2003年11月に発売されたGC「マリオパーティ5」を今回はレビューします。
GC「マリオパーティ5」はマリオファミリーが登場するパーティゲームシリーズのナンバリング5作目です。
- マリオファミリーが登場するパーティゲーム。
- ボードゲームのマップが立体化した。
- すっごいおまけモードも収録。
初リリース日 | 2003年11月10日 |
対応ハード | GC |
ジャンル | パーティ |
推定クリア時間 | 8~12時間 |
売上 | 累計69.7万本 |
発売元 | 任天堂 |
目次
良いところ
完全3D化によって見栄えの良さがさらにアップ!
ゲームキューブになって大きく変わったのがグラフィック!
N64時代の「マリオパーティ」シリーズはCGで描かれた2Dグラフィックの中でボードゲームを繰り広げていました。
今作では完全3D化してボードマップは高低差のある立体的な構造になっています。
前作の「4」もマップが3D化していましたが、平坦な印象だっただけに「5」になってからの見栄えの良さは全然違う!
これまでの作品とは違ってカメラが近付いてもボヤケて見えませんし、高低差が生まれてより遊園地のような賑やかな感じになっています。
基本的なルールは過去作と同じ。今作でも一定のターン内にボードマップを回り、スターやコインを集めていくのが目的となっています。
シリーズ最多のアイテム&キャラクター数
「2」から初登場したアイテム。今作ではカプセルという形で登場し、トータルでは28種類も存在します!
これはシリーズ最多のアイテム数で、それだけ要素が増えているということです。
プレイヤーキャラクターは新たにキノピオ、テレサ、ミニクッパが追加。
計10種類になり、パーティゲームらしく賑やかになりました!しかし・・・(個人的に合わない&気になったところに続く)。
見栄えが良いミニゲーム
今作には75種類ものミニゲームが収録されています。
シリーズを重ねるごとに増えていますが、今作は前作の「4」に続いてミニゲームの見栄えが良い!
どのミニゲームもマリオらしくカラフルな3Dオブジェクトが多数設置されていてスクリーンショットを眺めているだけでも楽しさが伝わってきます。
ただ、見栄えこそは良くなっていますが、クオリティはあまり変わっていないどころかパワーダウンを感じてしまいました。
組み立てたマシンでの対決が楽しい
本作にはスーパーデュエルモードという独立したモードが用意されています。
こちらはボードゲームではなく、なんとマシンに乗っての対戦アクションなんです!
マシンのパーツはプレイヤーがカスタマイズする事が可能。
パーツはミニゲームで遊ぶと溜まるポイントを使って購入する事が可能で、種類はそれなりに用意されています。
対戦バトルは「2」にあったミニゲームの「ドッカンせんしゃ」を本格的にしたような感じ。
体力の最大値が増え、攻撃パターンやステージの種類が増えています。
個人的に「2」の「ドッカンせんしゃ」は好きだったので、パワーアップしたゲームが単独で楽しめるのは嬉しかった!
すっごいおまけモードがすっごい!
さらにさらに!
今作には「すっごいおまけモード」が用意されています。
このモードでは「ねっけつ!ビーチバレー」「げきとう!アイスホッケー」「カードパーティ」といった3つのゲームをプレイする事が可能なんですが、モード名通りすっごいおまけです!w
それぞれの感想を軽く書かせて頂くと・・・
ねっけつ!ビーチバレー
⇒ちょっと本格的なビーチバレー。シンプルながらも熱く、スマッシュの要素によって駆け引きが楽しめて良いですね!
ボールは2種類あって、サイコロボールを使用すると点を入れた時にサイコロを振って出た目の数だけ点を稼げたりしますw
げきとう!アイスホッケー
⇒ちょっと本格的なアイスホッケー。
相手のボールを奪ったり、味方にパスをする事が可能で、シュートの強弱も可能です。
スケートのツルツル感も含めてそつなく再現されていて、ミニゲームにしては作り込まれています。
カードパーティ
⇒コンパクトなボードゲーム。行き先がカードになっていて、進むことでめくれて何かが起きます。
ルールは本編と同じくスターを沢山集めたプレイヤーが勝ち!
