
スターフォックス64 3D/3DS
どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回は2011年7月に発売された3DS「スターフォックス64 3D」のレビューをしていきます。
本作はN64「スターフォックス64」のリメイク作ですが、久しぶりにおすすめできる作品となっていました!
オリジナル版から本作が発売されるまでの14年間に発売された3作品はいずれも変化球過ぎて人を選ぶ作りだったんですよ。
一方、今作は名作を順当にリメイクしている関係で多くの人におすすめしやすい作品に感じます。
そんな3DS「スターフォックス64 3D」の良いと思った点からまずは書いていきましょう!
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- ステージクリア形式のシューティングゲーム。
- 条件を満たすことで進行ルートが分岐する。
- オリジナル版からグラフィックやボイスが一新された。
初リリース日 | 2011年7月14日 |
対応ハード | 3DS |
ジャンル | シューティング |
推定クリア時間 | 1時間(1周) |
売上 | 初週3.2万本/累計12万本 |
発売元 | 任天堂 |
目次
良いところ
オリジナル版を忠実に再現したゲームデザイン
オリジナル版から本作が発売されるまでの14年間、「スターフォックス」シリーズは迷走に迷走を重ねていました。
アクションアドベンチャーゲームになったのかと思ったらTPSやシミュレーションになったり、
キャラクターデザインがバタ臭くなったのかと思ったらストーリーが飛躍し過ぎたり。
チャレンジングと言えばそうですが、一貫性に欠けるのでファンとしては振り回されているように感じます。
そんな中で発売されたのが今回レビューする3DS「スターフォックス64 3D」。
名作となるN64「スターフォックス64」(以下、オリジナル版)のリメイク作だけあって大安牌な内容でした!
懐かしのスコアアタックはしっかり楽しめますし、アーケードスタイルだからこそ生きてくるルート選択の楽しさも引き継いでいます。
おかえりなさい。
オリジナル版から本作が発売されるまでの14年間に発売された3作品をプレイした後に本作をプレイするとそう言いたくなりますw
大幅にパワーアップしたグラフィック!
名作をリメイクした3DS「スターフォックス64 3D」。
本作をプレイしてまず驚いたのが、大幅にパワーアップしたグラフィックです!
モデリング自体はオリジナル版と大差ないんですよ。
しかし、ニンテンドー3DS(以下、3DS)のシェーダー機能によって驚くほどリアルな質感に変わっていました!
特に水面は細かく揺れる波の表現が秀逸で、ポリゴンによる固さを感じられません。
極めつけは裸眼立体視!
3DSと言えば裸眼立体視ですが、本作との相性は抜群でした!
3DSの裸眼立体視と言えば奥行きを感じさせる役割が強く感じます。
一方、本作のステージは大半が奥スクロールです。
これらを融合させることでどうなるのかは明白ですよね?
特に印象的だったのが、後ろから敵が登場した時。
思わず「うわぁ!後ろから敵が出てきたぞ!?」と叫びたくなりました。
他にもゲートをくぐる時は立体感を味わえたので、オリジナル版から良い感じに味付けされています。
ジャイロセンサーで初心者も安心!
オリジナル版は名作ですが、さすがに14年後にプレイすると不親切なところがあります。
本作ではそれを見越して「ニンテンドー3DSモード」が搭載されていました!
以下、「ニンテンドー3DSモード」の特徴になります。
- コンテニューが可能。
- ジャイロセンサーに対応。
オリジナル版ではゲームオーバーになるとコンテニューが出来ず、ステージ1からやり直しとなりました。
一方、「ニンテンドー3DSモード」ではゲームオーバーになってもコンテニューができるようになったんですね。
さらにジャイロセンサーを活用した操作にも対応し、本体を傾けて機体を動かすことができるようになりました。
最初はどうなのかと思いましたが、これが意外なくらい快適なんです!
自分の体を動かして照準合わせができるので、ボタン操作にはない一体感を味わえます。
スライドパットを使っての狙い撃ちが苦手な方は試してみると良いかも!?
※「ニンテンドウ64モード」を選択することでオリジナル版のバランス調整で楽しむことも出来ます。
強化された初心者への配慮
導入部分の作り込みに関しては右に出る者がいないほど優れている任天堂。
オリジナル版では「トレーニングモード」が用意されていましたが、今作では初回時は強制的にプレイさせられます。
加えて「最終チェック」という工程が追加され、より初心者に優しくなりました。
それ以外にも操作マニュアルの挿入、中断セーブ、ニンテンドー3DSモードの追加など、現代に合わせてガイド機能を強化している印象です。
この辺りの気遣いは感心させられました。
オリジナル版は当時楽しんでいましたが、2011年の基準で見ると不親切なゲームになるんですね。
オリジナル版から大きく進化したマルチプレイ
オリジナル版には最大4人で楽しめるマルチプレイモードが収録されていました。
本作にも収録されていましたが、ガラッと変わっていたんです!
