【レビュー】ザ・ウェイ ~トワの誓い~ [評価・感想] 手堅く見えてどこか天然な佳作!

どうも!KENT(@kentworld2)です!

今回は2019年4月に配信されたSwitch「ザ・ウェイ ~トワの誓い~」のレビューをしていきます。

本作は「トワの金字塔」を目指していく2Dパズルアクションゲームになりますが、手堅く見えてどこか天然な佳作でした!

一見するとよくあるレトロ風2Dアクションゲームに見える本作。

確かに2Dアクションゲームとして良く出来ていると思うし、グラフィックもレトロ感が良い味を出ています。

が、シュールな吹き替え、妙にチープな演出によって独特な空気を醸し出しているんですよw

狙っているように見える点もあれば素でズッコケているように見える点もあるので、半笑い状態でプレイしてしまいました!w

ここからはそんなSwitch「ザ・ウェイ ~トワの誓い~」について詳しく語っていきます。

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このゲームを3行で説明すると?
  • ストーリーに沿って各地を探索していく2Dアクションゲーム。
  • フィールドの各地にはダンジョンが隠されている。
  • ダンジョン内では様々な謎解きを行うことになる。
初リリース日 2019年4月25日
対応ハード Switch
ジャンル 2Dアクション
価格 1,200円(税込)
推定クリア時間 6~7時間
発売元 テヨンジャパン

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良いところ

ネタ要素満載の吹き替え

2019年後半、Twitterの家庭用ゲームコミュニティで突如「ザ・ウェイ」が話題になります。

そして、「1日1ウェイ」「ウェイ坂」「ウェイウェイ」など様々なワードが生まれました。

「一体、何故そんなにも盛り上がっているのだろう?」

そう不思議に思っていた中、ニンテンドーeショップでは360円セールを行われます。

「話題になっているし、とりあえず買ってみよう」

ぼくはニンテンドーeショップで課金をしてゲームをダウンロード。

早速、プレイしてみます。

すると・・・

「あぁ、これはネタになるわ!w」

と思いましたw

何が面白いのかと言うと、吹き替えのセンスです。

実は本作、こう見えても日本語吹き替えに対応しています。

登場キャラクターはイベントシーンなどで声を出すんですが、見た目が記号化しているのに感情が籠もっているのでシュールなんですよw

加えて言葉選びがいちいち面白い!w

「やるか、やられるか」

「うお…これは酷い」

「シシシ…シシシシステム…システム…エラー…ー」

こんな台詞にボイス付いているうえに連呼可能なのですから、笑わずにはいられませんw

とあるシーンでは宇宙船から田舎言葉を話すキャラクターが登場するもんだから腹筋崩壊しました!w

Twitterで本作について話すと主人公トムの声優さん が反応するとかしないとか

トライ&エラーの楽しさ

ここまでネタゲーとして触れてみましたが、実は本作、ゲーム部分の出来は良かったりします。

特に優れているのが、トライ&エラーの楽しさ。

ちょっと進むだけでオートセーブされるので、ミスをしても一瞬でリカバリーが出来ます。

その代わり体力は1しかないので難易度は高めですが、だからこその中毒性を感じられました。

大量のチェックポイント×一発アウト×爆速リトライ。

2010年代の2Dアクションゲーム界では王道のコンボを見事に発動しているので、この時点で一定の面白さを生み出すことに成功しています。

計算された謎解き要素

そして最大の特徴となるのが謎解き要素!

本作ではゲームクリアまでに様々なダンジョンを探索することになります。

その多くは仕掛けを解いて装置を作動させることに主軸が置かれているんですが、謎解きの完成度が凄い!

各ダンジョンの仕掛けを解くには

  • レーザーなどを跳ね返せる「シールド」
  • 特定の物体を動かせる「テレキネシス」
  • 指定した場所へ瞬間移動できる「テレポート」

といった段階的に解放される能力を使い分けなくてはなりません。

凄いのが、謎解きの多くはこれらの能力で解けるにも関わらず難易度が高いこと。

それだけ各能力を応用していると言えるので、謎が解けた時は「そう来たか!?」と感心してしまいました。

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惜しいところ

一部の理不尽な謎解き

基本的には良く出来ているSwitch「ザ・ウェイ ~トワの誓い~」。

ただ、一部の謎解きは少々理不尽に感じました。

よ~く目を凝らせば分かることではありますが、マップが暗くて見通しが悪いので分かりにくい!

終盤になると謎解きの難易度がさらに上がってくるので、もし、詰まった方は「Gamers-commu 」の「ザ・ウェイ~トワの誓い~攻略 困った時の謎解きヒント集 」をご覧ください。

答えではなくヒントが掲載されているので、面白さを損なうことなく謎が解けますよ。

中盤は銃が使えない

2Dアクションゲームと言えば戦闘も重要ですよね?

ところが本作の場合、序盤と終盤の一部でしか銃が使えないんです!

それ以外は相棒に頼るかシールドを使ってレーザーなどを跳ね返すしかないので、戦闘が地味化してしまいます。

難しい謎解きが続くだけに、もう少し爽快感重視の戦闘が盛り込まれたらバランスが取れたと思うのですが・・・。

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ザ・ウェイ ~トワの誓い~のレビューまとめ

やや難易度高めの謎解きアクションゲーム。

ネタにされやすい要素も多く盛り込まれていますが、あのWii「オプーナ」のようにゲーム自体の出来は意外と良かったりします。

「完成度は高いけどちょっと抜けているゲームをプレイしたい!」

そんな方は手にとってみては如何でしょうか?

手堅く見えてどこか天然な佳作!

こんな人には特におススメ。
・謎解き好き。
・シュールな吹き替え好き。

こんな人にはおススメできない。
・謎解きが苦手な人。

ザ・ウェイ ~トワの誓い~/お気に入り度【80/100%】
プレイした時間・・・約8時間

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4件のコメント

これはツッコミプレイが面白そうなゲームですねwww

タイトルからもそんな予感はしてましたが、まさかバズるほどとはwww

ツッコミプレイをしたら盛り上がりますよー!

1人用ですが、ある意味、パーティゲーム向きかもw

ホント、一部では異常なくらい話題になっています。

要は、みんな往年のテンゲン(アタリゲームズの日本支社…みたいな会社)やデータイーストのセンスに飢えていたってことですね。

テンゲンはPCエンジンに「クラックス」というパズルゲームを出していたんですけど、その取説に「アメリカの本社から「クラックスをPCエンジンに移植しろ。やらないとぶっちゃうぞ」と指令がきた。アメリカ人の腕でぶたれると痛そうなので、移植することにした」と書いてあってずっこけたことがあります。終始こういうゆるいノリの会社だったですね、テンゲンは。

確かに本作のセンスはファミコンと言うかPCエンジン辺りの匂いがします。開発者も狙っていたのかなー?