スーパーマリオ3Dワールド+フューリーワールド/Switch
どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回は2021年2月に発売されたSwitch「スーパーマリオ3Dワールド+フューリーワールド」のレビューをしていきますが、まずはひとこと言わせてください。
フューリーワールド、これ、おまけってレベルじゃないです。
今作はWii Uで発売された「スーパーマリオ3Dワールド」のSwitch移植版で、新たに「フューリーワールド」が加わりました。
初めて情報を知った時は
「新しいワールドが1つだけ追加されたようなものなのかな?」
と思っていたんですが、予想以上に中身が詰まっています。
しかもボリュームが多いだけではなく、従来のマリオでは見られなかったような要素も満載なので、3Dマリオの新作として楽しめました!
メインの「3Dワールド」にしてもオンラインのフレンドと遊べるようになったので、一粒で二度美味しい作品です。
ここからはそんなSwitch「スーパーマリオ3Dワールド+フューリーワールド」の良い点、惜しい点を語っていきます。
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- マリオたちが活躍する3Dアクションゲーム。
- 新たにオープンワールド形式の「フューリーワールド」が追加された。
- 「3Dワールド」ではフレンドとのオンライン対戦に対応。
初リリース日 | 2021年2月12日 |
対応ハード | Switch |
ジャンル | 3Dアクション |
売上 | 初週25.0万本 |
推定クリア時間 | 3~4時間(フューリーワールドのみ) |
発売元 | 任天堂 |
目次
スーパーマリオ3Dワールド+フューリーワールドとは?
Switch「スーパーマリオ3Dワールド+フューリーワールド」とは、マリオたちが活躍する3Dアクションゲームです。
ゲームモードは大きく分けて2つあって、1つは「3Dワールド」。
もう1つは「フューリーワールド」で、どちらも最初から遊ぶことができます。
それぞれの違いを簡単に説明させていただきますと、「3Dワールド」はステージクリア形式となっていて、「フューリーワールド」はオープンワールド形式を採用しています。
つまり、「3Dワールド」は小分けされたコースを1つ1つ順番にこなしていくゲームで、「フューリーワールド」は1つの巨大な世界を探索していくゲームとなっているんですね。
ストーリー的な繋がりはほとんどないので、どちらから遊んでも問題はありません。
ここからはSwitch版から加わった「フューリーワールド」を中心に語っていこうと思います。
良いところ
濃密なフューリーワールド
今作に収録されている「フューリーワールド」はオープンワールド形式となっているので、見えているところはどこへでもいけます。
あの「スーパーマリオ オデッセイ」でさえも別のワールドへ移動する時にはロード時間が挿入されたので、ついにマリオも完全なオープンワールド形式を採用したのかと感動しましたよ。
そんな「フューリーワールド」ですが、オープンワールドゲームにありがちな欠点を解消していたりもします。
オープンワールドゲームにありがちな欠点。
それは、移動時間の退屈さを指します。
Aの地点からBの地点までたどり着くのに1分以上も走り続けたこと、オープンワールドゲームを遊ばれた方でしたら一度や二度はあるのではないでしょうか?
本作の場合、移動を退屈させないような配慮が満載なので、終始、マリオのアスレチックを楽しんでいるかのような感覚を味わえました。
要因としては3つあります。
1つめは、プレッシーに乗って高速移動できることです。
プレッシーは水辺に近付くと現れる恐竜で、背中に乗ることで目的地までスイスイ進むことができます。
「3Dワールド」でも登場しましたが、「フューリーワールド」では360度好きな方向へ移動できたり、任意で乗り降りができるので、「ゼルダの伝説」でいう馬のように扱うことができるようになりましたw
しかもですね、島から島への移動時にはプレッシーに乗ってリングをくぐったり、一定時間で消えてしまうコインを集めていくミニイベントを楽しむことができるので、全然退屈しないんですよね。
2つめは、エリアが段階的に変化することです。
「フューリーワールド」での大きな目標としてネコシャインというアイテムを集めるというものがあります。
ネコシャインは各エリアに隠されているんですが、1つ集める毎に地形が変化するようになっているんですよ。
例えばさっきまでツッコンドルだらけだったエリアがパックンフラワーに侵食されてしまったり。
