2013/11/16/8:30 | ゲームレビュー

ファイナルファンタジーXIII(FFXIII)【レビュー・評価】戦闘が楽しいストーリー重視のRPG!


アルティメットヒッツ ファイナルファンタジーXIII/PS3 / Xbox360

2009年12月に発売されたPS3「ファイナルファンタジーXIII」を今回はレビューします。

PS3「ファイナルファンタジーXIII」は国民的RPG「ファイナルファンタジー」メインシリーズの13作目にあたる作品です。

2010年12月にはXbox360でインターナショナル版が発売。

良いところ

圧倒的な美しさのムービー

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毎回グラフィックの美しさには定評のある「ファイナルファンタジー」シリーズ。

今回はPS3ソフトと言う事でこれまで以上に美しい映像を見せてくれました!

カラフルで一本一本しっかりと描かれたキャラクターの髪。

派手なエフェクト。幻想的な世界観。本物そっくりなキャラクターの顔やライト。

映像部分だけで一体どれだけのお金が掛かっているのか!?

そう思いたくなるほど映像面には力が入っているので、ムービーシーンはあまり瞬きやよそ見をせずに観賞する事をお勧めします(笑)

また、リアルタイムムービーもフレームレートがやや不安定だったり指部分がカクカクしているなど若干の不満はありますが、パッと見プリレンダリングムービーと区別が付かないくらいのクオリティになっていました。

フィールド部分もやや粗が目立つ部分があるものの基本的なクオリティは高く、グラフィック面は国産のPS3ソフトではトップクラスのクオリティになっていると思います。

感動的なBGM

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ボーカル付きの感動的なヲルバ郷のBGM。

美しいメロディが耳に残る戦闘シーンのBGMなど本作で流れるBGMはどれも非常に力が入っており、クリア後には思わずサウンドトラックを買いたくなってしまいました。

オリコンランキングで本作のサントラがTOP3入りを果たしたのも、それだけ本作のBGMが評価されている証拠なんです。

菅原紗由理さん歌唱の主題歌・挿入歌も個人的には大好きで、ついついCDをレンタルしてしまいました(笑)

戦略性が高くてスピード感のある戦闘システム

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最初はやれる事が少なくてイマイチ面白くの無い本作の戦闘。

しかし、ゲームを進めて行くごとに新システムが追加され、最終的にはスピード感と爽快感を併せ持った戦略性の高い次世代の戦闘システムと言っても良いくらい素晴らしい物に化けてくれました。

的確にオプティマ(作戦のような物)をチェンジして集中攻撃でブレイク状態にさせ、一撃が4・5桁の大ダメージを連続で与えて行くのが気持ち良くて楽し過ぎます!

技のエフェクトが派手過ぎるのもあって長期的な戦闘を終えた後は疲れてしまいますけどね(笑)

先の展開が気になる中盤までのストーリー

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中盤までのストーリーは複数存在するメインキャラクターの視点から語られます。

それで面白い展開になった時に限ってストーリーが他のキャラクター視点に切り替わるので、ついつい先の展開が気になってゲームを進めたくなりました!

ストーリー重視のRPGとしては理想的な形に落としこんでいると思います。

オートクリップ機能

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本作にはヘルプ機能が非常に充実しています。

分からない事があったらいつでも用語辞典で調べる事が出来きますし、ゲーム起動時にはストーリーのあらすじが流れるためしばらくゲームをやっていなくてもストーリーを忘れる心配が無いのも良いと思いました。

この辺りは国民的RPGらしい配慮と言えそうですね!

様々な場所に存在する冥碑とミッション

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11章から様々な場所に存在する冥碑からミッションを受ける事が出来るようになります。

このミッションではここでしか戦う事の出来無いモンスターが数多く登場し、ミッションの中には専用のムービーが流れたりするのでかなり力を入れているように感じられました。

クリア後のやり込みはミッションの攻略がメインになりますが、ここまで力を入れているとついついやり込みたくなってしまいます。

ロード時間の短さ

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グラフィックの綺麗なゲームはデータ量が大きいためロード時間が長いと言うイメージを抱きがちです。

しかし、本作のロードは非常に早く、そう言う意味でのテンポはかなり良いと思いました。

これだけグラフィックが綺麗なのにここまで快適に遊べるのは嬉しいですね!

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個人的に合わない&気になったところ

行動面での自由度の低さ

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11章、13章以外は他のRPGとは違って街への寄り道も出来ません。

自由度の高いゲームに慣れている僕にとってはとても窮屈に感じてしまいました。

ストーリーをある程度理解してもらいたいためにこのようなマップ構造にしたんでしょうが、序盤から中盤も息抜きできる要素が欲しかった。

また、中盤までのマップはすべて一方通行になっており、一度行ったマップにはもう二度と戻れないのも何とかしてほしかった。

淡白なフィールド移動

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一見すると綺麗な本作のフィールドマップですが、出来る事と言えば歩く事とごく一部のオプジェを調べる事くらいで物凄く淡白に感じてしまいました。

もう少しアスレチック要素や謎解き要素を増やすなど、色々とフィールドマップにも”遊び”を入れて欲しかった。

フィールドマップがリアルに作られているとその分だけ仕掛け部分の作り込みにも期待してしまうのです。

本作のフィールドマップを歩いている時は何となくブロックと落とし穴しか存在しないマリオをやっているような感じでした。

マリオが淡白に感じないのはブロックや落とし穴だけでは無く、敵キャラやアイテム、隠し通路が存在するからであってそれらを省いてしまったら物凄く淡白なゲームになってしまいますからね。

