
大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U/Wii U
どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回は2014年12月に発売されたWii U「大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U」のレビューをしていきます。
本作は任天堂の人気キャラクターが集結する対戦アクションゲームのWii U版ですが、良いところは継承して悪いところは改善したシリーズの集大成でした!
まずは良いと思った点から書いていきます。
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- 場外に相手をリングアウトさせるのが目的の対戦アクションゲーム。
- 攻撃を当てることで吹っ飛び率が蓄積されてふっ飛ばしやすくなる。
- 3DS版、Wii版の要素も加えた集大成。
初リリース日 | 2014年9月13日 |
対応ハード | Wii U |
ジャンル | 対戦アクション |
推定クリア時間 | 1プレイ5~30分 |
売上 | 初週23.2万本/累計81.5万本 |
発売元 | 任天堂 |
目次
良いところ
8人対戦が可能になった
任天堂キャラクターを中心に乱闘を繰り広げる「大乱闘スマッシュブラザーズ」。
今作の目玉要素の1つとして8人同時対戦というものがあります。
家に7人以上呼んでコントローラを準備しなければならず、ハードル高過ぎで魅力を感じにくい物だと思っていましたが、1人でも十分に恩恵を味わえました!
と言うのも1人モードでも7人のコンピュータと戦えるようになったから!
スマブラシリーズは毎回非常に細かい設定のカスタマイズが可能だったりします。
その中には吹っ飛び率、ハンデという物を選べるんですが、吹っ飛び率とハンデを最大にして弱いコンピュータ7人と戦う事でこれまで以上に爽快な無双ができるんですよ!!!
一発攻撃を当てただけで派手に吹っ飛ぶので、7人まとめて飛ばせた時は最高です♪
ストレスが溜まっている人は、ぜひ試してみましょう!
スマブラ自体のルールに関しては従来の作品から変化なし。
パンチやキックなどで相手にダメージを与えて吹っ飛び率というものを蓄積させ、場外まで吹っ飛ばしたら勝ちというシンプルで爽快なものとなっています。
3DS版に続いてヒット時のエフェクトや効果音が過去作よりも強調されているので、上手く決まると気持ち良いですよ~!
様々なコントローラに対応
8人対戦に対応しているのは良いけど、そんなにコントローラが無いよ!
そんな不満も出て来ると思いますが、本作は以下のように数多くのコントローラに対応しています。
- ゲームキューブコントローラ
- Wiiリモコン&ヌンチャク
- Wii Uゲームパッド
- クラシックコントローラ
- クラシックコントローラPRO
- Wii U PROコントローラ
あとは人さえ集まれば良しということですね!
そちらもハードル高いですがw
背景の作り込みが凄い
Wii U版をプレイしていて感心するのが、作り込まれた背景です。
例えば「マリオサーキット」「スカイロフト」「パイロットウイングス」「村と街」といった浮遊移動するタイプのステージ。
これらのステージは宙に浮いた足場に乗りながら原作のフィールドマップを飛び回っていくため、あらゆる角度から箱庭マップを眺められるので景色に見とれてしまいます。
その作り込みは実際に足を踏み入れて3D空間を走り回りたくなるほど!
※スマブラは2D対戦アクションなので出来ませんw
たまにプレイするのを止めて背景だけをじっくり眺めたくなってしまいます。
過去作にも背景が凝ったステージはいくつもありましたが、今作ほど凝った背景のステージは初めてです。
スマブラは2Dアクションなのでマシンスペックの恩恵を受けにくい思われがちですが、今作では8人同時対戦や凝った背景によってしっかりと恩恵を味わえました!
Wii版に続いて広大なフィールドのステージもいくつか用意されていますし、据え置き機ならではのリッチな体験は味わえるようになっています。
3DS版の良いところはしっかり引き継ぎ
3DS版の約3ヵ月後に発売されたWii U版スマブラ。
これらの作品は並行して作られたマルチタイトルのため、3DS版の良いところはほぼそのままWii U版に引き継がれています。
簡単に箇条書きで挙げさせて頂くと・・・
- Miiのカスタマイズや既存キャラクターのカスタマイズが可能。
- 既存キャラクターのパラメーターや必殺技のカスタマイズが可能。
- 初参戦キャラクターとして「Wii Fit トレーナー」「むらびと」「パックマン」「ロックマン」などが参戦。
- 爆弾を吹っ飛ばしてより多くの障害物を壊して行く「スマッシュボンバー」を収録。
- ブロックを壊してフィギュアやコインを集めて行く「フィギュアラッシュ」を収録。
- すべてのステージをギミックも何もない、平坦なステージである「終点」にする事が可能。
- オンライン対戦では「エンジョイ部屋」「ガチ部屋」と分けらるようになった。
- マッチングは1対1、4人対戦、チーム対戦と分けて行えるようになった。
こんな感じですね。
これらの新要素は3DS版にも備わっていますが、Wii版にはなかったので、3DS版をスキップしたら色々変わっていてビックリすると思います。
Wii版の良いところはしっかり引き継ぎ
3DS版は携帯機の制約によってWii版の良いところが色々と削られていました。
しかし、Wii U版は据え置き機なので多くは復活しています。
復活した要素を箇条書きで挙げさせて頂くと・・・
- シチュエーションに合ったバトルが楽しめる「イベント戦」を収録。
- ステージをクリエイトできる「ステージエディット」を収録。
- 参戦キャラクターのオリジナル作品をちょっとだけプレイできる「名作トライアル」を収録。
- 集めたフィギュアを好きなように並べて撮影できる機能を搭載。
- 集めたフィギュアを好きなように並べて撮影できる機能を搭載。
- アイテムの出現率を調整できる機能を搭載。
- 各ステージで流れるBGMの出現率を調整できる機能を搭載。
こんな感じですね。
いずれもWii版プレイヤーからはあって当たり前のモードや機能だったと思いますが、3DS版にはなかったので復活して嬉しい!
