
ニンテンドウオールスター! 大乱闘 スマッシュブラザーズ/N64
どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回は1999年1月に発売されたN64「ニンテンドウオールスター 大乱闘スマッシュブラザーズ」のレビューをしていきます。
本作は任天堂の人気キャラクターが集結した対戦アクションゲームですが、シンプルだけど奥が深い超爽快な対戦アクションゲームでした!
正直なところ、最初は任天堂キャラを寄せ集めただけの奥が浅いゲームだと舐めていたんですよ。
が、プレイすればするほど奥深いゲームであることが判明!
1年どころか2年3年続けてプレイしても飽きない魅力を感じられ、累計プレイタイムは1000時間を突破しました!
N64で最も盛り上がる対戦ゲームを挙げるとするならば本作と言っても過言ではありません。
そんなN64「ニンテンドウオールスター 大乱闘スマッシュブラザーズ」の良いと思った点からまずは書いていきます。
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- 場外に相手をリングアウトさせるのが目的の対戦アクションゲーム。
- 攻撃を当てることで吹っ飛び率が蓄積されてふっ飛ばしやすくなる。
- プレイアブルキャラクターは任天堂の人気キャラクター。
初リリース日 | 1999年1月21日 |
対応ハード | N64 |
ジャンル | 対戦アクション |
クリア時間 | 1プレイ30分 |
売上 | 初週18.3万本/累計163.2万本 |
発売元 | 任天堂 |
目次
良いところ
簡単操作で必殺技を繰り出せる
本作が発売された1999年当時、格闘ゲーム市場は複雑化を極めていました。
十字キー斜め左下(タメ)→斜め右下→斜め左下→斜め右上+ボタン
↑こちらはぼくが友達の家でプレイしたとある格闘ゲームのコマンド技です。
どうでしょうか?めちゃくちゃ難しくて出せる気がしませんよね?w
もちろん、練習を繰り返した末に発動出来た時の達成感は素晴らしいものですが、多くの脱落者を生み出したのも事実。
そんな中で発売されたN64「ニンテンドウオールスター 大乱闘スマッシュブラザーズ」は驚くほど簡単操作で必殺技を発動できるんです!
なんと、Bボタンを押すだけ!
たったこれだけで必殺技を出せるんです!
それ以外の必殺技にしても十字キー上を押しながらBボタン。
もしくは十字キー下を押しながらBボタンで発動が可能で、誰でも簡単に必殺技を繰り出せます。
独自の勝利条件によって生まれる新たな戦略性
今どき簡単に技が繰り出せてもなぁ・・・
格闘ゲーム好きほどそんな意見が出てきそうですが、独自の勝利条件を設けることで全く新しい面白さを生み出していました!
独自の勝利条件とはリングアウトです。
本作ではいくら相手に攻撃を与えても勝利にはならず、場外へリングアウトさせることで初めて決着が付くんですね。
そこで重要になるのが吹っ飛び率。
吹っ飛び率は攻撃を受けることで蓄積されていき、高くなればなるほど吹っ飛びやすくなります。
なので、序盤は相手の吹っ飛び率を蓄積させることを第一にし、終盤は場外へリングアウトさせることを意識していけば良いんですね。
どのタイミングで相手をリングアウトさせるのか?
そんな駆け引きが面白く、従来の格闘ゲームとは全く性質が異なっています。
超気持ちの良いスマッシュ攻撃と演出
そして本作最大の醍醐味がスマッシュ攻撃!
スマッシュ攻撃は非常に威力が高く、吹っ飛び率の蓄積量はもちろん、相手を遠くにふっ飛ばす能力も優れています。
なので、これが決まった時は最高に気持ち良いんですよ!
その気持ち良さは指数で表すと100どころか120、200を超えるくらい。
何故、こんなに気持ち良いのか考えてみたところ、複数の理由がありました。
まず大きいのが操作の一体感。
スマッシュ攻撃を発動するには特定の方向へスティックを弾き、Aボタンを押す必要があります。
この操作が相手を突き飛ばす感覚と見事なくらいマッチしているので、決まった時の一体感が半端ないんです!
続いて挙げたいのが気持ち良さを強調した音周り。
本作の場合、この部分が非常に優れているんです!
「ドカッ」「バキッ」など擬音に近い効果音。
各キャラクターの豊富なリアクションボイス。観客によるコールや叫び声。
これらが組み合わさることでまさに「大乱闘」と言っても良いくらいドタバタ音が鳴り響き、爽快感が飛躍的に増します。
ゲームである条件を満たすとサウンドテストモードが出現するんですが、効果音やボイスの量を見るとあまりの多さに驚きますよ~。
相手との読み合いが面白い
一見するとカジュアルな対戦アクションの色が強い本作。
実は突き詰めていくと格闘ゲーム上級者もハマるほど奥深い作品だったりします。
奥深さの面でまず挙げたいのが、各技の細かい性能。
各技にはそれぞれ大まかな攻撃力や吹っ飛ばし能力、吹っ飛ぶ方向、リーチが決められています。
そのため別々の技と組み合わせることでコンボが生まれ、相手に次から次へとダメージを与えられるようになるんですね。
例えばリンクの場合
爆弾を手に持つ→敵の真下にジャンプして下から爆弾をお見舞い→怯んだスキに下突き
なんてコンボが隠されているんです!
さらに以下のようなテクニック・システムも存在します。
- ガードして敵の後ろに回り込む「緊急回避」
- 特定の技を使った時に一瞬だけ発生する「無敵時間」
- 同じ攻撃技を連続で使い続けると威力が落ちて行く「ワンパターン相殺」
本作を極める場合このようなテクニック・システムを理解しなければならず、格闘ゲーム好きほどハマります。
様々なシチュエーションに対応できる細かい設定機能
スマブラと言えば対戦!
