【レビュー】スーパードンキーコング3 謎のクレミス島 [評価・感想] 前2作よりも好みは分かれるが、大安定の出来!


スーパードンキーコング3 謎のクレミス島/SFC

どうも!KENT(@kentworld2 )です!

今回は1996年11月に発売されたSFC「スーパードンキーコング3 謎のクレミス島」のレビューをしていきます。

本作は2Dアクションゲーム「スーパードンキーコング」シリーズのナンバリング3作目ですが、前2作ほどではないものの大安定の出来でした!

まずは良いと思った点から書いていきます。

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このゲームを3行で説明すると?
  • チンパンジーたちを操作してゴールを目指していく2Dアクションゲーム。
  • プレイアブルキャラクターはディクシーコングとディンキーコング。
  • 今作ではワールドマップを自由に行き来できるようになった。
初リリース日 2010年11月21日
対応ハード SFC
ジャンル 2Dアクション
推定クリア時間 15~20時間
売上 初週13.1万本/累計120万本
発売元 任天堂

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良いところ

行動面の自由度が大幅にアップ!

今作はワールドマップを自由に行き来できるようになりました!

おかげで行動面の自由度が大幅に上がり、好きな時に各エリアを攻略できるようになったんですね。

行動範囲は船の性能によって左右されるので、いきなりすべてのエリアへ行ける訳ではありません。

しかし、これまでの作品と比べて大幅に自由度が増しました。

おかげでセーブポイントを気軽に利用できるようになったので、ゲームオーバーのリスクがこれまでよりも軽減されています。

ワールドマップの探索が楽しい!

ワールドマップや各エリアには秘密がいっぱい!

単に2Dアクションステージへ進むだけではなく、一見すると何も無いようなところを調べると隠し洞窟が現れることもあるんです!

隠し洞窟の先には「バナナバード」という鳥が囚われていて、すべてを救出しなければ完全クリアできないようになっています。

ゲーム終盤は各エリアで隠し洞窟を必死で探し回っていたものです。

相変わらず高水準なグラフィック・BGM

シリーズで定評があった高品質なグラフィック・BGMは今作でも健在です!

ロケーションは前作からすべてを一新しているため新鮮味がありますし、どれも非常に美しい!

新たに奥行きのある仕掛けも追加されて立体感もより強まっています。

BGMはデビッド・ワイズ氏ではなくイーヴリン・フィッシャー氏が手掛けていることもあってテイストはガラッと変更。

「2」のような派手さは薄れ、「1」のような陰湿な空気を感じられるテイストになりました。

前2作ほど好きではありませんが、これはこれで雰囲気が出ていてお気に入りです♪

相変わらず歯ごたえ抜群!

セーブできる機会が増えたということは簡単になったんじゃないの?

そんな突っ込みが飛んできそうですが、とんでもない!

今作も容赦なくプレイヤーを脱落させようと陰湿なギミックが数多く用意されています。

急に降ってくる雷に打たれてやられてしまうかもしれませんし、巨大なノコギリがギコギコと下からやってくるかもしれません。

個人的に一番苦手だったのが、「さかさまパイプライン」。

このステージでは左右の操作が逆になってしまうんです!

右に行く時は十字キーを左に、左に行く時は十字キーを右に押すなんてややこしいw

しかも苦手な水中エリアもあるので、もう、何度ミスをしてしまったことかw

シリーズ最大級のボリューム感

ゲームのボリュームは前作からさらに増しました!

