
2003年11月に発売されたGBA「マリオ&ルイージRPG」を今回はレビューします。
GBA「マリオ&ルイージRPG」はマリオとルイージが主人公の
ブラザーアクションRPGシリーズの1作目となる作品です。

兄弟の力を合わせたブラザーアクション
マリオが主人公のアクションRPGは今までに色々と発売されてきました。
でも、そういうゲームって毎回ルイージがお留守番になっていますよね?
そこに目を付けたのがこのゲーム!本作ではマリオだけではなく
ルイージも主人公となっていて、兄弟2人の力を合わせたアクションが特徴となっています。
ゲームを進めて行くと様々な障害物を目にすると思いますが、
兄弟2人の力を合わせたブラザーアクションさえあればなんとかなるんです。
このシステムによってRPGながらもフィールドにアクション性が加わり、
戦闘以外にもアクセントが増えてギミック好きとしては気に入りました。

アクション性が高いコマンドバトル
戦闘システムは「スーパーマリオRPG」や「ペーパーマリオRPG」シリーズと同じく、
アクション性が高いコマンドバトルとなっています。ただ、こちらの方は敵のターン中
自由にジャンプやハンマーアクションが使えるなどさらにアクション性が
高いものとなっており、よりテクニック要素が重視されているような気がしました。
そのおかげである程度戦い慣れた敵でも緊張感を
味わえるのは良いですね。ただ・・・(個人的に合わない&気になったところに続く)。

丁寧に描かれたドット絵
立体感のあるフィールド。生き生きと描かれたキャラクター。
どれもこれもドット絵で描かれているんですが、非常に高い水準にまとまっていると思います。
このゲームを開発したアルファドリームはドット絵を得意とするようですが、
それが見事に活かされているように感じました!

徐々に行動範囲が広がっていく事の楽しさ
ある程度ゲームを進めると、それなりに行動範囲が広がっていきます。
でも、至る所で謎のオブジェクトによって先に進めないポイントを発見する事でしょう。
それらはゲームを進めて新たな能力を獲得するごとに謎が解けて先に進めるようになるんですが、
この徐々に行動範囲が広がっていく感じがワクワクさを加速させてくれます。
また、フィールドの密度も濃く、ある程度通り慣れた道でも
ある時に秘密を発見する事が多いのも嬉しいですね。

↑フィールドを歩いていると強い敵と遭遇する事も!?
こういう恐怖を味わえるのも、自由度が高いゲームならではですね!

マリオブラザーズを収録!
メインメニューでは、本編の他にあの「マリオブラザーズ」が遊べるモードを選択できます。
こちらは「マリオ&ルイージRPG」とは完全に分離した内容で、
敵を倒して行く事が中心の2Dアクションゲームです。
複数人プレイ以外にも1人でステージをクリアする事が可能で、息抜きにはピッタリですね。
「スーパーマリオアドバンス」シリーズ4作にも収録されていますが、
このゲームの存在によって少しだけお得感がアップしています。
煩雑な操作性
ブラザーアクションは楽しいんですが、操作が煩雑過ぎる気がします。
Aでマリオがジャンプ。Bでルイージがジャンプ。
R/Lでハンマーなどのモード切り替え。スタートで並びの変更。
このように2人同時に操作するうえアクションを切り替えて
それぞれのアクションを組み合わる必要もあり、慣れないと混乱してしまいます。
しかもこの煩雑な操作で制限時間以内に素早く先へ進まないといけないエリアもあるし。
GBAのボタンが少ないためアクションの幅を持たせると
こうなってしまうのも仕方が無い気はしますが、
ボタンの少なさに足を引っ張られているのは否めません
(ちなみに続編ではブラザーアクションが簡略化されて少しはマシになっています)。

移動が面倒
何度か以前訪れたところに戻る事があると思いますが、そういう時に移動が面倒に感じました。
一応、ワープ土管を使って離れたところへ行く事もできるですが、
それでも各地へ移動するには煩雑なブラザーアクションを
多用しなければいけない事もあり、面倒に感じます。
ワールドマップ制を採用してくれたらなぁ。

