2018/07/07/12:00 | ゲームレビュー

進め!キノピオ隊長【レビュー・評価】3Dワールドの素材を上手く流用した濃密なアクションパズル!

164
進め! キノピオ隊長/Wii U / Switch / 3DS

2014年11月に発売されたWii U「進め!キノピオ隊長」を今回はレビューします。

Wii U「進め!キノピオ隊長」はキノピオが主人公のアクションパズルゲームです。

2018年7月にはSwitch/3DS版が発売。

良いところ

カメラを回して正解ルートを探す楽しさ

WiiU_screenshot_TV_01805

本作の目的は、狭い箱庭マップに置かれているスターを入手する事。

箱庭マップは狭いので、「スーパーマリオ」の感覚で想像してみると

そんなの楽勝じゃん!

 
と感じられるかもしれません。

しかし、キノピオ隊長はジャンプをする事が出来ないんです!

これが本作のゲーム性に大きく影響を与えていて、「スーパーマリオ」シリーズと比べてパズル性が強まっていました!

例えば小さいくぼみがあるとします。マリオだったらジャンプで簡単に飛び越えられるので、簡単に先へ進めますよね?

ところがキノピオ隊長の場合、遠回りをして隠された攻略ルートを探さないといけないんです!

そこで重要になってくるのが、カメラを回して辺りを見渡す事。

視点を切り替える事で死角になっていたスターまでの道のりが明らかになり、あっさりクリア出来るかもしれません。

カメラを回して正解ルートを探す!

これが本作の本質だと思います。

多彩なギミック

224

全部で70以上のステージが用意されている「進め!キノピオ隊長」。

これだけ多くのステージが用意されているとダレて来そうですが、豊富なギミックによってそんな事はありませんでした!

新しいステージをプレイする度にそれまで見たことのないギミックが登場するので、常に新鮮な体験を味わう事が出来ます。

高低差のあるパズルステージ。画面をタッチしてブロックを動かして行くパズルステージ。

一人称視点のトロッコに乗って野采を投げていくアクションシューティングステージ。

ボスの攻撃を避けながら奥へ進んで行くステージ。

本作に用意されているステージを軽く挙げてみましたが、いずれも大きく性質が異なっているため気持ちを切り替えて楽しむ事が出来ます。

それでいて1ステージのクリアタイムは1~2分程度なのでついプレイし続けてしまう!

ミニゲームが満載

225

多彩なギミックをさらに引き立ててくれるのが数多くのミニゲーム!

本作は残機制を採用しており、ボーナスステージではキノピオ隊長の残り人数を増やす事が出来るんですが、複数用意されているんです!

分身して大量のコインを入手していく「コインパラダイス」。

マネミーから逃げながら迷路にある大量のコインやアイテムを入手していく「マネミーラビリンス」。

いずれも短いながらも楽しいミニゲームで良い息抜きになります。

さらにゲームオーバーから再開するとツルハシを使った特殊なミニゲームを楽しむ事が可能で、ギミックだけではなく、ミニゲームでも味付けをしていると思いました。

3Dワールドネタが満載

WiiU_screenshot_TV_01805

実は本作、Wii U「スーパーマリオ3Dワールド」に収録されている「キノピオ探検隊ステージ」が元になっているんです!

そのため同作品のネタが大量に盛り込まれていました。

透明な土管。入手すると分身するチェリー。一定のタイミングで消えてしまう床ブロック。タッチする事で動くブロック。

この辺りのギミックはすべて「スーパーマリオ3Dワールド」にも登場したので、そちらをプレイしていると懐かしい気分を味わえます。

さらに敵キャラクターやBGMも同作品から多くが流用されていました!

ここまで来ると使いまわしと言えそうですが、ジャンルが異なっているため手抜き感はさほど感じられず、上手く流用しています。

WiiU_screenshot_TV_01805

↑おまけとして用意されている「スーパーマリオ3Dワールド」ステージ。

ステージ構成は同じですが、キノピオ隊長はジャンプが出来ないため随所にはしごが設置されており、また違った楽しさを味わえるようになっています。

※Switch/3DS版は「3Dワールド」ステージの代わりに「スーパーマリオ オデッセイ」のミニチュアステージが収録されています。

過去作品のオマージュが満載

WiiU_screenshot_TV_01805

本作のオマージュネタは「スーパーマリオ3Dワールド」ネタだけではありません!

