おはっく~!KENT(@kentworld2 )です!
ゲーム機の歴史を振り返る歴代ゲーム機ヒストリー。
今回はプレイステーション3(以下、PS3)の歴史を振り返っていきたいと思います!
目次
PS3とは?
PS3とは、2000年に発売されたプレイステーション2(以下、PS2)の後継機になります。
最大の特徴が、Blu-ray Discを搭載したことによって実現した大容量。
従来のDVDメディアと比べて5倍以上の大容量となり、これまで以上に高画質でボリュームのあるゲーム開発が実現出来るようになりました。
それ以外にもPS3は以下の特徴があります。
・ハードディスクドライブ(HDD)を搭載。
・PS2、PS1との下位互換機能を搭載。
・Blue-ray、DVD、CDソフトの再生機能を搭載。
・各種インターネットサービスに対応。
全体的にPS2と比べても機能が満載で、ゲーム機と言うよりはパソコン機器のような印象でした。
2006年:王者からの転落
自信満々の発表!
2005年5月。E3 2005にてPS3が正式に発表されました。
翌年のE3 2006では同年の11月11日に日本国内で発売されることが決定。
しかし、SIEはあり得ない価格で発売することを発表したんです!
20GBモデル・・・62,790円(税込)
60GBモデル・・・オープン価格(実質7万円弱)
PS2の39,800円でさえも高いと言われていたのにそこから2万円以上も上乗せするとは何を考えているのでしょうか?
そこには王者としての自信がありました。
2006年当時のコンシューマーゲーム市場はニンテンドーDS(以下、DS)が大ブレイクして任天堂が巻き返していましたが、据え置き機ではPS2が猛威を振るっていたんです。
それは日本国内だけに留まらず海外でも同様で、同時期にPS2の全世界累計販売台数は1億台を突破していました。
これは据え置き機としては初の快挙となり、その影響でSIEは気が大きくなってしまったんです。
その証拠に当時のSIE社長だった久夛良木健氏は「安すぎたかも」と発言。
消費者とは大きくズレた感覚でPS3の価値を語るのでした。
同時期には「モンスターハンター3」「ファイナルファンタジーXIII」「ファイナルファンタジーヴェルサスXIII」「バイオハザード5」などの大型タイトルが発表。
PS2時代と比較しても遜色のないラインナップであることを証明しようとします。
異例の発売前値下げ!
PS3発売直前となる2006年9月。
異例となる発売前値下げが発表になりました!
なんと、20GBモデルの価格が62,790円(税込)から49,980円(税込)へと変更になったんです!
同時期に任天堂が新型ゲーム機Wiiの価格を25,000円(税込)と発表していたのでさすがに焦りを見せたのでしょう。
それでも従来のゲーム機としてはあまりにも高く、ユーザーからは「高い!高い!」と言われまくってしまいましたが。
ついに発売するも極小出荷で物売るっていうレベルじゃねぇぞ!
2006年11月11日。
ついにPS3が発売を迎えました!
しかし、初回出荷は僅か8万台。
高価とは言えプレイステーションブランドのゲーム機としてはあまりにも少ない台数です。
何故、ここまで極小出荷だったのでしょうか?
そこにはBlue-rayドライブの量産問題がありました。
2006年はDVDがようやく普及してきた段階で、Blue-rayは全くと言って良いほど普及していなかったんです。
そのため部品の量産が間に合わず、PS3発売日に満足行く台数を揃えられませんでした。
その結果、発売日には少ない台数を巡っての争奪戦が発生。
ニュース番組で「物売るっていうレベルじゃねぇぞ」と怒鳴る男性ユーザーの模様が映し出されたことがネット上で話題になり、思わぬネット流行語が生まれます。
満足行く台数を揃えるも世間の関心はWiiへ流れる
圧倒的な品不足のなか、発売週に販売されたPS3の台数は8.8万台でした。
これはPS2の61.3万台を大きく下回りますが、販売価格の高さや台数の少なさを考慮に入れたら健闘していると言えます。
しかし、販売価格の高さやロンチタイトルの弱さによってその後の販売は鈍化。
潤沢な出荷が行われたにも関わらずPS3の販売は伸びません。
一方、PS3発売から3週間後に発売されたWiiは発売週に37.2万台を販売。
発売週だけでPS3の累計販売台数を追い越すのでした。
これは前世代機の状況を踏まえると信じられない出来事だったんです。
あれだけ圧倒的な勢いを誇っていたPSが任天堂に逆転されるとは!?
