立体ピクロス/DS
どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回は2009年3月に発売されたDS「立体ピクロス」のレビューをしていきます。
本作は立方体を崩していくパズルゲームですが、DSというゲーム機の特性にピッタリとハマった傑作でした!
「ピクロス」と言えば記された数字を頼りにブロックを崩していくゲームですよね?
本作の場合、縦・横に加えて奥の概念を持たせることで従来の「ピクロス」よりも魅力的なゲームになっています。
単純に見栄えが良くなったのはもちろん、DSのタッチ操作とピッタリハマっていて、非常に合理的なゲームデザインを実現している印象です。
ここからはそんなDS「立体ピクロス」の良いと思った点からまずは書いていきます。
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- 記された数字を頼りに立方体のブロックを崩していくパズルゲーム。
- 収録されている問題は350種類以上。
- ギャラリーモードやエディット機能も搭載。
初リリース日 | 2009年3月12日 |
対応ハード | DS |
ジャンル | パズル |
売上 | 初週3.8万本/累計16.1万本 |
推定クリア時間 | 30~40時間(全問クリア) |
発売元 | 任天堂 |
目次
良いところ
タッチペンで3Dブロックを崩していく気持ち良さ
本作で特筆したいのが、タッチペンで3Dブロックを崩していく気持ち良さです。
各ステージでは記された数字を頼りにブロックの集合体を1個ずつ崩していきます。
すると、何かしらのカタチが出来上がるんですが、その過程が気持ち良いんですよ。
ブロックの集合体を1個ずつ崩していく爽快感はもちろん、タッチペンで立方体を回転させてどのマスを崩すのかを考えるのも楽しいんです!
立方体はタッチスクリーンをスライドさせた向きに合わせて回転する仕様になってます。
イメージ的にはトラックボールを回しているような感じでしょうか。
こんな体験、従来の「ピクロス」では味わえなかったので、立体化したことによる恩恵は大きく感じます。
プレイするまでは「ピクロスが立体化?」って感じだったんですけどね。
実際にプレイして「なるほど」と思いましたし、発明品だと思いました。
タッチ操作の快適性
そもそも、本作はタッチ操作の快適性が群を抜いています。
何が素晴らしいかって、タッチペンで画面をタッチすれば正確に反応することです。
今やタッチスクリーンはあらゆるデバイスで搭載されるようになりました。
スマートフォンはもちろん、SwitchやPSVITAにも搭載されています。
でも、それらのタッチスクリーンは静電式で、DSのような感圧式ではないんですよね。
静電式の場合、指でタッチしても反応してくれますが、誤動作が起きやすかったりします。
その点、DSの感圧式タッチスクリーンは指での反応はしにくい反面、タッチペンだと正確に反応するので、誤動作が起きにくいんですよね。
本作の場合、壊したいブロックは正確に壊れますし、立方体を回転させる時も正確に回ってくれます。
文章を読んでいるだけだと当たり前のように感じるかもしれませんが、立方体を崩していく本作のゲームデザインとの相性が抜群で、問題を解いているだけでリラックスできます。
記された数字を頼りに立方体を回転させてタッチペンでブロックを崩していく心地良さ。
これは、テトリスのテトリミノをピタッと嵌めていく時の心地良さに勝るとも劣らないほどのレベルに感じます。
あまりにも心地良いので、一時期はホットコーヒーとセットで楽しんでいましたw
超が付くほど親切な入門コース
「ピクロスが立体化したの?めんどくさ」
なんて思う人も居そうですが、そんな人は入門コースをプレイしてみてください。
入門コースでは本作のルールを1つ1つ体で学べるようになっているので、終える頃にはセオリーを理解できていることでしょう。
そのくらい、親切な作りになっていますし、意外と退屈しません。
何故かと言うと説明の後に挑戦できる問題のバリエーションが多いからです。
入門コースで挑戦できる問題は例題、通常問題、ノーミスチャレンジの大きく分けて3種類。
終盤の問題は高ランクでクリアすると追加問題が解禁されるようになっているので、楽しみながら上達しているような感覚を味わえました。
入門コースをクリアするのに掛かったプレイタイムは約1時間。思った以上にボリュームがありますw
ブロックのカタチを予測する楽しさ
「ピクロス」の醍醐味は本作にもしっかりと備わっています。
「ピクロス」の醍醐味、それは、ブロックのカタチを予測する楽しさです。
記された数字を頼りにブロックを崩していくと、次第にどんなカタチが出来上がるのか予測できるようになってきます。
今、解いている問題の答えは人間なのかな?それともアルファベットのWなのかな?
なんて感じで予測するのが楽しいので、クロスワードや数独に通ずるものがあります。
今作の場合、完成するカタチが三次元なので、さらに楽しくなりました!
ギャラリーモードによって生まれるモチベーション
本作には350以上もの問題が収録されています。
1つをクリアするのに平均で5~10分。
ということは全ての問題を解こうと思ったら40時間は掛かってしまいます。
「塵も積もれば山となる」ということわざがあるとは言え、ある程度のモチベーションがないと厳しそうですよね?
そういう意味で良いと思ったのが、ギャラリーモードです。
このモードでは完成したカタチがテーマ別に並べられたり、アニメーションを鑑賞できます。
問題を解く毎に増えていくので、モチベーションの向上にもなると思いました。
やっぱりね、淡々と問題を解いていくだけだと単調なんですよ。
そういう意味ではBGMや背景を好きなように変更できるのも良いですね。
BGMは17種類。背景は9種類の中から選択可能になっているので、気分によって変えました。
個人的にお気に入りのBGMは「川のせせらぎ」。お気に入りの背景は「森」です。
この組み合わせでプレイしているとマイナスイオン効果が高い森の中でパズルを解いているかのようで心地良いんですよ♪
惜しいところ
完成するカタチが無機質
仕方がないことだとは思いますが、完成するカタチは3Dブロックの集合体なので、無機質です。
今で言うとボクセルアートみたいな感じでしょうか。
これはこれで味だとは思いますが、最大10×10×10では角張ったものしか出来上がらないので、最初の頃は完成してもあまり嬉しくはありませんでした。
2Dの「ピクロス」よりも華やかだとは思いますけどね。せめて模様が描かれていたら良かったのですが。
立体ピクロスのレビューまとめ
DSとの相性が抜群のゲーム。
「ピクロスDS」をプレイした時も思いましたが、DSの感圧式タッチスクリーンによる操作感が最高です!
チュートリアルも親切でボリューム満点なので、多くの人におすすめできます。
本作の売上は約20万本と言われていますが、メガヒットタイトルが多いDSソフトであることを考慮に入れるともっと売れても良いと思いました。
DSの特性にピッタリとハマった傑作パズルゲーム!
こんな人には特におススメ。
・パズル好き。
・癒やされたい人。
こんな人にはおススメできない。
・頭を使うのが苦手な人。
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