
Nintendo Labo (ニンテンドー ラボ) Toy-Con 03: Drive Kit/Switch
どうも!KENT(@kentworld2 )です!
2018年9月に発売されたSwitch「Nintendo Labo Toy-Con 03: Drive Kit(ドライブ キット)」。
実は本作・・・
本格的なオープンワールドゲームだったりします!
そこで、本記事ではオープンワールドの部分をクローズアップしてレビューしていきましょう!
「バラエティキット」のレビュー記事はこちら。「ロボットキット」のレビュー記事はこちら。「VRキット」のレビュー記事はこちら。
累計1,000記事突破!KENTがプレイしたゲームのレビュー記事一覧へ
- 広大なフィールド内を3種類の乗り物でドライブできる。
- フィールド内には様々なチャレンジが用意されている。
- プレイするには同梱されているダンボール製のコントローラを組み立てる必要がある。
初リリース日 | 2018年9月14日 |
対応ハード | Switch |
ジャンル | アクション |
推定クリア時間 | 12~18時間 |
売上 | 初週1.1万本/累計6.2万本 |
発売元 | 任天堂 |
目次
良いところ
シームレスに繋がった10のエリア
本作の舞台となるオープンワールドマップ。
名前は「○○ワールド」で、10のエリアで分かれています。
草原、橋、荒れ地、沼、砂漠、ビーチ、雪原、雪山、都会、孤島。
このように10のエリアはバラエティに富んでいて、様々な風景を堪能出来ます。
本作ではそんな10のエリアを”シームレス”に飛び回れるんです!
オープンワールドゲームのため移動に制限はなく、Toy-Conさえ用意出来れば最初からどこにでも行けます。
好きな順番から楽しめる80のチャレンジ
オープンワールドマップで何をするのだろう?
そんな疑問を持たれると思いますが、本作では80のチャレンジを攻略することがメインとなっていました!
80種類のチャレンジは多種多様で、その多くはフィールドと連動したものとなっています。
そのエリアに住むキャラクターの願いを叶える。オブジェクトを破壊する。スイッチを作動する等など。
そう、チャレンジはN64「スーパーマリオ64」のパワースター集めのようなものなんです!
程良く存在するストーリー性、謎解き。そしてフィールドを探索して発見する楽しさ!
ヒントを頼りに試行錯誤してチャレンジをクリアしていくところはまんまN64「スーパーマリオ64」で、プレイしていると懐かしい気分になってきます。
隠されたダンジョン、唐突に発生するボス戦、困っている人の道案内。
↑ニンテンドーラボの先入観から入ったら意外ですが、こんなシチュエーションも用意されているんですね。
嬉しいのが、好きな順番からチャレンジを攻略できること。
例えば3個のアイテムを集めるチャレンジの場合、2個入手した状態で中断して他のチャレンジを始めても良いんです!
もちろん、別のエリアでも構いません。
このようにあっちこっちへフラフラして好きなように攻略できるのはオープンワールドゲームならではで自由奔放に楽しめます。
各チャレンジの攻略法自体は一本道ですが、行動面の自由度は非常に高いです。
3種類の乗り物をシームレスに切り替える楽しさ
あれ?このゲーム、普通のオープンワールドゲームじゃない?
そんなツッコミが飛んできそうですが、そこはニンテンドーラボ。
操作はJoy-ConならぬToy-Conで行います。
本作に用意された乗り物のToy-Conはクルマ、センスイカン、ヒコウキの3種類。
いずれも本物そっくりの操作方法で楽しむことができるうえ、カギToy-Conを差し替えたら瞬時に別の乗り物に切り替わるんです!
普通だったら乗り降りが必要になってくるので、瞬時に切り替えができるとテンポが飛躍的に増します。
この点は本作の面白さを強める役割を果たしていて、好きな順番から攻略できる自由度の高さと相まってプレイ中は没頭してしまいました!w
本物そっくりの操作性
そしてToy-Conの操作性!
