Nintendo Labo Toy-Con 01: Variety Kit/Switch
2018年4月に発売されたSwitch「Nintendo Labo Toy-Con 01: Variety Kit」を今回はレビューします。
Switch「Nintendo Labo Toy-Con 01: Variety Kit」は様々なダンボールのおもちゃを作って遊ぶ工作キットゲームです。
収録されているToy-Conは「ピアノ」「つり」「リモコンカー」「おうち」「バイク」。
「ロボットキット」のレビュー記事はこちら。「ドライブキット」のレビュー記事はこちら。「VRキット」のレビュー記事はこちら。
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- 様々なダンボールのおもちゃを作って遊ぶ工作キットゲーム。
- 収録されているToy-Conは「ピアノ」「つり」「リモコンカー」「おうち」「バイク」
- 超親切な動く組み立て説明書を搭載。
初リリース日 | 2018年4月20日 |
対応ハード | Switch |
ジャンル | クリエイト |
推定クリア時間 | 10~20時間 |
売上 | 8.9万本/累計25.6万本 |
発売元 | 任天堂 |
目次
良いところ
本格的なピアノを作って遊べる!
本作で一番驚いたのが「ピアノ」。
ディスプレイとJoy-Conを指定の場所に設置して鍵盤を押してみるとあら不思議。
本物そっくりの音が鳴るんです!
この一体感はまさに本物そのもので、素材がダンボールじゃなかったら本物のピアノなんじゃないかと思うくらい。
しかもこのピアノ、単に「ドレミファソラシド」と鳴らせるだけじゃないんです!
1オクターブ上下できるので広い音階にも対応していますし、音を震わせたり、指揮を取ったり、録音する事も出来ます。
その気になれば本格的な作曲も可能で、子供騙しと片付けたら勿体なく感じました。
一体感が半端ない釣り!
続いて「おぉ!」と思ったのが「つり」。
ディスプレイを縦にセットし、Joy-Conを指定の場所に設置してリールを巻くとあら不思議。
画面上のリールも合わせて巻かれるんです!
しかもダンボールの竿を左右に振ったら画面上の竿も同じように動くので、一体感が半端ねぇ!
リールを巻いた時のキーキー音も聴こえるようになっていて、予想以上に本格的な釣りが楽しめました。
釣りの難易度は意外と高め。浅瀬にいる魚は比較的簡単に釣れますが、深海の魚を釣るのはかなり大変で燃えます。
釣った魚は「アクアリウム」で鑑賞する事が可能。
さらに「アクアリウム」ではオリジナルの魚を作成する事も可能で、釣りとは異なる遊びも楽しめます。
ラジコンの面白さが詰まったリモコンカー
続いて気に入っているのが「リモコンカー」。
Joy-Conをダンボールのアタッチメントに装着し、ディスプレイに表示されたボタンをタッチするとあら不思議。
Joy-Conをセットしたダンボールのアタッチメントが動き出すんです!
しかもまっすぐ動くだけではなく、左右に回転する事も出来ます。
上手く操作すれば指定の場所までリモコンカーを動かす事が可能で、やっている事はまさにラジコン!
面白いのが、ディスプレイにはモーションIRカメラに表示された映像が映し出される事。
モーションIRカメラは近くの物しか確認できない一方、暗いところの物体も検出できるので、上手く利用すればリモコンカーが暗闇の探索に役立てるんです!
リモコンカーの移動能力はかなり低いので実用性は低いですが、可能性を感じました。
そしてこのリモコンカー、Joy-Conが2セットあれば対戦する事もできるんです!
先日、MGMゲームルームでリモコンカー2台で対戦してみました。
まるで紙相撲のような感覚で楽しめて懐かしい気持ちになれましたね。
対戦用のBGMを掛ける事もできるので、対戦ゲームらしく盛り上がれます!
まさかゲーム画面から飛び出してこんなにローテクな遊びがニンテンドースイッチで楽しめるとはw
しかし、このリモコンカー。足がモロイので、Toy-Conの中でも比較的すぐに壊れてしまいます。
耐久性の低さについて欠点として挙げようかと思ったんですが、その辺も折り込み済みようので、「わかる」モードでは直し方について説明されていました。
同梱されているダンボールの形を利用すれば簡単にリモコンカーの足を補強できるようなので、実は欠点を上手くカバー出来ているんですね。
子供が大喜びしそうなおうち!
