダの伝説 神々のトライフォース」、GB「ゼルダの伝説 夢をみる島」といったゲームデザインを引き継いだ続編が発売。
トップビュー型の探索アクションアドベンチャーゲームとして1つのジャンルを確立します。
今回レビューするSwitch「ブロッサム テイルズ」もその1つ。
2D版「ゼルダの伝説」好きがプレイしたらすぐに気が付いてしまうほど共通点が多くあります。
まず触れたいのが、トップビューの中でリアルタイムのアクションバトルを繰り広げられること。
グラフィックはレトロ感を醸し出したいのかドット絵は荒い印象ですが、キャラクターはサクサク動きます。
続いて触れたいのが、広大なフィールドには多数のパズル&謎解き要素が存在すること。
例えば壁にヒビが入っているところに爆弾を設置すると秘密の洞窟が出現するんですよ。
このような隠し要素はそこら中に潜んでいるので、広大な世界を探索する楽しさもあるんです。
それ以外にも以下のような共通点がありました。
▼2D版ゼルダの伝説とブロッサム テイルズの共通点
- フィールドには多数のダンジョンが隠されている。
- ダンジョン内ではカギを集めて先に進む構成となっている。
- ダンジョンの奥にはボスが潜んでいる。
- 「ハートのかけら」というアイテムを複数集めると体力の最大値が増える。
- 「爆弾」「ブーメラン」「弓矢」といったアイテムが存在する。
- 「的当て」「宝箱当て」といったミニゲームが存在する。
- 草刈りができるw
思わず笑ってしまうくらい2D版「ゼルダの伝説」にそっくりなので、
「SFC『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』みたいなゲームをまたやりたい!」
なんてニーズを持った方がプレイする分には良いと思います。
サクサク動くアクション
「なんだ・・・ただのパクリか・・・」
ここまで読んでいたらそんな風に捉えてしまう人も居そうですが、微妙に違う点もいくつかあります。
その中には「あ、これは良いじゃん!」なんて独自要素もあるんですよ。
個人的にまず「良い!」と思ったのが、攻撃アクションがスムーズに決まること。
2D版「ゼルダの伝説」も古いゲームなので、アクション面では洗練されていませんでした。
例えば剣を振っても同じモーションを繰り返すだけなので、慣れてくると木の枝でクモの巣を駆除しているかのような単調さが生まれてきます。
ところが本作のアクションは良い感じに改良を加えていました!
攻撃ボタンを連打した場合、剣を左に振ったあとにすかさず右に振り、さらに回転斬りをするんです!
しかも移動中に攻撃をしても速度を落とさずに発動が可能なので、まるで地面を滑っているかのようにスルスル攻撃が出来ます。
この気持ち良さは本家では味わえませんでした。
もちろん、攻撃ボタンを押し続けていたら一発目から回転斬りを発動させることも出来ます。
しかも回転斬り中に攻撃ボタンを押すと剣を地面に叩きつけるモーションが入るので、上手く決まると超気持ち良いです♪
おじいちゃんの口から語られるストーリー
実は本作の世界で繰り広げられるストーリーは遥か昔の出来事だったりします。
言ってしまえば昔話になるんですが、そのようなストーリーをおじいちゃんが孫に伝えることでゲームは進行していくのでユニークに感じました。
しかも昔話になるので、いくつか曖昧な部分もあるんですよ。
例えば橋を守っていた中ボスが海賊女王なのか海賊忍者なのか分からなかったりして。
その場合、選択肢が現れて好きな方を選択できるんです!
