2014/04/15/20:00 | ゲームレビュー

ニュートピア【レビュー・評価】あまりにも「ゼルダの伝説」に酷似した問題作!

1989年、PCエンジンにとんでもない作品が発売になりました!

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それがこのニュートピア!

何がとんでもないかって、ゲーム内容があの「ゼルダの伝説」シリーズに酷似しているからです。

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↑左がニュートピア。右が初代ゼルダの伝説のゲーム画面。
見ての通り、画面構成が非常に良く似ています。ゲーム内容も非常によく似ていて、
どちらも地上ステージで様々なダンジョンを見つけ出し、各ダンジョンの奥に進む事が目的となっています。

おまけにダンジョンの謎解きもブロックを押したり、敵を全滅させたりとまんまゼルダだし、
鍵を見つけて奥の部屋にいるボスと戦う形式も全く同じ。さらにアイテムに爆弾やファイアロットが存在し、
爆弾で壁を壊して謎を解いたりもするからますますゼルダです。
ハッキシ言ってここまで酷似した内容でよくもまあ、問題にならなかったもんだと思いますよ。

▼ゼルダの伝説との違い

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もちろん「ニュートピア」は「ゼルダの伝説」シリーズとは全くの無関係で、
関わっているスタッフが異なるため、全く同じゲーム内容ではありません。
あくまでも真似ているだけであって、微妙にテイストが異なったりもします。
僕は本作が「ゼルダの伝説」に酷似しているからこそ手を出した訳なので、
プレイしている時は似ている点だけでは無く、差別化を図っている点にも注目していました。

まず、「ゼルダの伝説」と違うなーと思ったのは、
2つのダンジョンをクリアするごとに新しい世界へ行ける事です。
初代「ゼルダの伝説」は広大な世界に8つのダンジョンが眠っており、好きな順番からプレイ出来ましたが、
「ニュートピア」の場合はほぼ1本道となっていて、4つの中規模なフィールドマップに
2つずつ隠されたダンジョンを順番にクリアして行くアクションRPGとなっていました。

フィールドマップは草原、洞窟、海、空とバラエティに富んでおり、
初代「ゼルダの伝説」と比較して華やかな印象です。
当時はSFC「ゼルダの伝説 神々のトライフォース」が発売前なので、
グラフィックが綺麗な亜流ゼルダとして手を出して見ても良かったかもしれませんね。

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コンパスを頼りにダンジョンやボスの部屋を探すシステムも面白い。
ポーズボタンを押す事で見られるコンパスの向きを頼りに探索して行くのは、
本当に冒険しているかのようです。何か秘密が隠されていたら音が鳴るのも面白い。

強い敵がいたらアイテムを使って弱い敵に出来るシステムも良いですね。
そのアイテムは1つしかストック出来ないので、
どのようなタイミングで使うのか考えるのが面白いです。

体力がゼロになってゲームオーバーになると、
例えダンジョンの中だろうと前回セーブした地点からやり直しになりました。
ただ、セーブポイントはダンジョンの近くにあるので場所さえ覚えたらそこまで不便ではありません。

▼BGMはそれなり

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BGMはそれなりのクオリティだと思いました。
良くも悪くも80年代のゲームなので耳に残る曲が多いんですが、
無駄に打ち込みが多くて焦ってしまう曲とか、
メロディが単調で長く聴いていると耳が痛くなってしまう曲とか、
あともう一歩といえる曲が多い気がします。悪くは無いけど、名曲は無いと思う。
そこは「ゼルダの伝説」シリーズに劣っていると思います。

▼武器のリーチバランスが悪い

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本作は「ゼルダの伝説」シリーズと同じくメインの武器はなんですが、
この剣のリーチが非常に短く、使い勝手が悪いです。
今時のゼルダと違って90度に振るのではなく、突きなので、1キャラ分のリーチしか無いんですよ。

逆にファイアロットの場合はかなり遠くまで攻撃が飛ぶ上に使い放題なので、
剣の存在意義が無くなってしまっています。ごく一部の剣しか効かない敵を除いて、
基本的にはファイアロットを撃ちまくっていましたよ。

