どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回は2020年9月に配信されたSwitch「A Short hike (ショートハイク)」のレビューをしていきます。
本作は山頂を目指していくアクションアドベンチャーゲームですが、初めて見た時はこんな印象を持ちました。
これ、ニンテンドーDSのゲームですか?と。
ニンテンドーDSと言えば2000年代前半に発売された携帯ゲーム機です。
今となっては数世代前のゲーム機になるので、グラフィックは劣って見えます。
ポリゴンモデルが粗いのはもちろん、解像度も低いので、直線もギザギザです。
そのため見栄えが悪く、DS風のグラフィックである本作も当初はあまりプレイする気になれなかったんですが、実際にプレイしてみると印象が一変。
これは気持ち良いです!
ジャンプ台に乗って空高くまで飛び上がったり、広大なフィールドを滑空したり。
ゲーム開始直後から縦横無尽なアクションを行えるので、
と思っている人には最適な作品です。
ここからはそんなSwitch「A Short hike」の良いと思った点からまずは書いていきます。
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- 山の頂上を目指していくアクションアドベンチャーゲーム。
- フィールドはオープンワールド仕様となっている。
- 山頂には様々なサブイベントが存在する。
初リリース日 | 2020年9月24日 |
対応ハード | Switch |
ジャンル | アクション |
価格 | 850円(税込) |
推定クリア時間 | 2~3時間 |
発売元 | Whippoorwill |
目次
良いところ
ストレスフリーな仕様
本作の目的は、ツバメのクレアを操作して「ホークピーク」の頂上を目指すことです。
クレアは携帯の電波が入る場所を求めて頂上を目指していくんですが、そんなことがどうでも良くなるくらい、触っていてストレスを感じません。
ぼくがそう感じた要因としては5つあって、1つめは心地良い操作感です。
スティックを傾けたら思ったように動いてくれるのはもちろん、Aボタンを押しっぱなしにすると滑空ができるので、最初の頃は何も考えずに飛び回ってしまいましたw
2つめは体力の概念が存在しないことです。
こういうアクションゲームって高いところから落下したらダメージを受けてしまうことが多いですよね?
本作の場合、体力の概念が存在しないので、どんなに高いところから落下してもダメージを受けませんし、ゲームオーバーにもなりません。
ゲームとしての駆け引きは薄れてしまいますが、一方ではストレスを最小限に抑えています。
3つめはオープンワールドゲームであることです。
各エリアはシームレスに繋がっているので、どれだけ移動しても画面暗転やロード時間は発生しません。
嬉しいことにゲームを始めてから5分も経たないうちにオープンワールドマップを自由に飛び回れるので、せっかちな人でも楽しめるようになっています。
4つめは聴き心地の良いBGM。
BGMはピアノサウンドのゆったりしたものとなっているので、聴き心地が良いんですよね。
今、ゲーム内のBGMを聴きながら文字を打っていますが、鼻歌を歌いたくなってきましたw
5つめは味のあるグラフィック。
パッと見は解像度が低く感じますが、動いているところを見ていると生きている感じがします。
風に揺れる木や草、水しぶきが飛び交う滝、計算された影の描写。
このような描写は2010年代のゲーム機ではないと実現するのは難しいと思うので、見た目に反してリアルな世界を構築しています。
まあ、ピクセルサイズはオプションから4段階の設定を行えるんですけどね。
あえて解像度を粗くして個性付けを行っている印象なので、本記事のスクリーンショットもピクセルサイズを最大にした状態で撮影しています。
まとめさせていただきますと、心地の良い操作感、存在しない体力の概念。
ロード時間が発生しないオープンワールドマップ、聴き心地の良いBGM、味のあるグラフィック。
この5点が合わさることで本作は極上級の心地良さを味わえるようになっています。
個人的にはこれだけで定価以上の価値を感じられました!
様々な寄り道要素
フィールドマップには様々な寄り道要素が存在します。
スコップでアイテムを掘り上げたり、釣りで魚を捕まえたり、お金を集めたり。
「どうぶつの森」のようなスローライフを送ることができます(展開は早いですがw)。
ゲームをクリアするには
- 黄金の羽根を集める
- トランポリンの花を咲かせる
といった行為を行う必要はありますが、中には必須ではないイベントもあるので、自由度は高いです。
前述の通り本作の操作感は素晴らしいので、クリア後も何も考えずに飛び回ったり、サブイベントを攻略したくなりました。
個人的にハマったのが、トランポリンの花に乗って大ジャンプして、そこから滑空する遊びです。
上手く風に乗れば長時間飛び回れるので、プレイヤー自身が鳥になった感覚を味わえます。
見下ろし型である関係上、臨場感は控えめですが、その分、視認性が良いので、ゲーム慣れしていない人でも安心です。
バケツを使ったパズル要素
ゲームをクリアするには頂上を目指していく必要がありますが、一筋縄ではいきません。
特に終盤は雪山になっていき、「黄金の羽根」を使える数に制限が生まれてしまいます。
「黄金の羽根」は持っていればいるほど高く飛べる便利なアイテムです。
通常は着地時に「黄金の羽根」を使える数が回復するようになっているんですが、雪山では一変。
温泉に入らない限り、回復しないので、高い崖を登るのが困難となっています。
その際に重要なのがトランポリンの花。
この花に乗ると高台までジャンプできるんですが、初期状態だと咲いていないので、バケツに汲んだ水をかける必要があります。
しかし、水を汲んだ状態だと「黄金の羽根」を使って空高くまで飛ぶことはできません。
このような制約がある中でどのようにして頂上を目指していくのか?
突き詰めていくとパズルゲームのようになっていくので、頭を使います。
惜しいところ
魅力を伝えにくい
インディーズゲームあるあるですが、見た目が地味なので、魅力を伝えるのが難しく感じます。
やはり、解像度が低い、見下ろし型のグラフィックは最先端の技術で作られたゲームと比べたら分が悪いですからね。
今回のレビュー記事では魅力を伝えようと一生懸命書いてみましたが、未プレイの方にも伝わっているのかどうか不安です。
ぼくの場合、信頼している友人からの勧めで購入しました。
インディーズゲームは数が多く、どれが面白いのかわかりにくいので、おすすめしてくれる友人が居るのは本当に助かります。
A Short hike (ショートハイク)のレビューまとめ
見た目が地味と侮るなかれ!
万人が楽しめるオープンワールドゲームとなっているので、騙されたと思って手を出してほしい作品です。
低価格の小規模タイトルなので、時間がない人にこそおすすめします。
ぼくの場合、大作ゲームの箸休め的な感覚で手を出しましたが、本作のおかげで重いゲームをプレイする意欲が増してきました!
DS風のグラフィックも次第に味が出てくるので、ピクセルサイズは最大にした状態でプレイしていますw
改めてゲームは第一印象で決めたら損すると思いましたね。
ニンテンドーDS風のグラフィックで遊べるオープンワールドゲーム!
こんな人には特におススメ。
・心地良さを味わいたい人。
・サクッと遊びたい人。
こんな人にはおススメできない。
・高解像度のゲームで遊びたい人。
・ボリュームを重視する人。
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