そのエリアで入手できるネコシャインを全て集めるまでは段階的に変化していくので、あちこちのエリアをハシゴして攻略すると常に新鮮な体験を味わうことができるんですね。
3つめは、フューリークッパのイベントが定期的に発生することです。
フューリーワールドでは一定時間が経つと怒り狂う巨大なクッパが現れます。
そして、火を吹いたりして暴れるので、アスレチック中は避けないといけないものが増えてしまうんですねw
正直、鬱陶しいんですが、一方ではフューリークッパが定期的に現れることでゲーム体験にメリハリが生まれているようにも感じました。
そんなフューリークッパですが、ある程度のネコシャインを集めてから各地のギガベルに触れると巨大化して戦うこともできます。
フューリークッパ 対 巨大ネコマリオ。
うーんどこかで見たことあるような。
あ・・・ポケモンだ(完全一致)
このように「フューリーワールド」はオープンワールド形式を採用していながらも密度の濃い体験を味わえるようになっています。
体験の濃度は過去に発売された3Dマリオを上回っているので、これが次世代のマリオなのかと感慨深くなりましたね。
オンラインのフレンドと遊べる
今作に収録されている「3Dワールド」はオンラインのフレンドと一緒に遊ぶこともできます。
これ、個人的にはめちゃくちゃ嬉しい新要素です。
というのもWii U版ではオフラインでしかマルチプレイができなかったんですよ。
周りで遊べる友達が居たら良かったんですけどね。
残念ながら居なかったので、Wii U版でマルチプレイをしている映像はゲームに興味のない母に無理やりやらせて撮影していますw
一方、Switch版ではですね、フレンドコードを交換した人同士でしたらオンラインでも遊ぶことができるようになりました。
という訳で早速、Twitterで本作のマルチプレイを一緒に遊べる人を募り、4人で遊んでみましたが、いやぁ楽しい!
全員、ボイスチャットでのやり取りは初めてだったので最初は緊張しましたが、ゲームを始めて1分もする頃にはワチャワチャ楽しめました。
同じ空間を共有してのオフラインプレイも良いもんですが、ボイスチャットで遠く離れた人と遊ぶのもお手軽感があって良いもんですね。
オンラインゲームにありがちなラグも全く無かったので、非常に快適なマルチプレイを楽しめました。
ちなみに進行状況は部屋を立てたホスト側だけが反映されるようになっていて、部屋に参加するゲスト側は反映されません。
イメージ的にはホスト側のプレイをゲスト側がお助けするような感じでしょうか。
スナップショット機能が追加
今作では「スナップショット機能」が新たに追加されました。
これは「スーパーマリオ オデッセイ」にも搭載されていた機能で、様々な角度から写真を撮影できるようになっていますが、今作ではハンコを貼り付けることもできます。
貼り付けられる種類は「3Dワールド」内に隠された「ハンコ」を集めることで増えていくようになっているので、やり込むことで色んな写真を撮影できるんですね。
元々、「3Dワールド」内で集められる「ハンコ」はMiiverseというサービスで使うためのものだったんですが、サービスが終了したことで集めてもほとんど意味がありませんでした。
なのでSwitch版ではどうするのかな?
と思っていましたが、スナップショット機能で使えるようにしたんですね。
しかもハンコのイラストはフルカラーになったので、Wii U版で集めた時とはまた異なる印象を持ちました。
操作性が改善
今作に収録されている「3Dワールド」はWii U版から操作性が改善されています。
具体的に言うとキャラクターの移動速度が速くなりました。
Wii U版の場合、ちょっと遅い感じだったんですが、今作ではグッと速くなっています。
特にキノピオの速度は尋常ではないレベルで、あまりの速さにミスが多発してしまうくらい。
また、空中でもヘッドスライディングができるようになったり、ネコマリオの壁のぼりやとびつきの滞空時間も長くなったりと操作性も改善されています。
個人的には空中でヘッドスライディングのアクションができるようになったのが嬉しいですね。
ヘッドスライディングは空中でZLボタンを押してからYボタンを押すと発動するんですが、Wii U版で同じようなことをやるとヒップドロップが発動するんですよ。
空中でボタンを押す時って飛距離をもっと稼ぎたいという気持ちになることが多いので、間違えてヒップドロップが発動した時はストレスになるんですよね。
今作の空中ヘッドスライディングはそんなユーザーの目線に立って追加されたものだと思いました。
Wii U版とは操作感覚が全然違うので、過去に遊ばれた方も改めてやってみると新鮮に楽しめるかも!?