移動の不便さ

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11章から行けるグラン=パルスのフィールドは非常に広大で、最初にたどり着いた時は感動しました。

が、マップが広い分移動が面倒に感じてしまいます。

ゲームを進めるとワープポイントが増えてチョコボに乗れるようになるので少しは移動が楽になりますが、それでも細長い道のフィールドを移動するのは面倒なのでもう少し快適に移動できるようなマップ作りを心掛けて欲しかった。

万人向けでは無い戦闘の難易度

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慣れてくると非常に楽しい本作の戦闘。

ですが、的確にオプティマをチェンジしないとすぐにやられるほど難易度が高いのでライトユーザーには少々厳しく感じます。

僕も慣れていない頃には一体のボスを倒すのに10回はやられてしまって心の骨が折れました。

まあ、難易度が高いだけあっていつでもリスタートでやり直せたり、バトルランクが低いと一時的に能力を高められるアイテムを入手しやすくなるなどの救済措置が用意されているし、難易度が高いだけあってクリアした時の達成感はありますけどね。

あと、リーダーがやられたらゲームオーバーと言うシステムも無しにしてほしい。

※現在はイージーモードが追加されて少し楽になっています。

物語導入部分の分かり辛さ

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物語導入部分から専門用語満載で、初めてやった人は理解するのに時間がかかってしまうと思います。

もちろん調べれば分かるようになっていますが、もう少し専門用語を無しにして出来るだけ現実にある言葉でストーリーを説明してほしかった。

予備知識無しで物語導入部分を見てもほとんど分からないと思うので、クリア後はもう一度序盤だけやってみるのも良いかもしれません(ゲーム序盤は出来る事が少ないので、クリアした後にやると物足りなさを感じると思いますが・・・)。

ややダレる中盤以降のストーリー

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そんな専門用語満載のストーリーですが、中盤からは淡々と物語が進行して意外性がほとんど無かったのでウリであるハズのストーリーが少々退屈に感じてしまいました。

ラストも期待した割には無難な終わり方で、もう少し感動させてほしかった。

ゲーム性を犠牲にしてでも作られたストーリーの面白さがこの程度では厳しい。

もう少し練り込んで欲しかったクリスタリウム&改造システム

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本作ではレベルの概念が存在せず、代わりにクリスタリウムというCPを使ってパラメーターを細かく手動で上げて行くシステムが存在します。

が、最終的にはどのプレイヤーも同じ能力になるので、単にレベルアップを手動で面倒な物にしただけのような気がしてしまいました。

武器やアクセサリの改造も単に素材を使って武器のレベルを上げて行くだけなので、こちらも練り込み不足な気がしました。

性能の悪いカメラ

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3D空間を快適に移動するには性能の良いカメラが必要不可欠だと思いますが、本作のカメラ操作は妙に扱い辛く、敵に奇襲攻撃をする時にちょっとストレスを感じてしまいました。

もし本作が3Dアクションゲームだったらもっとストレスの溜まるゲームになっていたのかもしれません。

その他気になった細かい不満点

・メンバーを変更したらオプティマがリセット。
・セーブ画面では常に「新規データの作成」にカーソルが置かれている。
・オプティマチェンジをした時に一瞬操作できない。

全体のまとめ

とにかく好みが分かれる作品。

中盤からはミッション攻略などの寄り道要素も存在しますが、それでもこれまでのRPGとは違って街やミニゲームが存在しないしアスレチック要素も無いので戦闘以外のゲーム性はかなり低く、良くも悪くもストーリー重視のRPGになっていると思いました。

個人的には戦闘が非常に楽しめたのでストーリーやビジュアル以外も評価したいところですが、万人向けの作品では決してありません。

これから本作をプレイしたい方はストーリーやビジュアル、サウンドや戦闘に魅力を感じ、かつ自由度の低さを許容し、ゲームの腕がそこそこ無い限りおススメは出来ません。

こんな人には特におススメ。
・専門用語が多いストーリーが好きな人。
・PS3で綺麗なムービーを見たい人。

こんな人にはおススメできない。
・自由度を求める人。
・ゲームが苦手な人。

ファイナルファンタジーXIII/お気に入り度【70/100%】
プレイした時間・・・約60時間

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コメント広場の住人(2)

  1. シロマ より:

    広い世界を冒険して仲間と旅をする王道RPGとはかけ離れたような自由度皆無な一本道のフィールドと初見で分かり辛いストーリーに批判が多かった作品ですよね。
    ゲーム部分はあのグラフィックで広大なフィールドを動き回れたら神ゲーと絶賛
    されてたかもしれないです。
    発売日に買いましたけど戦闘とBGMが好きだったので後悔はしませんでした。
    kentさんも触れてますが戦闘面での不満はリーダーが死ぬと仲間が生きているのにも関わらずゲームオーバーになるのは嫌でしたね。

    • kentworld より:

      このゲームをプレイして美しいグラフィックと自由度はトレードオフなんだと思いました。
      国産大作RPGの限界を感じてしまいましたね。
      だけど、良いところは本当に良い、尖ったゲームだと思いました。

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