しかもDSブームが巻き起こってから僅か1年しか経っていませんからね。
ライトユーザーを味方につけることでこれだけ短期間のうちに状況を一変出来ることを任天堂は実感するのでした。
HD画質の魅力が伝わらない状況が続く
PS3が伸び悩んでしまった理由の一つとしてHD画質の魅力が伝わりきれていないことが挙げられます。
HD画質はSD画質を大きく上回る解像度でクッキリとした映像表現を実現出来る技術なんですが、当時は根本的な問題を抱えていました。
そう、2006年当時はハイビジョンテレビがそれほど普及していなかったんです。
そのためHD画質の魅力がユーザーに伝わりきれていませんでした。
また、PS2になってからはある程度の3Dグラフィックを実現出来るようになりました。
その影響で「PS2でも十分」という声が続出し、PS2からPS3へ進化することに魅力を感じられる方がほとんど居なかったんです。
コンシューマーゲーム市場の中心は据え置き機から携帯機へ!
PS3にとって不利な出来事はまだまだ続きます。
2006年12月、「ドラゴンクエストIX」がDS向けに発売されることが決定したんです!
このニュースは日本のコンシューマーゲーム市場では歴史的な出来事でした。
PSハードから任天堂ハードへ移籍したことはもちろん、あの「ドラゴンクエスト」シリーズの本編が据え置き機から携帯機へ移行したことになるのですから。
同シリーズの携帯機への移行を受けてコンシューマーゲーム市場の中心は据え置き機から携帯機へ急速に変わっていきます。
代表的なのがスクウェア・エニックス。
同社はそれまで最先端を貫くゲームメーカーでしたが、2000年代後半からは携帯ゲーム機メインのソフト供給を行うようになったんです。
看板タイトルの「ファイナルファンタジー」シリーズ本編こそはPS3で発売するも、「ドラゴンクエスト」「キングダム ハーツ」シリーズは携帯機メインの展開に切り替えました。
2007年:迷走と挫折
PS3時代を宣言するものの状況は悪くなるばかり
2007年初頭には「PS3時代を宣言します」という自信満々なTVCMを投下。
2月に「バーチャファイター5」。3月に「ガンダム無双」。
7月に「みんなのGOLF5」。11月に「真・三國無双5」と「ワールドサッカー ウイニングイレブン 2008」。
12月に「アンチャーテッド エル・ドラドの秘宝」「グランツーリスモ5プロローグ」といった大型タイトルを発売します。
しかし、いずれも中ヒット以下に留まり圧倒的な勢いで売れ続けるDS/Wiiと比べたら霞んでしまいました。
2007年5月には週間販売数1万台割れという元王者としては屈辱的な数字を目の当たりにしてしまいます。
PS2の互換を切る!?
思うように販売台数を伸ばせないPS3。
2007年10月にはPS2の互換を切った40GBモデルを39,980円(税込)で販売します。
ようやく初期のPS2と同程度の価格になりましたが、それでも販売台数を伸ばせません。
2007年末には累計販売台数がなんとか150万台を突破。
しかし、同時期のWiiは累計450万台を販売していたので大きく水を開けられています。
Xbox 360に足を引っ張られる事態に!?
ファイナルファンタジー、バイオハザード、エースコンバット、テイルズオブ、真・三國無双、デビルメイクライ
これらのタイトルはPSで人気のゲームシリーズという認識でした。
他機種で発売されることがあってもまずはPSハードで発売される。
そういう認識が強くありましたが、時代がPS3/Xbox 360といったHD機になると変わってきます。
いずれもPS3だけではなくXbox 360でも発売されるようになり、タイトルによってはPS3後発であることもあったんです。
何故、PS3版が後発になってしまうのでしょうか?
そこにはソフト開発の難しさがありました。
PS3は独自設計の側面が強い一方、Xbox 360は比較的パソコンに近い設計だったんです。
そのためゲーム開発がしやすく、まずはXbox 360を視野に入れての展開が目立ちました(特に欧米向けのゲームが顕著だった)。
また、マイクロソフト自身が独占コンテンツの取り込みに熱心だったので、サードパーティ向けの大作を一時的に独占するという戦略を取ることもありました。
その影響もあって欧米ではPS3よりもXbox 360が人気を博します。
一方、日本ではブランド力の強さもあって対Xbox 360で見るとPS3の優勢性は変わりませんでした。
が、「エースコンバット6」発売週などはXbox 360がPS3を上回る販売台数を見せつけてソフトラインナップでも一時的ですが優位に立ちます。
結果的にそれがPS3にとっては足を引っ張られる展開になるのでした。
PS2/PSPにまで足を引っ張られる事態に!?