純粋なすごろくを楽しみたい場合は本編よりこちらの方が楽しめるかも!?
ボリューム満点!
「マリオパーティ」シリーズはどの作品もモード数が多く、ボリュームが多い印象ですが、今作はシリーズの中でも多い部類だと思います。
ボードマップの種類もそこそこ多いですし、ミニゲームは75種類以上も収録していますからね。
おまけ要素も満載で、さらには「フリープレイ」「かちぬきバトル」「ミニゲームサーキット」「デカスロンスタジアム」「ミニゲームウォーズ」「トーナメントバトル」とミニゲームを様々な形で楽しめるモードも収録されています。
当時は「マリオパーティ」シリーズに食傷気味で飽きていたんですが、魅力的なおまけモードやボリューム感に惹かれてついつい買ってしまいましたよ。
惜しいところ
テンポが悪い
パーティゲームと言えばテンポが命!
そういう意味で今作はボードゲームのテンポがあまり良いとはいえませんでした。
最大の要因はボードマップに点在するカプセルマシン。
通る毎にイベントが発生するんですが、会話やガチャガチャの演出、しぐさなどが微妙に長く、長時間プレイしていると地味に気になってくるんです。
高低差が生まれたことで増えたハシゴもテンポの悪さに拍車をかけているような?そう考えると完全3D化も一概に良いとは言えませんね・・・
ちなみに1人用のストーリーモードはコンピュータ3体が一度にサイコロを振ってくれるため逆にテンポが良かったりします。
それ故にクリアまでのプレイタイムが短くなってしまうという欠点もあって複雑ですが・・・。
ドンキーコングがプレイヤーキャラリストラorz
ドンキーファンに残念なお知らせ!
今作はドンキーコングをプレイヤーキャラとして使用する事が出来ません!
かくいう僕も過去作ではドンキーコングをプレイヤーキャラとして使っていただけにガッカリしました。
ドンキーコングは今作ではボードマップのギミックとして登場し、専用のイベントが色々用意されています。
これはこれでドンキーコングの新たな一面が見れて良いのですが、隠しキャラとしてでも良いからプレイヤーキャラとして出てきて欲しかった。
ネタ切れ感が出てきたミニゲーム
ミニゲームは75種類以上を収録と今回もたっぷり用意されています。
しかし、シリーズ5作目になってネタも切れてきたのでしょうか?
今作は連打系ゲームや運ゲーが以前にも増して増えており、バリエーションが欠けるうえに内容が薄く感じました。
ルール説明の欄もギャグでやっているのか投げやりな感じなものも見られ、シリーズの息切れを感じてしまいます。
全体のまとめ
シリーズの中でも大ボリュームな内容で、パーティゲームの選択肢としては悪くありません。
個人的にはテンポの悪さとミニゲームの息切れ感が気になってしまい、シリーズの中ではあまり良い印象はありませんが・・・
テンポはイマイチだが、おまけがすっごくてボリュームは満点!
こんな人には特におススメ。
・パーティゲーム好き。
こんな人にはおススメできない。
・1人で楽しみたい人。
・テンポを重視する人。
マリオパーティ5/お気に入り度【60/100%】
プレイした時間・・・約30時間
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おお!憧れのゲームキューブ時代のマリパです(°▽°)
これは当時、4コマバトルシリーズのアンソロ漫画でゲーム内容を想像してました(*^▽^*)
でもゲーム内容的にはシリーズのネタ切れ感がしていたのですね(・・;)
パーティーゲームとしてテンポが悪い点もいただけないですね。これは3D化したこともあるようですが、ゲームにおいてなんでも動きをリアルにすることはあまりいいことではない例の一つですね。
このゲーム、僕も我慢出来ず購入してしまったくらいですからね~。
トモフミさんが憧れるのも納得です。
内容的にはちょっと息切れを感じました。
見た目もボリュームもパワーアップしているのは確かなんですが、
テンポが良いとはいえないんですよねぇ。
当時の業界は全体的に演出過剰でテンポが悪くなるゲームが増えていました。