どうも!KENT(@kentworld2 )です!
今回は2018年2月に配信された「ABZU(アブズ)」のレビューをしていきます。
本作は水中世界を舞台にしたダイビングアドベンチャーゲームですが、2時間に凝縮されたインタラクティブ水中ショーでした!
ゲームの中でスキューバダイビングを疑似体験する。
そんな作品は1990年代の3Dゲーム黎明期から何度も目にしたことがあります。
しかし、その多くは箱庭で作られた水中ステージの中で魚たちと戯れるゲームに過ぎませんでした。
一方、今回レビューする「ABZU」はストーリーに沿って様々な水中世界を冒険するアトラクションチックなゲームだったんです!
そのうえ冒険する世界の中で描かれる魚たちの群れは一種のアートと言えるほど美しく、ゲームに興味のない人を惹き込ませる程の力があります。
ただ、世界観の作り込みに全振りしているので、ゲームとしての駆け引きはほとんど味わえませんでした。
そのため個人的には物足りなさを感じてしまいましたが、
「ゲームにはこんな魅力もあるんだよ~!」
とゲームに興味のない人にも紹介したい作品ではあります。
良くも悪くもゲームという娯楽の多様性を感じられるような作品。
ここからはそんな「ABZU」の良いと思った点からまずは書いていきます。
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- ダイビングスーツを着て水中世界を探索するゲーム。
- ストーリーに沿って水中世界の奥へ進んでいく。
- 水中世界には何百種類もの魚が生息している。
初リリース日 | 2018年2月7日 |
対応ハード | Switch/PS4/Xbox One |
ジャンル | アドベンチャー |
推定クリア時間 | 2~3時間 |
価格 | 2,468円(税込) |
発売元 | 505 Games |
目次
良いところ
幻想的に描かれた水の世界
「わぁ・・・なんて美しいんだろう!?」
水面を潜ると、そこには幻想的な世界が広がっていました。
何百種類もの魚が群れをなして泳ぎ回っていて、それぞれが細かく動いています。
しかも沢山の魚たちに戯れるとリアクションを取ってくれるので虚無感もありません。
ポイントなのが、色彩が豊かであること。
リアリティを徹底した場合、もっと細かく模様を描くと思うんですよ。
ところが本作ではその辺りを控えめにしてトゥーンレンダリングで描かれたアニメ調のグラフィックを採用しているんです。
おかげで本物よりも幻想的な魚の群れを眺めることが出来ました。
圧倒的な数の魚たち
いくら明るいタッチを使用しているとは言え、水中世界を探索できる3Dゲームは今どき珍しくありません。
では、本作では何が凄いのでしょうか?
ぼくは大きく分けて2つあると思っています。
1つは描かれている魚の数。
とあるエリアでは「フィッシュ無双」というゲームを作れてしまうんじゃないかと思うほど大量の魚が泳ぎ回っています。
あまりの数に圧巻されましたw
最近のゲームは物凄い数の生き物を動かせるようになりましたが、さすがにここまでの数は水中探索に全振りしないと不可能でしょう。
2時間に凝縮された水中ショー
「ABZU」でもう1つ凄いと思ったのが、水中ショーを2時間に凝縮していたことです。
ゲームクリアまでのプレイタイムは約2時間。
約2,400円のゲームとしてみると短いですが、その間に凝縮された水中ショーを楽しむことが出来ます。
というのも本作のストーリーはチャプター形式のアクションアドベンチャーゲームに近い手法で展開されるからです。
ゲームクリアまでに様々な形で水の世界を堪能できるようになっているので、クリアした後は一つの映像作品を見終えたかのような感覚を味わえました。
特に印象的だったのが、大きな魚に乗って先に進むエリア。
ハイスピードで進められるので、水中レースをプレイしているかのような気持ち良さを味わえました。
フィールドに隠された数々の秘密
本作にはゲームらしい攻略要素はほとんど存在しません。
強いて言えば仕掛けの作動と収集アイテムの回収くらい。
