【レビュー】ロックマン クラシックス コレクション [評価・感想] ファミコン時代を網羅したロックマン初期のベストアルバム！

ロックマン クラシックス コレクション/3DS
ロックマン クラシックス コレクション 1+2/Switch

3DS「ロックマン クラシックス コレクション」はファミコン時代の「ロックマン」シリーズ6作を収録したコレクションパッケージです。

2016年5月にはPS4/Xbox One版が。2018年5月にはSwitch版が発売。

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良いところ

ファミコン時代のロックマンを収録！

本作には以下のタイトルが収録されています。

ファミコンで発売された「ロックマン」のナンバリングタイトルをすべて網羅していて、本作をプレイすれば初期のシリーズ作品を追うことができるんです！

いずれもステージクリア型の2Dアクションゲームで、初見殺しのギミックと手ごわいボス戦が印象的な作品でした。

ここからはそれぞれの作品に関する魅力を簡単に紹介。

・ロックマン（1987）
⇒すべてはここから始まった！全シリーズ中最高難易度で、被ダメージ数が半端ない！

・ロックマン2 Dr.ワイリーの謎（1988）
⇒シリーズ最大のヒット作！前作よりは簡単だが、まだまだ高難易度！人気のエアーマンステージやワイリーステージBGMも収録！

・ロックマン3 Dr.ワイリーの最期!?（1990）
⇒さらに低難易度化するも、まだまだ高難易度！シリーズ最大級のステージ数で、スライディングアクションとライバルのブルースが初登場！

・ロックマン4 新たなる野望!!（1991）
⇒チャージショットが初登場！難易度はさらに低下してシリーズ初心者向きの作品。

・ロックマン5 ブルースの罠!?（1992）
⇒発明品の重力反転ステージが登場！難易度はシリーズの中では最低の部類で初心者向き。

・ロックマン6 史上最大の戦い!!（1993）
⇒ファミコン時代最後のシリーズ作品。難易度は前作よりもややアップ。

セーブ&ロード機能が便利！

本作は子供から大人まで楽しめると思いますが、懐かしさで購入する大人も多いと思います。

しかし、再びあの高難易度なゲームをクリアするには歳を取るとしんどいです。

ただでさえ大人になって時間がなくなったうえ、加齢で当時のように上手くプレイする事は出来なくなってきますから・・・。

本作はそんな方への配慮もしっかりされていて、いつでもセーブ&ロード出来ます！

すると、何が変わるのでしょうか？

なんと、何度も難関ポイントの直前から再開できるんです！

オリジナル版の場合はこまめにセーブが出来ず、ゲームオーバーになったらステージの最初からやり直しでしたが、本作のセーブ&ロード機能を使えば敵に7割のダメージを与えたところから何度も再開出来たりして上手く使えば難易度を大幅に下げることができます。

バーチャルコンソールの「まるごとバックアップ機能」と同じようなものですが、これを収録されている作品でそれぞれ使えるのは嬉しいです。

この機能を活用してクリア出来なかった子供時代のリベンジを果たすのも良いでしょうね。

※Switch版はさらに優秀なリワインドモードを収録。

オプションとしてはそれ以外にも画面設定、背景設定、フィルター設定、ボタン設定が可能です。

各作品へのアクセスも早く、ユーザーインターフェースは良好に感じます。

充実の資料

「ロックマン」ファンとして嬉しいのが、充実の資料です。

各作品ごとに100近くのイラストや広告が収録されていて、資料的な価値も高いと思いました。

有名な初代「メガマン」の広告もしっかりと収録されていますよ。

個人的に嬉しかったのが、敵キャラクターのデータ集です。

それぞれの体力、攻撃力がデータで表示されているので、ちょっとした攻略本みたいな感じで楽しめます。

言われてみると「ロックマン」シリーズってそれぞれの敵に細かいデータが存在するんだなぁ。

豪華なサウンドトラックとしても価値がある！

さらに嬉しいのが、収録作品すべてのサウンドを聴けるモードが存在する事。

100曲以上をメニュー画面から購入時に聴く事が可能で、わざわざ目的の場所まで行って聴く手間が省けています。

ニコニコ動画などで有名なあの曲の元となったBGM「Dr.WILY STAGE 1」は終盤のステージでしか聴けませんからねー。

というか、このシリーズって終盤ほど良い曲が多い気がする。それだけにサウンドテストでいつでも聴けるのは有難いです。

サウンドと言えば、メニュー画面は新規で作られているので音質がめちゃくちゃ良いですね。

歴代の名曲を最新の技術でアレンジしているので、ファンだと嬉しくなります。

スタッフロールのBGMが「Dr.WILY STAGE 1」なのは分かっていますねｗ

ボリューム満点のチャレンジモード

ゲーム的な新要素としてはチャレンジモードが存在します。

こちらは各作品のステージをリミックスして楽しめるチャレンジ形式となっていて、難関ポイントをつまみ食いで楽しめるんですね。

成績に応じてランクポイントが付けられ、ポイントの数によって新しいチャレンジがアンロックされるようになっており、50ステージ以上を収録しているのでこのモードだけでもかなり長く楽しめると思います。

ただでさえ難しいゲームなので、すべてをアンロックするのは骨が折れますが。

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惜しいところ

収録作品が中途半端

充実の追加要素が存在する「ロックマン クラシックス コレクション」。

最大の欠点は、中途半端な収録内容です。

「ロックマン」のナンバリングタイトルは10作品出ているのに、何故、今更ファミコンの6作品だけしか収録されていないのか。

海外のみとはいえ、ナンバリング8作品にアーケード2作品を収録したPS2/Xbox/GC「メガマンアニバーサリーコレクション」が発売されているだけに尚更。

それでもバーチャルコンソールやゲームアーカイブスで個別に買うよりはお買い得感があるけど、もう、「ロックマン」シリーズの新作はほとんど期待できないだけに完全なコレクションパッケージタイトルとして出してほしかった。

ナンバリングシリーズをコンプリートするには「7」から「10」までが収録された「ロックマン クラシックス コレクション2」を購入する必要があります。

Switchでは「ロックマン クラシックス コレクション1＋2」が発売されるものの、こちらはゲームカード＋ダウンロードコードという中途半端な仕様。

メニュー画面のカーソル移動が遅い

全体的にメニュー画面のカーソル移動が遅く感じました。

そのせいで何十項目もある資料集は快適に眺める事が出来ず、ちょっとイライラしてしまいます。

この辺はもう少し融通が利いてほしかったなー。

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全体のまとめ

収録作品に不満はあるものの、コレクションパッケージとしての付加価値は高い作品。

過去に「ロックマン」シリーズのコレクションパッケージを持っていない人は購入しても良いと思います。

ファミコン時代を網羅したロックマン初期のベストアルバム！

こんな人には特におススメ。
・ロックマンシリーズファン。
・骨太アクション好き。

こんな人にはおススメできない。
・アクションゲームが苦手な人。

ロックマン クラシックス コレクション/お気に入り度【70/100%】
プレイした時間・・・約10時間

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ロックマン クラシックス コレクション 1+2 – Switch

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