2017年3月に配信されたPS4「Momodora(モモドラ): 月下のレクイエム」を今回はレビューします。
PS4「Momodora(モモドラ): 月下のレクイエム」は美しくも呪われた世界を舞台にした探索型2Dアクションゲームです。
ダウンロード専売で、価格は約1,000円。
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- 入り組んだステージを探索していく2Dアクションゲーム。
- 各エリアにはボスが潜んでいる。
- 倒れてしまうとチェックポイントからやり直し。
初リリース日 | 2017年3月16日 |
対応ハード | PS4/Xbox One/Switch |
ジャンル | 2Dアクション |
推定クリア時間 | 4~8時間 |
価格 | 980円(税込) |
発売元 | DANGEN Entertainment |
目次
良いところ
ドット絵で描かれた美しい世界観
わぁ・・・綺麗!
本作は全編ドット絵で描かれていて、あらゆる物がギザギザしています。
使用している色も少なく、まるでスーパーファミコンソフトのよう。
ですが、こんな粗いドット絵でも幻想的な世界を描いているから凄いと思った!
特に光差す森の背景や水面に映し出されるキャラクターは印象的で、長いことプレイしていると脳内補完によってグラフィックが粗いドット絵である事を忘れてしまいます。
最初にプレイした時は粗いドット絵と4:3の画面サイズによって古臭い印象が強かったのに。
まるでダークソウルのようなゲームデザイン
本作のジャンルを表すとメトロイドヴァニアになりますが、個人的には「ダークソウル」シリーズの色を強く感じました。
「ダークソウル」シリーズとの共通点を挙げさせて頂くと・・・
- 世界観がダークファンタジー。
- ストーリー要素が控えめ。
- 複数のエリアに分かれた広大なマップを探索して行く形式を採用。
- 道中には多数のボスが登場する。
- 難易度が高めで油断しているとすぐにやられる。
- チャージ式の回復アイテムが存在する。
- 篝火のようなチェックポイントが存在し、辿り着くと回復アイテムもチャージされる。
こんなところですね。
いずれも「ダークソウル」シリーズの本質に関わってくる要素で、面白さの性質もかなり似偏っていました。
つまり、歯ごたえがあるけど中毒性が高く、つい、プレイを続けてしまうんです!
個人的に「ダークソウル」シリーズが好きなので本作もハマってしまい、僅か1日でクリアしてしまいましたw
行動面の自由度が高い
しかし、本作のジャンルはメトロイドヴァニア。
2Dアクションゲームでありながらも探索要素が強く、ある程度進めると行動範囲が一気に広がります。
その範囲の広さはかなりの物で、迷子になってしまうほど。
だが、それが良い!
ある程度ゲームを進めると「紋章」と呼ばれるアイテムを好きな順番で探すことが可能なので、自分なりに攻略ルートを見つけて楽しめました!
歯ごたえのあるボス戦
道中に登場するボスは簡単には倒せません。
こちらの体力が少ない関係でしっかり行動パターンを読んで避けなければ倒れてしまうので、ヒット&アウェイが楽しめるようになっています。
どのボスも手強いですが、ボス部屋の直前にはチェックポイントが設置されているためすぐに再開できるので何度でも気軽に再挑戦できるのが嬉しいですね!
苦労に苦労を重ねた末に勝利した時はガッツポーズを取りたくなってきます♪
ちなみに攻撃アクションは軽快で、「ダークソウル」シリーズとは一線を画しています。
遠距離攻撃も無制限に出来ますし、アクション性に関しては別物ですね。
お金を集めるのが楽しい♪
道中の敵を倒すとお金をバラ撒きます。
このお金を利用する事で道中のお店で強力なアイテムを入手できるので、難易度が高い本作では重要な要素なんです!
強いボスが居て勝てない場合は道中でお金稼ぎ。
これ、本作の基本な!
ちなみに本作には経験値の概念は存在しません。
キャラクターの強化は装備アイテムのみとなっていて、基本ステータスはずっと変わりません。
そのため「ダークソウル」シリーズと比べたらゲームシステムはシンプルに感じました。
惜しいところ
分かりにくいトゥルーエンド
本作はマルチエンディングとなっていますが、トゥルーエンドの条件が分かりにくいです!
まさか、あんな事をしないとトゥルーエンドにならないとは・・・。
トゥルーエンドの条件を満たさないと非常に中途半端なところで終わってしまうバッドエンドになってしまい、スタッフロールも流れないのでちょっと意地悪に感じました。
全体のまとめ
「ダークソウル」を2D化してシステムをシンプルにしたような作品。
難易度が高いのは確かですが、ややこしい要素は少なく、アクションも軽快なので、メトロイドヴァニア好きだけではなく、高難易度アクションRPG初心者にもおすすめ出来ます。
1,000円のタイトルという事もあって「ダークソウル」シリーズと比べたらコンパクトですが、密度の濃い体験を味わえるので1周だけのプレイでも定価以上の価値を感じられました。
シンプルでヴァニアな2D版ダークソウル!
こんな人には特におススメ。
・高難易度アクションゲーム好き。
・探索型2Dアクション好き。
こんな人にはおススメできない。
・アクションゲームが苦手な人。
Momodora: 月下のレクイエム/お気に入り度【80/100%】
プレイした時間・・・約6時間
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ちょっとプレイしただけですが、ソウル要素よりも悪魔城…に見せかけて、ロックマンゼロの様な匂いを感じました。別に挙動がそんな近いってわけでもないのに何故だろう…
いやに男らしい近接モーションのせい?