仕掛けの作動はクリア必須ですが、少し探索したらすぐに理解できるレベルでした。
手法としてはPS3「風ノ旅ビト」に近く、3Dのアクションアドベンチャーゲームでありながらも誰でも簡単にクリアできるよう設計されています。
障害物と言えるオブジェクトもありますが、どんなに当たっても倒れることはなく、チェックポイントからやり直す必要はありません。
一方、収集アイテムに関しては注意深く探索しないとコンプリートは不可能になっていて、探索好きはそれなりに楽しめます。
惜しいところ
気持ち良くて寝落ちしてしまった
本作をプレイしていたのは夜中だったのもありますが、プレイしていたら寝落ちしてしまいましたw
というのも本作はゲーム的な刺激が少なく、プレイしていると気持ち良くなってしまうんです。
おかげで癒やされましたが、ゲームとしての刺激を求めると物足りないのは否めません。
まあ、現実のスキューバダイビングも気持ち良さによって眠くなるので再現度が高いことへの裏返しとも言えますがw
全体のまとめ
ゲームと言うよりはインタラクティブアニメーションと言えるような作品。
ゲームのインタラクティブ性を活かした作りになっていて、世界に溶け込めるよう一生懸命作られています。
一方でゲームとしての手応えがないので、そういうところを重視していると物足りないのは否めません。
ですが、ぼくが見てきたサンゴ礁を舞台にしたゲームの中では圧倒的な美しさを感じられました。
世界観の作り込みに全振りした作品なので、プレイされる場合はヘッドフォンの装着をおすすめします。
2時間に凝縮されたインタラクティブ水中ショー!
こんな人には特におススメ。
・ダイバー。
・雰囲気ゲー好き。
こんな人にはおススメできない。
・攻略要素を求める人。
・刺激を求める人。
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寝落ちする気持ちわかりますよ笑
良くも悪くも風ノ旅ビトのようにゲーム的な刺激が少ない感じで、ゲームというよりは体験型映像作品みたいな印象を受けました。
個人的にはリアル寄りじゃないの作風なのにリアリティがあり、且つ多様な見せ方の海中描写が好みだったので、風ノ旅ビトよりも好きな作品になりましたねー。普通にクリアするだけだと殆どのトロフィーが取得できないのでつい探索したくなりますし、探索しがいがそこそこあるのも良かったです♪
そんな感じだと思います。風ノ旅ビトをプレイした時は事前に情報を仕入れていなかったので「え?」と思いましたが、「こういうゲーム」と割り切ってプレイすると良いもんですねw
プレイした時間が問題なのもありますが、寝オチしましたがw
トゥーンレンダリング表現なのにリアリティがあるってセンスを感じます。2周目もプレイして少しだけ実績回収しました♪
以前wiiで発売されたダイビングを楽しむソフトを買いましたが、買って満足して、殆ど起動しませんでした。しかしpsVRを買ったらしてみたいソフトですね
買って満足してしまいましたか。フォーエバーブルーかな?
あちらは箱庭探索型でしたが、ABZUはリニア式で遊びやすくなっています。
寝落ちわかります!僕も途中でぐっすり昼寝でした。
風の旅人も同じで、眠れない夜に癒しなアルファ波全快で睡眠効果抜群かもしれないです。
操作可能な環境ビデオとして未来に向けたゲームの新時代が開拓されるような興奮がありますね。寝ちゃうけど(笑)
昼寝をしてしまいましたかw
用途は人それぞれだと思いますが、こういう活用法もあるんですね。
実際、癒やし効果があって気持ち良くなりますので、あながち間違いではないのかなーと思います。
アブズはなかなか良さそうなゲームですね。
読んでみた限り、雰囲気癒されゲーな感じがすごく伝わってきました(^^)!
夜中にSwitchで楽しむのに最適かもしれませんね。二ノ国のときも街の雰囲気が心地良くて探索中に寝落ちしたことがありますwww
海外ではSwitch版も配信されていますが、国内ではまだなんですよね。
雰囲気はとても良いので、特に夏の暑い時期にプレイしたいタイトルです。
って二ノ国でも雰囲気が心地良くて寝落ちしましたかw