それ以外にも様々な過去作品のオマージュが用意されています。

野菜を引っこ抜いて敵に当てるのはFC「スーパーマリオUSA」。

ツルハシをブンブン振って敵を倒せるのはFC「ドンキーコング」。

影の敵(マネック)が追いかけて来るステージは3DS「スーパーマリオ3Dランド」やWii U「スーパーマリオ3Dワールド」。

このように歴代マリオの様々な作品に登場したオマージュネタが満載で、スピンオフタイトルとは言えマリオファン必見です!

まあ、多くはWii U「スーパーマリオ3Dワールド」の素材を流用したからこそ実現出来たものばかりですけどねw

やり込み要素が満載

WiiU_screenshot_TV_01805

スターを入手するだけでは簡単そうだなぁ・・・

ここまで読まれた方はそう感じるかもしれません。

ですが、最初から最後まで狭い箱庭マップに隠されたスターを入手すれば良いなんて事はさすがになく、ある程度進めたらステージに隠されている宝石を一定数集めなければいけなくなります。

各ステージに隠された宝石は全部で3個。簡単なところにある物もあれば難しいところにある物もあり、これを意識して集める事で難易度が上昇します。

さらにさらに!ステージによってはミッションが用意されている事もあるんです!

ミッションの例を箇条書きで挙げさせて頂くと・・・

・コインを一定数集める。
・○回ブロック動かしてクリアする。
・コインを○○枚集めてクリアする。
・ゴールドキノコを見つける。

こんな感じですね。

ミッションの内容は一度ステージをクリアしないと分からないようになっているので、初回プレイ時は”やらされている感”を持たせないよう配慮されています。

おまけ要素が満載

みんな大好きなおまけ要素は本作にもたっぷりあります!

前述の「スーパーマリオ3Dワールド」ステージ以外にも高難易度の隠しステージ、全50階のやり込みステージ。

さらにはamiiboを使って楽しめる「かくれんぼ」など盛り沢山です!

完全クリアを目指そうと思ったら通常クリアの倍は掛かるでしょうね。

スポンサーリンク

個人的に合わない&気になったところ

ハンドルを回すのが面倒

WiiU_screenshot_GamePad_01805

いくつかのステージでハンドルを回してオブジェクトを回転させる仕掛けがありました。

これ、タッチスクリーンに円を描くようにタッチスライドしないといけないので、ボタン操作と並行してやると面倒に感じます。

敵の攻撃が激しいステージでは少々蛇足に感じました。

全体的に地味

WiiU_screenshot_TV_01805

キノピオ隊長は移動速度が遅く、ジャンプが出来ないので、どうしてもアクション的には地味に感じてしまいます。

そのためマリオシリーズのような触って楽しい印象は薄く、本編ほどの中毒性は味わえません。

カメラを動かしてステージ構造を把握する事に楽しさを見出せなければハマらないでしょうね。

全体のまとめ

本編と比較したら地味ですが、丁寧に作られた作品。

基本はWii U「スーパーマリオ3Dワールド」に収録されていたミニゲームと同じですが、大量のギミックによって大きく進化しており、価格が約4,000円なのも納得です。

正直なところこの手のパズルアクションってインディーズで探せば2,000円以下で購入出来るのでプレイする前は割高に感じました。

ですが、実際にプレイしてみたところギミックを出し惜しみなく放出してくるため濃密な時間を味わえ、価格が4,000円でも納得させるほどの力量を感じられます。

3Dワールドの素材を上手く流用した濃密なアクションパズル!

こんな人には特におススメ。
・探索好き。
・ギミック好き。

こんな人にはおススメできない。
・キャラクターを操作して派手に暴れたい人。

進め!キノピオ隊長/お気に入り度【70/100%】
プレイした時間・・・約7時間


タグ , ,

コメントする

初めての方もコメント大歓迎!何か伝えたい場合、お気軽にどうぞ(^o^)でも、荒らしや誹謗中傷コメントはご勘弁(>д<) 頻繁にされる場合、ログを取って法的な措置を取らせて頂きます。

コメント広場の住人(19)

  1. シロマ より:

    キノピオ隊長で面白いと思ったのは緑の人気者を見つけた時ですね。
    まだ1回しか見つけていませんが他のステージにもいるのかな?

