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【レビュー】 バトルネットワーク ロックマンエグゼ [評価・感想] 粗削りだがそれ以上に魅力が光る!


バトルネットワーク ロックマンエグゼ/GBA

どうも!KENT(@kentworld2 )です!

今回は2001年3月に発売されたGBA「バトルネットワーク ロックマンエグゼ」のレビューをしていきます。

本作は電脳世界と現実世界を行き来してストーリーを進めていくアクションRPGですが、新世代をターゲットに据えた新しい形のロックマンだと思いました!

カプコンの人気シリーズである「ロックマン」。

ハードコアなアクションゲームとして知られるシリーズですが、本作は新規層を取り込めるべく大幅な刷新を行っています。

ゲームジャンルは2DアクションからアクションRPGに変わり、主人公や舞台設定も変わりました。

それでいて「ロックマン」らしさは残されているので、従来のシリーズファンでも楽しめます。

シリーズ1作目であるが故に粗削りな部分も散見されますが、それ以上に魅力が光る作品です。

ここからはそんなGBA「バトルネットワーク ロックマンエグゼ」の良いと思った点から書いていきます。

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このゲームを3行で説明すると?
  • 電脳世界と現実世界を行き来してストーリーを進めていくアクションRPG。
  • 電脳世界ではロックマンを。現実世界では光熱斗を操作していく。
  • 戦闘はアクションとカードゲームの要素を融合した新システムを採用。
初リリース日 2001年3月21日
対応ハード GBA
ジャンル アクションRPG
売上 初週4.3万本/累計21万本
推定クリア時間 15~25時間
発売元 カプコン

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良いところ

親近感が湧く世界観

近未来を舞台にしたアクションゲームの「ロックマン」。

これまでに数多くの派生作品が発売されてきましたが、その多くはロボットのロックマンが主人公でした。

一方、今作では舞台設定・キャラクターを一新。

ロックマンは新デザインに刷新され、新たに光熱斗という人間の少年が主人公に加わりました。

従来のシリーズ作品と異なるのは、ロボットよりも人間を中心としたストーリーが展開されることです。

舞台となるのは秋原町。

近未来ではありますが、ぼくらが暮らす世界と非常に近く、RPGやアドベンチャーゲームのように街を散策することができます。

そして、ストーリーの進行に沿って学校で勉強したり、電車で隣町へと足を運ぶことになるので、従来のシリーズ作品よりも親近感が湧きました。

大人になったぼくでさえもそう感じられるので、主人公の熱斗と同じ小学生だったらさらに湧くのではないでしょうか?

実際、本作は低年齢層を明確にターゲットと定めて作られたようで、当時は漫画雑誌「コロコロコミック」などで大プッシュされていました。

電脳世界と現実世界のシンクロ

本作では電脳世界と現実世界の二部構成となっています。

現実世界での操作キャラクターは熱斗。

電脳世界での操作キャラクターはロックマンで、ストーリーに沿って進めていきます。

熱斗とロックマンは一心同体なので、イメージ的には現実世界のキャラクターがインターネットの世界に入り込むような感じでしょうか。

本作が発売された2001年当時はインターネットがまだ普及していなかったので、電脳世界と現実世界のシンクロは夢のような体験に感じます。

プラグイン!ロックマンEXEトランスミッション!

ロックマンとカードゲームを融合した戦闘システム

電脳世界を探索しているとウイルスとの戦闘が発生します。

この戦闘システムなんですが、めちゃくちゃ面白いです!

どのくらい面白いのかと言うと、友達と対戦したくなるくらい。

戦闘システムを簡単に説明すると、従来の「ロックマン」で見られたアクションにカードゲームの要素を盛り込んだような感じです。

従来の「ロックマン」ではロックバスターを駆使して遠距離から敵にダメージを与えたり攻撃を避けていくのが基本でした。

本作ではそれに加えて一定時間ごとにチップを使った特殊な技を使うことができます。

特殊な技の中には敵の行動範囲を狭めたり範囲攻撃を行うといった強力な効果を発揮するものがあるので、上手く使えば一発逆転を狙えるんですね。

一度に使用できるチップは事前に組んだ30枚のうち5枚(※)。

しかもチップの種類・アルファベットが共通していないと連続で繰り出せないので、がむしゃらに強いチップを組み込むのではなく、どのように揃えるのか考えないといけません。

この感覚はまるでカードゲームのデッキを組んでいるかのようで、特に強い敵と戦う時はカスタマイズの段階で楽しく感じました!

