2017年7月に配信されたPS4「SUPERHOT(スーパーホット)」を今回はレビューします。
PS4「SUPERHOT(スーパーホット)」はプレイヤーが動いた時だけ時間が進む斬新なFPSです。
ダウンロード専売で、価格は約2,500円。
累計1,000記事突破!KENTがプレイしたゲームのレビュー記事一覧へ
- プレイヤーが動かない限り敵も動かないFPS。
- 様々なシチュエーションのステージが存在する。
- クリア後には様々なモードが解禁される。
初リリース日 | 2016年2月25日 |
対応ハード | PS4/Xbox One/Switch |
ジャンル | FPS |
推定クリア時間 | 3~4時間 |
価格 | 2,545円(税込) |
発売元 | SUPERHOT Team |
目次
良いところ
斬新な戦闘システム
その手があったか!?
本作を初めてプレイした時、斬新な戦闘システムに驚かされました。
なんと、プレイヤーが動かない限り時間は進まないんです!
正確には僅かに進みますが、FPSはリアルタイムで時間が進む物だと思ったのでこの発想はありませんでした!
え?プレイヤーが動いた時だけ時間が進むシステムを搭載しているとヌルゲーになってしまうんじゃないかって?
いえいえ、そんな事はありません!
プレイヤーが動いた時だけ時間が進むという事は、動かなければ時間はほとんど進みません。
という事は銃弾を放っても動かない限り敵のところまでは届かず、リロードしても動かない限り完了しないんですね。
銃弾を放ったり、リロードをした時はどのように動いて時間を進めるのか考えなければならず、これまでのFPSでは見られなかった戦略性を感じられました。
難易度を高める要素としては、それ以外にも敵AIの賢さもあります。
敵AIの賢さは半端なく、銃弾をプレイヤーにめがけて正確に当ててくるんです!
例えば左右にカニ歩きするとします。すると、プレイヤーが数秒後にたどり着くであろう場所にめがけて銃弾を放ってくるんです!
本作は一回でも銃弾に当たると最初からやり直しなので、これはキツイw
テンポが良くて中毒性が高い!
ここまで読んで頂けたら分かるように、本作はヌルゲーというよりはむしろマゾゲーですw
僕の場合、ゲームクリアまでのリトライ回数は3桁を超えてしまいましたw
しかし、リトライにかかる待ち時間が一瞬のうえ、1ステージのボリュームがお手頃なのでついついプレイを続けてしまいます。
ゲームジャンルは全く違いますが、あの「トライアルズ」シリーズのような中毒性を感じられました。
映画の主人公を体感できる数々のシチュエーション
一見すると白とオレンジのシンプルなグラフィックの「SUPERHOT(スーパーホット)」。
確かに見た目はシンプルで味気ないですが、各ステージのシチュエーションは映画ファン必見です!
というのも各ステージでは単にドンパチを繰り広げるだけではなく、アクション映画をモチーフにしているかのようなカッコイイシチュエーションが多数用意されているんですね。
例えば銃を持った敵を殴り、衝撃で吹っ飛んだ銃を素早くキャッチして周りの敵を一掃するとか。
アクション映画好きだったら「あ!このステージは○○のパロディだ!」なんてニヤリとするかも!?
ステージによっては圧倒的に不利な状況からスタートする事もあるので、腕がなります!
スタイリッシュでユーモアある演出
スタイリッシュなゲームは演出にも拘る!
という訳で本作では演出面にも拘っていて、例えばミッションのナビゲーションは一瞬だけ画面上に文字を大きく挿入する形式を取っています。
この演出はスタイリッシュなグラフィックと非常に良くマッチしていて、あまりのカッコよさにニヤリとしてしまいました。
各ステージクリア後に挿入されるリプレイシーンの演出も良いですね。
リプレイシーンはノンストップで映像が動くため神プレイになりやすく、自分が操作していたのに酔いしれてしまいます。
考察が捗るストーリー
本作はステージクリア型のゲームですが、ストーリー要素もあります。
このストーリーがFPSらしく深いんですよ!
テキストでの説明はほとんどなく、その場で起こっていることを想像して楽しむ感じなんですが、場面がコロコロ変わってよく分からないんですよね。
そのため数回プレイして考察するような作りになっていて、特にSF好きがハマりそうな感じです。
リプレイ性が高い
もっとこの斬新な戦闘システムを楽しみたい!
そんな方に向けてクリア後にはエンドレスモード、チャレンジモードがアンロックされます。
エンドレスモードはミスする事なく出現する敵をどこまで倒せるのか競うモード。
プレイする毎にシチュエーションが変わるので、つい、何度もプレイしてしまいます。
チャレンジモードは特定の条件でクリアしていくモード。
例えば特定の武器のみでクリア、制限時間以内にクリアなど、通常のステージをベースに特殊な条件で攻略していく事になります。
これらの要素によって2,500円の価値は十分に感じられました。
惜しいところ
メニュー画面が分かりにくい
メニュー画面は大昔のパソコンみたいな画面になっているので、分かりにくいです。
これも本作の世界観を構築するうえでは大切な要素ではあるんですけどね。
ちなみにメニュー画面には「Tree Dude」というミニゲームが隠されています。
それ以外にもアスキーアートで3Dグラフィックを表現するなど目を見張る演出が満載で、そこは感心しました。
全体のまとめ
イノベーションという言葉が相応しい作品。
FPSでここまでの衝撃は「ポータル」以来です。
AAA級のFPSと比べたらゲームシステムやストーリーはシンプルですが、斬新な戦闘システムで全部持って行きました。
本作をプレイしていると、FPSはまだまだ可能性を秘めたジャンルに感じます。
FPS業界に革命を起こしたイノベーションの塊!
こんな人には特におススメ。
・FPS好き。
・イノベーション好き。
こんな人にはおススメできない。
・FPSが苦手な人。
・グラフィックを重視する人。
SUPERHOT(スーパーホット)/お気に入り度【85/100%】
プレイした時間・・・約5時間
累計1,000記事突破!KENTがプレイしたゲームのレビュー記事一覧へ
Nintendo | PlayStation |
Xbox | etc |
VR版は含まれていないのだな。
セットでレビュー欲しい所だ。