ステージの種類はもちろん、やりこみ要素もさらにパワーアップしています。

特に大きいのがワールドマップや各エリアの探索要素。

完全クリアするにはステージだけではなくワールドマップや各エリアもくまなく探索する必要があるのでシリーズ最大級のボリューム感を味わえました。

おかげで1996年末は本作とN64「マリオカート64」だけで過ごすことが出来ましたね。

年末らしい大作に囲まれた1ヵ月でした♪

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惜しいところ

操作キャラのバランスが残念

今作のプレイアブルキャラクターはディクシーコングとディンキーコング。

ディクシーコングは前作に続いてポニーテールによるホバリングアクションが便利で使えるんですが、ディンキーコングはイマイチ使い所がありません。

重量があって操作しにくいですし、特技となるヒビ割れた床の破壊や水切りジャンプも隠し要素を見つける時くらいしか役に立たず、ステージ攻略をするだけの場合は微妙です。

逆に言えばディクシーコングがあまりにも有能過ぎるのかもしれませんが、もう少し性能差を縮めて欲しかった。

好みが分かれる仕様変更の数々

ドンキーコングだけではなく、ディディーコングまでもがプレイアブルキャラクターのリストラ(完全に「スーパードンキーコング」というタイトルに偽りが出来てしまった)。

アニマルフレンドではスタンダードに位置するランビのリストラ。

DKコインの入手方法が固定化(盾を持った「コイン」に鋼鉄バレルを当てて倒す)。

気持ちの悪い色をした敵キャラクターの増加。ボーナスステージの難易度が激アップ。

ゴールターゲットの廃止と、全体的に好みが分かれる仕様変更がなされています。

マンネリを打破するためと言えば聞こえは良いのですが、前作で良かったところまで潰している面も散見されました。

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全体のまとめ


過去2作と比べたら好みが分かれますが、相変わらずの完成度で本作もお気に入りの作品です♪

1996年末と言えば本作とN64「マリオカート64」がすぐ頭に浮かぶくらい楽しんでおりました。

前2作よりも好みは分かれるが、大安定の出来!

こんな人には特におススメ。
・2Dアクションゲーム好き。

こんな人にはおススメできない。
・2Dアクションゲームが苦手な人。
・気持ちの悪い生物が苦手な人。

スーパードンキーコング3 謎のクレミス島/お気に入り度【85/100%】
プレイした時間・・・約80時間

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17件のコメント

スパドン3はちょっとレア社が悪ノリをし過ぎた感が強いと感じちゃいますね。
一応、ゲームとしてはおもしろいのですが、今までの中でもかなり当時の洋ゲーくさい…(^_^;)
気色悪い敵が増えましたし、曲が陰湿なテイストのものが多いですからね…

でも作曲家のデビッド=ワイズ氏はノータッチなんですね〜なんか納得。
あまり確かではないのですが、GBA版でおそらく音質の問題かBGMがフルチェンジされましたが、GBA版ではデビッド=ワイズ氏が手がけてるようですね。

ちなみにスーファミシリーズのお気に入り度は
スパドン ☆9/10
スパドン2 ☆10/10
スパドン3 ☆8/10です。

幼い頃からやってるシリーズのため、どうしても高めなのはご愛嬌ってところですが、個人的には今でも色あせない不朽の名作ですね。
今のDKRやDKTFも非常に雰囲気が近いですが、あの当時のテイストはどうしても再現が難しいですね。

スーパードンキーコング3はかなり攻めた内容でしたね~!

今でこそ挑戦的な姿勢をある程度は評価出来ますが、当時は戸惑っていたのを覚えていますw

BGMのテイストが大きく変わっているのは、デビッド・ワイズ氏が携わっていないからなんですね。

GBA版のBGMはシュールと聞いていて逆に気になってきましたw

シリーズのお気に入り度は大体、同じくらいですね。トモフミさんも結構好きなシリーズ作品なんだな~♪

リターンズやトロピカルフリーズは当時の雰囲気を完全には再現出来ていなくて、そこは開発スタジオが変更になったので無理も無いのかなぁ(-_-;)

でも、洋ゲーの雰囲気は今でもあります。やはり、ドンキーコングは海外が開発するのが一番!

