カメオ:エレメンツ オブ パワー/Xbox 360
06年2月に発売されたXbox 360「カメオ:エレメンツ オブ パワー」を
今回はレビューしますXbox 360「カメオ:エレメンツ オブ パワー」は
10種類のエレメンタルモンスターに変身できる
王女カメオが主人公のアクションアドベンチャーゲームです。
ちなみに当初はゲームキューブで発売される予定でした。
キャラクターを使い分けて謎を解くゲームシステム
様々な能力を持ったエレメンタルモンスターに変身して
ダンジョンの謎を解く。本作の基本的な攻略法はこんな感じですが、
まるでN64「ゼルダの伝説 ムジュラの仮面」を
遊んでいるようで、ゼルダファンとしては非常に楽しめました。
変身できるモンスターの中には、同作品に登場した
水中移動ができるゾーラリンク、地面に潜れるデクナッツリンク、
ゴロゴロ転がれるゴロンリンクに似た特性を持ったキャラクターもいましたしね。
親切なヒント機能
どのようにして先に進めば良いのか分からなくなった場合、
「マジックブック」にいるオルソじいさんに話をかければ
日本語音声で攻略のヒントを教えてくれます。
そのヒントの内容も時間が経つごとに具体的な物に変わって行くので、
謎が分からずに詰まって挫折するなんて事はまず起きないような作りになっています。
また、ダンジョン以外で表示されるマップ画面には常に
次の目的地が表示されているのも大変親切に感じられました。
この辺りは任天堂のゲームと比較しても遜色の無い程
丁寧に作られている印象ですね。分からない!と思った瞬間に
具体的なヒントを教えてもらえた時は感心してしまいました。
体力がゼロになるとゲームオーバーになってしまいますが、
チェックポイントが多いためすぐ前からやり直しが可能になっており、
ストレスを感じさせない作りになっていると思いました。
リプレイ性の高いダンジョン設計
ダンジョンではスコアアタックが楽しめるようになっており、
高いスコアでクリアすると実績が解除されたりおまけ要素が
アンロックされるので、何度も挑戦したくなるような作りになっています。
ちなみに本作のダンジョンはゼルダとは違ってパズル要素が少なめで、
様々なモンスターに変身して先に進んで行く作りになっていますが、
これはおそらく何度遊んでもストレス無く楽しめるような作りを目指したためでしょう。
寄り道要素が満載!
街やフィールドにはそこまでのバリエーションは無いものの
サブイベントがいくつか用意されており、
一本道のストーリーに沿ってプレイする他に、キャラクターの能力を
強化するサブアイテムを集める楽しみもあったりします。
鮮やかなグラフィック
Xbox 360の初期に発売されたタイトルのため
基本的なグラフィックはやや粗いものの、Xbox 360ソフトとしては
珍しいくらいファンタジックで明るい世界観を持った作品で、
画面を見ているだけでワクワクしてきます。リアルな世界観のゲームも
良いけど、こう言うファンタジックな世界観のゲームも良いよね!
一人用モードの他にもプレイヤー2人で協力、または対抗して
6つのステージを戦い抜くマルチプレイモードが収録されています。
また、ダウンロードコンテンツにはより難易度の高い上級者向けモードが
あったりもして、本編をクリアしても楽しめる作りになっています。
アッサリな演出
レア社のゲームではありがちなんですが、全体的に演出が
アッサリし過ぎのような気がします。例えばゼルダで言う
「ハートのかけら」のようなアイテムを入手しても派手な効果音・演出が入らず、
あんまり手に入れても達成感がありません。イベント類も全体的に演出がアッサリで、
日本のゲームに慣れていると少し違和感を持ってしまうかもしれません。
キャラクターデザイン
本作のキャラクターはこれまでに発売されたレア社製タイトルよりも
濃いデザインの物が多く、可愛い・カッコイイと感じるキャラクターよりも
圧倒的に可愛くない・怖いキャラクターと感じるキャラクターが多い印象です。
見た目がこれじゃあいくら面白くても日本では売れませんね。
マップの分かり難さ
マップ設計が下手なのもあってどこに何があるのか、
イマイチ分かりにくかったです。これもレア社のゲームではありがちなんですが、
もう何作も3Dアクションゲームを作った事なんだし、
いい加減もう少し分かりやすいマップを作るように心掛けてほしい。
導入部分の作りが下手
