2017年4月に配信されたPS4「ケロブラスター」を今回はレビューします。
PS4「ケロブラスター」は「洞窟物語」で知られる開発室Pixelが贈る2Dアクションゲームです。
ダウンロード専売で、価格は約1,000円。
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- ステージクリア型の2Dアクションゲーム。
- 4種類+αの武器を使ってクリアしていく。
- 成長要素やお金の概念も存在する。
初リリース日 | 2017年4月11日 |
対応ハード | PS4/Switch |
ジャンル | アクション |
推定クリア時間 | 3~4時間 |
価格 | 980円(税込) |
発売元 | PLAYISM |
目次
良いところ
ドット絵で展開される妙にリアルなストーリー
本作は8bit風のグラフィックで展開される2Dアクションゲームです。
分岐なしのリニアなステージクリア式でよくある感じですが、差別化を図っているのが妙にリアルなストーリー。
主人公はカエルでありながらも職業はサラリーマンで、仕事のために各ステージに潜む敵を倒しています。
基本的にはバックストーリーに過ぎず、短いイベントシーンが挿入される程度ですが、この設定が本作ならではの味付けになっていて面白いんですよね(残業しまくりのサラリーマンは共感できるかも!?)。
グラフィックやBGMは良い意味でファミコン風。
ステージの背景は当時の自由な発想で作られていて面白いし、BGMは軽快なピコピコサウンドで耳に残ります♪
容量はグラフィックやBGMが簡素なだけあってたったの約10MB!
余程劣悪なネット環境ではない限り、ダウンロードは一瞬で終わります♪
複数の武器を使い分けてクリアしていくステージ構成
本作には4種類+αの武器が登場します。
いずれも異なる特性を持っていて、特にボス戦は使い分けて行かないと攻撃が当たらないようになっているんです!
武器の弾薬は無限で、切り替えも自由。
こうして書くとイージーモードのような気もしますが、そんな事はありません。
先のステージへ進む度に敵の配置が嫌らしくなり、ダメージを受けやすくなるので最終的にはなかなかの難易度になります。
敵の攻撃パターンを見抜かないと勝てない辺りは少し「ロックマン」に近いバランス調整ですね。
程良い緊張感を味わえる
ファミコン時代のゲームと言えば、緊張感!
ゲームによってはゲームオーバーになったら最初のステージからやり直しになってしまうので、残機数が0の時はハラハラドキドキしたものです。
本作の場合はゲームオーバーになっても最初のステージからやり直しになるなんてペナルティはありませんが、それでも最後にプレイしたステージのスタート地点からやり直しになるので、最悪、10分ほど前の状態に戻されるので緊張感はありました。
終盤のステージは難しく、何度もゲームオーバーになって最初からやり直しになってしまったので、1UPのアイテムを入手出来た時は嬉しかった!
コインを使って行える成長要素
各ステージの道中に存在するお店。
ここではコインを使って武器の強化を行ったり、体力の最大値を増やすことができます。
この要素はキャラクターを成長させる面白さにも繋がっているし、救済措置にもなるので遊びの幅を広めていて良いと思いました。
終盤のステージでは各武器を強化しないと敵を倒しにくくなるので、道中の敵はくまなく倒して脇道に隠された秘密の通路も探しましたね。
大量のコインを入手出来た時は「うひょぉぉぉ~!!!」と声に出してしまいます。
上級者向けの高難易度モードを収録
ゲームをクリアすると上級者向けの高難易度モードに挑戦出来ます。
このモード、単に難易度を高めているだけではなく、本編のその後を描いたイベントシーンが挿入されるからとても魅力的なんです!
ステージ構成はそのままにイベントシーンを丸ごと変えるのってグラフィックがリアルだと整合性が求められてしまい、なかなかできないと思いますが、本作は抽象的な8bit風のグラフィックである事からストーリーも好きなように描いています。
さらに終盤のステージは完全新規で真のボス戦も用意されていました!
クリア後にとある選択をすることでさらなるおまけモードが追加されますし、噛めば噛むほど味が出てくる作品です。
惜しいところ
人によって好みが分かれるボリュームと残機制システム
クリアまでのプレイタイムは3時間未満でした。
ステージ数も少なめで、1周プレイするだけなら定価以上の価値は感じられにくいです。
2周目以降の高難易度モードも通してプレイすることで定価並みのボリューム感を味わえるようになっているため、そこは好みが分かれると思います。
あと、残機制を取り入れており、ゲームオーバーになったら最悪、10分ほど前のところまで戻されてしまう点も好みが分かれるでしょうね。
今の時代、2Dアクションゲームでもチェックポイントの感覚がどんどん短くなっていますから・・・。
個人的には緊張感があって残機制も好きなんですけどね。
全体のまとめ
とても丁寧に作られたファミコン時代を彷彿とさせる2Dアクションゲーム。
「洞窟物語」で見られた開発室Pixelのブラックユーモアも健在で、最後までプレイするとドット絵のキャラクターに愛着を持ってしまいます。
割と気に入りましたが、もう少し操作の気持ち良さがあればさらに好きになりそうです♪
ブラックユーモアも併せ持ったお手軽なレトロ風2Dアクション!
こんな人には特におススメ。
・レトロゲーム好き。
こんな人にはおススメできない。
・ボリュームを重視する人。
ケロブラスター/お気に入り度【75/100%】
プレイした時間・・・約4時間
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Nintendo | PlayStation |
Xbox | etc |
レトロ&短時間好きのプレイヤーにはオススメですね
コインも画面切り替えで無限に集められますしね(作業的には面倒)
セールで買うなら、よりオススメゲームだと思います。
一年経ってようやくつぐみさんのリクエストに応えられました!次はモモドラですな。
コイン稼ぎはやってみたけど、面倒で続かなかった(^_^;)
僕はワンコインで購入したので、価格以上は楽しめました。