そう言っても良いくらい本作は対戦モードに力を入れています。
対戦モードでは最大4人同時でプレイ出来ますが、設定できる項目が非常に多いんです!
以下、本作で設定できる項目です。
- ルールタイプの選択(タイムorストック)
- チーム選択
- ハンデキャップ
- コンピュータの強さ(9段階から設定可能)
- 全体の吹っ飛び率
- アイテムの出現率設定(条件を満たすとアンロック)
これらの項目を弄ることでオリジナルルールを作成することも可能なので、当時は色んな遊びを生み出していました。
代表的なのがスマブラ無双!
まずはストックバトル(×99)、コンピュータ(レベル1)×3、吹っ飛び率200%、ハンデキャップ最大に設定します。
そして「プププランド」のような狭いステージを選択すれば超爽快な無双ゲームが楽しめるんです!
だって、設定によってコンピュータが操作するキャラクターはちょっと攻撃を与えただけで驚くほど吹っ飛びますからねw
これを繰り返していくのがとにかく気持ち良かったので、当時はストレス解消法として活用していました。
スコアアタック&タイムアタックが面白い
対戦色が強いゲームですが、1人用モードもやり込み要素はあります。
まず挙げたいのが「シンプル」でのスコアアタック!
「シンプル」は様々なステージを連続でクリアしていくオーソドックスな1人用モードです。
が、スコアアタックによってリプレイ性が飛躍的に上がっていると思いました。
高スコアを得るには少ないダメージ、落下数でクリアするのが基本ですが、様々なスペシャルボーナスを狙うという楽しみ方もあるんです!
以下、代表的なスペシャルボーナスを挙げていきます。
- 残り時間が3分33秒の状態でクリアすると入手できる「ラッキー3」
- 30秒以内にクリアすることで入手できる「スピードスター」
- 攻撃を全くヒットさせずクリアすることで入手できる「アンチウォー」
- 特定の順番でヨッシーを倒すことで入手できる「ヨッシーレインボー」
これらを入手することで大きなボーナスを貰えますが、一方では同じ技ばかりを使ってクリアすると減点されてしまうので高スコアは簡単には狙えません。
用意されているスペシャルボーナスは50種類以上!
いずれも入手条件&名称がユニークなので、つい狙って出したくなってしまいました。
続いて紹介したいのが「ターゲットをこわせ!」と「台を乗りついでいけ!」。
言ってしまえばミニゲームなんですが、タイムアタックが楽しいんです!
しかもステージ構成や背景がキャラクターによって異なるので、2Dアクションゲームとしても楽しめるんですね。
これらのモードで叩き出した最高スコアはデータとして残るので、友達と競い合うのも楽しいですよ~♪
任天堂ファンならニヤリとする演出が満載!
ここまで挙げるのを忘れていましたが・・・
本作のプレイアブルキャラクターは全員任天堂の人気ゲームからの参戦なんです!
なので、それぞれのキャラクターが繰り出す技の多くは元ネタが存在するのでファンほどニヤリとするようになっているんですね。
舞台となるステージや出現アイテムも各作品からの出典なので、任天堂ファンは必見です!
個人的に合わない&気になったところ
全体的にボリューム不足
非常に面白い初代スマブラですが、ボリュームは少なめです。
1人用モードのクリアタイムは1周30分以内。アンロック要素は僅か7種類。
用意されているキャラクターは8+α。用意されているステージは8+α。
1999年に発売された対戦格闘ゲームとしてみても少なめで、人によってはあっという間に飽きてしまうかもしれません。
個人的には1人用モードを何百周もしてハイスコアを目指していたし、友達とも何百、何千と対戦をしたので満足していますけどね。
イメージイラストが似ていない
ゲーム本編では関係ありませんが、本作のパッケージなどに描かれているキャラクターイラスト・・・
なんなんですか!あれは!w
原作のイラストとは似ていないキャラクターが多く、イメージを崩すようなものばかりじゃないですか!?
プリンやカービィはまだ原作と似ていますが、リンクのイラストはちょっと・・・
本作が発売された当時はN64「ゼルダの伝説 時のオカリナ」の興奮が冷めていなかっただけに、あのイラストは幻滅してしまいました。
まあ、本作の設定として「人形による大乱闘」というものがあるので、それを考慮に入れてああしたのかもしれませんが。
全体のまとめ
正直なところ当初は任天堂キャラクターを皮にした奥が浅い対戦ゲームかと思っていました。
実際、ファーストインプレッションはイマイチで、すぐに飽きるんじゃないかと思っていたんですよ。
しかし、ある程度プレイしてみると様々なテクニックが存在することが明らかになり、その奥深さに惚れてドップリハマりました。
世間も同じように感じていたようで、1年以上に渡ってジワジワと売れていく様子を喜んでみていた記憶があります。
やがてシリーズ化し、任天堂ハードのキラーコンテンツとなるのだから世の中何が起こるのか分かりませんね~。
少々話がそれてしまいましたが、個人的に本作は数年間に渡る盛り上がりをリアルタイムで体感出来た思い出の一本になります。
もっとキャラクターやステージが増えないかなぁと思いつつも2年以上に渡って友達と楽しんでいました。
シンプルだけど奥が深い超爽快な対戦アクションゲーム!
こんな人には特におススメ。
・ストレス解消したい人。
・任天堂ファン。
・スコアアタックやタイムアタック好き。
こんな人にはおススメできない。
・繰り返しプレイが苦手な人。
ニンテンドウオールスター 大乱闘スマッシュブラザーズ/お気に入り度【95/100%】
プレイした時間・・・約1000時間
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