続いて面白かったのが「おうち」。
ディスプレイをおうちのダンボールに装着すると中の様子を確認することができるんですが、様々なブロックを差し込む事で家に異変が起きるんです!
例えば蛇口が出現して家が浸水したり・・・
家を揺らすと水が傾いたりも!?
さらに複数のブロックを差し込む事で別の部屋に移動して様々なミニゲームを楽しむ事も可能で、バラエティキットの中では最もおもちゃらしく感じました。
ブロックの組み合わせによって発生するイベントは変化するので、大人でも色々試したくなってしまいます。
実際に運転している感が半端ないバイク
最後に「バイク」!
これは実際にバイクを運転している感が半端ないですね!
エンジンが掛かって操縦している時は思わず「うひょぉぉぉぉぉ~!!!!!」と声に出したくなるくらい。
HD振動によって手応えまで本物そっくりで、とてもダンボールで作られたバイクのようには感じられません。
このバイクなんですが、レースゲームとしてもそれなりに楽しめるのが嬉しかったです。
用意されているコースは9種類(似たり寄ったりですが)。
周回数や排気量の設定も可能で、最高の600ccでプレイするとコースアウトしまくってしまうw
さらに嬉しいのが、練習場でコースの作成ができる事。
しかもコントローラで作成するのではなく、アタッチメントのIRスキャナーを使って作成した気分を味わえるようになっていて、どこまでもおもちゃの感覚で楽しめるように作られていてほっこりしました。
ただ、バイクをプレイする場合はダンボールのフタをいちいち開けなければならず、面倒なのでバラエティキットの中では一番プレイしにくく感じてしまった。
この点さえ何とかなればかなり気に入ったんですが・・・。
超親切な動く組み立て説明書
ここまで本作に同梱されている5つのToy-Conの魅力を語ってみました。
ゲームはこれらのToy-Conを作成するところから始まるんですが、すべてを完成させるのは超大変だった!
大体、8時間は掛かったのではないでしょうか?
「バラエティキット」のToy-Conは「ロボットキット」と比べてコンパクトに感じますが、中には時間が掛かる物も存在するので完成まで骨が折れます。
しかし、動く組み立て説明書が超親切なので、誰でも簡単に完成できると思いました。
動く組み立て説明書は自分のペースで早送り、巻き戻しが可能で、好きな角度から組み立て中のパーツを眺めることができます。
おまけに折り目や差し込む箇所は点滅の演出を挿入したり、難関ポイントは事前にお知らせしてくれるので、僕のように不器用な人でもさほど間違えずに完成させられました!
テキストも良い感じに砕けていて、例えば各パーツに「イチロー君」などのあだ名を付けてくれるから最後まで楽しく工作を楽しめます。
すべてのToy-Conを完成させた時の達成感は素晴らしいものでした!
様々な秘密を理解できる「わかる」モード
何故、ダンボールの鍵盤を押すと本物そっくりの音階が鳴るのか?
何故、ダンボールのリールを回すとディスプレイのリールも合わせて動くのか?
ゲームをプレイしていると様々な謎が出てくると思います。
「わかる」モードでは各Toy-ConからJoy-Conまでの仕組みを分かりやすく紹介してくれるので、とても参考になりました!
単に解説のテキストが流れてくるだけではなく、短い動画を挿入したり、選択肢による回答ができるなど視覚的に楽しませてくれて退屈しません。
「わかる」モードをすべて読み終えて分かったんですが、Toy-ConはJoy-Conの加速度センサーやジャイロセンサーだけではなく、モーションIRカメラを予想以上に役立てているんだなぁと思いました。
これまでSwitchではモーションIRカメラを活かしたゲームが少なかったけど、本作を触ってからはもっと活かせるんじゃないかと思いましたよ。
さらに広がる遊びの幅
各Toy-Conを完成させて遊んではいおしまい!
いえいえ、本作のお楽しみはまだまだこれからです!