すると、その後に戦う中ボスが変化します。
このような展開は昔話としておじいちゃんの口から語られることで実現した手法に感じました。
素材アイテムによるちょっとしたハクスラ要素
敵を倒すと様々な素材アイテムを落とすことがあります。
一定数集めて特定の場所まで持っていくと良いことがあるので、ちょっとしたハクスラ要素に感じました。
このような素材アイテム要素は本家にも見られますが、本作の方が種類は多く、アイテムを集める楽しさが増しています。
もちろん、通貨の役割を果たすアイテム(コイン)もありますよ。
通貨で面白いと思ったのが、1種類しかないこと。
本家では1ルピー、5ルピー、20ルピーなどいくつかの種類があったんですが、本作では1コインしかありませんw
そのため敵を倒した時には大量の通貨がばら撒かれるので派手さが増していました。
前述の通りアクションはスムーズに決まりますし、キャラクターを動かす楽しさは本家を越えている印象です。
惜しいところ
全体的に効果音が小さい
スムーズに決まるアクション、敵を倒すと大量にばら撒かれるコイン。
このようにアクションや映像は本家よりも派手なのに肝心な部分がイマイチなので魅力が半減していました。
肝心な部分。それは、効果音です。
効果音量は全体的に小さく、どんなアクションを取っても大した音が鳴りません(最大音量でも小さい)。
せっかく動かしていて気持ち良いのに勿体無い。
一本道の印象が強いダンジョン
ダンジョンは一見すると2D版「ゼルダの伝説」と同じように見えます。
しかし、本作のダンジョンは階層分けがされておらず、奥へ奥へと進んでいく印象が強くありました。
普通のゲームだったらそれでも良いと思いますが、本作は2D版「ゼルダの伝説」にインスパイアされたアクションアドベンチャーゲームです。
どうせなら階層分けをして個々の繋がりを活かした謎解きを盛り込んでも良かったような?
FC「ドラゴンクエストII 悪霊の神々」で例えると「風の塔」や「大灯台」みたいに階段や穴を駆使して各階層を行き来していくような感じ。
全体のまとめ
2D版「ゼルダの伝説」としか言いようがないほどオマージュ&インスパイアされた作品。
いくつか差別化している部分もあるのでゼルダ研究家としては興味深く楽しめましたが、全体的には「本家の方が面白い」という結論になりましたw
もちろん、ゲームとしての出来は一定水準に達していますが、レベルデザインや手触りなどは見よう見まね感があります。
もし、本家の方を触っていない場合はそちらの方がおすすめです。
ぼくのように本家の素晴らしさを再確認したいゼルダ研究家の場合は興味本位で買うのも良いと思います。
2D版「ゼルダの伝説」のアクションを軽快にしたような正統派フォロワー!
こんな人には特におススメ。
・2D版「ゼルダの伝説」好き。
こんな人にはおススメできない。
・爽快感を重視する人。
Blossom Tales(ブロッサム テイルズ)/お気に入り度【65/100%】
プレイした時間・・・約6時間
累計1,000記事突破!KENTがプレイしたゲームのレビュー記事一覧へ
Nintendo | PlayStation |
Xbox | etc |
ブロッサムテイルズは私もおもしろいと思いました。
任天堂はかつて5年ぐらい前に神トラ2を出しましたが、新要素が若干のノイズになってたのでそこが残念だった私は今作のブロッサムテイルズはおもしろいと思いました。
2Dゼルダ好きが作ったからこそ、かゆいところに手が届く仕様になってました。
またおじいちゃんによる読み語り方式も本家と差別化しててなかなかよかったです。
というかもしそれがなかったら、完全に女子版ゼルダだったwww
欠点はグラフィックかな〜?
せっかくパケ絵の主人公が可愛いのにゲーム画面はデブちんに見えますからねwww(しかもドスンするアクションがあるから、そこがより太ましくみえるwww)
私はケントさんと違って本作はスーファミの神トラよりは圧倒的におもしろいと思いましたよ。
ふしぎのぼうしや神トラ2とは同じぐらいなおもしろさかな。
でも今年は待望の夢島リメイクが出るのでもしかしたらそれが私のおもしろさランキングを塗り替えるかもしれません。
このゲームは現代のユーザーに合わせて遊びやすい難易度調整にしていると思います。
神トラなどは謎解きが難しくてクリアまで50時間以上掛かった記憶なんですが、本作は6時間程度で終わってしまいましたからw
サクサク楽しめるという意味では良かったんですが、同時にアッサリし過ぎていて薄さも感じてしまいました。
かと言って神トラの難易度を今の時代に再現すると色々と厳しいでしょうし、大昔前に評価されたゲームは当時の時代背景があったからこそ楽しめたというのはありそうです・・・。
待ってました
レビューなかったのでこないだのセールは結局見送ったんですよね(他に買うもの多かったし)
結論としては、良くできてはいるけどそこまで光るものではない、久しぶりにゼルダやりたいという人はどうぞ、って感じかな?
有り体に言えばニュートピアと同じ評価、みたいな?
おまたせしました!ニュートピアは良い例えだと思います。ポジション的にはまさしくあんな感じですw