さすが各乗り物のハンドルやレバーをモチーフにデザインされているだけあって操作性は本物そっくりでした!
特に印象的なのが、クルマToy-Con。
アクセスペダルを踏んだ深さによってスピードが変わるのはもちろん、左に付いたレバーを倒すことでバックすることができるんです!
しかも”幅寄せ”というテクニックも存在し、ガソリンを給油するガソリンスタンドではしょっちゅう使いました。
え?ガソリン?
って思われそうですねw
実は本作にはガソリンの概念が存在して、各地のガソリンスタンドで定期的に給油しないとゲームオーバーになってしまうんです!
ゲームオーバーになってしまうと攻略中のチャレンジがリセットされてしまうので、程良い緊張感を生み出しています。
特にヒコウキToy-Conは移動が便利な半面、ガソリンの燃費が激しいので注意が必要です。
でも、飛び回るのは気持ち良いし、トリガーを引けばホーミングミサイルを発射できるのでついついヒコウキばかり使ってしまうんだよな~♪
リアルに感じさせるための工夫が満載!
本作がリアルなのは操作感だけではありません。
他にも本物っぽさを感じさせるよう数多くの工夫がなされているんです!
例えばガソリン給油時に鳴り響くJoy-Conの振動音。
ガソリン給油時は「ドクンッ!ドクンッ!」とJoy-Conが振動音を鳴らします。
しかも満タンに近付くと振動音はさらに加速し、「もう入りませんよ~」と伝えてくれるんですね。
そして任天堂らしいオブジェクトのリアクション!
木や看板は攻撃を加えることで倒したり破壊出来ますし、水や泥のしぶきが飛び散ったら少しのあいだ画面に掛かったままになるんです!
その一方でデフォルメしているところはしっかりしていて、例えばクルマでも急な坂道を登れるように調整しているから上手い!
リアルなところはリアルにし、デフォルメするところはデフォルメする。
任天堂はその辺りの選別が上手いな~と改めて思いました。
アイテムを集める面白さ
すべてのチャレンジをクリアしてもまだまだこれから!
エリア内のチャレンジをすべてクリアすると新たに5個のスターが出現します。
スターは分かりにくい場所に隠されているので、探索する楽しさが生まれるんですね。
単に隠されているだけなのでストーリー性や謎解き要素はありませんが、ますますN64「スーパーマリオ64」っぽくなりますw
最終的には全部で50個のスターが隠されますが、果たして、コンプリートすると何が起きるのでしょうか?
過度な期待は禁物ですが、気になる方はコンプリートを目指してみましょう♪
任天堂らしいネーミングセンス
細かいことですが、オープンワールドマップにいるキャラクターのネーミングセンスが面白いですw
チアリーダーさとみ、洗車場 清子、肝っ子カーチャン。
各キャラクターの名前はパロディネタが満載で、任天堂らしさを感じられました(主に黒い方面でw)。
ただ、キャラクターの素材は人形や消しゴムなんですよねw
無機質な感じはしますが、ストーリー性は低いので、整合性を持たせないようにしているのでしょう。
そもそも運転しているキャラクター自体が謎ですし、その辺りはあまり考えなくても良いように作られています。
様々なモードを収録!
実は本作。オープンワールドマップの探索はゲーム内容の一部分に過ぎません。
それ以外にも以下のようなモードも収録されているんです!
- アクセルペダルToy-Conだけでカーレースができる「スロットカーモード」
- スプレーToy-Conでのりものを好きな色にカスタマイズできる「ペイントモード」
- オープンワールドマップでゲートをくぐってタイムを競う「ラリーモード」
- 車をあやつり様々なルールで対戦できる「バトルモード」
- Toy-Conのしくみやさらなる遊びが分かる「わかるモード」
- Toy-Conを発明する「発明モード」
さらにオープンワールドマップを探索する「ドライブモード」では2人協力プレイにも対応しています。
何ができるのかと言うと、2Pが援護射撃できるようになるんですね。
両者ボタンを押せば瞬時に役割を交代出来ますし、家族や友達と一緒にプレイすると盛り上がるかも!?