まぁあのスパドントリロジーは、レア社の独特なセンスとその時代性があってできたものなので、さすがにそこはDKRやDKTFで求めてませんよ。

一応、念を押すと今どきのDKRやDKTFも好きですよ。よく現代風に置き換えて作ってくれたと思います。特にDKRの頃から過去作アレンジのBGMは好きです。低年齢層を意識しすぎたnewマリシリーズや毛糸のヨッシーよりも断然こちらがいい(o^^o)

ただ一つ欠点をいえば、ステージが長くなり過ぎて胃もたれ感が強くなっちゃったかな。Switch で完全新作出るかはSwitch 版のDKTFの売り上げによると思いますが、今度はステージ選択のないシームレスな2DACTのドンキーが出ないかなと期待してます。
まぁもうそろそろ「ドンキーコング64」のシステムを現代に置き換えた3DACTのDKが出てもいいかなとも思いますね。

レア社のセンスって独特ですもんね。あのセンスはなかなか真似出来ない。またレア社にスーパードンキーコングを作ってもらいたいんだけどなぁ。

Wiiで展開されたリブート系2Dアクションゲームの中では僕もドンキーコングシリーズが一番かな。時代の流れに逆らった遊び応えが良かった!

ステージの長さは本来気になるものなんですが、僕の場合、高難易度で刺激たっぷりだったからかそこまで気になっておりませんでした。刺激がなかったら中だるみしそうですが。

前作から大きく変化して洋ゲーライクなゲームになったことで、賛否両論あるタイトルですが、ギミック重視なステージが多く、個人的には2よりも好きな作品です。「ポンコツロケットでゴー」、「コインドーザーのもり」「ハラハラのこぎり」あたりはシリーズでもトップクラスに好きなステージですね。

BGMはイーヴリン氏がメインになりましたが、相変わらずクオリティは高いと思いますね。ゲーム全体の雰囲気が暗めなのでそこら辺人を選ぶかもしれませんが。

個人的に残念だったのがキャラ格差がまた大きくなってしまったことですね。ディンキーはちょっと使いにくかった(^_^)

ナスタさんは2よりも気に入っていますか!?

確かにギミックは凝っていましたよね。個人的には3がシリーズの中で一番苦戦した記憶ですw

挙げられたステージはどれも個性的なので、しっかり覚えていますよ!

BGMは暗くなりましたが、この陰湿な雰囲気こそがスーパードンキーコングシリーズのふさわしく、リターンズやトロピカルフリーズにもっと取り入れても良かったんじゃないかと思います。

ディンキーは当時も馴染めず、前作のディクシー&ディディーとの落差を感じておりましたw

結局スーパードンキーコングシリーズのレビュー全部にコメントしちゃってすみません(笑)ほんとにもうこのシリーズだけは思い入れが強すぎて語りすぎてしまうw

が、ごめんなさい…この3だけはどうしても馴染めなかったです…今作を好きな人すみません(><)
ゲームとしてはちゃんと一定レベルは面白いと思うんです。でもあの傑作だった2からどれほど進化してるのかと思ったら…正直2から退化してると感じられる部分が増えたように思えてしまいました…。

まず決定ボタンがBボタンになってる事からもういきなり当時の読者少年は面喰らいましたw 海外ではそっちがスタンダードみたいですが当時他の洋ゲーなんてやったことないのでそれが理解できずに、なぜこんな仕様に!?と混乱。1と2は普通にAで決定だったし今作も普通にそう直せばいいだけでは…。

曲も主張が弱くなって印象に残りにくいし、象徴的だったランビもいないし…。象のエリーは水を吸って飛ばせますが、水の残量ゲージが出るあたりなんとなくドンキーっぽくないというかロックマンっぽいというか…w
ディンキーの重たさもきつかったです。ディクシーでリフトアップすると途端に動きが重たくなり、この赤ん坊相当重いんだなとw挙動もなんとなく扱いにくい気がどうしてもしてしまうんですよね。ディクシーが便利なんで。

やっぱり全体的に、突然洋ゲー臭が増したのが面喰らう大きな理由だと思います。敵の色もアメリカのお菓子みたいに毒々しいしwステージもカナダとかの森と湖を意識してる感じが全2作ほどはピンとは来なかった…。
パイプを進むステージもフワフワしたり操作が変わったりなんかコースターやらされたり…。