初代「ゼルダの伝説」でも剣のリーチは短かったけど、
体力が満タンの時はビームを出せたからここまで使い勝手は悪く無かったです。
剣の方がほんの少し攻撃力が高いけど、リーチが短すぎるのは致命的。

▼1エリアにほぼ必ず存在する小部屋

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本作は2D「ゼルダの伝説」シリーズと同じく、フィールドマップ、
ダンジョン共にいくつかのエリアに分かれており、エリア外に出るとスクロールします。
それでフィールドマップの各エリアには、ほぼ必ず小部屋が存在するんですよ。
最初から見えている小部屋だけでは無く、爆弾で壁を壊して出現する小部屋や、
木を燃やして出現する小部屋。ブロックを押して出現する小部屋など様々なタイプが存在します。

小部屋の多くは住人からゲームのヒントを貰えるだけなんですが、
アイテムを売ってくれたり、セーブが出来たり、体力を回復してくれたり、
レアなアイテムをくれたりと、ゲームを有利にする小部屋もいくつかあります。
ですので、ダンジョンに入る前には各エリアを隅々まで探索して小部屋を見つけた方が良いですね。

▼仕掛け不足で単調

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4つのフィールドマップ。8つのダンジョンとこの時代のゲームにしてはなかなかのボリュームですが、
肝心の仕掛けがワンパターンなので、だんだん飽きて来ます。ダンジョンの仕掛けはまんま初代ゼルダで、
本作ならではの仕掛けをほとんど用意出来ていないんですよね。
パクる事は出来ても、自分達で新しいアイデアの仕掛けをほとんど作る事が出来ていない。

さすがにボス戦はすべてオリジナルでしたけどね。
基本は武器で攻撃するだけなんですが、敵の攻撃パターンを覚えないと勝てないバランスで、
こちらは良く出来ています。終盤のボスでは剣が弱くて倒すのに手こずってしまった。
最強の剣を手に入れるのを忘れてしまったのだ・・・。

▼それ以外で似ている点と、異なる点を箇条書き

(似ている点)
・様々なアイテムをボタンに割り当てる事が可能。
・敵の動きを一定時間止められるアイテムが存在する。
・ダンジョンには地下通路が存在する。
・オクタロックのような、水の中から出てきて遠距離攻撃する敵が存在する。

(異なる点)
・体力が全回復する妖精は出現せず、ハートの出現率も低め。
・小さな鍵は存在せず、ボス部屋の鍵のみ。
・小部屋に入る事で罰金を取られる事は無い。
・博打のようなミニゲームは存在しない。
・通貨はルピーでは無く、ゴールド。


とにかく「ゼルダの伝説」というワードを無しでは語れないほどの問題作
良く言えば上手く再現しているとも言えるので、ゲーム自体の出来は悪くは無かったりします。
わざわざ本家をプレイせずにこちらを選ぶメリットはありませんが、
僕のようなゼルダ愛好家は研究(?)のためにプレイしても良いと思います。
「ニュートピア」はバーチャルコンソール、ゲームアーカイブスで配信中ですよー。

こんな人には特におススメ。
・ゼルダの伝説好き。

こんな人にはおススメできない。
・新鮮味を求める人。

ニュートピア/お気に入り度【60/100%】
プレイした時間・・・約6時間
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コメント広場の住人(4)

  1. Castle より:

    ニュートピアが発売された当時、私はまだ子供でしたがさすがに「このゲームはヤベーだろー」と思ってました
    よく2作目が出せた物です
    任天堂もまだ煩くなかったんですかね

  2. kentworld より:

    >Castleさん
    当時、ネットがあったらどうなっていたのでしょうか?w
    本当に良く模写されているので、
    ゼルダとの比較が楽しかったです。

  3.    より:

    そもそもゼルダ崇拝者がPCEでゼルダみたいなゲーム作りたい!っていうコンセプト

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