
おどるメイドインワリオ/Wii
2006年12月に発売されたWii「おどるメイド イン ワリオ」を今回はレビューします。
Wii「おどるメイド イン ワリオ」はマリオのライバルとして知られるワリオが主人公の瞬間アクションゲームです。
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- Wiiリモコンの機能を活かした180種類のプチゲームを楽しめる。
- 様々なお作法でプレイすることになる。
- 4回以上失敗したらゲームオーバー。
初リリース日 | 2006年12月2日 |
対応ハード | Wii |
ジャンル | ミニゲーム |
推定クリア時間 | 3〜5時間 |
売上 | 初週6.3万本/累計65万本 |
発売元 | 任天堂 |
目次
良いところ
Wiiリモコンの機能を活かした数々のプチゲーム
今作の対応ハードはWii!
という訳でプチゲームはすべてWiiリモコンのデバイスを活かしたものになっていました。
Wii=モーション操作という印象が強く根付いているので多くの方はその手のプチゲームばかりだと思う事でしょう。
確かにそのようなプチゲームもありますが、実際にはこれまでに発売された全シリーズの操作方法を取り入れていたから驚きました!
初代のボタン操作は当然として、「まわる」の回転センサーはモーション操作で。「さわる」のタッチ操作はポインターとボタン操作で代用していたんです!
この事実を知った時、僕は「Wiiリモコンって凄いコントローラなんだなぁ」と思いました。
Wiiリモコンを単なる棒振りコントローラと思っている方は是非、本作をプレイしてみてください!
滝登り、まわちゃんせ、天狗、指相撲など、様々なお作法でプチゲームを楽しめますから!
気を配っている感度
モーション操作を活用したゲームで気になってくるのが感度。
思うように操作が出来なかったらストレスが溜まってしまいますもんね。
そういう意味で本作の感度は良好で、お作法に従っていけば感度が悪いと感じる事は殆どありませんでした。
お作法が変更になるとガイドが挿入されるんですが、それが上手く作用しているとも言えます。
任天堂ファンにはたまらないナインボルトのステージ
任天堂関係のプチゲームばかりを集めたナインボルトステージ。
これまでの作品ではFC/SFCソフトばかりが目立っていましたが、今作ではN64/GCソフトも登場するようになりました!
なんと、GC「ピクミン2」やN64「ゼルダの伝説 時のオカリナ」、GC「ゼルダの伝説 風のタクト」のワンシーンがプチゲームとして登場するんです!
「メイド イン ワリオ」シリーズってシンプルな2Dグラフィックのイメージが強いので、いきなりハイクオリティな3D映像のゲームが挿入されたら驚きますよw
また、ナインボルトステージに限らず今作はDS「さわるメイド イン ワリオ」と比べても3D映像のプチゲームが増えていて、据え置き機向けに発売されただけの事はあります。
遊び心満載の演出
毎回数々のお遊び要素が盛り込まれている「メイド イン ワリオ」シリーズ。
今回も週刊誌風の説明書、開発者にイジワルができるスタッフロール、自分で演奏ができるサウンドテスト等、開発者の悪ノリが感じられてとても好印象です。
きっと、開発の方々もこのゲームを作っていて楽しかったでしょうね。
Miiが登場!
Wiiでは本体に内蔵されている似顔絵チャンネルにてMiiというマイキャラを作成出来ます。
なんと、本作では様々なMiiがライバルとして登場する事もあるんです!
その中にはWiiフレンドから貰ったMiiが混ざっている事もあるので、時には笑ってしまう事もありましたw
個人的にMiiって観客として登場する分にはゲームを面白くしてくれると思っています。
ギャラリーとしても楽しめる!
これまでの「メイド イン ワリオ」シリーズはGCの「あつまれ!!」を除けば携帯機向けでした。
そのため他人のプレイを傍から見てもあまり楽しめなかったんですが、今作は据え置き機向けのうえにお作法によって変なポーズでゲームをする事になるので見ているだけでも面白いです!w
「Wii Sports」もそうですが、Wiiが大ヒットしたのって他人のプレイを傍から見ても楽しめるからだと思うんですよね。
実際、本作が発売された当時のバラエティ番組では芸能人同士が頻繁に対決していました。
それを見て興味を持った人はかなり多いでしょうね。
惜しいところ
取っ付きにくいプチゲーム
ごく稀にですが、何をやったらよいのか分からないプチゲームがあります。
僕はボスステージである「チョンマゲアドベンチャー」と「ワリオダンサーズ」の操作方法がなかなか分からず何回もミスをしてしまいました。
このような取っ付きにくいプチゲームは過去作でも何作かありましたけどね。
おまけモードが少ない
シリーズ恒例のおまけモードはいつもよりも少なく感じました。
おまけとしてはミニゲームやサウンドテスト、対戦モードなどがあるけど、もっとくだらないおまけが欲しかった。
それでいて価格は従来よりも1,000円高い5,800円になっており、飽きやすさも健在なので、内容と中身の釣り合いはいつもよりも取れていないと思いました。
1人だと虚しくなる
変なポーズでプレイしないといけないので、1人でプレイしていると虚しくなってきますw
パーティゲームに特化したシリーズ作品としてはGC「あつまれ!!メイド イン ワリオ」があるけど、あちらはボタン操作なのでプレイしていて虚しくなる事はありませんでした。
変なポーズでプレイするからこそみんなでプレイする時に盛り上がるんですが、1人だとそれが仇となります。
全体のまとめ
Wiiでできる事を「メイド イン ワリオ」に落とし込んだような作品。
DS「さわるメイド イン ワリオ」に続いて任天堂新ハードの名刺的な役割を果たしており、それでいて遊びココロ満点なので、Wiiのロンチタイトルとしてはマッチしていると思います。
ただ、従来の作品と比べたらかなり人を選ぶ作りで使い所はかなり限られると思いました。
Wiiリモコンの高い汎用性を実感できるパーティゲーム!
こんな人には特におススメ。
・パーティゲームを求めている人。
こんな人にはおススメできない。
・恥ずかしがり屋。
・1人で楽しみたい人。
おどるメイド イン ワリオ/お気に入り度【60/100%】
プレイした時間・・・約8時間
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初めて遊んだWiiソフトです。今でも接待ゲーとして大活躍中です。一人でもガンガン遊んでます。電話をとれ!で受けた衝撃は忘れられません。