各Toy-Conはデコレーションして遊べますし、ちょっとしたプログラムを作成して新たなToy-Conを作成する事も出来ます。
バラエティキットには様々なオプションのパーツが同梱されているので、それを使えば可能性がさらに広がるんですね。
本作に収録されている「わかる」モードでは自分で遊びを作るための動線がある程度敷かれているため、そちらをチェックすればどう楽しめば良いのかある程度は分かるようになっています。
惜しいところ
置き場所に困る
全部で5種類のToy-Conを作成できる「バラエティキット」。
しかし、「ロボットキット」とは違って完成したToy-Conのお片付け方法が説明されておらず、どうしてもかさばってしまいます。
「バラエティキット」の箱は薄っぺらいので、完成品を仕舞うこともできないので困った困った。
※追記!こちらの記事でお片付け法を紹介しています。
控えめの攻略要素
どのToy-Conも遊びの幅が広く、その気になれば長く楽しめます。
しかし、TVゲームらしい攻略の要素は「バイク」「つり」にあるくらいで物足りなく感じました。
その「バイク」「つり」にしても1~2時間ほどプレイしたらクリアできるボリュームですしね。
全体的にクリエイト要素が強く、純粋におもちゃとして楽しんだり、SNSと連動して楽しむように作られていると思いました。
全体のまとめ
Switchってこんなにも色々な可能性を秘めているんだ!?
思わずそう言いたくなるほど多彩な遊びが盛り込まれていて、これがたったの7,500円程度で楽しめてしまうのは安すぎます!
置き場所に困ったり、完成までに時間が掛かるなどハードルが高いところはありますが、コストパフォーマンスは「ロボットキット」を上回るほどです。
デジタルとアナログが融合したコスパ抜群のおもちゃ箱!
こんな人には特におススメ。
・おもちゃ好き。
・Switchの可能性を感じたい人。
・作曲・創作好き。
こんな人にはおススメできない。
・めんどくさがり屋。
・攻略要素を求める人。
Nintendo Labo Toy-Con 01: Variety Kit/お気に入り度【90/100%】
プレイした時間・・・約10時間
累計1,000記事突破!KENTがプレイしたゲームのレビュー記事一覧へ
Nintendo | PlayStation |
Xbox | etc |
とりあえず息子と一緒にリモコンカーを作ってみましたが、作るときのチュートリアルや作った後の「わかる」の充実度がなかなかで、値段分の価値は間違いなくあるんじゃないかなと個人的には思いました。ピアノやロボットキットが評判良いみたいですし、早くつくってみたいですね〜。
置き場所に関してはやはり困りますよねー。ダンボールだから適当にしまう訳にもいかないですし…。
チュートリアルの丁寧さは特筆したいですね!「わかる」はロボットキットのをすべてチェックしました。とても分かりやすく、少し頭が良くなった気がしますよ。
置き場所は「わかる」で少しアドバイスがあったので、参考にしたいと思います♪
説明書が親切なのはポイント高いですな。
よくある電子説明書みたいな感じではなく、いろんな角度から見れるとなるとプラモ歴0年の私でもなんとかなりそうな気がしてきました。
説明書は驚くほど親切でした!
自分の好きなペースで進められますし、好きな角度からいつでも眺めることが可能で、これはポイント高いです!
プラモ歴0年でも全然大丈夫だと思います♪
すごく楽しそうですね!
僕も初めて記事をみた時これぞ任天堂!って思いましたよ
折り紙の説明では納得!3と4の止め絵があってもその間の過程がわからないんだっての!って思うことが何度も‥
ま、想像力を働かせろってコトでなんとかカバーしてきてますが
あとは放棄!
友達同士で作ったキットを持ち寄って遊んだり、大会開かれたりしても面白いんだろうなぁ‥
見ているだけでも楽しさが伝わってくるところが任天堂らしいですね!
折り紙の説明を見ても何度か挫折したことがあるので、本作の動く説明書には感心させられました。
対戦モードも用意されているので、持ち寄って遊ぶことも出来ます。そういう企画も行いたいなぁ・・・
私も両方買いました。箱がでかくてビビりました。4月中は忙しいので積んでいるのですが存在感が凄いですw
完成品はさらに場所を取りそうで今から心配ですw
動く説明書はいいですよね。プラモの説明書なんかでも分かりづらいことがありますからここは子供のハードルを下げるための要だと思います。というか開発陣が一番気を使ったところではないかと。
まだバラエティキットはほとんど作っていませんが、どれだけかさばるのかは気になりますね。
動く説明書はもしかしたら一番リソースを割いているかもしれませんw
完成までかなり時間が掛かるので、動く説明書のボリュームも相当なものですから。
予想通り作ってるときは楽しいが完成品の置き場所に困る、ですか
形状的に綺麗に収納することは無理ですし、解体できそうもないので、部屋の隅でホコリを被ることは避けられそうにないですね
はい・・・置き場所には困ります。作ったあとも長く楽しめたら良いのですが・・・
完成品の置き場所には困るでしょうねw私はそこがどうにも気にかかっていまだ購入を悩んでいます。ただレビューを読んでいたらやっぱり自分で作ってみたい気持ちにも駆られるんですが(笑)
ゲームとしての完成度も気になるところですし、正式なレビューも楽しみにしております!
