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【レビュー】龍が如く 見参! [評価・感想] 全体的に未熟な作りだが、唯一無二の魅力が詰まった作品


龍が如く 見参!/PS3

どうも!KENT(@kentworld2 )です!

今回は2008年3月に発売されたPS3「龍が如く 見参!」のレビューをしていきます。

本作は江戸時代を舞台にした「龍が如く」シリーズのスピンオフですが、ぼくは本作でシリーズデビューを果たしました!

実はぼく、ヤクザものが苦手だったりします。

だって、ガラが悪くて暴力的じゃないですか?

刺激的ではありますが、何でも暴力で解決しようとするのは好きではありません。

何よりも学校やコンビニで見かけたガラの悪い連中を思い浮かべてしまうのでプレイしていると不快感が生まれてくるんです。

なので「龍が如く」シリーズは体験版のみで済ませていたんですが、プロモーション展開を見ていると面白そうなんですよ。

セガの人気アーケードゲームを街中でプレイ出来たり、バカっぽいミニゲームが収録されていたり。

しかし、根本的にヤクザものが苦手なので気になっても手を出せないというジレンマが生まれてくるようになります。

そんなぼくがシリーズデビューを果たすのにピッタリだったのが今回レビューするPS3「龍が如く 見参!」。

本作は時代劇のうえに暴力的な表現や暴言が控えめなので、プレイしていて不快になることはありませんでした。

世界観は美しい江戸時代だし、セガらしいバカっぽい要素も満載で言うことなし!

・・・と言いたいところですが、思ったほどは楽しめませんでした。

というのも全体的にテンポが悪くて戦闘の完成度もイマイチだからです。

しかし、唯一無二の魅力は感じられたので、リメイクしたら化けるんじゃないかと思いました。

ここからはそんなPS3「龍が如く 見参!」について詳しく語っていきます。

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このゲームを3行で説明すると?
  • 江戸時代を舞台にしたアクションアドベンチャーゲーム。
  • 歴史上の人物に扮した「龍が如く」シリーズのキャラクターによるストーリーが展開される。
  • 戦闘は刀を使って戦うリアルタイムのアクション形式。
初リリース日 2008年3月6日
対応ハード PS3
ジャンル アクションアドベンチャー
売上 初週18.0万本/累計27.0万本
推定クリア時間 15~25時間
発売元 セガ

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良いところ

江戸時代を舞台にしたドラマチックなストーリー

「龍が如く」シリーズは人間ドラマが魅力だと聞いていました。

江戸時代が舞台の本作でもその点は健在で、全12章に渡る緻密な人間ドラマを楽しめます。

印象的なのが、冒頭で中盤のシーンをチラ見させてから数年前に遡り、事の発端を語っていくという手法を取り入れていること。

映画などでありがちな手法ですが、冒頭で中盤のシーンをチラ見させるからこそ沢山の伏線が張られる訳なので意外性のあるストーリーを楽しめました。

ご都合主義なところはありますが、登場キャラクターの男らしさや感情表現によって上手くカバーしています。

面白いと思ったのが、「龍が如く」シリーズのキャラクターが歴史上の人物として登場すること。

例えば宮本武蔵はシリーズの主人公である桐生一馬に似せたキャラクターが演じているんです。

ぼくは本作をプレイした当時は「龍が如く」シリーズのキャラクターについてよく分かっていませんでしたが、今、改めてプレイすると配役に面白さを感じます。

例えば宍戸 梅軒を「龍が如く」では人気が高い真島吾朗に似せたキャラクターが演じているんですよw

この辺りはスピンオフ作品だからこその面白さを感じました。

古き良き日本を感じさせてくれる背景

本作の舞台は京都の歓楽街「祇園」とその周辺になります。

ゲームを進めると自由に歩き回れるようになるんですが、さすが実在する日本を描くことに長けている「龍が如く」シリーズ!

今作でも日本らしい建造物や小物が大量に描かれているので観光気分を味わえます。

また、古き良き日本を感じさせてくれるシチュエーションも満載で、日本人としてはウットリしてしまいました。

夕日が沈むススキが原での戦い、華やかなお祭り街道、快晴の下で黄色に輝く田んぼ、女性の着物を脱がすお代官様。

2008年当時にここまでリアルな江戸時代を自由に歩き回れるゲームはほとんどなかったのではないでしょうか?

寄り道要素が盛り沢山!

「龍が如く」シリーズと言えば寄り道要素!

本作でも様々な寄り道要素が盛り込まれています。

代表的なのがプレイスポットという名のミニゲーム。

本作では

  • 将棋
  • 麻雀
  • かるた
  • 花札

など、日本の伝統的なテーブルゲームをミニゲームとして実際にプレイすることが出来ます。

クオリティも最低限遊べるものには仕上がっているので、”大人の遊び”を学習することができるのではないでしょうか?

個人的には本作を通じて麻雀の勉強が出来たので助かりました。

もちろん、本作に収録されているミニゲームは日本の伝統的なテーブルゲームばかりではありません。

それ以外にも

  • 亀の育成
  • 競馬的な賭け
  • 着物のお姉さんとのお遊び
  • 預り書の鍵探し
  • 道場での剣術
  • 豊富なサブイベント

と様々な寄り道要素が用意されているので、江戸の街を歩き回っているだけでも楽しさを感じられます。

ライトユーザーへの配慮が満載

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「龍が如く」シリーズは普段ゲームをあまりプレイしないライトユーザーもターゲットにしていると聞いています。

本作でもライトユーザーへの配慮が満載で、硬派な見た目とは裏腹に親切さを感じました。

例えば

  • 常に目的地をマップに表示してくれる
  • 何度もミスをすると一時的に難易度を下げられるようになる

といった気配りが見られます。

さらに凄いのが現代人には分かりにくい言葉を解説してくれる機能!