DS、Wii、Xbox 360
これらのゲーム機によって存在感が薄まっていたPS3ですが、さらに皮肉な展開が巻き起こります。
なんと、自社のPS2/PSPにまで足を引っ張られるんです!
前述の通り2007年当時は「PS2で十分!」と考える方が数多く居ました。
そのためPS2で踏みとどまっていた人がまだまだ多く、PS3向けに発売された「ガンダム無双」「真・三國無双5」がPS2向けに要素を追加して移植することもあったんです。
また、同時期にはPSPで「モンスターハンターポータブル」が大ヒットを記録します。
その影響もあって日本のサードパーティは据え置き機から携帯機への移行が加速してしまい、PS3ソフトをほとんど作らなくなってしまったんです。
衝撃の対応ハード変更
PS3にとっての悲劇はまだまだ続きます。
2007年10月、任天堂カンファレンス2007.秋にて「モンスターハンター3」がWii向けに発表されたんです!
その一方でPS3版は発売中止になることが判明。事実上の鞍替えが発覚しました。
当時の時点で「モンスターハンター」人気は非常に高かったので、インターネット上ではコアユーザーを中心にかつてないほどの波紋を呼ぶことになります。
2008年:少しずつヒット作が誕生!
ありとあらゆる悲劇が巻き起こったPS3。
2008年になってからは少しずつ状況が変化していきます。
代表的なのが2008年6月に発売された「メタルギアソリッド4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット」の大ヒット。
本作は「メタルギアソリッド」シリーズのナンバリング4作目ですが、発売週に約45万本を売り上げてきたんです!
これはPS2向けに発売された前作と比べても遜色のない出足でシリーズ人気の高さを見せつけました。
同年には「デビルメイクライ4」「龍が如く 見参!」「ワールドサッカー ウイニングイレブン 2009」「ガンダム無双2」「白騎士物語-古の鼓動-」も発売。
いずれも30万本前後の中ヒットとなり、PS3向けにも少しずつヒット作が現れるようになりました。
2009年:快進撃が始まるも和ゲーの技術力不足が露呈!?
新モデル&FFXIII発売で始まる快進撃!
時は流れて2009年。
市場の中心は依然としてDS/Wii/PSPでしたが、PS3にも少しずつ波が訪れます。
大きなきっかけとなったのが2009年9月に発売された新モデル(CECH-2000)です。
本モデルは本体がスリムになったほか、ハードディスクの容量が120GBまで増えました。
さらには販売価格が29,980円(税込)となり、ようやく一般層が手を出しやすい価格まで落ち着いたんです。
それが功を奏したようで発売週には約15万台を販売。
当時の最高週間販売台数を更新しました。
2009年12月には「ファイナルファンタジーXIII」が発売。
長らく発売が待ち望まれていた大作RPGだけあって発売週だけで150万本以上を売り上げる爆ヒットとなりました!