プレイ中は常に妙な感覚でした。確かに今ドンキーをやってるはずなのに、ドンキーシリーズをやってる感じがどこかしない。タルを投げたり隠しアイテムや通路を見つけたり、これは間違いなくドンキーって感じのはずなのに…前作までと同じシリーズをやってる感じがしないという妙な感覚…。
外伝作品とまでは言いませんが、2までが本流だとしたら明らかに何かが違うというか…。厄介なことに2が好きで好きでたまらない人ほど、この違和感を強く感じてしまうというオマケ付きw

マンネリ打破のために色々変えたんでしょうが、そのすべてが裏目に出てしまったというか。あまりにも傑作すぎた2の影響力から何とか逃れようとして越えようとして、結局ふたを開ければ2から変えすぎたせいで傑作から遠のいた、という…悲しい作品です(泣)

日本人だからこう思うのではなく、海外でも2が最高傑作という声が大きいようなのでやっぱりみんなそう思うんだなと。
面白くないわけじゃないです、雪山とかもボス戦とかも新しい試みに挑戦しようとした痕跡は見て取れます、マンネリ打破に挑むのは大事です。

…でも今からシリーズを遊んでみようという人には、2まででいいんじゃない?というアドバイスを送りたいです…w

シリーズ作品すべての記事にコメントをありがとうございます!文章からも思い入れの強さが伝わってきます。

そして、「3」の気になる点もとても的確に書かれていて感心させられました。

Bボタンで決定って戸惑いますよね。普通、Aボタンで決定なんじゃないかと。

エリーは水を吸って飛ばせますが、残量ゲージって確かにドンキーっぽくない。

ディンキーはもう少し利点が欲しかったですよね。敵の色は前2作と比べて浮いている感じがしました。世界観はあれはあれで個性があって好きですけどね♪

違和感は僕も当時、感じていました。ドンキーやディディーがいない時点でスーパードンキーコングなのか分からなくなってきますし。

まあ、3年連続で展開していたのでマンネリ化も出てきてしまうし、差別化をもたせようとしたんだなぁとは思いますが。

スーパードンキーコングシリーズは、とりあえず「1」「2」をプレイしてもっと楽しみたい方はDLCのような感覚で「3」に手を出したら良いと思います。

switchでさかさまパイプラインの仕様が出てもテーブルモードで上下ひっくり返せば楽々クリア出来ますね

その手がありましたか!

まあ、SFC版もコントローラを逆さにしてプレイするという手もあるようですがw

前作までと比べて雰囲気や作りが結構変わってますよねこの作品は
新しいギミックやアニマルフレンドは一癖あるものが多くて
BGMもイーヴリン・フィッシャー氏メインになって
渋めの方向性に変わってますからね
ちなみにデビッド・ワイズ氏が作曲した曲もわずかながら存在します
SFC三部作の中では賛否が分かれる分類かと思われますが
これまでの作品同様に気合の入った作りなのは確かです
CMでのSFC史上最高画質の謳い文句は伊達じゃない

1→2は進化という表現が相応しいですが、2→3は変化に感じました。

全体に渋くてとっつきは良くないけど、噛めば噛むほど味が出てくる作品だと思います。

僕も最初は「あれ?」と思っていましたが、最終的には好きな作品になれましたね♪

本作はSFCのBESTグラフィック大賞にしても良いと思います。

個人的にはドンキーコングシリーズで一番のお気に入りです。
ドンキーコングらしくないという意見もあると思いますが、シリーズ3作目であればこのくらいの変化はあっていいんじゃないでしょうか?
64発売後ということで、1,2より価格もかなり安くなりましたよね。
このあとしばらく続編が出なかったのが残念です。

本作が一番気に入っていた感じですか。当時はロムカセットの価格が大幅に下がってきた頃なので、2→3からのデフレ下が凄かったw

それでも世間の満足度は2が上であることからある程度価格が高くても内容でカバー出来るんだなぁと思いました。

2よりもやり込み要素が多くて、しかもスーパーファミコンという。難しいですが、グラフィックや音楽が素晴らしいので今でも楽しめるゲームだと思います。ドンキーコング達のデザインは今も昔も大して変わらないから本当に凄すぎる。

SFC末期に発売されただけあって作り込まれていましたよね。今でも通用するゲームです。