  2. kentworld より:

    >シロマさん
    今回もルイージが隠れているとは。
    しぐさもそうですが、作り込みが細かいですね♪
    もっとそういうところをチェックしないと!

  3. マリオ大好き より:

    キノピオのしぐさがかわいい!
    全コースをクリアして、緑の弟がいたり、水色の女王様がいました。
    ポスターもはってありました。最終ステージはとても難しいけれと、マリオのポスターがはってあります。

  4. kentworld より:

    >マリオ大好きさん
    情報ありがとうございますー。
    攻略本を持っていないので、
    そこまで小ネタが隠されているとは思いませんでした。
    さすがパッケージ販売するだけのことはありますね!

  5. マリオ大好き より:

    最終ステージは、マネミーラビリンスの強化版で、50の部屋があり、マネミーが4人出てきます。
    kentworldさんは、どこまで進みましたか?

  6. kentworld より:

    >マリオ大好きさん
    難しくてほとんど進めていないのですよー><
    あれは50部屋攻略する気にはなれませんでしたw

  7. KA より:

    宝石やミッションのコンプ、おまけステージのクリアはまだですけど、全てのエピソードをクリアしました。思ったより3DWのミニゲームに比べるとギミックが追加されてましたね。中でも気に入ったのはトロッコに乗ってカブを投げるところですね、GPの画面に一人称視線が映し出されてそこで狙いをつけて投げるところが楽しかったです。立体的なマップだけどジャンプができないアクションゲームと言えば爆ボンを思い出しますけど、こちらはカメラを回しながらマップを良く見てそこにどうやって行くか考えるのと敵も倒すには基本的に使い捨てのアイテムを使いますからそこの所はマリオVSドンキーを思い出します、それに似たアイテムも出てきますから。
    確かにハンドル回しは面倒ですね、回す場所が安全地帯ならともかく、攻撃があたる場所だったら、特にエピソード2のボスでそれをかなり感じました。
    おまけステージも3DWのステージがこのゲームのシステムに合わせてリメイクされてるのも驚きました、おまけステージのゴールと3DWで隊長からグリーンスターをもらう場所と比べてみると少しニヤリとしてきます。
    このゲームの内容とハードの特性からいうと3DSと相性良さそうな気がするからウールワールドよりこっちを出してもらいたいなと思いました、できればステージはそのまま移植じゃなくて新規に作ってもらえるとありがたいです、エンジンは3DLのものを使ってあとはステージの構成を考えるくらいでいいですから。

  8. kentworld より:

    >KAさん
    約4,000円のタイトルなので、
    その分だけミニゲームから昇華していましたね。
    新作の谷間に軽くプレイするミドルプライスタイトルとしては良かったと思います。
    トロッコのシューティング要素は
    地味な印象が強い本作の見どころポイントでしたねー。
    >ジャンプができないアクションゲームと言えば爆ボン
    なるほど!確かにその部分は共通していました。
    あそこまでジャンプ出来ない事がコンプレックスになりませんでしたがw
    ハンドル回しは面倒でしたねー。
    あれはストレス溜まる要素。
    3DSに移植ですか。
    可能のような、可能でないような?
    ゲーム性的には合っていると思います。

    • KA より:

      っと思ってたら本当に3DSで出ちゃいました、しかもswitchとのマルチで。
      でもニュードンクのステージが追加されたけど3DWのステージをキノ隊アレンジの差し替えだったみたいである程度WiiU版購入ユーザーに配慮されてるかも。WiiU版のメインストーリーは3DWの前日談みたいになっていましたが移植版はどうなってるかな

      • kentworld より:

        このタイミングで3DSでも発売されるのは少々意外でしたね。

        そうそう、一応、Wii U版独自の要素も存在するんですよ。

        ストーリーは確かに気になります。記事では触れませんでしたが、進め!キノピオ隊長って絵本形式でストーリーが進むからそこもポイントですからね。

  9. Melissa より:

    体験版やりましたがなかなか楽しかったです🎵
    キノピオ好きなんで可愛くて良いですね~(*^^*)
    ところでこれ、カメラ操作の上下反転はできますか?