同じ週には本体も24.5万台を販売。
またしても当時の最高週間販売台数を更新し、累計販売台数は300万台、400万台を一気に超えていきます。
しかし、日本のゲームメーカーが発売するタイトルは同時期に大きな問題を抱えていたんです。
時代に取り残される日本のゲーム
2000年代後半、欧米のゲームメーカーが大きな進化を遂げていました。
オープンワールド、シームレスプレイ、圧倒的な美麗グラフィック、圧倒的なスケール。
これらの要素を取り入れたゲームがPS3/Xbox 360などで発売されるようになったんです。
一方、日本のゲームは大して進化していませんでした。
グラフィックこそは美しくなりましたがそれだけ。
ゲームプレイ自体は大きな進化がなく、むしろ退化していることもあったんです。
代表的なのが「ファイナルファンタジーXIII」。
グラフィックこそはPS3に相応しいほどの水準だったんですが、冒険することになる大半のマップが一本道と化してしまったんです。
そのため過去作品と比べて退化している部分が多く、日本が欧米に遅れを取っていることが露呈してしまいました。
欧米でもその認識は強かったようで、「フォールアウト」などの欧米製RPGと区別を付けるためにJRPGという名称が生まれます。
今でこそJRPGという名称は一般的になりましたが、実は2009年当時の時点では蔑称だったんです。
このような流れを受けて一部の大手ゲームメーカーは世界を意識したゲーム開発を始めるようになります。
が、変に海外を意識してしまったタイトルが続出してしまい、ブランド力低下に繋がってしまったんです。
代表的なのが「バイオハザード6」。
国内売上こそはPS3ソフトの中では3番手(約80万本)に位置しますが、「コールオブデューティ」などに影響されてホラーゲームと言うよりはアクションシューティングゲームになってしまったんです。
その結果、メディアユーザー問わず低評価が続出。
メタスコアの平均は70点を下回ってしまうという大作ゲームとしては不名誉な結果を残してしまいます。
このように大手ゲームメーカーは世界と戦い破れてしまった一方、中小のゲームメーカーは携帯機に注力するようになりました。
PS2からDSに乗り換えたと思えばPSP、3DS、PSVITA、スマートフォンへと段階的に乗り換えていき、ガラパゴス化が進みます。
その結果、日本ファルコムやガスト、コンパイルハートなど思わぬ中小企業が注目を集め始めるのでした。
欧米ゲームが人気を博す!
ここまで触れたように日本のゲームは欧米のゲームから遅れを取っていました。
日本のユーザーもその事実に気が付き始め、2009年以降は日本でも欧米ゲームがPS3/Xbox 360市場で売れ始めます。
代表的なのが「コールオブデューティ」シリーズ。
2007年に発売された「コールオブデューティ4 モダン・ウォーフェア」の初週売上は5万本程度でした。
一方、2009年に発売された「コールオブデューティ モダン・ウォーフェア2」の初週売上は17万本に達したんです!
続く「アサシン クリード」「アンチャーテッド」「バトルフィールド」シリーズも売上を伸ばしていき、下手な日本のゲームよりも売れるようになります。
2013年に発売されたPS3/Xbox 360「グランド・セフト・オートV」に至っては発売週だけで35万本以上を売り上げる大ヒットとなり、国産と海外産の力関係が変化するようになりました。
この傾向はPS4になってからはさらに顕著となります。
2010年:安定感抜群のソフトラインナップで一定の地位を確保!
2009年末に発売された「ファイナルファンタジーXIII」によって一気に勢いが増したPS3。
2010年になってからもその勢いは衰えることなく、「龍が如く4」「北斗無双」など次から次へと大ヒット作を生み出していきます。
さらには前述の欧米ゲームがジワジワと売上を伸ばし、ミリオンセラーこそは生まれませんでしたが一定の地位を確保しました。
そういう意味で触れておきたいのが地デジレコーダーキットの「torne(トルネ)」。
「torne」はPS3で地上デジタル放送を視聴・録画出来る周辺機器になります。
そのお手軽感から大ヒットとなり、発売から2年弱で100万台を販売しました。
ゲームソフト売上ランキングには顔を出さないので忘れがちですが、間違いなくPS3の付加価値・稼働率の上昇に貢献したことでしょう。
2011~2013年:安定感によって常に2番手をキープ!
2011年から2013年はあらゆるゲーム機の世代交代が進みました。
DSは3DSへ。WiiはWii Uへ。そしてPSPはPSVITAへと相次いで世代交代していったんです。
また、携帯電話もガラケーからスマートフォンへの移行が本格化してソーシャルゲーム市場にも大きな変化がありました。
これだけのパラダイムシフトが巻き起こるとPS3も煽りを食らっていそうですが、そこはPS2のエッセンスを受け継ぐゲーム機。
持ち前の安定感によって2011年から2013年にかけては常に2番手をキープしていました。
大きな要因となったのが年刊タイトルの存在です。
龍が如く、ウイニングイレブン、コールオブデューティ、アサシン クリード、FIFA、プロ野球スピリッツ、実況パワフルプロ野球、アトリエ、無双。
これらのタイトルは毎年必ず最新作がPS3向けに発売され、一定のヒットを記録していました。
それがPS3の安定感に拍車をかけるきっかけとなり、流行り廃りなく一定の人気を維持出来たんです。
その結果、本体の販売台数はジワジワと伸びて国内だけで累計1,000万台を突破します。
発売直後の惨状を思うと大健闘と言えるでしょう。
何故、ここまで巻き返してきたのでしょうか?
