【レビュー】ぐんまのやぼう(Switch) [評価・感想] 群馬県の野望が詰まったゆるゆるな放置ゲー!

どうも!KENT(@kentworld2 )です!

今回は2019年12月に配信されたSwitch「ぐんまのやぼう あなたもわたしもぐんまけん」のレビューをしていきます。

本作は他の都道府県をすべて群馬県にするシミュレーションゲームですが、群馬県の野望が詰まったゆるゆるな放置ゲーでした!

放置ゲー。

スマホゲームが台頭した2010年代前半辺りから登場したジャンルで、プレイヤーが操作していなくても状況が変化していくタイプのゲームを差します。

ぼくは今回レビューするSwitch「ぐんまのやぼう あなたもわたしもぐんまけん」で放置ゲーを本格的にプレイしましたが、これが意外と面白い!

放置していても勝手に数字が積み上がっていくので、ついついプレイを続けてしまいます。

そのうえ群馬県を始めとする都道府県のネタが満載なので、ちょっとした社会勉強にもなりました。

980円という価格設定が適切なのかはともかく、妙な魅力を持った作品であることは間違いありません。

ここからはそんなSwitch「ぐんまのやぼう あなたもわたしもぐんまけん」について詳しく書いていきます。

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このゲームを3行で説明すると?
  • 全ての都道府県を群馬県にしていくシミュレーションゲーム。
  • ミニゲームでお金を溜めてガチャを引いていく。
  • 最大4人で楽しめるパーティゲームモードも収録。
初リリース日 2019年12月23日
対応ハード Switch
ジャンル シミュレーション
価格 980円(税込)
推定クリア時間 2~3時間
発売元 ジー・モード

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良いところ

お金を集めるのが楽しい!

本作の目的は全ての都道府県を群馬県にすることになります。

そのためには

  • 特産品を収穫してお金(GUNMA)を集める
  • 侵略する都道府県を選択する
  • ガチャを引いて様々な市町村を出す

という手順を踏まなければなりません。

この手順が地味に面白いんですよ!

まず面白いと思ったのが、お金稼ぎのミニゲーム。

ミニゲームでは群馬県を操作して振ってくる特産品をキャッチすることになります。

すると、キャッチする度にお金が加算。

続けていくことで100が200になり、200が300になっていきます。

単純ではありますが、大量に降ってくる特産品をまとめてキャッチ出来た時の高揚感は溜まりません!

何故かと言うと特産品はピンに当たることで激しく飛び散るからです。

お目当ての特産品をキャッチするのは意外と難しいので、まとめてキャッチして大金を入手出来た時は興奮します。

ガチャを引いて都道府県を侵略するのが楽しい!

ある程度お金が溜まったら次は群馬県以外の都道府県を侵略していきます。

ここで重要になってくるのが各都道府県の人口。

各都道府県の人口はRPGで言う体力(HP)になるので、侵略するには0にしていかなければなりません。

0にする方法は簡単。ひたすらガチャを引いていくだけ。

すると、出てきた町や村の人口分だけ侵略する都道府県にダメージを与えることができるんです。

ガチャなので出てくる町や村はランダムですが、「全部俺のターン」なので、お金さえあればいくらでもダメージを与えられます。

しかし、町や村の人口は都道府県を大きく下回るものなので、1回や2回ガチャを引いたところで大したダメージを与えることはできないでしょう。

そこで重要になってくるのが、ガチャでたまに出てくる当たり。

当たりは各都道府県や市街になるので、上手く行けば1回で対象となる都道府県を侵略することができるでしょう。

ガチャを引いている時は何十万、何百万に及ぶ引き算の演出が挿入されるので、つい見入ってしまいます。

効率よく都道府県を侵略するのが楽しい!

お金の使い道はガチャだけではありません。

お金を払って特産品の価値を高めたりガチャで当たりが出る確率を上げることも出来ます。

効率よく都道府県を侵略するにはこちらにもお金を投資しないといけないので、ちょっとした戦略性を感じられました。

制限時間の概念はありませんが、もし、あったらさらに戦略性が生まれそう。

放置していてもお金が溜まっていく

本作が放置ゲーとカテゴライズされる理由。

それは、ミニゲームで放置していてもお金が溜まるからです。

降ってくる特産品が群馬県に触れなくても底の回収箱に入ればお金が何割か入ってきますから。

入ってくるお金はキャッチした時と比べたら微々たるものですが、「塵も積もれば山となる」じゃないですか?

