【レビュー】8番出口 [評価・感想] ギャラリーとしても楽しめる異変探しホラー!

どうも!KENT(@kentworld2 )です!

8番出口

2023年末にSteam版が話題となり、配信者の間でブームになりました。

その後は2024年4月にSwitch版が配信。

すると、ニンテンドーeショップの売上1位となり、全世界で累計140万本以上を売り上げる大ヒットとなりました!

そんな本作を遅ればせながらプレイしてみたところ、なんですかこのゲームは!?

昨今のゲームとは全く違う文法で作られているので、最初の頃はよくわかりませんでした。

ですが、コツが分かってくると一変。

これは流行るのも分かると頷いてしまいましたw

本記事ではそんな「8番出口」をプレイして感じたことを語っていきます。

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このゲームを3行で説明すると?
  • 地下通路を舞台にした一人称視点のウォーキングシミュレーター。
  • 異変を見つけたら、すぐに引き返す。
  • 異変が見つからなかったら、引き返さない。
初リリース日 2024年4月17日(Switch版)
対応ハード Switch/PS5/PS4/Xbox Series
ジャンル アドベンチャー
価格 470円(税込)
推定クリア時間 30分~1時間
発売元 PLAYISM

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良いところ

細かい違いを探すのが楽しい

本作のルールは簡単!

通路内で異変を見つけたら引き返し、何もなかったら引き返さない。

これだけなんですが、1回でも間違えると最初からやり直しになってしまい、黄色の案内に書かれた番号が「0」になってしまいます。

クリアするには8回連続で正しい行動を取る必要があるので、最初の頃は3~4回くらいしか連続で正解できませんでした。

何がそんなに難しいのかというと、異変の中には分かりにくいものがあるからです。

ポスターの一部が僅かに変わっているとか、ドアノブの位置が違うとか。

パッと見はわからない異変が存在するので、間違い探しをしているような気がしましたw

でも、この僅かな違いをみんなと一緒に探すのが楽しいです!

配信者とリスナーの間でやり取りするのはもちろん、オフラインで友達と一緒に遊ぶとか。

プレイヤーだけではなく、ギャラリーとしても楽しめるので、そこに本作がヒットした要因が潜んでいると思いました。

あまり良くない例えかも知れませんが、このゲームをやっている人を見ると指示厨になりたくなるんですよw

「そこに異変があるよ!」とか、プレイヤーがモタモタしていると声をかけたくなります。

ゾッとする演出

異変の中にはホラー要素が強い演出が含まれています。

急に電気が点滅したり、赤い水が流れてきたり。

思わず声を上げたくなるような異変が散見されます。

何が怖いのかって、ずっと同じような景色が続くなかでホラー要素が挿入されるからです。

正直、プレイ中は単調になりがちなので、ホラー的な演出は良いアクセントになっています。

この辺りも配信で人気になる要因の1つでしょうねw

おじさんが可愛い

そして「8番出口」のマスコットキャラクターとなるのが、おじさんです。

おじさんは通路を歩いているNPCであって、喋ることはありません。

ですが、

  • 髪の毛が後退している
  • 無表情である
  • 無駄にイケオジ
  • 異変によって様子が変化する

といった理由によって愛着が生まれているので、プレイしていると好感をもってしまいます。

長時間、異変を探していると疲れてしまいますが、おじさんの顔を見たら回復するかも?

↑おじさんの後を追いかけていると、立ち止まってスマホをジッと見つめます。

歩きスマホをしないマナーの良いお方です。

↑通せんぼしても無表情で歩きのモーションを延々と続けるおじさん。

なかなかクリアできない時はうっぷんを晴らすために遊んでいましたw

リアルなグラフィック

本作は日本の地下鉄をリアルに再現しているので、没入感を高めています。

線で分けられたタイル、床に仕掛けた視覚障害者誘導用ブロック。

蛍光灯の光が反射する壁、黄色の案内、そして現実にありそうなポスター。

何もかもが巧妙に描かれているので、パッと見は現実世界のようです。

凄いのが、Switch版でもフォトリアルな世界を描いていることです。

さすがにSteam版と比べたら数段階落ちますが、比べなければかなりのクオリティで、よく移植できたなと思いました。

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惜しいところ

異変が見つからない時のモヤモヤ

異変の中にはめちゃくちゃ分かりにくいものがあるので、モヤモヤすることがありました。

本当は異変が隠されているのにうっかり引き返さずに進んでしまうとか。

慣れないうちはそんな間違いを起こしがちなので、ストレスを溜めてしまうところがあります。

もちろん分かりにくい異変があるからこそ発見した時の喜びを味わえる訳なので、この辺は一長一短だと思いますけどね。

まっさらな状態でプレイした場合、取っ付きは良いとは言えません。

注意点

カメラがグラグラ揺れる

本作は一人称視点のゲームなので、移動時はカメラがグラグラ揺れます。

これ、慣れないうちは酔いやすいので、設定で弄ったほうが良いです。

カメラを揺らさないようにするとか、角度を変更するときのスピードを遅くするとか。

一人称視点のゲームに慣れていない人は設定することをおすすめします。

一発ネタのゲーム

470円という価格設定からも分かるように、本作は一発ネタのゲームです。

その気になれば10分もしないうちにクリアできますし、やりこみ要素も異変のコンプリートくらい。

非常にコンパクトな作りなので、長く遊べるゲームでは決してありません。

一人称視点のゲームとは言え、難しい操作は要求されないので、どちらかと言うとカジュアルゲームに感じました。

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8番出口のレビューまとめ

異変探しをゲーム性に落とし込んだ斬新な作品。

同じような場所を何度も進んでいく一人称視点のホラーという点では「P.T.」と少し似ていますが、あそこまで理不尽ではないので、幅広い層におすすめできます。

価格は470円と安価なので、対応機種を持っていたらダウンロードしておいて損はない作品です。

こんな人には特におススメ。
・間違い探し好き。
・みんなとワイワイしたい人。

こんな人にはおススメできない。
・ホラーが苦手な人。

お気に入り度【70/100%】

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