どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回はPS4/Switch「Donut County (ドーナツカウンティ)」のレビューをしていきます。
本作は穴を操作して物体を飲み込み大きくしていくアクションゲームですが、う~ん・・・惜しい!
斬新ですし、やりたいことは伝わってきたんですけどね。
2時間もプレイすれば飽きてしまう内容で、もっと練り込めなかったのかと思いました。
このゲーム、絶対にもっと面白くできたと思うんですよ・・・。
穴に物体を落として大きくしていく感覚は唯一無二の魅力があるだけに、早くも続編がやりたくなってきました!w
ここからはそんなPS4/Switch「Donut County」の魅力を語っていき、惜しいと思った点も触れていきます。
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- 穴を操作して物体を落としていくアクションゲーム。
- 物体を落とす毎に穴の面積が広くなる。
- 穴の面積が広くなると大きな物体も落とせるようになる。
初リリース日 | 2018年12月18日 |
対応ハード | PS4/Switch |
ジャンル | アクション |
価格 | 1,500円(税込) |
推定クリア時間 | 2~3時間 |
発売元 | Annapurna Interactive |
目次
良いところ
穴を動かして飲み込んでいく楽しさ
本作の操作キャラクターは穴です。
物体の面に空いたくぼみの穴。
本作では穴ごと動かすことが可能で、物体を落とすごとに面積が大きくなっていきます。
50cmだったのが1Mに。1Mだったのが2Mになっていくので、最初は空き缶しか入らなかった穴も高層ビルが入るほど大きくなっていきます。
これがですね、続けていくと妙な心地良さを味わえるんですよ。
要因としては2つあります。
1つめは穴に落とせる物体の種類が徐々に増えていくことです。
初期状態だと小さな物体しか落とせなかったのが徐々に大きな物体を落とせるようになる。
これは、RPGでいう主人公のレベルが上っていく快感に通ずるものがあります。
2つめは物体が物理演算処理で動くことです。
穴に物体を近づけると崩れるように落ちていくんですが、その様子を見るのが気持ち良いんですよね。
特にギリギリの大きさの物体が傾きながら落ちていく様子は癖になるものがあります。
イメージ的には便所でデッカイ☓☓☓が流れていく様子を眺める時のような感覚でしょうか。
人間、自分の体から出てきたデッカイ☓☓☓がどんなものなのか、一度くらいは便器を覗きますよね?
そして、臭いのですぐに流すと思うんですが、デッカイ☓☓☓が回転しながら、苦しそうに(?)流れていく様子を見て妙な快感を覚えたことはないでしょうか?
本作で穴を操作して物体を落とす快感はアレに通ずるものがあります(汚くてすみません)。
徐々に増えていく落とせる物体の種類、物理演算処理で動く物体。
これらの要素が合わさることで本作をプレイしている時は妙な快感を覚えました。
斬新なパズル要素
中盤以降はパズル的な要素が追加されます。
特定の順番で物体を穴に入れたり、ロケット型の花火を穴に入れて動かしたり。
上手く行けばカメラアングルが切り替わり、新たな物体を穴に入れることができるようになります。
よく考えたらゲーム側の都合がミエミエではありますが、物体を穴に入れるだけで終わっていない点は感心しました。
特にゴキブリを避けながら特製スープを作る工程はノーベル賞をあげても良いくらい。
不思議な感性の説明文
落とした物体は各ステージクリア後に一覧として表示されます。
その際には説明文が挿入されるんですが、これがですね、内容が不思議なんですよ。
例を3つ挙げさせていただきますと・・・
ゴキブリ・・・大したことじゃない。うちにも100匹くらいいるかな。
塩入れ・・・塩を使うと、食べ物が海みたいな味になる。
ソーダ缶・・・色が明るいほど、味がいい。
どうでしょう?明らかに常人の文章じゃないですよね?
物体を巻き込んで大きくしていく点といい、「塊魂」シリーズを彷彿としました。
「塊魂」シリーズもシュールな世界観が特徴的な作品ですからね。
惜しいところ
もっと練り込んでほしかった
発想は面白い作品だと思うんですが、いかんせん、内容が薄いです。
ストーリークリアまで2時間程度。
「塊魂」のようなタイムアタック、サイズアタックもないので、リプレイ性は低くなっています。
本作と同じ価格帯(約1,500円)のゲームですと5時間は楽しめるものが多いだけに、なおさら物足りなさを感じました。
中盤以降のステージにはパズル的な要素が見られましたが、あんな感じで応用性のあるギミックをもっと入れたり、スコアアタックモードを追加できなかったのでしょうか?
もしくは攻略の自由度を高めて同じステージでも色んな分岐ルートを用意するとか。
発想が面白いだけに、一発ネタで終わっているのが勿体なく感じます。
Donut County (ドーナツカウンティ)のレビューまとめ
物体を穴に落とす気持ち良さを味わえるユニークな作品。
インディーズゲームらしい魅力を持った作品なので、斬新なゲームをプレイしたい方は手を出しても良い作品です。
価格の割に内容が薄いのが惜しいんですけどね。
物体を穴に落とす行為に心地良さを感じるので、忘れた頃にまたプレイしたくなる魅力があります。
実際、ぼくが本作をプレイしたのは2ヶ月近く前なんですが、レビューを書くにあたって再プレイしてみたところ、新鮮に楽しめました。
どんなゲームにも言えることですが、物忘れがひどい場合、繰り返し楽しめるのが良いですねw
物体を穴に落とす気持ち良さを味わえる快作!
こんな人には特におススメ。
・気持ち良さを求めている人。
・便器の☓☓☓が流れていく様子を見るのが好きな人。
こんな人にはおススメできない。
・ボリュームを重視する人。
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