何度かマリオ、ルイージが2手に分かれて行動する事があります。
そんな時にも敵と戦闘する事になるんですが、
2人で戦う時と同じ数の敵が出て来るため、圧倒的に不利です。
ソロになった時は敵の数を減らすなどの配慮が欲しかった。

ゲーム終盤になると、敵の攻撃が激しくなって
1回のターンで10回前後も攻撃を避けなければならなくなります。
それらをまともに食らったら体力が満タンでも0になる事もザラで、
ちょっとアクション性が高すぎる気がしました。
反射神経が鈍い方は、相当なレベル上げをしないと厳しいでしょうね。

このゲームはシンボルエンカウントなんですが、ちょっと困った事があります。
戦闘で逃げると、逃げた敵が一定時間点滅してその間は戦えません。
でも、逆にマリオたちは点滅しないので、逃げた直後でも
他の敵に当たったらすぐに戦闘が始まるんです。しかも後ろを付かれた状態で
戦闘に突入されたら先制攻撃されるし。この仕様によって
敵が密集した地帯では連戦になりがちで、戦いを避けたい時は非常に困ります。
何度こんな不幸が起きた事か・・・orz
敵が密集したエリアを少なめにして、マリオを発見しても
そこまでしつこく追ってこないように調整してほしかった。

微妙に不親切
それ以外にもいくつか不親切に感じた事がありました。
まず、スタービーンズカフェのキャンセルが面倒な事。
ここではいくつかの選択肢が表示されるんですが、キャンセルしたい場合は
ページ送りをして2度も断る選択肢を選ばないといけないんです。
それ以外の選択をしたら、また最初の画面からキャンセルする事にorz
素直にBボタンで強制キャンセルができるようにしてほしかった。
あと、ボス戦の前に体力全回復エリアが無く、宿屋も無いのも不便です。
回復アイテムはそれなりに入手できる機会が多いのですが、
万が一無かった時はわざわざお店まで行って
買って来ないといけないだけに、せめて宿屋は欲しかった。
マリオとルイージのブラザーアクションはユニークですが、マリオのゲームにしては
不親切な部分が多く、プレイしていてややストレスを感じるところがありました。
シリーズ1作目と言う事で、磨き切れていなかったんでしょうね。
あと、GBAのボタン数的に2キャラを同時に操作させるのも無理があった気がします。
こんな人には特におススメ。
・マリオブラザーズファン。
・アクションRPG好き。
こんな人にはおススメできない。
・反射神経が鈍い方。
・短気な人。
マリオ&ルイージRPG/お気に入り度【70/100%】
プレイした時間・・・約25時間
※当ブログのゲームレビューの採点についての方針はこちら をご覧下さい。
※何か分からないゲーム用語を見かけたらこちら をご覧ください。
実はマリルイ2のCMでこのシリーズの存在を知って興味が出てきたけど当時はDS持ってなかったけど1はGBAでもできると知って購入しました。
購入した当時はネットゲームを引退した直後でゲームをやる気力がなかったので、プレイ中にこれは操作が複雑でクリア出来るかなと思ってましたけどなんだかんだ言いつつクリアできました。SFCのマリオRPGには及ばないけどアクション性が強くなっていてこれはこれで楽しめました。今思うと良く興味もてたなと思いました、きっかけとなった2はマリルイで唯一未プレイなので、ある程度積みゲーを捌いたら中古で購入してみようと考えてます。
3以降のミニゲームっぽくなったスペシャルアタックよりソロアタックの応用的なブラザーアタックの方が難しいけどこっちの方がしっくりきます。最近のマリルイみたいにインフレ気味にならず威力も程よくなってるのもいい感じでした。
マリオシリーズにしてはやけにギャグ要素が強く感じましたけどトマアドプレイしてるとなんだか納得してしまいました、特に緑が完全にイジられ役みたいになってるところが多かったです。
あとフィールドに着いたばかりの時にタヌキの奴にブチ騙されたのも今となってはいい思い出でした。