    • kentworld より:

      おお!体験版をプレイされたんですね!カメラ操作の上下反転・・・出来たかな~?そもそも、このゲームにオプションがあったのかどうかも記憶が怪しいんですよね・・・お役に立てなくてすみませんm(_ _)m

  10. Melissa より:

    あ、すみません、Switch版の話です💦
    Switch版は発売まだでしたね(´ー`A;)

  11. より:

    ぽっぽぽぽー という汽笛が印象的な、この隊長さんのゲーム。より小型で軽いタブレットで遊べるこっちの方が、より楽しみです。
    もうすぐ、ピクサーのモンスターホテルのピクミンっぽい探索ゲーム出ます。海外で。フラゲのプレイ映像見てたら面白そうだったので、日本での予定が無ければこれも取り寄せる予定です。Switchで。本家とは違い、夜しか動けません。そしてフィールドに出せるエネミー数は10匹までです。男性と女性どちらを動かすか選べます。日数制限の表示は無いので多分無期限なんだと思います。
    ピクミンみたく、エネミーを投げたらそのエネミーが、障害物壊したり、道切り開いたり敵と戦ったりします。海外のYou Tubeユーザーも「まるでピクミンだ」と言うぐらいそっくりなんです。

    • kentworld より:

      もうすぐSwitch/3DSで発売ですね!確かに本作のBGMは「ぽっぽぽぽー」がまず印象に残ります。

      ピクサーのモンスターホテルのピクミンっぽい探索ゲームですか。

      それは知りませんでした。話を聞いた感じだと面白そうなので、日本でも発売されてほしいんですね~。

      結構、ピクミンのフォロワーも増えてきたと思います。ピクミン好きとしてはプレイしてみたいです。

  12. ほにょ より:

    こういうゲームは大好きです。ドリームキャストの後期に出た「タコのマリネ」というソフトが思い出されます。名作のリメイクとして大ひんしゅくを買った、「キュービックロードランナー」も同じ系統。僕は大好きですけどね。

    • kentworld より:

      僕もこういうゲームは水槽に入った虫かごに入った生き物を眺めているような感覚を味わえて好きです♪

      遡ってみるとドリームキャスト時代にも同系統の作品が存在していたんですね。

  13. より:

    スイッチ版購入です。Wii Uは、こういった「あんまり長く遊ぶ気にはならない」ゲームばっか出ており、ソフトの数も少なく「飽きる」ゲーム機でした。しかし、ソフトの多いスイッチでこういうのが出れば、「たまにはこういうのも…」というユーザーもより寄って来ると思いますね。

    • kentworld より:

      ハハハ、面白い表現ですねw 本作は主食かデザート。どちらかと言われたら後者だと思いますからね。デザートはそんなに多くなくても良いと思いますが、たまになら良いと思います。

コメントする

初めての方もコメント大歓迎!何か伝えたい場合、お気軽にどうぞ(^o^)でも、荒らしや誹謗中傷コメントはご勘弁(>д<) 頻繁にされる場合、ログを取って法的な措置を取らせて頂きます。

関連記事

マリオテニス エース【レビュー・評価】シリーズ最低作を踏み台にして大きく飛び上がった史上最高のマリオテニスがここに誕生!
ペルソナ5 ダンシング・スターナイト【レビュー・評価】リズムアクションに特化して遊びやすくなったファン向けアイテム!【VRモードのレビュー付き】
ワンダープロジェクト J2 コルロの森のジョゼット【レビュー・評価】力作だがコレジャナイ
ゼルダの伝説 時のオカリナ【レビュー・評価】ゲームでしか味わえない感動がここにある!
バンジョーとカズーイの大冒険 ガレージ大作戦【レビュー・評価】プレイヤーの数だけクリア方法が存在する!
1001 Spikes【レビュー・評価】多人数プレイですべての短所が長所に一変する不思議なパーティゲーム!
ソウル・サクリファイス【レビュー・評価】ハンティングアクションに新たな可能性を生み出した作品
ギアーズオブウォー ジャッジメント【レビュー・評価】面白いけど、普通のTPSになっちゃった…
なげなわアクション!ぐるぐる!ちびロボ!【レビュー・評価】面白い試みがぐるぐるに滑った凡作
LEGO ワールド 目指せマスタービルダー【レビュー・評価】攻略よりもクリエイトに特化したサンドボックスゲーム