江戸時代と言えば17~19世紀になる訳で、今では使われない難しい言葉が沢山出てきます。

ぼくもプレイしていて「これはどういう意味なんだろう?」と思ったことがあるので解説機能は助かりました。

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個人的に合わない&気になったところ

テンポが悪い

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本作はリアルタイムレンダリングムービーとプリレンダリングムービーでストーリーを主に描いています。

が、イベントシーンが無駄に小分けされていて頻繁に読み込み画面が挿入されるのでテンポが悪く感じました。

読み込み時間自体は長くないので多少は許容出来ますが、頻度があまりにも多い!

例えば5分ほどのイベントシーンがあるとします。

その間に

リアルタイムレンダリングムービー

プリレンダリングムービー

リアルタイムレンダリングムービー

と2~3回もムービーの種類を変えてその度に読み込みが入るんです。

また、PS3ソフトであるにも関わらずマップの繋ぎ目がシームレスではなく細切れになっているのも頂けません。

例えばとある屋敷ではマップが5分割くらいされていて別のエリアへ行く度に読み込みが入りますから・・・。

アドベンチャーパートから戦闘パートに移る時も毎回読み込みが入るのもちょっと。

PS3初期の作品なので仕方がない部分はありますが、テンポを崩す要素が多いのでストレスがジワジワと溜まりました。

今一歩な戦闘の面白さ

戦闘はコンボ重視のアクション系になります。

打撃攻撃でコンボを繋げたり、周辺のオブジェクトを利用して大ダメージを与えたり・・・。

さらに今作では剣を装備して戦うことも可能で剣戟も楽しめます。

こうして書くと面白そうですが、完成度は今一歩に感じました。

まず気になったのがモーションからモーションへの移行がぎこちないこと。

次のモーションへ移るまでに一瞬だけ固まるのでぎこちなさを感じるのですよ。

また、敵の攻撃を食らって倒れると数秒間起き上がれなくなるなどもどかしい部分も多く、展開もパターン化しやすいので出来が良いとは言えません。

困るのが、そんな出来の戦闘を強制的にやらされること。

街を歩いていたらエンカウントが発生して戦闘が始まります。

しかし、RPGではお馴染みの”逃走”ができないので、嫌でも戦わないといけないのですよ・・・。

ゲーム的に薄味

ゲームとしてみたら薄味に感じました。

メインストーリーだけをプレイしていると全体の7~8割は操作できないイベントシーンですから・・・。

残りの2~3割はゲーム部分になりますが、ここまでイベントシーンの比率が高いとそれ以外がミニゲームのように思えてきます。

そのうえゲーム部分の多くはお使いで占められていて戦闘や移動を繰り返すだけなので単調に感じました。

一部の戦闘パートでは

  • 爆弾を設置して壁を壊す
  • 転がってくる球を避ける

といったギミック的な要素が少しだけ盛り込まれていたので、もっとそういう要素が欲しかった。

例えばせっかく数多くのミニゲームを用意されているのだからそれをもっとメインストーリーに絡めるとか。

麻雀や花札などはルールが複雑なので絡めにくいとは思いますが、競亀や遊女辺りは分かりやすいので絡められなかったのでしょうか?

「お前生きていたのか!?」という展開が多い

ストーリーは全体的には楽しめましたが、「お前生きていたのか!?」という展開が多いのは気になりました。

例えばあの世へ逝ってしまったと思ったら後のイベントシーンで実は生きていたことが明かされたりとか。

多少のご都合主義は目を瞑りますが、あまりにも多いのはちょっと。

あと、エンディングテーマのケツメイシ「ライフ イズ ビューティフル」はミスマッチに感じますw

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龍が如く 見参!のレビューまとめ

「龍が如く」のシステムで時代劇を追体験するゲーム。

コンセプトは素晴らしいと思いましたが、全体的に未熟な作りに感じました。

頻繁に読み込みが入るのでテンポが悪いし、合間の戦闘もイマイチ。

ストーリー性とゲーム性の融合が上手く出来ておらず、ゲームというメディアで楽しませるのが最適な作品には感じられません。

ただ、3Dで表現された江戸時代を自由に歩き回れるのは素晴らしいし、サブイベントが大量に用意されているところも気に入っています。

全体的にPS3のマシンパワーを使いこなせている感じがしないので、リメイクしたら化けるんじゃないかと思いました。

全体的に未熟な作りだが、唯一無二の魅力が詰まった作品。

こんな人には特におススメ。
・時代劇好き。
・和風好き。

こんな人にはおススメできない。
・ムービーゲーが苦手な人。

龍が如く 見参!/お気に入り度【60/100%】
プレイした時間・・・約18時間

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コメント広場の住人(2)

  1. ともふみ参上! より:

    作品としては2と3の間に出て、PS3の試運転として出したような位置付けの作品ですね。

    後のPS4の「維新」と似てると思います。

    PS5では、どんな時代劇が舞台になるのかな。もしや中世ヨーロッパものをやったりしてwww

    • KENT より:

      確かに「龍が如く」シリーズは新ハード1作目にスピンオフを出してくるのが通例になってきました。

      PS5に合わせて「8」を出すのも考えにくいので、また時代劇にするのかも!?

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