「従来のロックマンにカードゲームの要素を加えることでこんなにも面白くなるなんて!?」

「ロックマン エグゼ」が2000年代前半に流行った要因は数多くあると思いますが、間違いなく戦闘システムの面白さも起因しています。

チップの入手条件は様々。

戦闘で勝利したり探索をすることで入手できます。

入手したチップは図鑑登録されていき、中にはレアなチップも存在するので、コレクションをする楽しさもあると思いました。

補足
メニューの「ADD」を選択することで一度に使えるチップデータを10~15枚に増やすこともできます(ただし一定時間ロックバスターだけで耐える必要がある)

随所で見られるロックマンのエッセンス

「あの『ロックマン』が別物になってしまった」

本作が発表された当時、そんな感情を持ってしまいましたが、実際にプレイしてみると印象が一変。

随所で「ロックマン」のエッセンスが見られるので、紛れもなく関連作だと思いました。

友情をテーマにしたストーリー、思わず口ずさみたくなるメロディアスなBGM、歯ごたえのあるゲームバランス、Dr.ワイリーを始めとするお馴染みのキャラクター。

ゲームジャンルこそは2DアクションからアクションRPGに変わっていますが、ロックマンらしさは失われていません。

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個人的に合わない&気になったところ

全体的に不親切

ゲームボーイアドバンス本体と同日発売を間に合わせるために急いで作ったのでしょうか?

全体的に不親切で、痒いところに手が届いていません。

まず気になったのが、ランダムエンカウントであるうえに逃走が困難であることです。

電脳世界を探索しているとランダムで戦闘パートが挿入されます。

普通のRPGであれば「逃げる」のコマンドを選択したら逃走ができますよね?

本作の場合、「エスケープ」というチップをフォルダ(デッキ)に入れる必要があります。

なので、逃走ができるのかどうかは運の要素が強いので、コマンド選択式のRPGほど簡単にはできません。

その割にはエンカウント率が高く、20歩も進めば発生するので、戦闘を避けたい時は不便に感じます。

さらに困ったのが、電脳世界が迷路のように入り組んでいることです。

インターネットのサイトマップも複雑なのでらしいと言えばらしいんですが、マップ機能がないので、戦闘終了後は目的を見失ってしまうことがよくありました。

極め付けとなるのが、体力が0になったらタイトル画面に戻されることです。

今のゲームとは違い、オートセーブ機能は搭載されていないので、もし、セーブをしていなかったら容赦なく前の状態に戻されます。

簡単なゲームだったらさほど問題はありませんが、本作は高難易度で知られる「ロックマン」シリーズの関連作です。

官庁街へ行けるようになった辺りから難易度が急激に上がっていき、ザコ敵でもゲームオーバーになるほど難しくなっていきます。

幸いにもメニュー画面を開けば好きなタイミングでセーブができるのでこまめに行なっていたら大して戻されませんが、システム・バランス調整などあらゆる面で不親切だと思いました。

何度、ザコ敵にやられて数時間前の状態に戻されたことかw

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バトルネットワーク ロックマンエグゼのレビューまとめ

新世代をターゲットに据えた新しい形のロックマン。

シリーズ1作目ということで粗削りな部分も散見されますが、それ以上に魅力が光る作品です。

親近感が湧く現実的な世界観、王道だけど熱いストーリー、戦略性が高い戦闘システム、集めるのが楽しいバトルチップ。

本作が発売される少し前に社会現象となった「ポケットモンスター」の要素を「ロックマン」に上手く落とし込んでいて、これはヒットすると思いました。

子供がメインターゲットではありますが、大人でも夢中で楽しめるほど作り込まれているので、意外と幅広い層におすすめできます。

粗削りだがそれ以上に魅力が光る意欲作!

こんな人には特におススメ。
・ロックマン好き。
・カードゲーム好き。

こんな人にはおススメできない。
・不親切なゲームが苦手な人。

お気に入り度【80/100%】

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