もし、プレイしていて飽きてしまった場合、数十分ほど放置してみましょう。

すると、ある程度のお金が溜まっていると思いますよ。

面白いと思ったのが、ミニゲームが常に発生していること。

ガチャを引いている時もオプションを開いている時も左画面ではミニゲームが発生しているので、常にお金が溜まっていきます。

2画面を搭載したDS/3DSソフトならまだしも、Switchソフトで2つの画面が同時に進行するとは!?

群馬県や日本を題材にしたパーティーゲームが楽しい!

本作には2~4人で楽しめるパーティゲームモードも収録されていますが、これが意外と面白い!

特に面白いと思ったのが、大量に並ぶ漢字の中から「群馬」を探していくゲーム。

似たような漢字が並んでいると分かりにくいので、「ウォーリーを探せ」的な楽しさがあります。

それ以外にも

  • 都道府県のシルエットを見て名前を当てるゲーム
  • 特産品の回収を複数人で行うゲーム
  • ストーリーモードの同時にプレイできるゲーム

が収録されていて、おまけではあるものの楽しめました。

シュールな演出

「あなたはぐんまけんです」

ゲームを起動するとこのようなメッセージが挿入されます。

どうでしょう?シュールですよね?

しかもグラフィックは白を基調とした手書き風で、オプション画面には謎の「ぐんま」ボタンが設置されていますw

特産品を入手した時の効果音も「ぐんま」で、随所で奇ゲーっぽさを感じられました。

明確な終わりがある

本作には全ての都道府県を群馬県にするという明確な終わりが存在します。

これは何気に大きな長所に感じました。

全体的に単調なゲームなので、終わりも無しに延々とお金を溜めてガチャを引いていくだけだったら後味が悪くなるでしょうから。

2周目のモードも用意されていますが、買い切り型ゲームらしく一区切りを設けているのは有り難く感じます。

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惜しいところ

作業的なのは否めない

ひたすらお金を溜めてガチャを引いていくだけのゲームなので、作業的なのは否めません。

30分もプレイしたら「もういいや」と思う方も出てくるでしょう。

評価が分かれる価格設定

本作の定価は980円(税込)になります。

放置ゲーと言えばフリーゲームとしても定着しているだけに、この価格は高く感じました。

一応、Switch版ならではの要素としてパーティゲームモードも収録されていますが、それでも高いです。

配信から1ヶ月間は30%OFFで購入出来たので、個人的には割引後が適正価格に感じました。

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ぐんまのやぼう(Switch)のレビューまとめ

妙な中毒性を持った放置ゲー。

この手のジャンルは毛嫌いしていましたが、だらーんとプレイするうえでは悪くありません。

ぼくがプレイしたのはちょうど布団に包まりたくなる真冬だったのでそこそこ楽しめました。

布団に包まりながらだら~んとする。

そんな時にプレイするゲームとしては適しています。

群馬県の野望が詰まったゆるゆるな放置ゲー!

こんな人には特におススメ。
・放置ゲー好き。
・だらだら楽しみたい人。

こんな人にはおススメできない。
・単調なのが苦手な人。

ぐんまのやぼう/お気に入り度【60/100%】
プレイした時間・・・約3時間

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2件のコメント

こういう変なゲームが出たりするのは初代PSの頃の空気を思い出しますね。
最近ランダムにキャラやアイテムを入手できるガチャ要素や、時間が経てば自動で経験値やアイテムを回収してくれる放置ゲー要素を取り入れるゲームが増えてるのは時代の流れを感じます。
もっとしっかり作り込めば、遊びながら学べる学習用ソフトとして悪くないんじゃないかというかんじもしますね。

初代PSっぽい雰囲気はありますねw

元がスマホゲーなのもありますが、放置ゲー要素を取り入れるのは時代の流れを感じます。

確かにもっと作り込めば学習用ソフトにもなりそう。