
スターフォックス64/N64 / 3DS
どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回は1997年4月に発売されたN64「スターフォックス64」のレビューをしていきます。
本作は奥スクロールシューティングゲームになりますが、ぼくのマイベストシューティングです!
シューティングゲームは数あれど、これだけハマった作品はいまだかつてありません。
子供の頃は何周もプレイしたので、トータルで100回はクリアしましたw
それだけ秀逸な作品で、世界で最も売れたシューティングゲームとしてギネス認定されているのも頷けるくらいです。
ここからはそんなN64「スターフォックス64」の良いと思った点からまずは書いていきます。
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- ステージクリア型の奥スクロールシューティングゲーム。
- ボス戦などでは360度移動できるオールレンジモードに移行することも。
- 条件を満たすことで進行ルートが変化する。
初リリース日 | 1997年4月27日 |
対応ハード | N64/3DS |
ジャンル | シューティング |
推定クリア時間 | 1時間(1周) |
売上 | 初週7.6万本/累計37.3万本 |
発売元 | 任天堂 |
目次
良いところ
前作から飛躍的にパワーアップ!
1993年に発売されたSFC「スターフォックス」(以下、前作)。
今回レビューするN64「スターフォックス64」は前作のリメイク作になりますが、進化具合が半端ないです!w
3Dポリゴン黎明期だったとは言え、僅か4年でここまで進化させてくるとは!?
具体的に言うと以下のような進化を遂げています。
- グラフィックが飛躍的にパワーアップ!
ポリゴンが滑らかになり、テクスチャが付くようになった。 - チャージショット&ロックオン機能が追加。
広範囲攻撃で敵を誘爆できるようになった。 - キャラクターに音声が追加。
ゲームで声を発するようになった。 - オールレンジモードが追加。
特定のステージ・エリアでは360度自由に移動することができる。 - ステージ数が大幅に追加。
進行ルートが細かく分岐するようになった。
ゲーム性からグラフィックまであらゆる部分が進化しており、前作で実現したかったことがようやく具体化したように感じます。
大幅に増したスコアアタックの楽しさ
前作から大幅にパワーアップしたN64「スターフォックス64」。
中でも特筆したいのが、スコアアタックの熱さです。
前作でもスコアアタックは楽しかったんですが、今作ではさらに増しています!
一番大きいのが、チャージ弾とロックオン機能が追加されたことです。
チャージ弾はボタン長押しで発射できます。
その際、カーソル内に敵が入るとロックオン機能が発動。
チャージ弾にホーミング機能が付くので、命中率が上がります。
上手く誘爆を決めるとボーナススコアが入るので、どの敵をロックオンして倒すのかの駆け引きが生まれました。
本作に慣れてしまうとチャージ弾やロックオン機能がない前作には戻れませんw
スコアアタックをしたくなるように張られた動線
前述の通り本作はスコアアタックが熱いんですが、人によっては興味を持てないことでしょう。
スコアアタックは能動性が求められる遊びで、万人向けではありませんからね。
しかし、本作のスコアアタックは意識的にしたくなるように導線が張られています!
まず大きいのが、スコアを稼ぐことで残機数を増やせる点です。
残機数がなくなるとゲームオーバーになってしまい、ステージ1からやり直しになりますからね。
終盤まで進めて最初からやり直しになるのは嫌ですから、残機数を増やすために自然とスコアを稼ぎたくなります。
極めつけとなるのが勲章の存在です。
今作では各ステージで目標スコアを超えると勲章が貰えます。
勲章を全ステージで手に入れると裏モードというとんでもないご褒美が追加されるので、高いモチベーションでスコアアタックを楽しめました。
ルートを探す楽しさ
各ステージには様々な分岐が用意されています。
分岐の要素は前作にもありましたが、今作は物量が凄いです!
前作は冒頭でルートを選択することになりましたが、今作では大半のステージで分岐するようになっています。
次に攻略するステージはプレイヤーの行動によって変化するので、ちょっとした謎解きを楽しんでいるかのよう。
最終ステージまでのルートは前作とは比べ物にならないくらい用意されているので、すべてのステージを攻略しようと思ったら何周もしなくてはなりません。
さらにリプレイ性を高めているのが、1周クリアまでのスコアを競うランキング機能です。
ステージによってスコアを稼げる所と稼げない所があるので、トータルでのスコアを競う場合は自分だけのルートを構築しなければいけません。
ぼくの王道ルートは
コーネリア → セクターY → カタリナ → セクターX → マグベス → エリア6 → ベノム2
です。
全盛期の頃はこのルートで1,500HITを決めました。
今は腕が衰えまくっているので、1,000HITが精一杯ですがw
音声の追加によって増したキャラクター性
「スターフォックス64」を語るうえで最もポピュラーな要素。
それは、音声の追加です!
今作はN64ソフトとしては異例のフルボイスとなっていて、登場キャラクターが発するメッセージはすべて読みあげてくれます。
おかげで仲間のキャラクター性が飛躍的に増しています!
口うるさいおじさんのペッピー。お調子者のスリッピー。キザなファルコ。
本作では彼らと共にステージを攻略していきますが、このようにみんな個性的なので通信中の会話が面白いのなんのw
驚いたのが、用意されている音声の量です。
N64の供給媒体は容量が少ないロムカセットなので、音声を大量に収録することはできません。
ところが本作の場合、音質を下げることで大量の収録に成功しています。
音質の悪さも通信での会話という設定を設けることで違和感をなくしているので、「アイデアとはこういうことなのだな」と思いましたw
印象に残る名台詞の数々
本作には名台詞が数多く存在します。
ぼくが名台詞だと思ったのは、テキストのセンスが秀逸だからです。
短い言葉でも印象深いワードを選んでいるので、仮に音声がなくても印象に残っていたことでしょう。
極めつけは声優さんの演技です!