過去最高のモード数
さらにWii U版オリジナル要素としていくつかの新モードが追加されました!
まずは「ワールドスマッシュ」について。
これはボードゲーム形式となっていて、サイコロを振ってプレイアブルキャラクターやパワーアップアイテムを集めて特殊アイテムでライバルを妨害して行くのが主な流れとなっています。
ルールが複雑のため面白さを理解しにくいのですが、ルールを理解して目標を持つようにプレイするようになってからは1人でも楽しくなって来ました。
ただ、これはパーティゲーム的な見た目とは裏腹に実力が重視されたモードなんですよね。
アイテムを使ってライバルを不利にできるとは言え、操作できるキャラクターは自分で選べませんし、勝負を決めるのは乱闘ですから。
なので、家族でワイワイ楽しむのをイメージしたら面を食らうと思います。
続いては「オーダー」について。
お金やチケットを懸けて指定のバトルに買って賞品をゲットするのが目的で、ハイリスク・ハイリターンな内容になっています。
「オーダー」は「マスターサイド」「クレイジーサイド」といった2種類のモードを用意。
新モードではありませんが、フィギュアのamiiboと連動しており、amiiboを育てて戦うという楽しみ方ができるのも特徴です。
こちらは従来の作品では無かった育成する楽しさがあり、また違った面白さがありますね。
このようにWii U版は3DS版、Wii版の良いところを取り入れつつ、さらに新要素を盛り込んだ結果、シリーズ集大成のような内容になっています。
フィギュア、BGMの種類もさらに増えてニンテンドーコンピレーションアルバムとしての価値もさらに強まっているので、ボリュームは過去最大級と言っても過言ではないでしょう!
クリアゲッターのアンロック条件が熱い!
条件を満たすとアンロックされて行くクリアゲッター。
今作では140項目ありますが、上の段に行くほど難易度が高くなっていきます。
例えば「難易度9.0でノーミスクリア」とか。難易度が高すぎて「これクリアできるの?」って感じですよw
クリアゲッターは3DS版にもありましたが、こちらは作業が面倒なだけでアクションゲームの腕が要求される事はそれほどなかっただけにWii U版のクリアゲッターは歯応えがあって燃えます!
ある程度プレイして慣れたら難しい条件のクリアゲッターを埋めるようにしてプレイしたらハマりますよ!
さすがに最上段のマスを埋めるのは至難の業ですが、上から3~4段目を狙ってプレイすると熱くなってハマりました。
惜しいところ
1人では能動的に遊ばないと楽しめない
良くも悪くも今作は最初から遊べるモード、キャラクター数が非常に多いです。
一見すると良い事に感じますが、能動的に遊べない場合は逆に何をしたら良いのか困ってしまいます。
1人で遊べるゲームモードに関しても種類こそ多いものの、前作にあった10時間遊べる「亜空の使者」的な目玉モードが無いせいで小粒感があり、どれか1つを集中的にやるわけにもいきませんから・・・
良いところに挙げたクリアゲッターが”道しるべ”の役割になっていますが、これも自分から意識してやらなければならないところがあり、シリーズ初心者であればあるほど何をしたら良いのか混乱してしまう事でしょう。
このゲームにこそ「Wii Party」シリーズにあった状況に応じたおススメのモードを紹介する機能が欲しいです。
操作設定が名前紐付けで毎回設定する必要がある
3DS版と同じくそれぞれのコントローラのボタンを割り振る事が可能ですが、みんなで共有する据え置き機のソフトという事で名前入力で登録する形になっています。
そこは別に良いんですが、各モードを始める度にデフォルトの状態に戻ってしまうので、コントローラのボタン割り振りを変更している人にとってはややこしいです。
デフォルトで割り振りを設定したデータ(名前)にできない物なのか。
マンネリ感が出て来た
毎回大きくパワーアップしているスマブラ。でも、今作はマンネリ感がいつもより強いです。
そう感じてしまう最大の要因は、1人用モードに変わり映えが無いから。
シンプルモードは少し趣向を凝らしているけど、結局は戦闘の繰り返し。
オールスター、組み手、ホームランコンテストはゲームキューブ時代からほとんど変化なし。
オーダーモードは追加されているものの、既存の素材をシャッフルしているに過ぎません。
3ヵ月前に3DS版をプレイしたのもありますが、さすがに次を作るとなったら1人用モードも一新してほしいなぁと思います。
4作続けてほとんど変わっていないモードがいくつもありますから・・・
全体のまとめ
過去作の良いところを取り入れつつ、いくつかの新要素を加えた集大成のような作品。
Wii U版オリジナルの要素はさほどないので新鮮味には欠けますが、過去作で不満だった点がいくつか改善されており、良いところは引き継いでいるので、理想的な作品になっていると思いました!
良いところは継承し、悪いところは改善したシリーズの集大成!
こんな人には特におススメ。
・スマブラのコアファン。
・任天堂ファン。
こんな人にはおススメできない。
・オフ専用で能動的に楽しめない人。
大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U/お気に入り度【90/100%】
プレイした時間・・・約60時間
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Xbox | etc |
Switchでのリメイクにも期待ですね。新ファイターを追加してリメイクするのではと勝手に期待してます。
収録BGMも数100曲あったので、作業用BGMとしても重宝しました。Switchで出れば外でも聞けるので、是非リメイクを。