ゲームを開始するといきなり高度な変身アクションを要求されて面を喰らいました。
その後には変身できる能力を失ってしまい1人ずつ
変身できるモンスターが増えて行くのですが、
初心者にはここからやらせた方が良かった気がする。
ディープブルーと言うモンスターに変身すれば水中移動が可能なんですが、
前進移動しかできないため非常に操作性が悪いです。
あまり水中ステージは存在しなかったのがせめてもの救い。
Xbox 360初期に発売された海外産タイトルとは思えないくらい
ナビゲート機能が充実しており、幅広い層が楽しめそうな
作品になっていると思いますが、それでもまだ随所で洋ゲー臭を
感じられて丁寧な作りの国産タイトルになれていると
「あれ?」と思ってしまう部分があるかもしれません。
こんな人には特におススメ。
・ゼルダの伝説好き。
・明るい世界観の3Dアクションゲーム好き。
こんな人にはおススメできない。
・癖のある洋モノデザインが苦手な人。
カメオ:エレメンツ オブ パワー/お気に入り度【70/100%】
プレイした時間・・・約12時間
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最初から色々難しかった・・・
でも面白い感じだね!楽しんでいるよ。
とりあえず積まないことを優先して・・・
>ものくろさん
いきなりあんな高度なアクションを
求められるとビックリするよねw
その後からは適切な難易度になると思うので、
掴みが良かったら後は大丈夫だと思う!
体験版しかプレイしてませんが、これ鮮やかでいいですよね。
HD機初期でこのクオリティはなかなかと今でも思います。
あの草とか木とかモンスターとか好きです。
見た目はディズニーアニメ風だと思いますから、
あまり気になる感じではないかなぁと思ったり。
ソフトはパッケージ版が欲しかったので探してやっと見つけたのですが、まだプレイはしてないですが、
クリア時間が早いみたいなのでその内やってみようと思います。
明日はポケモンもありますし、今のところプレイするのはいつになるかはわかりませんが(笑)
>二本のしっぽきゅうだんさん
いや、ゲームを進めると
変なデザインのキャラがいっぱい出てくるんですよ。
西洋風キャラに慣れ親しんでいたら話は別ですが、
一般的な日本人の感覚では可愛くないんです。
クリアまでは寄り道をしなければ
割とあっという間なので、暇を見つけてどうぞ!
カメオはプラコレでも出ておらず、初期の作品の割りに中古価格も1500円くらいはキープ、といった
感じですので今回行われたセールはお得でしたね。
自分はスコアアタックには挑戦しませんでしたがストーリーを充分楽しんで、その後画面分割の
マルチプレイを友達とクリアしました。2人プレイ出来る、というだけで「2人ならではの仕掛け」、は
無かったのが残念。
ストーリーは2に続きそうな感じなのですが音沙汰がないですね。Xboxの次世代機で発売して欲しいです。
グラフィックスはかなり良いですね。フィールドは少し寂しいですけど街中はそれぞれ特徴があり
各種族の生活が感じられます。キャラクターの造形も自分は結構なじめました。ユーザー投稿優秀者の
スキンが無料DLCになっていたので変更して楽しんだりもしました。海外ユーザーのセンスが垣間見えて
面白い試みでしたね。カメオも見慣れれば可愛いですよ(´∀`)
導入時に要求される操作は確かに難易度が高かったですね。チラ(雪男)はここでいなくても良かったんじゃ
無いかと思います。氷柱を突き立てての壁登りや氷柱の投擲は操作体系が変わるので慣れていない
所に追い打ちがかかりますものね。
1面のボスは氷柱で天井のシャンデリアを頭上に落下させれば大きく隙が出来るので
【こんな工夫した倒しかたも出来るゲームですよ」というアピールをしたかったのかもしれませんが(?_?)
何にせよFPSやRCG、STGには良作が多い360ですが、薄いジャンルもある中で貴重なタイトルですね。
>バラザムさん
返信遅くなってスイマセン!
このゲームはパッケージでは
なかなか入手できないので、
欲しい方は素直にダウンロード版の購入をお勧めします。
2作目もぜひ出して欲しいけど、
最近のレア社を見ると期待できないなぁ。
序盤の難易度調整は完全にミスをしていますね。
任天堂ブランドで売っていたら、
絶対にこんな調整にしていなかったと思います。
あそこで印象を悪くされる方は絶対にいそう。