レイトン教授と奇跡の仮面/3DS
どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回は2011年2月に発売された3DS「レイトン教授と奇跡の仮面」のレビューをしていきます。
本作はレベルファイブが贈る謎解きアドベンチャーゲームシリーズの5作目となる作品です。
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- レイトン教授が主人公のアドベンチャーゲームシリーズ5作目。
- 3D映像やすれ違い通信、ジャイロセンサーなどの新機能をいち早く取り入れている。
- 1年間365日毎日新しい謎が配信される「日刊ナゾ通信」を搭載。
初リリース日 | 2011年2月26日 |
対応ハード | 3DS |
ジャンル | アドベンチャー |
売上 | 初週11.9万本/累計39.3万本 |
推定クリア時間 | 12~18時間 |
発売元 | レベルファイブ |
目次
良いところ
変わらず面白い謎解き
「レイトン教授」シリーズではお馴染みの謎解き。
人気書籍シリーズ「頭の体操」の著者である多湖輝さんが監修をしていることで定評ありますが、今作でも変わらない面白さがあります。
時には数十分考え込んでしまいますが、その分だけ謎が解けた時の達成感が素晴らしく、病みつきになってしまいました。
個人的に苦手なのが、文章をしっかり読んで選択肢の中から選ぶタイプの謎解きです。
頭の中で考えながら文章を読むのが苦手なので、手こずりました。
でも、お馴染みの「ひらめきコイン」を使ってヒントを段階的にアンロックできるので、例え苦手な「謎解き」に当たってもある程度は大丈夫でしたね。
中には選択肢が少なく総当たりで解けてしまう謎解きもありましたが、そういう物でもゲームクリア後に役立つ「ピカラット」の存在によって間違えずに謎を解きたくなったので、上手いシステムだと思いました。
謎解きと絡んだストーリーは過去の回想を含んだ内容になっていて爆発的な面白さはありませんでしたが、終盤にはそれなりに意外性があったので楽しかったです。
人気俳優・女優が声を担当しているため、演技に関してはもう少し頑張ってほしかった所ですが・・・(特にランドの声優)。
自由度の高さ
今作の自由度も高めに調整されています。
基本的なゲーム進行は各エリアで人に話しかけたり物を調べて「謎解き」の問題を探してストーリーを進めていく感じなんですが、寄り道要素が多いんですよ。
ストーリーとは直接関係のない「謎解き」
本格的なミニゲームの「うりきれショップ」「ねじまきロボット」「きょくげいウサギ」
各地に隠された「コイン」
どれも気分転換に最適なので、頭が疲れた時に楽しんでいました。
豊富なおまけ要素
本作にもおまけ要素が大量に存在します。
すれ違い通信を使った「ナゾトキプロフィールの交換」、様々なおまけが楽しめる「シークレットファイル」
手に入れたアイテムを眺められる「コレクションボックス」
そして、1年間365日毎日新しい謎が配信される「日刊ナゾ通信」など、今作もおまけ要素が盛り沢山で、約6,000円の価値を感じられる内容です。
「日刊ナゾ通信」で配信される「謎解き」は全部で365問もあるので手抜きかと思いましたが、どれも本編の「謎解き」と比較しても遜色の無い完成度で、これだけでゲーム一本分の価値を感じられました。
中には同じタイプの謎解きもありましたが、それは本編にもあったので許容範囲です。
惜しいところ
3DSになって劣化した操作方法
3DSになって劣化している部分がいくつかあります。
特に劣化していると思ったのが、調査モードの操作方法です。
従来の作品ではタッチスクリーンを直接タッチして調べる形式を採用していました。
一方、今作では3D映像を見せたかったのか、上画面に表示された虫眼鏡を下画面のタッチスクリーンで操って行う操作方法に変わっているので、 直感性が薄れています。
慣れたら気にならなくなりましたが、直感的な操作感覚が薄れてしまったのは痛いです。
ややテンポが悪い
テンポはやや悪く感じました。
例えば次に移動したいエリアをタッチした時のレスポンスが悪いので、せっかちな僕は少々イライラしてしまいました。
もう少し快適なインターフェースにしてほしかった。
とりあえず使ってみた感が強い3DSならではのシステム
3DSになって色んな機能が追加されましたが、今作はとりあえず使ってみた感が凄いですw
具体的に言うと・・・
3D映像
⇒アニメシーンや3Dポリゴンで描かれた調査パートでは恩恵を感じられますが、謎解きではほとんど活かされておらず、あまり3DモードをONにする気にはなれませんでした。
ジャイロセンサー
⇒一部の謎解きで使われていましたが、縦と横軸しか使っておらず、あまり活かされているようには感じられませんでした。
すれ違い通信
⇒他のユーザーとプロフィール交換をするだけで、ほとんど意味を感じられませんでした。
ゲームコイン
⇒プロフィールのアイコン・デザインをアンロックする時に使用できますが、本当におまけ中のおまけでした。しかも必要なコイン数が内容に見合っていない。
本作は3DSならではのシステムに色々と対応していますが、どれも「とりあえず使ってみました」感が強くです。
DSソフトとして作っていたタイトルを3DS向けに作り直して発売したので仕方が無い部分はあったと思いますが、DSで出した方がもっと高く評価された気はします。
セーブデータが一つしか作れない
これまでは3つまでセーブデータを作れましたが、今作では1つしか作れなくなっています。
レイトン教授シリーズはファミリー層に人気が高いだけに、ここは無理をしてでも3つにするべきだったと思います。
レイトン教授と奇跡の仮面のレビューまとめ
3DSで発売されたことによってパワーアップするどころか劣化してしまった部分が目に付くので、そういう部分ばかり見ていると微妙に感じるかもしれません。
ですが、メインとなる謎解きは安定した面白さでおまけ要素も満載なので、個人的には満足行く内容でした。
次回作も3DSで発売になると思いますが、今度は劣化した部分を改善して「3DSならでは」のソフトに仕上げてもらいたいものです。
こんな人には特におススメ。
・謎解き好き。
・シリーズのファン。
こんな人にはおススメできない。
・頭を使うゲームが苦手な人。
・3DSらしさを求めている人。
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