置き場所はどうしても困りますね~。でも、そこも含めて工夫出来る余地はあると収録されている「わかる」モードで感じました!
正式なレビューも間もなくしていきます♪
会社から帰ったら、弟が遊んでました。
一見するとローテクですけど、技術はなかなかのものがありますね。
作るのに5時間かかったって言ってましたよwww
僕は苦手なんで触れてないんですけど、側で見てて面白いですね。
でも操作は今のところロボットキットしかなくて装着するのが、めんどくさい…(¬_¬)
でも工作は楽しそうで、今度届くバラエティキットは一緒に組み立てたいです(^^)
弟くんも張り切って作っていたようですね。5時間とは頑張った!
ロボットキットの装着はいくつかの手順があります。
修理もそうなんですが、こういうのって構造さえ理解出来れば簡略化出来るので慣れてくるとシンプルに感じるんですよ♪
バラエティキットはまず、リモコンカーやJoyコンカバーを作ってみましょう♪
手持ち帰りは余り購入されていないのかね。
他の新作発売日の様に列が作られる様な事が無く売れていない印象に思ってしまったが。
大きいと言われているパッケージだが、駅でこの2種を1つの紙袋に持って帰る姿を見た所は思った程大きくなくコンパクトに感じた。
組み立てなければただの板でしかなく厚みがその程度だからやもしれんな。
置き場所の都合によりこちらも購入していないが面白そうではあるのが悩ましい。
売上に関しては、そこまでの爆発力はないでしょうねぇ。
パッケージは大きいですが、厚みは無いので2種を1つの袋に入れたら思ったほど大きくは感じないと思います。
組み立てると厚みが増してかさばりそうですが、そこも工夫出来る余地があるようです。
リモコンカー、釣り、ピアノには興味があります。
楽しさはどんなものなのか、総評に期待。
置場所に関しては頭痛のタネですね。
ダンボールにでも入れておきますか…。
バラエティキットはまだほとんど製作していませんが、それらの面白さについても触れていきます!
置き場所に関してもなにか良い案があったら書いてみますね!
比較写真を見た感じだと思ってたよりパッケージが大きめですね組み立てるパーツも多くて難しそうに見えますが説明書の解説が丁寧で結構簡単に作れそう、ダンボールなのである程度のアレンジもできそうかも。
耐久性は心配してしまいますが普通に使う分には問題無さそう、壊れても修理は容易そうに見えます、それより意外と嵩張るのですね、部屋のスペースがカツカツなのでそこは悩みの種になりそうです。
雑記に書かれてますけどロボットキットは体重計にもなるとは初めて知りました、プレイするのに体を動かすので運動になりますから雑記の通りwiifitのスイッチ版に僅かに期待してしまいそうです。
パッケージはかなり大きいです!まあ、ダンボールキットが沢山入っていますからねぇ。
説明書の解説は感心するくらい丁寧なので、大人でしたら時間は掛かっても作るのに苦労はしないと思います。
耐久性に関してはそこまで心配しなくても良いと思いました。むしろ、わざと壊して修理するのを楽しめば良いんじゃないかと思うくらいですw
Wii FitのSwitch版は期待したいですね!まさか、ダンボールで作成することにはならないよね?
バラエティキットは弟と一緒に作って非常に楽しかったですよ〜。
いや〜1日では作りきれないですね〜♨︎
その点でもほんとに「作ること」からゲームです。
巷では本作にゲームらしさの観点でレビューする愚か者もいますが、本作の魅力はまさに童心に帰ることにあると思います。
特にピアノや釣り竿を作って、実際に動作したときの感動は他のゲームにはないです♪
僕も一日ではとても作りきれず、数日間かけて作ってみました!いやー大変だった!
個人的には従来型ゲームの常識をここまで覆してきたことに驚きまくりましたよー!その辺は大きな加点になりましたね。
自分で作ったものが実際に動き出す感動はいくつになっても大きいです♪