それ以外の変更点としては
- キノピオ探検隊コースでマルチプレイが可能になった
- Wii U版では息を吹きかけて動かしていたリフトが自動で動くようになった
- タッチしてブロックなどを作動させるエリアはJoy-Conのポインター操作で動くようになった
などが挙げられます。
個人的にはマイクを使った仕掛けがなくなったのが助かりましたw
あれはですね、間違えて息を吹いてしまい、思わぬミスをすることがあったので、正直、蛇足だったんですよね。
惜しいところ
煩わしいフューリークッパの仕様
「フューリーワールド」ではフューリークッパが一定時間毎に出現して暴れます。
が、やり込んでいくと煩わしい仕様だと思うようになりました。
単純にフューリークッパの攻撃が邪魔なのもあるんですが、一番厄介なのは、ヤツのファイアブレスを利用しないと手に入らないネコシャインが多いことです。
各エリアにはフューリークッパのファイアブレスを当てないと壊せないブロックが設置されていて、ネコシャインはその奥に眠っています。
困ったことにブロックを見つけた時に限ってフューリークッパが現れなかったりするので、煩わしいんですよね。
一応、「クッパ」のamiiboを使うとフューリークッパを強制的に出現させることはできますが、持っていない人は待たないといけないので、「この仕様はどうなのかな?」と思いました。
注意点
「フューリーワールド」では「3Dワールド」のようにフレンドとのマルチプレイには対応していません。
オフラインでの2人協力プレイには対応していて、その場合、2P側はクッパJr.を操作することができます。
とは言えクッパJr.はあくまでもアシストという印象なので、「3Dワールド」のようにワチャワチャと遊ぶゲームではないと思いました。
気になる「フューリーワールド」のボリュームですが、「3Dワールド」の4割くらいあります。
クリアだけなら3~4時間。やり込みを含めると7~8時間なので、イメージ的には追加コンテンツのようなボリュームでしょうか。
一本のゲームとしてみたら「フューリーワールド」だけだとやや物足りないので、その辺りは注意が必要です。
メインとなる「3Dワールド」の詳しいレビューは以前、投稿した記事で行ったので、気になる方はそちらもご覧になってください。
スーパーマリオ3Dワールド+フューリーワールドのレビューまとめ
全体的には予想以上に新要素が充実した作品です。
なので、Wii U版プレイヤーのぼくでも満足できましたね。
個人的に今作の「フューリーワールド」は次回作の実験も兼ねているんじゃないかと思います。
ロード時間なしで行き来できるフィールド。
アイテムを集めることで段階的に変化するフィールドの仕掛け。
定期的に現れるフューリーワールド。
自由度と密度を両立させるような試みが満載で、コンパクトながらも見どころが多い内容でした。
Wii U版の移植となる「3Dワールド」も改良点が多く、ボリューム満点なので、これが6,000円程度で買えてしまうのは大変、お買い得です。
ソロプレイ、マルチプレイ、オンライン、オフライン。
あらゆるプレイスタイルで楽しめる懐が深い作品なので、Switchの新たな定番タイトルになるんじゃないかと思います。
本格的なオープンワールドマリオが付いたお得セット!
こんな人には特におススメ。
・3Dアクションゲーム好き。
・オープンワールド好き。
・マルチプレイ好き。
こんな人にはおススメできない。
・アクションが苦手な人。
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3Dワールドはやられた後のリトライがスムーズなのも、ありがたいですね。2Dのマリオは、やられた→読み込み待ち→全体マップに戻される→同じステージを選択→読み込み待ち→やっとプレイ再開だった。
予約しました。遊ぶのが楽しみです
僕が今までやったストーリー系マリオで1番好きです、ストーリーだけならかんたんですし、逆にやりこみ要素はかなり難しかったです
ファイヤーを使ってパックンフラワーを避けつつ灯すステージがトラウマです…
そしてようやくファイナルチャンピオンシップロードに行けたと思ったら
縛りプレイをしたからだけど1300回くらい死にました(ストック禁止、被り物や二段階進化禁止縛り)
マリオでこんなに死んだのは初めてです
WiiUの実況見てたんですけど思ってた以上に難しくて、クリアしたとき興奮が凄かったです。
6年生なんですがこのゲームが発売されると聞いてすぐに小遣いをためました。
満足度がマリオメーカー2並みでびっくりしました。小遣いためてまで買って良かったです
それとケントさんいつも見ています
これからも頑張って下さい!
確かにフューリーワールドのクッパは面倒だと感じました…。
3Dワールドは周りの知人に持ってる人がいなくて結局オンラインプレイ使いませんでした
これまで遊んだ3Dマリオの中ではギャラクシーの次に好きです
個人的にはギャラクシー>3Dワールド>64>ギャラクシー2>サンシャインです
3Dランドだけ遊んでなかった…!
いつかプレイします
長文失礼しました。
頑張ってください
すみませんオデッセイが抜けてました…
実は学生なので金銭面の関係でオデッセイ買えないんですよ…
中古になったら名作と聞きますしプレイしてみようと思います。
失礼しました