【レビュー】マイティースイッチフォース! [評価・感想] 洗練されたステージ構成が素晴らしいパズル2Dアクション！

マイティースイッチフォース!

2013年11月に発売された3DS用ダウンロードタイトルです。
ジャンルは2Dアクションゲームで、価格は５００円（税込）。
2014年9月にはWii UでHD版が発売されました。本記事では本作のレビューをしていきます。

▼パズル要素が強いステージクリア型の2Dアクション！

2Dアクションゲームといっても様々なタイプがありますよね？
どんどん奥へ進んでステージをクリアしていくものとか、入り組んだフィールドを探索して謎を解くものとか。
本作の場合は後者に近く、中規模で入り組んだフィールドを探索して
フーリガンというキャラクターを５人確保してゴールするのが目的となっています。

特徴となるのが、スイッチの切り替え。Aボタンを押すとスイッチを切り替える事が可能で、
それまで透明だったブロックが実体化して、一方で実体化していたブロックは透明になります。
各ステージではこれを上手く切り替えてトゲだらけの溝を飛び越えたり、
敵を上手く誘導させて倒したりとパズル要素が強い構造になっているんですよね。

▼タイムトライアルが面白い！

本作が面白い大きなポイントとなるのが、タイムトライアルです！
各ステージには目標タイムが存在するのですが、
初見ではほぼ不可能といっても良いくらいシビアな設定で、
何回も再挑戦してステージの構造を丸暗記しなければ達成は困難だったりします。

ゲームをクリアするだけなら別に目標タイムに到達しなくても良いのですが、
到達するとステージ選択画面にスターマークが表示されますし、プレイ中は常にタイム表示がされて
クリア時もタイムがデカデカと表示されるのでついやりたくなってしまうんですよね。

ですが、何度もプレイしていると各ステージがどれだけ計算されて作られているのかよく分かりますので、
繰り返しプレイした方が評価は高まるタイプのゲームだと思いました。
実際、目標タイムを狙ってプレイすると燃えますから、
クリアしたステージでもチャレンジしてみる事をおススメします。

▼短時間のプレイでも充実感を味わえる！

このゲームはプレイしている時の充実感が凄いです。
１ステージは３分もあればクリア出来てしまうものなんですが、
適度に頭を使って最短ルートを探すからか実際のプレイタイム以上に充実感が凄く、
めちゃくちゃプレイした！と思ったら３０分程度しか経っていなかったので驚きました。

長時間プレイするのは向かないタイプのゲームですが、
隙間時間にプレイする分にはとても優れていて移動中に重宝します。
実際、このゲームは電車移動時にちょくちょくプレイしておりました。
ちなみにステージは１６＋α用意されています。
クリアまで2時間程度ですが、タイムトライアルをやったら倍以上楽しめますよ～。

▼大砲ブロックでの移動がシビア！

本作で最大の欠点に感じたのが、妙にシビアなところがある事です。
ある程度ゲームを進めると大砲ブロックを使って遠くへ飛んだり、
敵を大砲ブロックに入れて遠くへ飛ばす必要が出てくるのですが、これがなかなか難しい！

大砲ブロックはスイッチを切り替える事で透明になるものと実体化するものの２タイプが存在して
遠くまで飛ぶにはキャラクターと透明な大砲が重なった瞬間にスイッチを切り替えなければならず、
反射神経がかなり重視されます。タイムトライアル要素が強いゲームでこれをやられると厳しいなぁ。
なので、大砲ブロックが前面に押し出されたステージのタイムトライアルはやる気になれませんでした。

▼クリア後のチート武器がバランス崩壊！