声優さんたちが感情を込めて名台詞を口にするので、めちゃくちゃ印象に残りました。
以下、個人的に印象的だった台詞です。
「俺の獲物に手を出すな! by ファルコ」
「フォックス!後ろの敵を何とかしてよ! by スリッピー」
「そうだったのかぁぁぁ~ by アタック・キャリア」
「アンドルフサマァァァァ!・・・ごめんちゃいw by グランガ」
本作が発売された当時は子供だったので、各キャラクターの台詞をよく真似して喋っていたものです。
他の子はロボットアニメの台詞を真似していましたが、ぼくにとってそのポジションは「スターフォックス64」の台詞ですね。
前述の通り本作はリプレイ性が高く、同じ台詞を何度も聴くことになるので、今でも印象的なものは真似することができます。
いっそのこと、モノマネ大会を開催した方が良いかも知れませんw
立体感のあるドッグファイト
本作のステージは基本的には奥スクロール形式ですが、ステージによっては360度自由に飛び回れるパート(オールレンジモード)も存在します!
オールレンジモードでは宙返り、Uターン、ブースト、ブレーキを駆使した立体感のあるドッグファイトを楽しむことができるようになるので、3Dシューティングの恩恵をフルに味わえました。
特にライバルのスターウルフと対決するステージは熱く、前述のアクションを駆使して熱いドッグファイトを楽しんだものです。
対戦モードを収録
このようにシングルプレイだけでも遊びごたえ抜群の「スターフォックス64」。
なんと、マルチプレイモードも用意されています!
用意されているステージは2~3種類。
ルールに至っては3種類と「おまけ」の域は出ていませんが、前述のオールレンジモードで友達とドッグファイトを楽しめるのが最高です!
ある条件を満たすとアーウィンの他に戦車のランドマスターや生身で戦うこともできるので、様々な対戦を楽しめました。
最大4人で楽しめるので、個人的なN64の対戦ゲームとしては5本指に入ります。
2人プレイだと試合が単調になるのであまり盛り上がりません。CPUを加えることができないので、プレイヤー3人以上での対戦がおすすめです。
振動パックに初めて対応!
N64の周辺機器として発売された振動パック。
特定のシーンに入るとコントローラが振動するという業界初の試み(のハズだった)として話題になりました。
本作はそんな「振動パック」に初めて対応したソフトでもあったりします!
敵にぶつかった時やボスを倒した時にはブルブル震えたので、初めてプレイした時は衝撃を受けました。
「コントローラが震えることでこんなにも手応えを感じられるとは!?」
特にボスを倒した時の振動は凄まじく、電動マッサージ器として機能するくらいです。
振動したコントローラを体に当てると気持ち良いので、ある時からぼくは股間に当てて楽しんでいました!
男子の股間には息子が付いているものですが、ある時から刺激を与えたくなるものです。
ぼくの場合、振動パックがその役割を果たしてくれました。
振動パックを装着したN64のコントローラは子供には重く、床に置いてプレイするものです。
ですが、あぐらをかいだり、正座した状態でプレイしている時、コントローラを前に置くと股間に当たりますよね?
その時に「これは良い!」と思い実践に至りました。
振動パックが変な匂いを放つようになったり、大切なところに支障が出ても当ブログは一切責任を取りません。
惜しいところ
垢抜けないキャラクターデザイン
大ハマリした「スターフォックス64」ですが、第一印象はイマイチでした。
大きな要因となったのが、キャラクターデザインです。
本作のイメージイラストはポリゴンキャラの解像度を上げてそのまま持ってきたかのようなカクカクデザインで、カッコ良くも可愛くもありません。
当時は見た目で物を判断していたので、つまらないゲームに感じていました。
中断機能が無い
メインモードを1周クリアするのに1~2時間ほどかかります。
頑張れば一気にクリアできるレベルではありますが、前作よりもボリュームが増しているので中断機能がないのはキツイです。
スコアアタックをやり込む場合、ある程度まとまった時間がないといけません。
シューティングゲームとしては簡単
シューティングゲームと言えば硬派なジャンルですが、今作は簡単です。
それは良い点でもあると思いますが、前作の歯ごたえを求めていたら物足りなく感じるかも知れません。
個人的に惜しいと思ったのが、コツを掴めばボスを一瞬で倒せてしまうことです。
ボスも名台詞を連発するだけに、こんなにもアッサリ倒せてしまうと勿体なく感じます。
スターフォックス64のレビューまとめ
前作から大幅にパワーアップした個人的なマイベストシューティングゲーム。
個人的には同梱されている振動パック目当てで購入したので、当初はあまり期待していませんでした。
ところが実際にプレイしてみたところ、あれよあれよと大ハマリ!
スコアアタックはもちろん、音声を発することで強調されたキャラクター性の強さにも目が行くようになってしまい、当時子供だったぼくの胸に刻み込まれました。
ラストの演出も素晴らしく、こんなにも余韻に浸れたシューティングゲームは他に見たことがありません。
ぼくにとってはそれだけ思い出深い作品だったりします。
これ以降、ぼくは「スターフォックス」シリーズの大ファンになりました。
あらゆる部分が進化したマイベストシューティング!
こんな人には特におススメ。
・スコアアタックが好きな人。
・漫画・アニメが好きな人。
こんな人にはおススメできない。
・1回のプレイで満足してしまう人。
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何かのキャンペーンの時に3DSのDL版を買いました。仲間としゃべりながら進むので、共闘してる感じがすごく出ていて、何周もしたのでセリフも色々覚えました。始めたころは下手すぎて、一番最初のステージでファルコの後ろの敵が倒せず、初っ端からファルコが毎回離脱してましたw