惜しいところ
プレイするまでのハードルが高い
アクセルペダル、カギ、クルマ、センスイカン、ヒコウキ。
本作でオープンワールドマップを探索するにはこれらのToy-Conが必要になります。
そのためプレイするには場所や姿勢が限定されるうえ、イチから作らないといけないんですね。
各Toy-Conの作成に必要とする時間の目安は以下のようになります。
- アクセルペダル(60~90分)
- カギ(15~30分)
- クルマ(150~210分)
- センスイカン(60~120分)
- ヒコウキ(30~60分)
長いと510分掛かる計算になりますが、ぼくの場合は200分程度ですべて完成しました。
不器用で工作下手なぼくでさえもこの程度の時間で完成したので、目安時間は余裕を持たせているようです(折り目を付けるのに時間を取っている印象)。
それでもオープンワールドマップの探索を堪能するのに3時間以上の準備時間を要するのはハードルが高過ぎますけどね・・・
ただ、これだけは言わせてください!
Toy-Conを作るのはめっちゃ楽しいです!
様々な形のダンボールに折り目を付けて繋げていくまでの過程は工作そのもので、一度始めたら一気に完成まで漕ぎ着けてしまいますw
オープンワールドマップの探索とは面白さの性質が異なりますが、これはこれで楽しませていただきました。
前作の「バラエティキット」「ロボットキット」に続いてガイドも分かりやすくてユーモアも満載なので、楽しみながら作成できると思います。
スクリーンショットボタンを押せない
ゲームをプレイしている時、困ったことがあります。
それは、スクリーンショットボタンを押せないことです!
スクリーンショットボタンが付いた左Joy-ConはアクセスペダルToy-Conに差し込むことになるんですが、ボタンが塞がれてしまうんですね。
取り外しても画面上のマシンが暴発して飛び回ってしまうので、思った通りのスクリーンショットを撮影するのは困難です。
しかし、そこはダンボールが素材のToy-Con。
写真のようにハサミやカッターなどで穴を開けてしまえばアクセスペダルToy-Conのままでもスクリーンショットボタンを押せるようになるんです!
このように工夫をすれば不満点も解消できる点がニンテンドーラボなんですね。
全体のまとめ
こんなにも本格的なオープンワールドゲームだったとは!?
本作をプレイした時、予想以上に本格的なオープンワールドゲームだったので嬉しくなりました。
前作の「バラエティキット」「ロボットキット」はおもちゃの側面が強く、ゲーム的な攻略要素は控えめだっただけに尚更!
Toy-Conはユニークで良いと思うけど、俺はゲームを楽しみたいんだ!
そんな方に本作はおすすめしたいです。
あと、おすすめしたいのが任天堂製のドライブ系オープンワールドゲームが好きな人。
N64「ディディーコングレーシング」のアドベンチャーモード。
64DD「ポリゴンスタジオ」の実験ワールド。
Wii「Wii Sports Resort」や3DS「パイロット ウイングス リゾート」の遊覧飛行。
この辺りが好きな人が本作をプレイしたら「これだよこれこれ!」となりますよ~。
もちろん、N64「スーパーマリオ64」を代表する人型のキャラクターを操作するオープンワールドゲーム(箱庭アクションゲーム)が好きな人にもおすすめです♪
ドライブを体感できるオープンワールドゲーム!
こんな人には特におススメ。
・オープンワールドゲーム好き。
・ドライブ好き。
・工作好き。
こんな人にはおススメできない。
・めんどくさがり屋。
Nintendo Labo Toy-Con 03: Drive Kit(ドライブ キット)/お気に入り度【90/100%】
プレイした時間・・・約20時間
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俺もついに購入しました!他ブログ、ツイッターでも多く取り上げられていますが、3作目ということで量も質もかなりパワーアップしていそうです。
早く届いて、作りたいなぁ…