要因としてはPSのブランド力と普遍性が挙げられます。
PSが10年間に得たブランド力は強大で、多少の躓きがあっても一定のユーザーやメーカーが付いてくるんです。
また、普遍性も大きいと思います。
PS3は最先端を貫く故に発売初期こそは高級料理店的なイメージが強くありましたが、ゲームそのものは従来の延長線上です。
そのため量産が進んだ中期以降は標準機と見られがちで、その影響でソフト開発を行うメーカーが徐々に増えていきました。
2014~2016年:徐々にPS4へ移行。本命タイトルはPS4へ!
日本でもPS4が発売!
2014年2月22日、後継機のプレイステーション4(以下、PS4)が日本で発売されます。
しかし、PS2からPS3への移行が緩やかだったように発売された日からPS3からPS4へ移行するようなことはありませんでした。
発売直後の勢いが落ち着いてからはPS4よりもPS3の方が売れる週が続きます。


そんな状況に拍車をかけたのが縦マルチプラットフォーム展開でした。
縦マルチプラットフォームとは、世代間が異なるゲーム機向けに同一のタイトルを投入する展開のことです。
バージョンによっては画質や動きが異なることもありましたが、基本的なゲーム内容は変わりません。
2014年から2016年にかけてこのようなタイトルが日本国内外で続々とPS4/PS3向けに投入されました。
その結果、PS3からPS4への移行はとても緩やかだったんです。
待望のドラゴンクエスト関連作が発売!
縦マルチタイトルで特筆したいタイトルが1つあります。
それは2015年に発売された「ドラゴンクエストヒーローズ」です!
「ドラゴンクエスト」シリーズと言えばDSに移籍した後は任天堂ハード中心の展開でした。
それが「ドラゴンクエストヒーローズ」が発売されてからは再びPSハードでも展開されるようになったんです。
あくまでもPS4との縦マルチタイトルになりますが、PS3でも「ドラゴンクエスト」関連作が発売されるのは感慨深く感じます。
ちなみに2016年には関連作として「ドラゴンクエストビルダーズ」「ドラゴンクエストヒーローズ2」もPS3向けに発売されました(こちらはPS4/PSVITAとの縦マルチタイトル)。
本命タイトルはPS4へ
2015年にようやくPS3向けにも発売された「ドラゴンクエスト」シリーズ関連作。
しかし、全体的に見るとPS3は期待されていた本命タイトルが発売されませんでした。
「ファイナルファンタジーXIII ヴェルサス」は「ファイナルファンタジーXV」と名称変更され対応ハードをPS3からPS4/Xbox One向けに変更して2016年に発売。
「人喰いの大鷲トリコ」「仁王」は対応ハードがPS3からPS4へ変更されて2016~2017年に発売。
本来ならPS3向けに発売されるハズの「キングダム ハーツIII」も2019年にPS4/Xbox Oneソフトとして発売されました。
また、「モンスターハンター」シリーズ本編も最後までPS3向けには発売されていません。
これらの出来事はPS3での開発の難しさを物語っていると思います。
もし、ここで挙げたタイトルがPS3発売初期に出ていたら運命は変わっていたかもしれません。
2017~2018年:本体の生産終了が発表され、最後のタイトルが発売される
PS3からPS4への移行がほぼ完了した2017年。
同年にはPS3の生産終了が発表されます。
2018年9月29日には最後のタイトルとなる「FIFA 19」が発売。
PS3発売から実に11年11ヵ月が経っており、PS2の13年に続いて長寿ハードであることを証明しました。
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全体のまとめ
以上!PS3の歴史を振り返ってみました!
傲慢な姿勢からスタートダッシュに躓き、良くも悪くも日本のゲーム史を狂わせる要因を作ってしまいました。
SONYが赤字になる大きな要因にもなってしまいましたし、悪名高き存在で見られるのも無理はありません。
しかし、持ち前の粘り強さで中期以降は常に2番手をキープしたのは見事だと思います。
確かにPS2などと比べたら派手な売上ではなかったので地味なところはありますが、こんな売れ方をする前例はなかったので驚きました。
PS3は良くも悪くも語り甲斐のあるゲーム機ですw
FC | SFC | N64 |
GC | Wii | Wii U |
Switch | GB | GBA |
DS | 3DS | 64DD |
PS1 | PS2 | PS3 |
PS4 | PSP | PSVITA |
MD | SS | DC |
Xbox | Xbox 360 | Xbox One |
PCE | WS |
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