特に印象的だったのが、収録されている4ステージの構造がガラッと変わったこと。
オリジナル版では平らだったのに、立体的で入り組んだ構造になったんです。
おかげでアーウィンによるドッグファイトがより楽しくなりました!
新要素としては一定時間無敵になれる「ファイヤーバード」などのアイテムが追加。
よりパーティゲーム色が強くなりました。
3DSならではのカメラ機能
マルチプレイモードでは3DSならではの新機能も追加されています。
なんと、カメラ機能をONにすることでライバルプレイヤーの顔が画面に映るようになったんです!
そのため表情の変化が激しい人とプレイしたらより楽しめましたw
だって、今、自分がどんな状況なのか顔に書かれていますから。
- 後ろを取られた → 焦る
- 後ろを取った → ニヤける
↑例えばこんな感じ。
あえて表情を激しくすることで相手のペースを狂わせることもできるので、戦略性にも一役買っていると思いました。
勝敗画面でも顔が表示されるので、勝った時はピースして挑発をしてやりましょう!
え?自分の顔が表示されるのは抵抗あるって?
個人的にはオンラインプレイだと抵抗がありますが、ローカルプレイだったら全然アリだと思います(何ならOFFにすることも出来ますし)。
ただ、カメラの画質はかなり悪く感じられ、あまり鮮明に写りませんでした。
しかもプレイしている時の姿勢によっては上半分しか映らないこともあり、人によっては微妙に感じるかも知れません。
本作のマルチプレイを楽しむ時は3DSを少し離した状態でプレイした方が良いでしょうね。
ハードルを下げているマルチプレイの仕様
従来の作品に収録されていたマルチプレイモードはコンピュータを呼ぶことが出来ませんでした。
一方、今作の場合はついにコンピュータを追加することができるようになったんです!
しかも強さを設定できるので、1人でもマルチプレイを楽しめるようになりました。
さらに嬉しいのが、DS「スターフォックス コマンド」に続いてダウンロードプレイに対応していること。
なので、人数分の本体さえあればゲームカード1枚だけでマルチプレイが楽しめるんです!
同時プレイ人数は6人から4人に減りましたが、内容自体はパワーアップしているので嬉しい仕様であることには変わりありません。
初期の頃は3DS用の対戦ゲームとして重宝しました。
惜しいところ
違和感のあるボイス
今作に収録されているボイスはオリジナル版から新録されました。
しかも声優が一新されているので、オリジナル版に慣れていると違和感を持ってしまいます。
なんというか、3DS版の声優はオリジナル版と声質こそは似ているもののキャラクターの感情表現が籠っていない気がするのですよ。
例えばテキストでは読点が表示されているとします。
でも、音声では区切らずに喋るんですよ。
ボイスではありませんが、BGMもリメイクされているせいで一部が印象に残り難くなっていました。
特に「惑星ゾネス」で一緒に戦うキャットの登場BGMがガラッと変わって微妙に感じます。
オリジナル版の登場BGMが好きだっただけにちょっとガッカリ。
リメイクではありがちなことではあると思うんですけどね。
細かい違和感
老害(笑)の意見はまだまだ続きます。
マルチプレイモードではランドマスターと歩兵がカットされていたのが残念に感じました。
あと、トレーニングモードのタヌキは何故ボイスが追加された?w
全体のまとめ
オリジナル版の面白さをしっかりと引き継いだ良リメイク。
2011年を基準にしてプレイするとアーケードスタイルなのが古臭く感じるかも知れません。
ですが、ぼくはハイスコアを更新していく古典的な楽しさをシューティングゲームでは求めているのでこれで良いと思いました。
旧世代的だとは思いますが、「スターフォックス」シリーズはこの流れを踏襲して展開してほしかった・・・。
順当にリメイクしてきた古典的な良シューティング!
こんな人には特におススメ。
・シューティングゲーム好き。
・スコアアタック好き。
こんな人にはおススメできない。
・何周もするゲームが苦手な人。
スターフォックス64 3D/お気に入り度【80/100%】
プレイした時間・・・15時間
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N64版もプレイ済みですが、細い事は忘れてたのでボイスとか変わってるとかもきづかなかったですね!
水面のグラが感動しましたねぇ。
汚染水域もキレイでキレイでw
出来ればNew3DSの立体視ブレ防止機能がついたタイミングで初プレイしたかったかなぁ。