スーパーモンキーボール 特盛あそビ~タ!/PSVITA
どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回は2012年6月に発売されたPSVITA「スーパーモンキーボール 特盛あそビ~タ!」のレビューをしていきます。
本作はおサルが入ったボールを転がしてゴールを目指すアクションゲームですが、とりあえずPSVITAの機能を使いまくった急造型の玉転がしゲームでした!
ステージを傾けてボールを転がしゴールを目指していく玉転がしゲーム。
誰でも思いつくほど定番のゲームですが、さすがに2010年代にもなるとフルプライスで売るのは難しくなってきます。
そんな中で発売されたのが今回レビューするPSVITA「スーパーモンキーボール 特盛あそビ~タ!」。
まだ発売されたばかりのPSVITAというゲーム機の機能を活かしまくった作品ですが、それらを駆使しても「いつものモンキーボール」の域は出ていませんでした。
それどころか古臭さを感じてしまい、2010年代に玉転がしゲームを発売することの難しさを実感してしまう作品です。
ここからはそんなPSVITA「スーパーモンキーボール 特盛あそビ~タ!」の良いと思った点からまずは書いていきます。
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- おサルが入ったボールを転がしてゴールを目指していく。
- レベルは「初級」「中級」「上級」の3つに分かれている。
- 本編とは別に8種類のバラエティゲームが収録されている。
初リリース日 | 2012年6月14日 |
対応ハード | PSVITA |
ジャンル | アクション |
推定クリア時間 | 5~10時間 |
売上 | ランキング圏外 |
発売元 | セガ |
目次
良いところ
緊張感のある玉転がし
今更言うまでもありませんが、本作はボールを転がしてゴールを目指していくゲームです。
意外なのが、難易度の高さ。
実は本作、可愛い見た目に油断していると返り討ちに合うほど難易度が高いんです。
というのも先のステージになると足場が細くなってノーミスでゴールを目指すのが難しくなるんですよ。
この緊張感、電流イライラ棒や実際の玉転がしゲームに通ずるものじゃないですか!?
さらに2010年代のゲームとしては珍しくコンテニューできる回数にも制限があります。
いわゆるアーケードスタイルとなっていて、最高難易度である上級モードはファミコン時代の骨太ゲームをプレイしているかのようでした。
見た目は可愛いけど、油断していると痛い目に遭います。
息抜きにピッタリなバラエティゲーム
本作には全部で8種類のバラエティゲームが収録されています。
バラエティゲームで特徴的なのが、PSVITAの機能を活かしていること。
カメラ機能、タッチ機能、2本スティック、ワイド画面、背面タッチパッド etc…
これらの機能を活かした内容になっているので、PSVITAのデモンストレーション的な役割も果たしています。
というのも本作はPSVITAの発売半年後に出たからです。
当時としては新ハードと言えるような位置付けだったので何もかもが珍しく感じました。
バラエティゲームはいずれも多人数プレイが可能。
1人でCPUとプレイしたらやや寂しさを感じますが、トロフィーの獲得目当ててプレイすると悪くはありません。
前述の通り本編は進めていくと難易度が非常に高くなるので息抜きにはピッタリに感じます。
惜しいところ
中断セーブができない
メインとなる「チャレンジ」モードは数十種類のコースを連続してプレイすることになります。
が、その数は難易度が上がる毎に増して行くので、難易度が高いモードをプレイしている時は中断セーブできないのが不便に感じました。
いつでもどこでも楽しめる携帯機のゲームなのだから尚更。
スリープモードがあるとは言え、ゲーム内に搭載されていても良かったような?
時代遅れ感が漂っているゲームデザイン
上級モードでは一気に50コースを攻略することになります。
問題なのが、コンテニューできる回数に制限があり、中断セーブもできないこと。
アーケード版のゲームデザインを再現しているんだと思いますが、2010年代に発売する家庭用ゲーム機向けとしてみると時代遅れに感じました。
GC「スーパーモンキーボール2」のようにゲームオーバーの概念を無くしたストーリーモードを搭載することは出来なかったのでしょうか?
イマイチなエディットモード
ぼくが本作を購入した理由。
それは、エディットモードが搭載されているからです。
本モードではPSVITAのカメラで撮影した対象物がコースになるという機能が搭載されています。
聞いているとワクワクしますが、残念ながら精度はイマイチでした。
試しに明るい部屋でいくつかの対象物を撮影して作成してみましたが、適当な形のコースしか完成せず、全く上手くできません。
撮影にコツが要るのでしょうが、もう少し反応を良くしてほしかった。
2012年の技術ではまだ難しかったのかな?
癖のあるメニュー画面のユーザーインターフェース
メニュー画面はPSVITAソフトらしくタッチ&フリック操作で選択することになります。
本体の機能を活かしているのは確かですが、快適性はイマイチでした。
というのも各メニューの並びが独特のため変な方向にフリック操作をしてメニューを回転させなければならなんですよ。
ロード時間もやや長く、実際にゲームをプレイするまでに余計なストレスが溜まってしまいましたw
サイバー調のデザインはカッコ良くていい感じなんですがねぇ。
全体のまとめ
「PSVITAの機能を使ってとりあえず『スーパーモンキーボール』を作ってみました!」
そんな印象を強く感じる作品。
それ故に2010年代のゲームとして見ると最適化されておらず、古臭さを感じてしまいました。
どうしてもPSVITAで「スーパーモンキーボール」をプレイしたい人以外には強くおすすめすることは出来ません。
古典的な面白さが詰まった作品なので、激安で販売されていたらとりあえず買っても良いとは思いますが・・・。
とりあえずPSVITAの機能を使いまくった急造型の玉転がしゲーム!
こんな人には特におススメ。
・骨太ゲーム好き。
こんな人にはおススメできない。
・根気が無い人。
スーパーモンキーボール 特盛あそビ~タ!/お気に入り度【60/100%】
プレイした時間・・・約8時間
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このゲーム、ゲームのグラフィック部分にグラビアアイドルの写真なんて入れたから年齢区分マークCになってるんですよね。ホントPSは大人向け大好きな奴ですね。
そうだったのか!セガってバカだなぁといいたくなりましたw